旧機種発売から3年未満:新機種 / 3年以上:旧機種
BP-30M35は、A3文書を扱いながらカラー出力を必要としない職場に適した、シャープのモノクロデジタル複合機です。
A4ヨコの連続複写速度は毎分35枚。
コピー、ネットワークプリント、ネットワークスキャン、FAX、両面原稿自動送り装置を標準で備えています。
帳票や契約書の出力に加え、紙書類のPDF化や受信FAXの電子処理まで一台に集約したい事業所で検討しやすい構成です。
ここではBP-30M35固有の数値、シリーズ共通機能、追加オプションが必要な機能を分けて解説します。
BP-30M35の特徴
BP-30M35の中心的な特徴は、A3対応、モノクロ毎分35枚、標準FAX、標準の両面原稿自動送り装置を一つの筐体にまとめていることです。
カラーの販促物を内製するための機種ではなく、請求書、納品書、契約書、会議資料、申請書、図面の控えなど、文字中心の業務文書を継続して処理する用途に向きます。
シャープのBP-30M35公式製品ページでは、コピー、ネットワークプリント、ネットワークスキャン、FAX、両面原稿自動送り装置が標準、インターネットFAX、無線LAN、Sharp OSAがオプションとして整理されています。
同じシリーズにはBP-30M31とBP-30M28がありますが、BP-30M35はA4ヨコで毎分35枚の上位速度モデルです。
数枚だけを出力する場面では速度差が目立ちにくくても、月末の帳票、多部数の会議資料、窓口業務のコピーが重なる時間帯には待ち時間へ影響します。
ただし、35枚という値はA4ヨコで同一原稿を連続複写した場合の公称値です。
実際の処理時間は用紙方向、両面設定、データ量、ネットワーク、同時利用の状況でも変わります。
操作部には7インチのカラー液晶タッチパネルがあり、よく使う機能を大きく表示するシンプルモードや、ホーム画面のカスタマイズに対応します。
状態表示LEDにより、出力中や用紙切れといった状態を離れた位置から確認できる点も、複数人で共有する機器では実用的です。
操作パネルにはSIAA基準に適合する抗菌シートが採用されていますが、抗菌仕様は清掃や手指衛生が不要になることを意味しません。
職場で定めた清掃手順は引き続き必要です。
モノクロ出力とカラースキャンを区別する
BP-30M35は紙への出力がモノクロである一方、ネットワークスキャナーはカラー読み取りに対応します。
カラー原稿を電子データとして保存することと、カラーの紙資料を印刷することは別です。
契約書や写真付き書類をカラーで保存しつつ、日常の帳票はモノクロで出力する運用には適合します。
反対に、提案書、商品写真、店頭POPなどを日常的にカラー印刷する場合は、カラー複合機と比較する必要があります。
紙と電子データを行き来させる機種
本機は紙を出すだけのプリンターではありません。
スキャンデータのメール送信や本体保存、受信FAXの保存・転送、PC-Fax、ユーザー認証などを組み合わせられます。
紙で受け取る業務が残っていても、保管、回覧、再利用の一部を電子化したい職場に向きます。
ただし、OCR、高圧縮PDF、クラウドサービス接続などは追加キットが必要です。
「対応」という表現だけで標準装備と判断せず、見積書に含まれる型番を確認してください。
BP-30M35の主要仕様
BP-30M35はデスクトップ形式のレーザー静電複写機です。
公式のBP-30M35シリーズ仕様ページで対象機種の列と脚注を照合すると、コピー時の読み取り解像度は600×600dpiまたは600×400dpi、書き込み解像度は600×600dpiです。
ネットワークプリンターの解像度は600×600dpiと1200×600dpi。
A4ヨコ給紙時のファーストコピータイムは4.0秒、電源ボタンからのウォームアップタイムは20秒です。
環境や本体の状態によって変動する公称値として捉えます。
| 項目 | BP-30M35の確認済み仕様 |
|---|---|
| 方式 | A3モノクロデジタル複合機、デスクトップ形式 |
| 連続複写速度 | A4・B5ヨコ35枚/分、A4・B5タテ26枚/分、B4 22枚/分、A3 19枚/分 |
| 標準給紙 | 550枚×2トレイ+100枚手差し=1,200枚(64g/m²紙) |
| 最大給紙 | 550枚×4トレイ+100枚手差し=2,300枚(64g/m²紙) |
