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シャープ

BP-70M75

仕様・向いている会社・導入費用の考え方を、複合機のプロが実務目線で解説します。

BP-70M75
最大用紙サイズA3
カラー対応モノクロ
印刷速度75枚/分
発売日2022-09-15
希望小売価格(税別)3,853,000円(本体希望小売価格、税別)

旧機種発売から3年未満:新機種 / 3年以上:旧機種

BP-70M75は、大量のモノクロ文書を短時間で出力し、紙原稿の電子化や仕上げ作業まで集約したい職場向けのA3モノクロデジタル複合機です。
A4ヨコ毎分75枚で印刷し、ネットワークスキャンは片面140枚/分、両面280面/分に対応します。
標準の両面同時読取原稿送り装置には最大375枚を収容できます。
一方、本体は約165kgあり、カラー印刷はできません。
小規模な事業所が速度だけで選ぶ機種ではなく、ピーク時の出力枚数、原稿の電子化量、必要な仕上げ、搬入経路、保守体制を整理して導入効果を判断することが大切です。

BP-70M75の特徴

BP-70M75の中心的な特徴は、A4ヨコ毎分75枚の出力速度と、大量の用紙や原稿をまとめて扱える構成です。
コピー、ネットワークプリント、ネットワークスキャン、ファクス、無線LAN、Bluetooth、Sharp OSAに標準対応し、インターネットファクスはオプションです。
シャープのBP-70M90/BP-70M75公式製品ページでも、BP-70M75はモノクロ75枚機として区別して掲載されています。

高速機の価値は、一つのジョブが早く終わることだけではありません。
複数部署からジョブが集まる時間帯や、会議前、月末締め、教材準備などで待ち行列を短くしやすい点にあります。
標準給紙容量は、本体4トレイと100枚の手差しトレイを合わせて3,800枚です。
ただし、これは64g/m²紙を使った場合の公称値です。
用紙の厚さや種類が変われば、同じ枚数を収容できるとは限りません。

大量原稿を表裏同時に読み取れる

標準装備の両面同時読取原稿送り装置は、64g/m²紙で最大375枚、または積載高さ38mmまでの原稿を収容します。
ネットワークスキャンの公称速度はA4ヨコ、200/300dpi時に片面140枚/分、両面280面/分です。
表裏を反転させずに読み取るため、両面の契約書、申請書、帳票、教材などを継続的に電子化する業務に向きます。
コピー時の原稿読取速度はA4ヨコ、600×400dpiで片面105枚/分であり、ネットワークスキャンとは測定条件が違います。
二つの速度を同じ性能値として扱わないことが重要です。

補給や原稿事故による中断を抑える

稼働中にトナーがなくなっても印刷を止めずに交換できるコンティニュアスランに対応しています。
原稿斜め送り検知も備え、読み取りミスを抑える設計です。
一方、原稿の重送を検知するBP-DD10は別売です。
ページ欠落が許されない契約書や証憑の電子化では、重送検知の追加だけに頼らず、投入枚数と生成ページ数の照合、エラー原稿の再読取、保存後の確認方法まで決めます。
高速処理が可能でも、補給や完成物の回収が追い付かなければ待ち時間は別の場所に移るため、作業者の動線も含めて設計してください。

モノクロ出力専用であることを理解する

本機のコピーとプリントはモノクロです。
ただし、ネットワークスキャナーはカラー原稿も読み取れます。
請求書、帳票、会議資料など文章中心の出力を高速化し、紙資料は必要に応じてカラーで保存したい職場には合理的です。
写真、提案書、販促物を日常的にカラー印刷する場合は、カラー機との併設やカラー高速機への一本化も検討します。
「カラー原稿を読み取れること」と「カラーで印刷できること」は別なので、利用部門への説明も必要です。

主要仕様と処理能力

公式仕様表にはBP-70M90とBP-70M75が並んでいるため、列見出しと脚注を照合する必要があります。
特に速度、電源、最大消費電力、TEC値を上位の90枚機と取り違えないようにしてください。
BP-70M75について確認できた主要値は次の通りです。

項目 BP-70M75の仕様
方式 コンソール型レーザー静電複写機
連続複写速度 A4・B5ヨコ75枚/分、A4・B5タテ48枚/分、B4 42枚/分、A3 37枚/分
ウォームアップ 33秒(電源ボタンから。環境により変動)
ファーストコピー 3.5秒(A4ヨコ給紙。本体状態により変動)
標準給紙容量 3,800枚(64g/m²紙)
最大給紙容量 7,800枚(BP-LC11装着、64g/m²紙)
メモリー/ストレージ システムメモリー5GB、SSD 256GB
本体寸法 幅663×奥行818×高さ1,240mm
質量 約165kg
電源 AC100V、15A、1本
最大消費電力 1.45kW以下(オプション含む)

