TASKalfa MZ2501ciは、カラー・モノクロとも25枚/分で出力できる京セラのA3カラー複合機です。
A3資料、請求書、提案書、スキャン保存を1台にまとめたい中小規模オフィスに適した速度帯で、クラウド連携、認証、暗号化、10.1インチタッチパネルなど、日常運用に必要な機能を幅広く備えています。
「A3カラーは必要だが、35枚機以上の速度までは必要ない」「印刷だけでなくスキャン・クラウド連携・セキュリティーも重視したい」という会社に向く機種です。
一方、FAX、無線LAN、原稿送り装置、OCR、追加給紙、フィニッシャーなどは構成によってオプションになるため、見積書では本体名だけでなく装着品の型番まで確認してください。
TASKalfa MZ2501ciの評価と選定ポイント
25枚/分クラスは、本体価格と処理速度のバランスを取りやすい標準的な速度帯です。
普段は数枚から数十枚の文書を出力し、月末や会議前にまとまった印刷が発生する一般オフィスで検討しやすい一方、短時間に数百枚を連続出力する部署や、多人数で同時利用する環境では35枚機以上も比較対象になります。
| 総合評価 | 機能と価格のバランスを重視する中小規模オフィス向け |
|---|---|
| 得意な業務 | A3カラー資料、請求書、提案書、スキャン保存、クラウド連携 |
| 印刷速度 | カラー・モノクロとも25枚/分(A4ヨコ) |
| 注意点 | FAX・無線LAN・原稿送り装置など、必要な機能がオプションか確認する |
| 比較したい機種 | 印刷集中が多い場合はTASKalfa MZ3501ci、A3不要ならA4複合機 |
主要スペックを一覧で確認
| 機種名 | TASKalfa MZ2501ci |
|---|---|
| 方式 | デスクトップ型・フルカラーA3複合機 |
| 希望小売価格 | 1,424,000円(税別) |
| 連続複写速度 | カラー25枚/分、モノクロ25枚/分(A4ヨコ) |
| 読み取り解像度 | 600dpi × 600dpi |
| 書き込み解像度 | 4,800dpi相当 × 1,200dpi、1,200dpi × 1,200dpi |
| 階調 | 各色256階調 |
| ウォームアップ | 18秒以下 |
| ファーストコピー | モノクロ6.4秒以下、カラー8.5秒以下 |
| 給紙容量 | 600枚カセット × 2段+手差し165枚(64g/㎡) |
| 対応用紙 | 最大A3、カセット2はSRA3、手差しで最大1,220mmの長尺用紙に対応 |
| 用紙坪量 | カセット・手差しとも52~300g/㎡、両面印刷は60~256g/㎡ |
| 画像メモリー | 4GB |
| ストレージ | SSD 64GB標準、HDD 1TBはオプション |
| ネットワーク | 1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T、IPv4/IPv6 |
| 本体寸法 | 幅602 × 奥行665 × 高さ790mm |
| 機械占有寸法 | 幅920 × 奥行665mm(手差しトレイ使用時) |
| 質量 | 約90kg(トナーコンテナを含まず) |
| 電源 | AC100V・15A・50/60Hz |
| スリープ時消費電力 | 0.4W |
| エネルギー消費効率 | 51kWh/年、区分:複合機a |
数値はメーカー公表仕様に基づきます。
装着するオプションや測定条件によって、実際の寸法、重量、処理速度、消費電力は変わる場合があります。
TASKalfa MZ2501ciの主な強み
25枚/分で日常業務に合わせやすい
A4ヨコの連続複写速度はカラー・モノクロとも25枚/分です。
請求書、見積書、提案資料、社内文書を日常的に印刷する環境で、導入費用と待ち時間のバランスを取りやすい性能です。
印刷速度だけでなく、ファーストコピー、データ処理、原稿読み取りも含めて選ぶと実際の体感に近い比較ができます。
A3・SRA3・長尺・厚紙まで用途を広げられる
コピーは最大A3、カセット2ではSRA3、手差しでは最大1,220mmの長尺用紙を扱えます。
通常のオフィス文書に加え、社内掲示、図面、見開き資料、POPなどを内製したい会社にも対応しやすい構成です。