| メモリー・保存領域 | 標準4GB、SSD 128GB。SSD 512GBへの拡張はオプション |
| 本体寸法・質量 | 幅620×奥行614×高さ830mm、約51kg |
| 電源・最大消費電力 | AC100V・15A、1.45kW以下(デスクなどのオプションを含む) |
本体トレイはA3からA5R、手差しトレイはA3からA6Rに加え、公式仕様で列挙される各種はがきや封筒に対応します。
用紙坪量はトレイ1が60~105g/m²、トレイ2が60~200g/m²、手差しが55~200g/m²です。
ただし、封筒、はがき、ラベル紙、光沢紙などの特殊紙や106~200g/m²の用紙は、使用条件や紙質によって正しく印刷できない場合があります。
対応するサイズや坪量の範囲内でも、実際に使う用紙での確認が必要です。
設置寸法は本体幅だけでは決まらない
本体幅は620mmですが、手差しトレイを伸ばした機械占有寸法は幅937×奥行614mmです。
さらに、給紙トレイを前へ引き出す空間、原稿送り装置を開く上方空間、保守担当者が作業する空間、用紙や消耗品を運ぶ通路が要ります。
本体だけで約51kgあり、専用台や追加給紙デスクを組み合わせる構成もあるため、一般的な机への仮置きを前提にせず、床の水平性、コンセント、LAN配線、搬入経路を含めて配置を決めます。
標準給紙1,200枚をどう使うか
標準状態では550枚トレイが2段、手差しが100枚です。
A4とA3、通常のコピー用紙と指定帳票などを分けて常備でき、用紙交換の手間を抑えられます。
最大2,300枚にするには追加給紙を含む構成が必要です。
複数部門が共有する場合は総容量だけを見るのではなく、常用するサイズと紙種の数、補給担当者、繁忙時の消費量から必要な段数を決めると、使わないトレイへの過剰投資を避けられます。
操作性とスキャン・FAX連携
標準の両面原稿自動送り装置はA3~A5の原稿に対応し、64g/m²紙で120枚を収容できます。
公式カタログに記載されたネットワークスキャナーの読み取り速度は、A4ヨコのメーカー標準原稿、標準モード、カラー自動判別オフという条件で、カラー/モノクロとも片面60ページ/分、両面23ページ/分です。
片面と両面で公称速度が異なるため、両面契約書を大量に電子化する職場では、総ページ数と許容時間を使って確認します。
スキャンでは、解像度、原稿の天地判定、白紙飛ばしなどをまとめて設定するシンプルスキャン、PDFの傾き補正、複数の名刺や領収書を個別ファイルとして保存するマルチクロップなどを利用できます。
ただし、シンプルスキャンに含まれる原稿の天地判定にはOCR機能拡張キットMX-EB20が必要です。
スキャンデータはE-mail送信、本体ストレージへの保存、パソコンからの閲覧・ダウンロードなどに活用できます。
サーチャブルPDFやOfficeファイルへの変換にはMX-EB20、高圧縮PDFにはスキャナー機能拡張キットMX-EB19が必要です。
FAXは標準装備で、スーパーG3の33.6kbpsに対応します。
受信データをいったん本体へ保存して画面やパソコンから確認したり、TIFFまたはPDFへ変換して共有フォルダーやE-mailへ転送したりできます。
PC-Faxを使えば、パソコンで作成した文書を印刷せずに送信可能です。
受信した文書をすべて紙へ出す運用から、内容を確認して必要なものだけを出力する運用へ移す余地があります。
クラウド連携は導入時点の対応状況を確認
2021年4月7日の発売資料では、Google Drive、OneDrive for Business、Dropboxなどとの連携が紹介されていますが、アプリケーション通信キットMX-AMX2が必要です。
発売資料は発表当時の情報であり、クラウド側のサービス名称、認証方式、対応条件は変更される可能性があります。
利用予定のサービス、契約プラン、テナントのアクセス制御を販売店へ伝え、導入時点で接続できることを確認してください。
USB・モバイル利用は社内規程と合わせる
USBメモリーを挿入するとスキャンまたは印刷の選択画面を表示でき、印刷前のサムネイル確認にも対応します。
Officeファイルのプレビューやダイレクト印刷にはMX-PU10が必要です。
モバイル端末との連携やAirPrintにも対応しますが、AirPrintにはPS拡張キットMX-PK13が必要で、接続方法に応じたネットワーク環境も要ります。
