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キヤノン

imageFORCE 4145F

仕様・向いている会社・導入費用の考え方を、複合機のプロが実務目線で解説します。

imageFORCE 4145F
最大用紙サイズA3
カラー対応モノクロ
印刷速度45枚/分
発売日2026-08
希望小売価格(税別)2,350,000円(本体標準価格・税別)

新機種発売から3年未満:新機種 / 3年以上:旧機種

imageFORCE 4145Fは、A3モノクロ文書を毎分45枚で出力できる、コピー・プリント・スキャン・FAX一体型の複合機です。
110枚収容の両面同時読み取りADFを標準装備し、A6Rや名刺、領収書などの小サイズ原稿にも対応します。
契約書、請求書、注文書、図面などを多く扱い、カラー出力より文書処理の速さと文字の読みやすさを重視する事業所に適しています。

一方、無線LAN、Adobe PostScript 3、追加給紙、仕上げ機能、長尺紙の給排紙構成などはオプションです。
名称が似た4145FQとはADFの容量と読み取り速度が異なります。
ここでは末尾が「F」の4145Fに限定し、確認済みの仕様、価格、適する用途、保守や設置前の確認点を整理します。

imageFORCE 4145Fの特徴

imageFORCE 4145Fの中心的な特徴は、A4モノクロ毎分45枚の処理速度と、文字や細線を重視した文書画質です。
LEDマルチチップで構成された光源を使う露光技術「D² Exposure」を採用し、なめらかな階調と高精細な文字再現の両立を図っています。
契約書の細かな注記、表計算資料の罫線、建築・製造分野のモノクロ図面など、内容を正確に読み取りたい文書に向く設計です。

仕様上の書き込み解像度は4,800dpi×2,400dpiですが、コピー時は600dpi×600dpiです。
書き込み解像度とコピー解像度は同じ意味ではありません。
4,800dpi×2,400dpiという値だけを見て、原稿をその解像度で読み取る機種だと解釈しないことが大切です。
スキャン解像度も用途に応じて選択するため、高い数値に固定すれば常に最適になるわけではありません。

コピー、LIPS LXプリント、カラースキャン、スーパーG3 FAX、ボックス、アドバンスドボックス、MEAP、自動両面、有線LAN、256GB SSDを標準構成に含みます。
出力はモノクロですが、原稿のスキャンはカラー対応です。
紙で届いたカラーの請求書や押印済み書類を色の情報を残して電子化し、社内配布用の印刷はモノクロに統一する運用もできます。

操作面では、見やすさを意識したユーザーインターフェースに加え、用紙とのコントラストが分かりやすい黒色のカセット内部、出力紙を確認しやすい形状の排紙部が採用されています。
速度だけを追った機種ではなく、用紙の補給、原稿の読み取り、出力物の回収まで、日常作業の分かりやすさにも配慮されたモデルです。

小サイズ原稿をADFから読み取れる

4145FのADFはA3からA6Rまでに対応し、ユーザー設定サイズは48.0×85.0mmから扱えます。
名刺、領収書、はがき、小切手などを原稿台へ1枚ずつ置かず、ADFから読み取れることが実務上の利点です。
原稿サイズを検知して画像部分を切り出す機能もあり、経費精算、顧客情報登録、窓口で受け取った証憑の保存といった作業を効率化できます。

ただし、小サイズ原稿は通常のA4原稿と同じ枚数を積めるとは限りません。
仕様の脚注では、名刺は35枚、名刺を除く幅85mm以下の原稿は50枚など、原稿の幅、厚さ、坪量によって積載条件が分かれています。
折れ、カール、糊、クリップが残った原稿は搬送不良の原因になるため、連続投入の前に状態を確認します。

読み取り品質を保つ仕組みと運用

読み取りガラスには、糊、修正液、インクなどが付きにくい防汚処理が施されています。
画像処理によってゴミによるスジを検知・補正する機能も備えます。
ただし、清掃そのものが不要になる機能ではありません。
縦線が繰り返し出る場合は、補正だけに頼らず、原稿の付着物、細長い読み取りガラス、白色板を保守手順に沿って点検する必要があります。

