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シャープ

BP-70M90

仕様・向いている会社・導入費用の考え方を、複合機のプロが実務目線で解説します。

BP-70M90
最大用紙サイズA3
カラー対応モノクロ
印刷速度90枚/分
発売日2022-09-15
希望小売価格(税別)4,945,000円(本体希望小売価格、税別)

旧機種発売から3年未満:新機種 / 3年以上:旧機種

BP-70M90は、大量のモノクロ文書を短時間で出力し、紙文書の電子化もまとめて進めたい組織に適したA3デジタル複合機です。
A4ヨコで毎分90枚の連続出力に対応し、両面同時読取ではA4ヨコを最大280面/分でスキャンできます。

コピー、ネットワークプリント、カラースキャン、ファクス、無線LANなどを標準搭載しています。
一方、毎分90枚クラスならではの本体重量と電源条件があり、後処理機器を加えると設置幅や必要な電源も変わります。
速度だけで選ばず、給紙、仕上げ、保守、搬入経路を含めて検討することが重要です。

BP-70M90の特徴

BP-70M90の中心的な特徴は、A4ヨコ毎分90枚というモノクロ出力性能です。
会議資料、帳票、通知文、教材などを部単位で大量に出す環境では、出力待ちの短縮が期待できます。
ファーストコピータイムはA4ヨコで3.1秒です。
大量ジョブだけでなく、窓口での証明書コピーや数枚の社内文書など、短いジョブを繰り返す業務にも配慮されています。

読み取り側には両面同時読取原稿送り装置を標準装備しています。
64g/㎡の原稿なら最大375枚を積載でき、ネットワークスキャンはA4ヨコ、200/300dpiの条件で片面140枚/分、両面280面/分です。
契約書控え、申込書、配送伝票などを日単位でまとめて電子化する業務では、出力速度だけでなく、この読み取り能力も選定理由になります。

標準給紙容量は4つのトレイと手差しトレイを合わせて3,800枚です。
オプションのA4大容量給紙トレイを加えると、64g/㎡紙で最大7,800枚まで構成できます。
複数種類の用紙を各トレイへ割り当てれば、A4普通紙、A3帳票、色紙などの切り替え作業も減らせます。
ただし、最大容量は特定の用紙条件で示された値であり、紙厚や紙質によって扱いは変わります。

高速処理を支える装備

大量出力を想定した高剛性フレームを採用し、稼働中にトナーが切れた場合でも出力を止めずに交換できるコンティニュアスランに対応しています。
長いジョブを処理するときは、速度だけでなく、用紙やトナーの補給で中断する時間も生産性を左右します。

原稿送りでは、ステープル留めされた原稿などが斜めに送られた場合に読み取りを停止する斜め送り検知を備えます。
重なった2枚の原稿を検知する重送検知には、別売の重送検知ユニットBP-DD10が必要です。
契約書や申込書のように読み飛ばしを避けたい原稿が多い場合は、標準機能だけで足りるかを確認しましょう。

高速機としての設置性

本体寸法は幅663×奥行818×高さ1,240mm、質量は約165kgです。
手差しトレイを伸ばし、操作パネルを垂直にした機械占有寸法は幅1,003×奥行866mmです。
高速機として省スペース化されていますが、これは本体側の占有寸法であり、フィニッシャーや大容量給紙トレイを接続すれば全幅は大きくなります。
用紙補給、トナー交換、扉の開閉、保守作業に必要な空間も図面へ加える必要があります。

主要仕様と基本性能

BP-70M90はコンソール型のA3モノクロ複合機です。
コピー原稿は最大A3に対応し、本体トレイで扱える用紙はA3~A5R、手差しトレイではA3ワイドからA6Rまでです。
詳しい数値はシャープのBP-70M90公式仕様で公開されています。
BP-70M75と同じ表に掲載されているため、速度、電源、ウォームアップ時間などはBP-70M90の列を確認する必要があります。

確認項目 BP-70M90の仕様
連続複写速度 A4・B5ヨコ90枚/分、A4・B5タテ58枚/分、B4 50枚/分、A3 44枚/分
読み取り速度 A4ヨコ、200/300dpi時に片面140枚/分、両面280面/分
原稿送り 両面同時読取、最大375枚(64g/㎡)
標準給紙 3,800枚(64g/㎡、手差し100枚を含む)
最大給紙 7,800枚(64g/㎡、A4大容量給紙トレイ装着時)
書き込み解像度 600×600dpi、9,600dpi相当×600dpi、1,200×1,200dpi
メモリー・ストレージ メモリー5GB、SSD 256GB。別売BP-SD10でSSD最大512GB
ウォームアップ 電源ボタンから35秒、主電源スイッチから48秒