USBメモリーや私物端末を許可するか、利用者や保存先を制限するかは、利便性だけでなく社内の情報管理規程に合わせて決めます。
セキュリティと管理機能
共有複合機は、出力した紙だけでなく、宛先帳、認証情報、スキャン先、本体に一時保存される文書を扱うネットワーク機器です。
BP-30M35は、本体ストレージへ蓄積した電子データを暗号化して保存し、出力後または送信後に自動消去する機能を備えます。
ファームウェアの異常を検出した際に復元を試みる自動修復機能も案内されています。
これらは有用ですが、設置しただけで自社のセキュリティ基準を満たすわけではありません。
認証面ではLDAPやActive Directoryとの連携に対応し、社内の認証基盤と組み合わせた利用者管理が可能です。
ICカード認証にはICカードリーダーライターMX-EC13 Nが必要です。
部署別または利用者別に管理する場合は、複合機へ登録・同期する利用者の範囲、権限、カード紛失時の停止手順、退職者アカウントの削除、認証サーバー障害時の代替操作まで決めます。
E-mail送信スキャンではS/MIMEによる暗号化と電子署名に対応します。
通信面ではSSLやIPsec、アクセス制御ではIPアドレス/MACアドレスフィルタリングなども案内されています。
より強固な保護を求める場合はデータセキュリティキットBP-FR11Uがオプションです。
必要性は扱う情報の機密度、顧客との契約、社内規程、返却・廃棄時の要件によって変わるため、機能名だけではなく設定内容を確認します。
導入時に決めておきたい管理項目
- 管理者パスワードを初期状態のまま使わず、保管責任者と変更手順を決める
- 固定IPまたはDHCP予約、DNS、時刻同期、証明書などの条件を整理する
- 業務に不要なプロトコル、USB利用、外部からの管理アクセスを制限する
- 共有フォルダーやメール宛先の権限を利用者・部署単位で分ける
- 保存文書の保持期間、消去方法、ログやエラーを確認する担当者を決める
設定値はネットワーク管理台帳へ残し、ファームウェア、証明書、メール認証方式が変わった場合の更新担当も明確にします。
入れ替え・返却時も本体データを確認する
メーカーは、本体の初期化によって登録済みの個人情報や保存データを消去でき、初期化後は専用キーを入力するまで再利用できない仕組みを案内しています。
ただし、返却時に誰が初期化するか、消去の実施記録や証明書を発行できるかは、販売店や保守会社との契約によって異なります。
宛先帳、利用者情報、保存ファイル、ジョブに関する情報の扱いを契約前に確認し、入れ替え当日に判断を残さないようにします。
BP-30M35が適する用途
BP-30M35が合いやすいのは、A3を必要とし、出力の中心がモノクロで、複数人が一台を共有する職場です。
例えば、経理・総務で帳票や契約書を出力する事業所、建設・不動産でA3図面や申請書の控えを扱う拠点、士業や各種サービス事業で文字中心の書類を継続的に処理する環境が候補になります。
毎分35枚の速度と標準1,200枚の給紙は、小型のA4機より用紙補給や連続出力の待ち時間を抑えやすい構成です。
FAXが標準で、受信データの保存・転送やPC-Faxに対応するため、FAX業務が残る会社にも検討余地があります。
紙で到着した情報を担当者が改めてスキャンするのではなく、受信時点から電子データとして確認・転送する流れを構成できます。
原本を紙で保管する文書、電子保存へ切り替えられる文書、確認後に廃棄できる通知を分類しておけば、印刷枚数だけでなく回覧や検索の手間も見直せます。
一方、提案書、商品写真、プレゼン資料などを日常的にカラー出力する会社には不向きです。
印刷枚数が少なくA4しか使わない職場では、A3機の設置面積や保守契約が過剰になる可能性があります。
反対に、多部数出力が頻繁で毎分35枚では繁忙時にジョブが滞留するなら、より高速なモノクロ機も比較対象です。
月間総枚数だけでなく、最も混雑する時間帯に何ページのジョブが重なるかを調べると判断しやすくなります。
向いている運用のチェック項目
- A3とA4を日常的に使い分ける
- カラー出力より文字中心のモノクロ出力を優先する
- コピー、プリント、スキャン、FAXを一台へ集約したい
- 複数枚の原稿を自動送りで電子化する機会がある
- 受信FAXの印刷を減らし、共有フォルダーやメールへ回したい
- 認証、OCR、高圧縮PDFなどを必要に応じて追加したい
すべてに当てはまる必要はありません。