用紙サイズと坪量を給紙部ごとに見る

複写サイズはA3ワイド305×457mmからA6Rまでです。
本体トレイはA3からA5R、手差しトレイはA3ワイドからA6Rに対応します。
坪量は本体トレイ1・2が60~105g/m²、トレイ3・4が60~220g/m²、手差しが55~300g/m²です。
特殊紙はどのトレイでも自由に使えるわけではなく、本体トレイ4ではラベル紙、インデックス紙、OHPなど、手差しでははがき、ラベル紙、光沢紙、インデックス紙、OHPなどが例示されています。
106~300g/m²の用紙を含め、使用条件によって正しく印刷できない場合があるため、公式仕様ページの脚注を確認し、実際の銘柄で事前テストを行います。

解像度と保存容量の扱い

書き込み解像度は600×600dpi、9600dpi相当×600dpi、1200×1200dpiです。
細線や小さな文字を含む資料では高い解像度を選べますが、元データ、フォント、ドライバー、用紙、画質設定によって出力結果は変わります。
標準SSDは256GBで、別売のストレージ拡張デバイスBP-SD10により最大512GBとなります。
容量を増やすだけで文書管理が完成するわけではありません。
親展印刷や保存ジョブを使う場合は、保存期間、所有者、不要データの削除、退職者データの処理を運用規程に含めます。

省エネ数値は比較指標として読む

BP-70M75のTEC値は1.20kWh/週、エネルギー消費効率は246kWh/年です。
ファクス/ネットワーク待機時消費電力は公称0.3Wですが、使用環境により異なります。
これらは所定条件で測定された比較用の数値であり、実際の電気使用量を保証するものではありません。
稼働時間、スリープへの移行時間、印刷量、ネットワーク待機、フィニッシャーなどのオプション構成を踏まえて評価します。
高速機を低頻度で使う場合は、速度による時間短縮だけでなく、待機時間を含む運用全体を見る必要があります。

操作性とスキャン・連携機能

操作部には10.1インチのフルフラットパネルが採用され、ホーム画面を利用環境に合わせて調整できます。
人感センサーは利用者の接近を検知し、人感センサーモード設定時にスリープから自動復帰します。
原稿送り装置へのセットまたはパネル操作による節電モードからの1秒復帰は、復帰時間優先時の値です。
機能と条件はシャープの公式特長ページで確認できます。

検索できる文書データを作成する

OCR機能を標準搭載し、読み取った文字を含むサーチャブルPDFやOfficeファイルを作成できます。
仕様上の出力形式は、PDF、PDF/A、暗号化PDF、高圧縮PDF、DOCX、XLSX、PPTX、TXT、RTFなどです。
複数の領収書や写真を一度に読み取り、個別ファイルとして保存するマルチクロップ/写真クロップにも対応します。
紙資料を後から検索しやすくできますが、OCRの結果は文字サイズ、汚れ、傾き、背景、言語、原稿品質に左右されます。
契約書、会計証憑、個人情報を含む書類では、変換後の文字やページ数を確認し、原本を廃棄できる条件も別途定めてください。

クラウドやモバイル端末とつなぐ

クラウドコネクターを利用すると、本体から対応クラウドサービスへスキャンデータをアップロードし、保存データを印刷できます。
シングルサインオンの利用にはユーザー認証の有効化が必要です。
GmailやExchangeとの連携、Sharpdesk Mobile、NFC、QRコード、AirPrint、Chrome OSからの印刷にも対応します。
ただし、クラウドサービスや端末OS、認証方式は製品発売後も更新されます。
導入時点の対応状況、ライセンス、外部通信先、プロキシ、証明書、ユーザー認証の方法を確認し、実際のアカウントで送受信試験を行うことが欠かせません。

プリントとファクスを業務に合わせる

ページ記述言語はSPDL2とAdobe PostScript 3を標準搭載します。
USBメモリーなどからOffice Open XML形式やPDFを直接印刷できますが、パソコン上の表示と出力が異なる場合があります。
レイアウトを厳密に保ちたい帳票は事前確認が必要です。
ファクスはスーパーG3の33.6kbpsに対応し、ワンタッチダイヤルはファクス、スキャナー、インターネットファクス、グループを合わせて最大2,000件です。
インターネットファクスには別売のMX-FWX1が必要です。
大量登録する場合は、宛先の更新責任者と誤送信防止策も決めます。