主要仕様と処理性能

imageFORCE 4145FはA3対応のデスクトップ型モノクロ複合機です。
連続複写速度はA4とB5が毎分45枚、B4が毎分25枚、A3が毎分22枚です。
製品名とともに示される「45枚」という速度はA4基準であり、A3も同じ速度で出力するという意味ではありません。
A3図面や帳票の比率が高い職場では、A4の公称速度だけでなくA3の処理時間も見込んでください。

確認項目 imageFORCE 4145Fの仕様
形式・出力色 デスクトップ型・モノクロ
最大原稿サイズ A3
A4連続複写速度 45枚/分
A3連続複写速度 22枚/分
ファーストコピータイム 4.6秒
標準ADF 両面同時読み取り・110枚
標準カセット 640枚×2
手差しトレイ 120枚
本体寸法 幅565×奥行745×高さ862mm
本体質量 約73kg

ファーストコピータイムは4.6秒、スリープ等からのリカバリータイムは10秒以下です。
これらは定められた条件での仕様値であり、室温、節電設定、ネットワーク、印刷データ、認証処理によって実際の待ち時間は変わります。
短いジョブが頻繁に発生する受付や総務では、毎分速度と同時に、起動後の待ち時間や認証操作も確認すると実態に近い比較ができます。

用紙坪量はカセットが52~256g/㎡、手差しが52~300g/㎡です。
対応できる用紙の厚さが給紙経路によって違うため、厚紙、ラベル、封筒を使う場合は、用紙サイズだけで判断できません。
レーザー方式への適合、表面加工、坪量、繊維方向、カールの状態を含め、実際の用紙見本で確認するのが安全です。

給紙容量と設置寸法の読み方

標準カセットは640枚×2、手差しは120枚です。
オプションの2段カセットペディスタル・BB1を追加すると640枚カセットを2段増設できます。
大容量カセットペディスタル・G1はA4用紙を2,850枚収容しますが、A3、B4、A4Rなどは本体2段目カセットまたは手差しを使う条件があります。
総容量だけでなく、常用する用紙サイズをどの段へ入れるかまで決めておく必要があります。

本体幅は565mmですが、手差しトレイを伸ばした機械占有寸法は幅894×奥行745mmです。
2段カセットペディスタルまたは大容量カセットペディスタル装着時の4145Fの高さは1,110mmです。
カタログの本体寸法だけで置き場所を決めず、手差し操作、カセットの引き出し、原稿カバーの開閉、保守作業に必要な余白も含めて測ります。

長尺紙と封筒には構成条件がある

手差し経路では最長1,200mmの長尺紙に対応しますが、長尺用給紙トレイ・A1と対応する排紙オプションが必要で、購入前の相談も案内されています。
封筒は種類によってカセット2、手差し、封筒アタッチメントを使い分けます。
POPや封筒を内製する予定なら、希望する用紙銘柄と仕上がりサイズを見積段階で提示し、給紙・排紙構成と印刷可能範囲を確認してください。

操作性とスキャン・ネットワーク連携

標準ADFは110枚収容で、A4ヨコ・300dpi時の読み取り速度は片面80ページ/分、両面120ページ/分です。
表裏を同時に読み取るため、契約書、申込書、請求書のように両面へ情報がある書類を反転させる時間を抑えられます。
600dpiでは片面・両面とも60ページ/分となるため、高解像度を選択しても常に両面120ページ/分で処理できるわけではありません。

解像度は高いほどファイル容量が増え、送信や閲覧の負荷も高くなります。
一般文書の検索・閲覧、細線を含む図面、長期保存する証憑では必要条件が異なります。
導入時に代表原稿を300dpiと600dpiで読み比べ、文字の判読性、ファイル容量、処理時間のバランスを決めておくと、利用者ごとの設定ばらつきを抑えられます。

プッシュスキャンはFTP、SFTP、SMB、WebDAV、SMTPに対応します。
保存形式はJPEG、各種PDF、XPS、Office Open XMLなどから選べ、OCR付きの検索可能PDF、暗号化PDF、PDF/Aにも対応します。
OCRは検索や仕分けに役立ちますが、かすれた文字、手書き、印影、複雑な帳票では誤認識が起こり得ます。
金額、口座、契約日など重要項目を自動認識だけで確定させず、目視確認の工程を残してください。