毎分90枚はA4またはB5をヨコ送りした場合の同一原稿連続速度です。
A3では毎分44枚となり、画質安定化処理で出力が一時中断する場合もあります。
比較時にはカタログ上の最大値だけでなく、普段使う用紙サイズ、方向、両面比率、ジョブ間の切り替えをそろえることが大切です。

用紙対応を確認するポイント

坪量は本体トレイ1・2が60~105g/㎡、トレイ3・4が60~220g/㎡、手差しトレイが55~300g/㎡です。
トレイ4ではラベル紙やインデックス紙など、手差しでは、はがき、ラベル紙、光沢紙なども仕様上の対象に含まれます。
ただし、坪量範囲内ならすべての銘柄を安定して搬送できるという意味ではありません。
表面加工、含水量、カール、目の方向、既印刷面への追い刷りは紙詰まりや定着結果へ影響します。

定型帳票や厚紙を継続利用する場合は、実際の用紙を使って給紙、両面搬送、排紙、トナー定着を確認してください。
後処理まで行うなら、フィニッシャーや紙折りユニットを含む構成で完成物をテストする必要があります。

操作性とスキャン・ネットワーク連携

操作部には10.1インチのフルフラットパネルを採用し、ホーム画面を業務に合わせてカスタマイズできます。
操作パネルは英語、中国語、韓国語などを含む多言語表示に対応します。
原稿送り装置には原稿セットランプと取り忘れ防止ランプがあり、排出済み原稿を確認しやすいよう原稿セット台の一部が透明になっています。
多くの人が共用する拠点では、速度と同じくらい操作の分かりやすさや原稿の取り忘れ対策が重要です。

ネットワークスキャナーはカラー読み取りに対応します。
PDF、PDF/A、暗号化PDF、高圧縮PDF、JPEG、TIFFのほか、サーチャブルPDFやDOCX、XLSX、PPTXなどへ出力できます。
OCR機能は標準搭載されているため、紙資料を検索できるデータへ変換する用途にも利用できます。
ただし、文字認識の結果は原稿の汚れ、傾き、かすれ、文字サイズ、解像度に左右されます。
金額、契約番号、顧客名などの重要情報は変換後に照合しましょう。

シンプルスキャンでは、解像度、原稿の天地、白紙飛ばしなどを自動設定し、原稿の文字サイズや解像度情報から圧縮率も判定します。
不定形サイズの検知、幅の異なる原稿の混載、スキャン時の傾き補正にも対応します。
便利な自動処理ですが、保存先、ファイル名、アクセス権、保存期間まで自動的に整うわけではないため、電子化業務の規則は別途設計が必要です。

クラウドと業務アプリの連携

クラウドコネクターでは、本体から対応クラウドサービスへ接続し、スキャンデータのアップロードや保存済みデータの印刷ができます。
シングルサインオンを使う場合はユーザー認証を有効にする必要があります。
Sharp OSAでは外部アプリケーションと複合機を連携し、入力、処理、出力の流れを自動化できます。
クラウドサービスや認証方式は変更されることがあるため、使用予定のサービス名と契約プランを示して、導入時点の対応状況を販売店へ確認してください。

複数台運用と接続方式

プリントリリースは、親機へ保存したジョブを同一ネットワーク内の対応複合機から選択して出力する標準機能です。
本人がログインして指示するまで印刷されないため、放置文書や誤出力の抑止にも役立ちます。
1グループ最大10台、親機は最大3台という条件があり、既設機を混在させる場合は対応可否の確認が必要です。

有線ギガビットLAN、IEEE802.11a/b/g/n/acの無線LAN、USBに対応し、無線LANではWPA3も利用できます。
有線LANを2系統に分ける機能はありますが、2回線用有線LANアダプターが別途必要です。
接続手段を増やすほど管理範囲も広がるため、業務で使わない経路は有効にしない運用が適切です。

セキュリティ機能と管理方法

BP-70M90は、本体のストレージやメモリーへ蓄積するデータを暗号化し、出力後または送信後に自動消去する機能を備えています。
廃棄や返却時には、登録された個人情報と保存データを初期化できます。
初期化後は本体がロックされ、再利用には専用キーが必要です。
リース終了時に販売店へ任せるだけではなく、誰が初期化を実行し、完了をどのように確認するかを社内手順へ定めておきましょう。