利用頻度の高い業務と標準機能が合い、必要なオプションを明確にできることが重要です。
別クラスを検討したいケース
カラー比率が高い、A4だけを使う、机上設置が必須、両面原稿を大量かつ短時間で読み取りたい、または繁忙時に多部数出力が集中する場合は別クラスも検討します。
封筒、ラベル、光沢紙などの特殊紙を主用途にする場合も、対応サイズだけでは判断できません。
紙質、坪量、糊や窓の有無、印刷面、連続通紙枚数を販売担当者へ示し、実際に使用する用紙で出力結果と搬送の安定性を確認するのが安全です。
同シリーズ・候補機との比較
同シリーズのBP-30M31、BP-30M28との主な違いは連続複写速度です。
A4ヨコではBP-30M35が35枚/分、BP-30M31が31枚/分、BP-30M28が28枚/分です。
BP-30M35のウォームアップタイムは20秒で、下位2機種は19秒。
ファーストコピータイムはBP-30M35が4.0秒、下位2機種が4.3秒です。
標準の両面原稿自動送り装置や主要機能はシリーズで共通するため、速度差と価格差をピーク時の利用状況に照らして選びます。
| 比較軸 | 候補ページ | 比較する内容 |
|---|---|---|
| 他社のA3モノクロ機 | RICOH IM 3500 | 操作方法、原稿読み取り、必要なオプション、保守体制を同じ見積条件で比べる |
| 上位のモノクロ機 | BP-71M45 | 繁忙時間の待ち時間を減らすため、速度帯を上げる必要があるか確認する |
| より高速なモノクロ機 | BP-71M55 | 多部数ジョブが集中する部署で、処理能力と設置条件、費用の差を検討する |
| A3カラー機 | BP-41C36 | モノクロ中心の運用を維持するか、カラー出力も一台へ集約するか判断する |
| 上位のカラー機 | BP-71C45 | カラー出力と出力集中の両方に対応する構成が必要かを検討する |
比較時は本体の毎分速度だけを横並びにせず、片面・両面の原稿読み取り速度、標準給紙、必要な後処理、認証方式、プリンタードライバー、設置寸法、保守受付の条件をそろえます。
名称が似た機種でも、カラーかモノクロか、標準装備かオプションかで用途と総額は変わります。
35枚機と高速機の境界を見極める
高速機へ上げる価値は、月間枚数だけでなくジョブの集中度で決まります。
一日を通して少しずつ印刷するなら35枚機でも待ちが生じにくい一方、始業時、締め日、会議前に数百ページの出力が重なると速度差が表れます。
既存機の総カウンターだけでなく、代表的なジョブのページ数、部数、両面率、同時利用人数を記録し、可能であれば実際のデータで完了までの時間を確認します。
カラー機と分担する考え方
カラー出力が少量なら、BP-30M35で日常帳票を処理し、必要なカラー文書だけ別の機器や外部印刷へ振り分ける方法があります。
カラー資料を毎日作るなら、一台へ集約できるカラー複合機の方が管理しやすい場合もあります。
カラー比率、外注の手間、二台分の設置面積、障害時の代替性を含めて比較してください。
高速モノクロの選択肢を見る場合はBP-70M75のような異なる速度帯も確認できます。
本体構成・オプション・価格
2026年9月29日に確認したシャープ公式製品ページでは、BP-30M35の本体価格は1,737,000円+税です。
一方、2021年4月7日の発売資料に記載された発売時希望小売価格は1,510,000円(税別)でした。
現在の掲載価格と発売時価格は異なるため、古い資料の金額を現行の見積基準として使わないようにします。
本体希望小売価格には感光体や現像剤などの消耗品が含まれず、メーカーは別途保守サービス契約が必要と案内しています。
標準状態でもコピー、ネットワークプリント、ネットワークスキャン、FAX、両面原稿自動送り装置、2段給紙を備えます。
主な追加候補には、2段給紙デスクBP-DE11、フィニッシャーBP-FN10、無線LANアダプターMX-EB18、PS拡張キットMX-PK13、OCR機能拡張キットMX-EB20、高圧縮PDF用のMX-EB19、インターネットファクス拡張キットMX-FWX1、データセキュリティキットBP-FR11Uなどがあります。
構成と型番はBP-30M35シリーズ公式カタログでも確認できます。
フィニッシャーBP-FN10を装着するとステープル処理を自動化できますが、ジョブセパレーターとは同時装着できません。