プリントはLIPS LXが標準で、有線LANは1000Base-T、100Base-TX、10Base-Tに対応します。
OS標準の印刷機能としてMopria Print、Apple AirPrint、IPP Everywhereに対応しますが、MopriaやAirPrintは本体側で該当機能を有効にする条件があります。
無線LANは標準ではなくオプションなので、Wi-Fi利用を前提にする場合は見積構成を確認します。

クラウドメール環境で確認すること

スキャンメールの接続先にはMicrosoft Exchange OnlineとGoogle Workspaceが記載され、OAuth 2.0認証を利用できます。
ただし、複合機が対応していることと、組織のテナント設定ですぐ送信できることは別です。
送信元アドレス、アプリ登録、証明書、DNS、時刻同期、ファイアウォール、メール容量、監査ログなどの条件を情報システム担当者と整理します。

共有フォルダーへ送る場合も、担当者個人のパスワードを固定登録すると、異動やパスワード変更のたびに停止しやすくなります。
専用アカウントの利用可否、保存先のアクセス権、資格情報の更新担当、送信失敗時の連絡先を決めてください。
複合機を設置しただけでは文書フローは完成しないため、宛先登録と権限管理を導入作業へ含めることが重要です。

アドバンスドボックスの位置付け

標準16GBのアドバンスドボックスを備え、SMBまたはWebDAV経由の文書共有に利用できます。
容量はオプションで最大480GBです。
ただし、複合機内を唯一の保管先にすると、故障、誤削除、入れ替え時の移行が課題になります。
アクセス権、バックアップ、保存期間、退職者アカウントの処理を定め、正式な文書管理基盤との役割を分けて運用してください。

セキュリティー機能と管理の考え方

imageFORCE 4145Fは、文書からの情報漏えいを抑えるドキュメントセキュリティー、本体を守るデバイスセキュリティー、盗聴やなりすましへ備えるネットワーク・クラウドセキュリティーという3つの側面から対策する考え方を採用しています。
複合機は印刷端末であると同時に、アドレス帳、保存文書、認証情報、通信機能を持つネットワーク機器として管理する必要があります。

特徴的なのが「おすすめセキュリティー設定」です。
デバイス内の環境推定エンジンがデータの流れを分析し、6つのセキュリティータイプから選択することで、80以上の関連項目をまとめて設定できます。
キヤノンの発売資料では機械学習AIを活用した設計と説明されていますが、AI技術は設計段階で使われたもので、本体が利用状況から自己学習を続ける機能ではありません。

多要素認証に加え、Microsoft Entra IDやGoogle Workspaceとの認証連携にも対応します。
利用者単位で印刷やスキャンを管理し、共有IDを減らしたい組織には有用です。
ただし、推奨設定や認証連携を有効にするだけで、自社の情報セキュリティー規程、業界基準、監査要件への適合が保証されるわけではありません。
管理者が用途とリスクを確認し、不要な機能を止める作業が必要です。

  • 文書:留め置き印刷、宛先確認、保存文書の権限を決めます。
  • 本体:管理者パスワード、ファームウェア、証明書、内蔵ストレージを管理します。
  • 通信:IPPS、SFTP、TLSなど、接続先に応じた暗号化方式を選びます。
  • 無線:オプション導入時はWPA3を含む認証方式と社内SSIDへの接続条件を確認します。
  • 監査:印刷・送信ログを誰が、どの頻度で、どれだけ保存するかを定めます。

初期設定後も定期的に見直す

セキュリティーは納品時の設定だけで完了しません。
部署再編、退職、クラウド認証の変更、証明書の期限、ネットワーク分割、ファームウェア更新があれば再点検します。
管理者パスワードを販売店任せのままにせず、保管者と変更手順を社内で決めます。
スキャン宛先やアドレス帳も定期的に棚卸しし、不要な外部送信先を残さない運用が必要です。