起動時にはBIOSの異常を検証し、異常が検出された場合は起動を中止します。
BIOSによるファームウェアの検証と、異常時のファームウェア修復機能にも対応しています。
通信面ではSSL/TLS、IPsec、IPアドレス・MACアドレスフィルタリングを利用できます。
ただし、機能を搭載していることと、安全に設定されていることは同じではありません。
初期管理者パスワードの変更、管理画面への接続元制限、証明書更新、不要プロトコルの停止が必要です。

オンラインでファームウェアを更新する機能もあります。
更新の実行時期、停止時間、更新後の動作確認、インターネットへ接続できない環境での対応を決めてください。
複合機を一般的な事務機として例外扱いせず、パソコンやサーバーと同様に、資産台帳、設定変更記録、管理者交代時の引き継ぎ対象に含めることが重要です。

認証と放置印刷の対策

Active Directory、LDAPなどの外部サーバー認証に対応し、別売のICカードリーダーライターMX-EC13 Nを加えればカード認証も構成できます。
プリントホールドや認証後の出力を組み合わせることで、給与資料、顧客情報、医療・教育関連文書などが排紙トレイへ放置される危険を抑えられます。

認証サーバーが停止した場合の利用可否、来訪者や臨時職員へ与える権限、退職者アカウントの削除、カード紛失時の停止手順まで決めておくと運用が安定します。
部門コードやユーザー単位の集計を使う場合は、料金管理とアクセス制御を混同せず、それぞれの目的を明確にしてください。

追加できるセキュリティオプション

BP-VD10はBitdefender社のスキャンエンジンを利用するウイルス検知キット、BP-FR12Uはデータセキュリティキットで、いずれも別売です。
ウイルス検知キットを標準搭載と誤解しないよう注意してください。
追加の必要性は、NAS機能、USBメモリー、メール送信、クラウド接続の利用範囲や、組織側の端末防御・ネットワーク監視との役割分担から判断します。

BP-70M90が適する用途

大量のモノクロ文書を日常的に集中処理する本部、学校、自治体、医療・物流・金融などのバックオフィスは、BP-70M90の性能を生かしやすい環境です。
部署ごとの小さなジョブだけでなく、月末帳票、試験資料、研修教材、配送書類のように特定の時間帯へ出力が集中する場合にも、毎分90枚の速度が待ち時間の短縮につながります。

選定時には月間の合計枚数だけでなく、ピークの形を確認します。
同じ月間枚数でも、毎日均等に印刷する事業所と、締め日に数千枚を短時間で処理する事業所では必要な速度が異なるためです。
印刷管理システムや既設機のカウンターから時間帯別、用紙別、両面別の実績を取り出すと、90枚機が必要かを判断しやすくなります。

紙文書の電子化も有力な用途です。
375枚積載の原稿送り、両面280面/分の読み取り、OCR、高圧縮PDFを組み合わせれば、契約書控えや過去資料をまとめて処理できます。
ただし、ホチキス針の除去、折れや破れの補修、原稿の並べ替え、ファイル名の付与、OCR結果の照合、原本の保管・廃棄は別工程です。
スキャン速度だけを基準にせず、作業全体の担当と確認手順を決めましょう。

内製の資料作成を効率化したい組織

フィニッシャー、サドルフィニッシャー、紙折りユニットなどを組み合わせると、ステープル、中とじ、中折り、Z折り、三つ折りなどを自動化できます。
会議資料、マニュアル、研修冊子、案内状を社内で頻繁に作る場合に有効です。
外注から内製へ切り替える場合は、印刷枚数だけでなく、用紙代、担当者の作業時間、裁断の要否、完成品質、締め切りへの対応を比較してください。

後処理の種類によって必要な中継ユニット、カール補正ユニット、電源が異なります。
希望する完成物の見本を販売店へ渡し、用紙サイズ、紙厚、とじ位置、1部当たりの枚数まで指定すると、過不足のない構成を選びやすくなります。

向かない可能性がある環境

出力枚数が少ない小規模事業所、カラー資料が中心の部署、本体重量や電源条件を満たせない拠点では、90枚機の能力を使い切れない可能性があります。
机の近くへ置くと動作音が業務の妨げになる場合もあります。
メーカー公式仕様には特定の月間推奨枚数が示されていないため、根拠のない適正枚数を当てはめず、直近12か月の実績、最も大きな単一ジョブ、許容できる待ち時間を基に判断してください。