無線LAN、Adobe PostScript 3、OCR、インターネットFAX、クラウドサービス接続も標準ではありません。
「対応機」とだけ書かれた見積書では必要な構成を判断できないため、オプション名、型番、取付用部品、ライセンス、初期設定作業を明記してもらいます。
リース料は本体価格だけでは決まらない
リース月額は、本体、オプション、搬入設置、設定などのリース対象額、契約期間、料率、審査条件によって変わります。
希望小売価格へ任意の料率を掛けただけでは正式な見積もりになりません。
所有権、途中解約の扱い、契約満了後の返却または再リース、移設費用も契約書で確認します。
新品として供給できるか、新規リースの対象になるかは、販売店の在庫と契約条件を確認してから判断してください。
保守見積もりの条件をそろえる
カウンター保守を比較するときは、モノクロの単価だけでなく、基本料金または最低料金、トナー供給、感光体や交換部品、訪問修理、用紙・ステープル針などの除外品、対応地域、受付時間、契約期間をそろえます。
ドライバー、共有フォルダー、メール送信などの設定支援が保守範囲に入るかも重要です。
想定枚数を使った総額と、故障中の代替手段、消耗品の注文方法まで確認すると、導入後の費用を把握しやすくなります。
導入前に確認したいポイント
BP-30M35を導入する前に、現在の利用状況を把握します。
最低でも月間モノクロ枚数、A3比率、両面率、FAX送受信数、スキャン枚数、繁忙時間帯、用紙種類、カラー出力の有無を確認してください。
カウンター値を月ごとに並べるだけでなく、出力が集中する業務を聞き取ると、毎分35枚で足りるか、給紙段やフィニッシャーを追加すべきかが見えてきます。
- 設置と搬入:本体寸法、手差し展開時の占有幅、扉、廊下、エレベーター、段差、床の水平性を確認します。
- 電源:AC100V・15A、最大消費電力1.45kW以下という仕様を踏まえ、15A以上の専用コンセントとアースを用意します。
- ネットワーク:有線LAN、固定IPまたはDHCP予約、DNS、SMTP、共有フォルダー、認証サーバー、必要な通信を整理します。
- 端末:導入時に使用するOS、業務ソフト、プリンタードライバー、PostScriptの必要性を確認します。
- 用紙:実際の封筒、厚紙、ラベルなどで通紙と仕上がりを確認し、使用するトレイを決めます。
- 保守:受付時間、訪問範囲、消耗品、部品、代替対応、移設・返却時の条件を確認します。
発売時期は2021年4月下旬です。
2026年9月29日時点でメーカー公式の製品・価格・仕様ページは掲載されていますが、公式ページには掲載製品が品切れになる場合もあるため、販売店へ確認するよう注意書きがあります。
製造終了日や販売終了日は確認した公式資料に明記されていません。
したがって、現行販売品と断定せず、在庫、納期、新品での供給、新規リースの可否を見積もり時に確認します。
見積書へ明記してもらう項目
- 本体型番が末尾まで「BP-30M35」であること
- 新品、中古、再生機の区分と、中古の場合は製造番号やカウンターの開示条件
- 給紙デスク、フィニッシャー、無線LAN、OCRなどの名称と型番
- 搬入、組立、ドライバー配布、スキャン・FAX設定の作業範囲
- 本体代、リース対象額、保守料金、オプション、消耗品の区分
- 販売在庫、納期、保守開始日、補修部品と契約可能期間
- 移設、返却、登録情報や保存データの消去条件
同じ月額表示でも、含まれる機器や作業が違えば比較結果は変わります。
各社へ同じ前提条件を提示することが重要です。
供給状況と保守可能期間を個別に確認する
メーカーはBP-30M35シリーズの補修用性能部品を製造打切り後7年間保有すると案内しています。
ただし、確認した資料から製造打切り日を特定することはできず、部品保有の説明はすべての故障修理や保守契約を一律に保証するものでもありません。
新品在庫がない場合に中古機を検討するなら、総カウンター、保守契約の可否、交換済み部品、付属オプション、対応ドライバー、データ初期化の実施を確認します。
最終的には、価格だけでなく待ち時間、用紙補給、設定管理、保守を含む運用負担で判断してください。
参考情報・出典
仕様・価格・保守条件は構成や地域で変わります。
正式な条件は最新の見積書をご確認ください。
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