起動時のシステム検証や稼働中の改ざん防止機能も備えますが、これらはファイアウォール、端末管理、権限設計の代わりにはなりません。
複合機用の固定IP、管理画面へ接続できる管理端末、許可する通信ポート、遠隔保守の接続条件をネットワーク構成表へ記録しておくと、障害対応や監査時に確認しやすくなります。

返却・入れ替え時のデータ処理

返却、廃棄、入れ替え時には、アドレス帳、保存文書、ボックス、認証情報、ジョブ履歴、証明書などの消去範囲を確認します。
ストレージ初期化の実施者、データ消去証明書の有無、設定情報の移行方法を保守会社と事前に決めてください。
新しい機器を設置した後では旧機の設定を参照できない場合があるため、必要な宛先とネットワーク情報は撤去前に安全な方法で整理します。

適する用途と向かないケース

月末にモノクロ文書の処理が集中し、コピー、FAX、スキャンを1台へまとめたい事業所に適した機種です。
毎分45枚は、25枚機や35枚機では待ち時間が発生しやすい一方、より大型の中高速機までは必要ない職場で検討しやすい速度帯です。
標準FAXと両面同時読み取りADFを備えるため、紙中心の業務を残しながら段階的に電子化したい場合にも合わせやすい構成です。

  • 請求書、注文書、納品書を多く扱う経理・購買部門
  • 契約書、申込書、本人確認書類を受け付ける窓口・管理部門
  • A3図面やモノクロ帳票を出力する建築、製造、物流の事業所
  • 受信FAXの確認と紙出力を併用する事務所
  • 名刺、領収書、小切手などの小サイズ原稿をまとめて電子化する部署
  • A4の大量出力と、ときどき発生するA3出力を1台で処理したい拠点

カラー複合機ではないため、写真、色分けされたグラフ、商品資料、販促物を日常的にカラー出力する職場では不足します。
スキャンはカラー対応でも、取り込んだカラー文書を4145Fからカラー印刷することはできません。
カラー印刷を別機へ分ける場合は、利用者が迷わないプリンター名と既定設定を用意する必要があります。

A4だけを少量出力する小規模拠点では、A3対応の本体寸法、約73kgの質量、本体標準価格が過剰になる可能性があります。
反対に、短時間へ大量ジョブが集中する印刷室では毎分45枚では待ち時間が残ることもあります。
月間総枚数だけでなく、繁忙時間帯のジョブ件数、1ジョブ当たりの枚数、A3比率、両面比率、スキャン件数を確認してください。

スキャン量が多い職場はFQも比較する

4145FのADFは110枚で、300dpiの両面読み取りは毎分120ページです。
同じ出力速度を持つ4145FQは250枚ADFを備え、300dpiでは片面135ページ/分、両面270ページ/分です。
毎日数百枚の契約書をまとめて電子化する部門や、原稿を補給する回数を減らしたい集中スキャン業務では、FQの差が作業時間へ表れやすくなります。

一方、通常のコピー、FAX、数十枚単位のスキャンが中心なら、出力速度が同じ4145Fで要件を満たせる可能性があります。
FQは本体高さが897mm、質量が約79kg、本体標準価格が2,400,000円(税別)で、4145Fとは寸法、質量、価格も異なります。
名称末尾の「FQ」を見落とさず、ADF性能の必要性から選び分けます。

FAX回線と受信後の流れを確認する

スーパーG3 FAXは標準ですが、公式仕様ではIP電話経由で正常に通信できない場合があると注意されています。
電話とFAXの共用、代表番号、受信転送、迷惑FAX対策、停電時の扱いを含め、回線種別と接続機器を事前に確認してください。
受信文書を紙で出すのか、ボックスやメールへ転送するのかも決め、重要文書の見落としを防ぐ担当と確認頻度を定めます。

近いモデルとの比較

同じ4100Fシリーズでは、4145FがA4毎分45枚、4135Fが35枚、4125Fが25枚です。
4145Fはシリーズ内で最も速いモデルですが、基本機能が共通していても、ファーストコピータイムやエネルギー消費効率、本体価格は同じではありません。
出力が断続的で待ち時間が問題にならない職場なら、速度を下げた構成も比較する価値があります。