セキュリティ機能と管理方法

共有複合機では、排紙トレイに残る文書だけでなく、本体ストレージ、アドレス帳、認証情報、外部サービスとの通信も管理対象です。
BP-70M75は、本体のストレージやメモリーに蓄積されたデータを暗号化して保存し、出力後または送信後に自動消去する機能を備えます。
プリントホールド、親展プリント、受信データの保持、SSL/TLS、IPsec、IPアドレスやMACアドレスによるフィルタリングにも対応します。

認証と保留印刷で利用者を識別する

Active DirectoryやLDAPなどを利用した外部サーバー認証に対応します。
認証印刷を組み合わせれば、利用者が機器の前で操作してから文書を出す運用を検討でき、放置印刷や取り違えの抑制につながります。
ICカードでの認証には、別売のICカードリーダーライターMX-EC13 Nが必要です。
機器を導入しただけでは統制にならないため、共有IDの可否、異動・退職時のアカウント停止、カード紛失時の手順、管理者権限、出力物の回収期限まで決めておきます。

起動時検証と更新を運用に組み込む

起動時にBIOSの異常を検証し、BIOSからファームウェアを検証する仕組みを備えています。
異常が検出された場合のファームウェア修復機能や、インターネット経由のオンライン更新にも対応します。
更新機能があっても、適用時期や管理責任が曖昧では十分に生かせません。
更新担当者、停止可能な時間、変更記録、更新後のコピー・印刷・スキャン・ファクス試験を定めます。
ネットワーク側では、不要なプロトコルや送信先を閉じ、管理画面へ接続できる端末も制限してください。

追加機能と返却時の処理を分けて考える

Bitdefender社のスキャンエンジンを使うウイルス検知キットBP-VD10と、データセキュリティキットBP-FR12Uは別売です。
これらは端末のウイルス対策やネットワーク監視を置き換えるものではありません。
機密区分、外部メディアの利用、保存データ、監査要件に照らして追加の必要性を判断します。
廃棄やリース返却時には個人情報初期化機能を使えるものの、実施者、作業記録、初期化後の確認、データ消去証明書の要否は契約先と事前に合意するのが安全です。
アドレス帳や保存文書の移行も返却直前ではなく、入れ替え計画に含めます。

BP-70M75が適する用途

BP-70M75が適するのは、モノクロ文書の出力と紙原稿の読み取りが特定の時間帯に集中する職場です。
例えば、本部で各拠点向け帳票をまとめて印刷する企業、会議資料や申請書を大量に扱う団体、教材や試験関連文書を準備する教育機関などが候補です。
ただし、これは用途の例であり、メーカーが月間推奨枚数を示したものではありません。
現在のジョブ履歴を集計し、平均枚数ではなく最も混雑する時間帯を基準に判断します。

集中出力の待ち時間を減らしたい職場

複数の低速機で同じ大量ジョブを分担している場合、定型帳票を75枚/分の本機へ集約すれば、出力待ちや用紙補給を整理しやすくなります。
一方、フロアや建物が分かれている職場では、利用者の移動時間が増え、故障時には多くの部署が影響を受けます。
総印刷枚数だけでなく、ピーク時の同時ジョブ数、ジョブごとのページ数、使用用紙、排紙の仕分け方法、回収動線、障害時の代替機を調べてください。
集約後も小型機を残す方が業務継続に適する場合があります。

紙文書を継続的に電子化する職場

最大375枚の原稿積載と両面280面/分のネットワークスキャンは、両面帳票を継続的に電子化する業務と相性があります。
斜め送り検知、必要に応じた重送検知、サーチャブルPDFを組み合わせれば、投入作業と検索性を改善できます。
ただし、ホチキス針や付箋の除去、折れた原稿の補正、異なるサイズの仕分け、読み取り後の枚数照合、ファイル名や保存先の指定は別の工程です。
紙束を置くだけで完全な文書管理が成立するわけではないため、前処理と検品に必要な時間も試算します。