候補機種との比較方法

比較では毎分90枚という最大値だけを見ず、カラーの必要性、ピーク時の処理量、原稿読み取り、給紙、仕上げ、設置条件を分けて評価します。
モノクロ印刷が中心でも、提案書や掲示物をカラーで出す頻度が高ければ、カラー機を別に置く費用や移動時間まで含める必要があります。
反対に、カラー比率が低く高速な帳票出力が中心なら、モノクロ高速機と既設カラー機を併用する構成も検討できます。

比較軸 確認する内容
速度 A4ヨコだけでなくA3、両面、ピーク時の待ち時間
読み取り 片面・両面速度、原稿積載量、重送検知の要否
用紙 常用サイズ、紙厚、標準給紙量、特殊紙の実紙適合
仕上げ ステープル、中とじ、折り、パンチを使う頻度
設置 本体・全オプションの寸法、重量、電源、動線、騒音
運用 認証、スキャン先、ドライバー配布、障害時の代替手段
費用 本体、オプション、リース、保守、設置、移設の条件

比較表では、標準装備とオプションを別欄にします。
例えば重送検知、ICカード認証、ウイルス検知、紙折りはBP-70M90の本体だけで利用できる機能ではありません。
候補機ごとに希望する完成構成を作り、その構成の価格、寸法、電源を比べることで条件をそろえられます。

モノクロ機の速度帯を見直す場合

毎分90枚まで必要か判断できない場合は、より低い速度帯のBP-71M65やBP-71M55を比較すると、速度と導入規模の差を整理できます。
同じ90枚クラスを別メーカーまで広げる場合はRICOH IM 9000も候補です。
名称や公称速度だけで決めず、標準給紙、スキャン、必要オプション、保守拠点、電源を同じ書式で確認してください。

カラー出力も必要な場合

高速カラー機を含めるならBP-80C80、速度とカラー機能のバランスを見直すならBP-71C65やBP-41C36が比較候補になります。
メーカーを広げる場合はApeos C8180も参照できます。
実際のカラー比率と繁忙時間を確認し、1台の高速カラー機へ集約する案と、BP-70M90を中心にカラー機を併用する案の総費用を比べましょう。

オプション構成と本体価格

2026年9月29日時点のシャープ公式製品ページでは、BP-70M90の本体希望小売価格は4,945,000円+税です。
2022年8月18日付の発売資料に掲載された当初の希望小売価格は4,300,000円(税別)でした。
発売時資料は発売日や当時の製品位置付けを確認する資料であり、現在の価格検討には現行製品ページと販売店の見積書を使います。

本体希望小売価格だけで導入総額は決まりません。
フィニッシャー、パンチ、紙折り、大容量給紙、重送検知、ICカード認証、ウイルス検知など、必要なオプションを加える必要があります。
配送、搬入、設置、付帯工事、オプション取付、ネットワーク設定、ドライバー展開、既設機の引き揚げも別条件です。
価格比較では「本体値引き率」ではなく、同じ機能を実現する完成構成と作業範囲をそろえましょう。

A4大容量給紙トレイBP-LC11は4,000枚、A3大容量給紙トレイMX-LC19は3,500枚の仕様です。
最大7,800枚という本体仕様上の値はA4大容量給紙トレイを使った構成であり、A3大容量給紙トレイの容量と混同できません。
A3を大量に使うのか、A4の補給回数を最小化したいのかで選択が変わります。

後処理オプションの組み合わせ

サドルフィニッシャーは中とじ冊子の作成、紙折りユニットMX-FD10はZ折り、巻き三つ折り、外三つ折り、巻き四つ折り、二つ折りに対応します。
ただし、対応用紙サイズや紙厚には制限があります。
フィニッシャーの種類によって中継ユニットやカール補正ユニットが必要となり、大型のフィニッシャーには別のAC100V電源が必要な構成もあります。

オプション単体の価格を合計しても、接続可能なシステムになるとは限りません。
完成物、月間の作成部数、1部のページ数を伝え、接続条件、全体寸法、総重量、電源を含むシステム図と見積もりを取得してください。