普通紙だけでなく、コート紙、厚紙、ラベル紙、封筒などにも対応しますが、用紙種類と給紙箇所の組み合わせは事前確認が必要です。
標準給紙1,365枚で用紙補給を減らしやすい
600枚カセット2段と手差し165枚を備えます。
A4、A3、色紙、裏紙などを分けてセットしやすく、業務中の用紙交換を減らせます。
出力枚数が多い場合は600枚×2段、1,750枚×2列、3,500枚サイドデッキなどの追加給紙も比較できます。
環境負荷と待機電力を抑えやすい
スリープ時消費電力は0.4Wです。
シリーズはエコマーク、国際エネルギースター、グリーン購入法への適合情報が案内されています。
長時間待機するオフィスでは、印刷中の消費電力だけでなく、スリープ移行時間や復帰時間も運用に合わせて設定します。
コピー・プリント機能
プリント解像度は4,800dpi相当×1,200dpi、1,200dpi×1,200dpi、600dpi×600dpiに対応します。
対応プロトコルはTCP/IP(IPv4/IPv6)とBonjourで、Windows、Windows Server、macOS、ChromeOS環境からの利用を想定できます。
- PCL6、PostScript 3互換、PDF、XPSなどのエミュレーションに対応
- USB3.0、USBホスト、有線LANを搭載
- 無線LANはオプションのため、無線運用を希望する場合は見積りに含める
- 両面印刷は60~256g/㎡の用紙に対応
- 連続複写枚数は1~9,999枚
- AndroidのMopria Print ServiceやAppleのAirPrintによるモバイル印刷に対応
デザイン・写真用途では、用紙種類とカラープロファイル、プリンタードライバー設定も品質に影響します。
実際に使用する用紙とデータでテスト出力を行うと安心です。
スキャン・文書電子化
紙文書の電子化では、原稿送り装置の種類が作業時間を大きく左右します。
TASKalfa MZ2501ciでは原稿送り装置を用途に合わせて選び、片面・両面、原稿容量、重送検知の有無を調整できます。
主なスキャン仕様
- 原稿台は最大A3、原稿送り装置は最大A3に対応
- 読み取り解像度は600dpi、400dpi、300dpi、200dpiなどから選択
- SMB 3.0、SMTP、FTP、FTP over SSL、USB、TWAIN、WIAに対応
- TIFF、JPEG、XPS、PDF、高圧縮PDFなどで出力
- サーチャブルPDFやMicrosoft Office形式への変換はScan Extension Kit(A)が必要
原稿送り装置の選び方
| DP-7140 | 最大50枚。スキャン頻度が低く、基本機能を重視する場合 |
|---|---|
| DP-7150 | 最大140枚。まとまった書類を処理する一般オフィス向け |
| DP-7160 | 最大320枚。両面同時読み取りと長尺原稿に対応 |
| DP-7170 | 最大320枚。両面同時読み取りに加え、重送・ステープル検知を重視する場合 |
契約書や請求書を大量に電子化する場合は、印刷速度より原稿送り装置の性能が業務効率に直結します。
紙質、ホチキス混入、両面原稿の割合も選定時に伝えてください。
クラウド連携とDX機能
シリーズにはKyocera Cloud Capture、Kyocera Cloud Information Manager、Kyocera Cloud Print and Scanが用意されています。
複合機の操作パネルから紙文書をクラウドへ送信し、拠点や端末をまたいで文書を利用する運用を構築できます。
Kyocera Cloud Capture
スキャンした文書をSharePoint Online、Google Drive、OneDrive、Kyocera Cloud Information Managerなどへ保存できます。
インデックス情報を付けて検索性を高める運用も可能です。
メーカー案内では、複合機の利用開始から5年間利用できる条件が示されていますが、接続先クラウドの契約や対応条件は別途確認が必要です。
文書管理・クラウド印刷
Kyocera Cloud Information Managerは証憑の保存・管理を支援し、Kyocera Cloud Print and Scanは場所や端末が変わっても印刷・スキャンできる環境づくりを支援します。