別の速度帯やカラー機が向くケース

  • ピーク時にも印刷待ちがほとんどなく、出力枚数が少ない
  • 写真、提案書、販促物などのカラー出力を日常的に行う
  • 約165kgの機器を搬入できず、必要な床面積も確保できない
  • 利用部門の近くへ分散配置する方が移動時間を短縮できる
  • 大容量給紙や仕上げ機能を使わず、導入費と保守負担に見合う処理量がない

これらに該当する場合は、低速のモノクロ機、カラー機、複数台への分散を含めて比較してください。

同シリーズや別候補との比較

BP-70M75と同じ公式ページに掲載されるBP-70M90は、基本機能を共有する上位速度モデルです。
シリーズ表では行や結合セルを読み違えやすいため、対象列を分けて比較します。

比較項目 BP-70M75 BP-70M90
A4ヨコ連続速度 75枚/分 90枚/分
ウォームアップ 33秒 35秒
ファーストコピー 3.5秒 3.1秒
電源 AC100V、15A、1本 AC100V、15A+5A、2本
最大消費電力 1.45kW以下 2.0kW以下
TEC値 1.20kWh/週 1.58kWh/週

90枚機が常に適切とは限りません。
現在のピーク負荷を75枚機で十分に処理できるなら、電源条件を含めてBP-70M75の方が導入しやすい場合があります。
反対に、短時間に非常に大きなジョブが集中し、15枚/分の差が締め時間へ影響するなら、BP-70M90も同じ完成構成で見積もります。

低い速度帯と段階的に比べる

毎分75枚が必要かを判断するには、より低い速度帯も並べると過剰仕様を避けやすくなります。
候補ページとしてBP-71M65、BP-71M55、BP-71M45を確認できます。
型番の数字だけで決めず、比較時点の仕様、発売時期、原稿送り、給紙、電源、設置寸法、標準機能、必要オプションをそろえてください。
例えば、印刷速度を下げてもスキャンや給紙が業務要件を満たすなら、導入構成を簡素化できる可能性があります。

カラー高速機や他社機も選択肢に含める

モノクロ出力が中心でも、大量のカラー資料を定期的に作る場合は、カラー機を別に残す費用も含めて比較します。
候補にはBP-80C80やApeos C8180があります。
他社のモノクロ高速機も見る場合は、RICOH IM 8000の個別ページを比較の入口にできます。
確認軸は速度だけでなく、カラーの必要性、保守拠点、ドライバー配布、認証基盤、既存帳票の再現性、スキャンの保存先、利用者教育です。

完成状態をそろえて見積もる

本体だけの価格と、フィニッシャーや大容量給紙トレイを含む価格を同じ欄で比べると判断を誤ります。
本体、給紙、排紙・製本、認証、ストレージ、搬入、設定、保守を項目別に分け、各候補を同じ完成状態にそろえます。
月額だけでなく、契約期間全体の支払額、最低料金を含むカウンター条件、トナーや部品の範囲、休日受付、訪問対応の対象地域も比較してください。
既存機からのデータ移行や端末設定が別料金かどうかも、見積書の備考まで確認します。

構成・価格・保守契約

2026年9月29日に確認したメーカー公式製品ページでは、BP-70M75の本体希望小売価格は3,853,000円+税です。
2022年の発売資料にある発売時希望小売価格3,350,000円(税別)とは異なるため、現在の掲載価格と発売時価格を混同しないでください。
本体希望小売価格には感光体や現像剤などの消耗品が含まれず、メーカーは別途保守サービス契約が必要と案内しています。

仕上げ機能は追加構成で決まる

ステープル、中とじ、中折り、紙折り、用紙挿入は、本体だけですべて利用できる機能ではありません。
サドルフィニッシャーMX-FN35またはMX-FN22、紙折りユニットMX-FD10、インサーターMX-CF11、大容量給紙トレイBP-LC11などを用途に応じて組み合わせます。
構成によって中継ユニットやカール補正ユニットが必要になり、大型フィニッシャーには別電源を要するものもあります。
シャープのBP-70M90/BP-70M75公式カタログにあるシステム構成を基に、完成寸法、電源、接続条件、消耗品を販売店へ確認します。

リース料は個別見積もりで確認する

月額リース料は、本体希望小売価格を契約月数で割った金額ではありません。
実際の販売価格、オプション、搬入設置、端末設定、契約期間、リース会社の審査や料率によって変わります。
このため、根拠のない月額相場をBP-70M75の確定価格として掲載したり、他社の本体のみの月額と単純比較したりするのは適切ではありません。
現金購入も含む総支払額、所有権、契約終了時の返却、再リース、途中解約の扱いを確認し、必要な構成をすべて含む書面で比較してください。