リース・保守の見積項目

リース料は本体とオプションの総額、契約期間、料率などで決まり、カウンター料金や保守条件とは分けて確認します。
シャープ公式仕様には、本機の使用に別途保守サービス契約が必要と記載されています。
本体希望小売価格に感光体や現像剤などの消耗品が含まれない点にも注意が必要です。

見積書では、月額リース料、モノクロのカウンター条件、最低料金、トナーや部品の扱い、訪問対応時間、定期点検、故障時の代替対応、移設・撤去費を分けてもらいます。
繁忙日に停止すると影響が大きい機種なので、修理受付時間だけでなく、技術員が訪問できる地域と時間、消耗品の発注方法、予備トナーの管理も確認しましょう。

導入前に確認したい設置・運用条件

BP-70M90で特に注意したいのが電源です。
本体はAC100Vですが、15Aと5Aの2本を使用し、壁面コンセントは別回路で2口必要です。
最大消費電力はオプションを含め2.0kW以下とされています。
既存の100Vコンセントがあるだけで設置可能とは判断せず、使用中の回路、ブレーカー容量、アース、本体からコンセントまでの位置を現地調査で確認してください。
大型フィニッシャーなど、別電源を使うオプションを選ぶ場合はその分も加えます。

搬入では約165kgの本体を安全に運べる経路が必要です。
建物入口、廊下の曲がり角、扉、エレベーターの間口と積載量、段差、床養生、床耐荷重を確認します。
フィニッシャーや大容量給紙トレイを搬入後に接続する場所と、梱包材を一時的に置く空間も必要です。
設置後は扉の開閉、用紙補給、紙詰まり処理、技術員の作業を妨げないようにします。

動作時の放射音圧レベルは59dBとされていますが、これはMX-RB26とMX-FN34を装着した所定の測定条件による値です。
メーカーは作動音が気になる場合、執務室などとは別室への設置を案内しています。
電話応対、オンライン会議、接客を行う席の近くでは、設置場所の扉や壁、排紙音、利用者の往来も含めて判断してください。

ネットワークと認証の確認表

  • 固定IPアドレス、DNS、SMTP、共有フォルダー、クラウド接続の条件を決める
  • 有線LAN、無線LAN、Wi-Fi Direct、USBのうち利用する経路を決める
  • ユーザー認証、Active Directory、LDAP、ICカードの役割を整理する
  • プリンタードライバーの対応OS、配布方法、標準の両面・モノクロ設定を確認する
  • 管理者パスワード、電子証明書、ファームウェア更新の担当者を決める
  • アドレス帳、保存文書、ジョブログの閲覧権限と保存期間を決める
  • 返却、移設、廃棄時の初期化とデータ消去確認を契約へ含める

スキャンメールやクラウド接続は、相手側サービスの認証方式やセキュリティ方針の変更で影響を受ける場合があります。
導入時に接続できることだけでなく、将来設定が変わった際に誰が調査・再設定を行うのかも保守窓口へ確認しましょう。

契約前の最終チェック

  1. 直近12か月の月間枚数と、繁忙日の時間帯別出力を集計する
  2. A3、両面、厚紙、特殊紙、カラー読み取りの比率を確認する
  3. 普段使う用紙と代表的な完成物で実機テストを行う
  4. 本体と全オプションを含む寸法・重量・電源図を入手する
  5. 搬入経路、床、コンセント、ネットワーク配線を現地確認する
  6. 本体、設置、付帯工事、リース、カウンター保守を分けた見積もりを取る
  7. 障害時の連絡先、対応時間、消耗品供給、代替手段を確認する

2026年9月29日時点で、BP-70M90はシャープの公式製品ラインアップに掲載されています。
シャープは補修用性能部品を製造打ち切り後7年間保有すると案内していますが、製造打ち切り日は公式仕様から確認できません。
将来の保守終了日を一律に断定せず、予定するリース期間を通じた部品・消耗品・技術対応の見込みを販売店へ確認してください。
以上を整理したうえで、速度による時間短縮が設置と運用の負担に見合う場合、BP-70M90は大量モノクロ処理の有力な選択肢になります。

参考情報・出典

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業界歴10年以上の生粋の複合機営業マン。勤めていたOA機器会社のあまりの悪徳営業っぷりに嫌気がさし「株式会社じむや」を設立。 複合機業界の赤裸々なコラムを発信し続け、価格崩壊を招いた張本人。 競合他社から2週間に1回はクレームが入る程の激安正直価格で複合機を全国にリース販売しています。
仕様出典:メーカー公式情報(最終確認:2026-09-29)

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