クラウドサービスは別契約や初期設定が必要な場合があるため、本体見積りと運用費を分けて確認します。
セキュリティー機能
複合機には印刷データ、スキャンデータ、アドレス帳、認証情報が保存されるため、PCやサーバーと同様に管理が必要です。
TASKalfa MZ2501ciシリーズは、利用者認証、通信暗号化、端末制限などを組み合わせて運用できます。
- 本体内のユーザーリストを使うローカル認証
- LDAPやActive Directoryを利用するネットワーク認証
- オプションのICカード認証
- ISO/IEC 15408、HCD-PP v1.0に関する認証対応
- FIPS 140-3、IPsec、TLS 1.3などの通信保護
- IPフィルターによるアクセス元の制限
- S/MIME、証明書更新・検証、ログ連携などのネットワークセキュリティー
- ゲスト利用者に許可する機能を限定する運用
導入時には、管理者パスワード変更、不要プロトコルの無効化、ファームウェア更新、認証印刷、アドレス帳権限、ログ保管、廃棄・返却時のデータ消去までルール化してください。
操作性と日常管理
10.1インチの大型タッチパネル
10.1インチパネルに、コピー、送信、アドレス帳などを分かりやすく配置できます。
よく使う操作をショートカットに登録し、利用者ごとの作業手順を減らせます。
パネル角度は15度から90度の範囲で調整でき、文字やボタンを大きく表示するユニバーサルモードも利用できます。
ユーザーボックス
本体ストレージに個人・グループ単位のユーザーボックスを最大1,000個作成でき、保存データを操作パネルから印刷・送信できます。
定型帳票の再出力や部門ごとの文書共有に便利ですが、保存期限とアクセス権を決めて運用します。
トラブル時の案内
紙詰まりなどが発生した場合は、操作パネルに復旧手順をアニメーションで表示できます。
機械に不慣れな利用者が多い職場では、保守連絡先とエラー報告方法も本体付近に掲示すると停止時間を短縮できます。
FAX・給紙・仕上げオプション
FAX
FAXは標準ではなく、FAX System 14が必要です。
送受信、スーパーG3、インターネットFAXなどを使う場合は、回線数、受信文書の転送先、ペーパーレス運用、誤送信対策を含めて構成します。
給紙
- PF-7140:600枚×2段。用紙種類を増やしたい場合
- PF-7150:1,750枚×2列。A4・B5を大量に使う場合
- PF-7120:3,500枚サイドデッキ。連続出力と補給回数削減を重視する場合
- CB-7200:専用キャビネット。標準給紙で足りる場合の設置台
フィニッシャー
インナーフィニッシャー、1,000枚・3,000枚クラスのフィニッシャーなどを選べます。
ステープル、パンチ、仕分け、中とじが必要かを確認し、完成物のサイズと1部あたりの枚数を販売店へ伝えます。
価格・リース相場の考え方
メーカー希望小売価格は1,424,000円(税別)です。
ただし、これは保守、搬入、FAX、原稿送り装置、追加カセット、フィニッシャー、ネットワーク設定などを含む最終導入価格ではありません。
販売価格は販売店の仕入れ条件や構成によって変わり、リース月額は販売価格、契約期間、料率、与信条件によって決まります。
比較するときは「月額○円」だけでなく、本体とオプションの販売価格、契約月数、リース総額、カウンター単価、最低基本料金、搬入・撤去費を同じ表に並べます。
見積りで分けて確認する費用
- 本体・原稿送り装置・FAX・給紙・仕上げ装置の価格
- 搬入、設置、階段作業、既存機の撤去費
- PC、プリンタードライバー、スキャン、FAX転送の設定費
- カラー・モノクロのカウンター単価と最低基本料金
- クラウド・OCR・認証などの追加ライセンス
- 契約満了時の返却、再リース、データ消去費
じむやの見積りでは、必要な装着品を確認したうえで本体条件と保守条件を分けて提示します。
公開価格だけで実勢月額を断定せず、同一構成で比較することが重要です。
TASKalfa MZ3501ciとの比較
| 比較項目 | MZ2501ci | MZ3501ci |
|---|---|---|
| 印刷速度 | 25枚/分 | 35枚/分 |
| 希望小売価格(税別) | 1,424,000円 | 1,603,000円 |