保守範囲と障害時対応を明文化する

カウンター保守の見積もりでは、モノクロ1枚当たりの条件だけでなく、基本料金または最低料金、トナー供給、感光体や消耗部品、定期点検、故障時の技術料・出張費、休日受付、対象地域を分けて確認します。
高速機は一台にジョブが集まりやすく、停止時の影響も大きくなります。
受付時間と実際の訪問対応時間を区別し、代替機や別拠点への出力方法も決めてください。
印刷枚数の集計方法、テスト出力やミスプリントの課金、最低料金を超えなかった月の扱いも、契約書と見積書で照合します。

導入前に確認する設置・運用条件

BP-70M75は高い処理能力を備えますが、設置当日に搬入や電源の問題が分かると運用開始が遅れます。
本体寸法だけでなく、通路、曲がり角、エレベーター、床の耐荷重、用紙補給と保守に必要な空間、オプション装着後の完成寸法を確認してください。
本体のみでも約165kgあり、利用者が日常的に移動させる機器ではありません。

  1. 入口、廊下、扉、曲がり角、エレベーターの寸法と耐荷重を実測する
  2. 本体と全オプションを含む設置図で床面積と保守空間を確認する
  3. AC100V・15Aの回路、アース、コンセント位置を確認する
  4. 有線LAN、無線LAN、IPアドレス、DNS、SMTP、認証基盤を整理する
  5. 端末へのドライバー配布方法と業務アプリのテスト期間を決める
  6. 使用する用紙のサイズ、坪量、銘柄を実機で試す
  7. 保守窓口、機器管理者、障害時の代替出力先を決める

設置面積と作動音を確認する

本体寸法は幅663×奥行818×高さ1,240mmですが、手差しトレイを伸ばし、操作パネルを垂直にした機械占有寸法は幅1,003×奥行866mmです。
実際には、この外側にトレイの開閉、用紙補給、排紙回収、保守作業の空間が必要です。
公式仕様で示されるBP-70M75の動作時放射音圧レベルは58dBですが、MX-RB26とMX-FN34を装着した測定値です。
メーカーは作動音が気になる場合に執務室とは別室への設置を案内しています。
静かな応接室や通話中心の場所では、候補位置での運用を慎重に検討します。

ネットワークと端末を実環境で試す

有線LANは10BASE-T、100BASE-TX、1000BASE-T、無線LANはIEEE802.11a/b/g/n/acに対応します。
WPA3を含む複数の無線セキュリティ方式に対応しますが、アクセスポイントモードでは利用できない方式があります。
カタログに記載されたOSだけで判断せず、導入時点の公式ドライバー、業務アプリ、特殊フォント、PostScriptデータ、ホールド印刷、SMB保存、メール送信、認証連携を実際の端末で試してください。
入れ替え対象が多数なら、配布ツールの利用、旧ドライバーの削除、ポート設定、既定値の統一、利用者への切り替え案内も計画します。

発売時期と長期保守の条件を確認する

BP-70M75の発売日は2022年9月15日です。
2026年9月29日時点では、シャープの公式製品ページとカタログ一覧への掲載を確認できます。
メーカーは補修用性能部品を製造打切り後7年間保有すると案内していますが、これは無条件で7年間の訪問保守や修理完了を保証する表現ではありません。
長期契約を結ぶ場合は、製造状況、保守受付期間、部品供給、契約途中で保守不能になった場合の扱いを販売店へ確認します。
発売当初の価格や構成はシャープの発売資料で確認できます。

最終判断の基準

BP-70M75は、毎分75枚のモノクロ出力、標準3,800枚給紙、最大375枚の原稿収容、両面280面/分のスキャンを日常業務で生かせる職場に向く機種です。
導入時は最高速度だけを見るのではなく、現在のピーク負荷を何分短縮できるか、カラー出力が不要か、どの仕上げ機能を使うか、設置と保守を契約期間中継続できるかを確認してください。

参考情報・出典

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業界歴10年以上の生粋の複合機営業マン。勤めていたOA機器会社のあまりの悪徳営業っぷりに嫌気がさし「株式会社じむや」を設立。 複合機業界の赤裸々なコラムを発信し続け、価格崩壊を招いた張本人。 競合他社から2週間に1回はクレームが入る程の激安正直価格で複合機を全国にリース販売しています。
仕様出典:メーカー公式情報(最終確認:2026-09-29)

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