| 本体寸法 | 602×665×790mm | 602×665×790mm |
| 主な選び方 | 価格と機能のバランス | 印刷集中時の待ち時間を短縮 |
2機種の希望小売価格差は179,000円(税別)です。
印刷速度は10枚/分違います。
少量をこまめに印刷する職場ではMZ2501ci、会議資料や帳票をまとめて出力する職場ではMZ3501ciを比較すると判断しやすくなります。
実際の販売価格差と保守条件は見積りで確認してください。
向いている会社・別機種を検討したい会社
向いている会社
- A3カラー資料を日常的に使う中小規模オフィス
- 月間印刷が少量から中量で、25枚/分が適正な会社
- 請求書や契約書のスキャン・電子保存を進めたい会社
- 認証、暗号化、利用制限などを重視する会社
- クラウド連携を段階的に導入したい会社
- SRA3、厚紙、長尺用紙を使って掲示物やPOPも作りたい会社
別機種も比較したいケース
- 月末や会議前に大量印刷が集中する場合は35枚機以上
- A3を使わない場合は省スペースなA4複合機
- カラーをほとんど使わない場合はモノクロ機
- 大量スキャンが中心なら原稿送り装置と読み取り速度を優先
- 高品質な販促物を内製する場合は上位機や専用プリンターも比較
設置前に確認すること
- 本体幅602mmだけでなく、手差し使用時の幅920mmと操作スペースを確保する
- 約90kgの本体を搬入できる廊下、扉、エレベーター、床荷重を確認する
- AC100V・15Aの電源を確保し、延長コードやタコ足配線を避ける
- 有線LAN、固定IP、DNS、メール送信、共有フォルダーの情報を準備する
- スキャン保存先とアクセス権、ファイル名、保存期間を決める
- FAX回線、受信転送、番号表示、誤送信対策を整理する
- 管理者、保守連絡先、消耗品の保管場所を決める
見積りチェックリスト
- 機種名がTASKalfa MZ2501ciまたは希望色のMZ2501ci Wになっているか
- 原稿送り装置の型番と読み取り方式は適切か
- FAX、無線LAN、ICカード、OCRが含まれているか
- 必要なカセット、フィニッシャー、パンチ、中とじが含まれているか
- 本体価格、リース期間、総支払額が確認できるか
- カラー・モノクロのカウンター単価と最低基本料金が明記されているか
- トナー、部品、訪問修理の範囲が明記されているか
- 搬入、設置、設定、撤去、階段作業の費用が明記されているか
- 故障受付時間、対応地域、代替機の条件を確認したか
- 契約満了時の返却、再リース、データ消去条件を確認したか
TASKalfa MZ2501ciのよくある質問
FAXは標準搭載ですか?
標準ではありません。
FAX System 14が必要です。
インターネットFAXや複数回線を使う場合も、必要な構成を見積り前に確認してください。
無線LANで接続できますか?
無線LANはオプションです。
安定性と管理性を重視する場合は有線LANも比較し、社内のセキュリティーポリシーに合わせて選びます。
OCRで検索できるPDFを作れますか?
サーチャブルPDFやMicrosoft Office形式への変換にはScan Extension Kit(A)が必要です。
対象言語、認識精度、保存先の運用も確認してください。
本体だけ購入すればすぐ使えますか?
通常は原稿送り装置や専用台を組み合わせます。
FAX、追加給紙、仕上げ、無線、認証、OCRなどは利用目的に応じて追加します。
25枚/分で足りますか?
少量を分散して印刷する一般オフィスでは候補になります。
印刷が一時的に集中する場合や利用者が多い場合は、MZ3501ci以上と実際の待ち時間を比較してください。
保守契約は必要ですか?
業務用複合機では、トナー供給と故障対応を含むカウンター保守が一般的です。
対象部品、最低基本料金、受付時間、対応地域は販売店ごとに確認します。
公式情報・更新方針
本ページは2026年8月18日時点の京セラドキュメントソリューションズ公式製品情報・仕様表をもとに整理しています。
オプション、対応OS、クラウドサービス、セキュリティー認証、価格などは更新される場合があります。
導入前には最新の公式カタログと販売店の見積書を確認してください。
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