35枚機を検討する場合は「imageFORCE 4135F」の機種ページも確認し、繁忙時の処理量と価格差を比べます。
平均月間枚数だけで決めると、月末や会議前の集中出力を見落とします。
現在の複合機からジョブ履歴を取得できる場合は、時間帯別の枚数と同時利用の状況を確認すると選びやすくなります。

比較項目 4145F 4145FQ
A4モノクロ速度 45枚/分 45枚/分
ADF積載量 110枚 250枚
両面読取・300dpi 120ページ/分 270ページ/分
本体高さ 862mm 897mm
本体質量 約73kg 約79kg
本体標準価格・税別 2,350,000円 2,400,000円

4145Fと4145FQの出力速度は同じです。
FQを選ぶ主な理由はADFの積載量と読み取り生産性であり、名称に「Q」が付くから印刷も速くなるわけではありません。
仕様表では4145F/4145FQが同じ速度列にまとめられている項目と、ADFのように別表になっている項目があるため、表の見出しと脚注を分けて読む必要があります。

出力速度やカラー要件から候補を広げる

毎分45枚より高い出力性能を優先する場合は「imageFORCE 6160」や「imageFORCE 6170」も比較候補です。
これらは4145Fとは機種クラスが異なるため、速度だけでなく、本体価格、FAXの標準・オプション構成、設置面積、電源、給排紙オプションを個別に確認します。

日常的なカラー出力が必要なら「imageFORCE C5140F」「imageFORCE C5150F」「imageFORCE C5160F」などのカラー機を比較します。
モノクロ機とカラー機では、本体価格だけでなく、カラー比率、トナー構成、カウンター条件、校正の必要性が変わります。
実際に色が必要な文書を集計してから選んでください。

A4中心なら小型カラー機も検討する

A3を使わず、設置面積とカラー出力を優先する場合は、A4カラー機の「imageFORCE C431F」も比較対象になります。
4145Fの強みはA3原稿のコピー・スキャン、標準FAX、A3モノクロ文書の処理を1台へまとめられる点です。
最大用紙サイズをA4へ限定できるか、図面や見開き資料でA3が必要かが分岐点になります。

本体構成・価格・オプション

imageFORCE 4145Fの本体標準価格は2,350,000円(税別)です。
公式価格表ではimageFORCE 4100F series本体と4145ライセンスの合計として示されています。
この金額はメーカーの本体標準価格であり、実際の導入総額と同じではありません。
搬入、設置、ネットワーク設定、オプション、保守、消耗品、リース手数料、特殊作業などは見積条件を確認する必要があります。

標準構成には、コピー、LIPS LXプリント、カラースキャン、スーパーG3 FAX、ボックス、アドバンスドボックス、MEAP、両面同時読み取りADF、自動両面、有線LAN、256GB SSDが含まれます。
無線LAN、LIPS V、Adobe PostScript 3、IP FAX、回線増設、SSD容量拡張、追加給紙、フィニッシャー、パンチャー、長尺紙の給排紙機器は、用途に応じて追加する構成です。

「FAX標準」と「IP FAXオプション」は別の意味です。
一般加入電話回線を使うスーパーG3 FAXは標準ですが、SIPやJT-T.38を使うIPファクスは拡張キットが必要です。
同様に、ネットワーク標準という表示は有線LANを指し、Wi-Fiが標準搭載されているわけではありません。
見積書では機能名だけでなく、商品名とオプション型番を確認してください。

  1. 常用する用紙サイズ、坪量、給紙段数を決めます。
  2. ソート、ステープル、パンチ、中とじなどの仕上げ要件を確認します。
  3. 有線・無線、LIPS V、PostScript、FAX回線の要否を確認します。
  4. 搬入、設置、PC設定、ドライバー配布、スキャン宛先登録の担当範囲を明記します。
  5. 本体代、オプション代、初期作業費、月額保守費を分けて比較します。

リース料と保守料金は個別の見積条件

月額リース料は、本体とオプションの総額、契約期間、料率、審査条件などで変わります。
本体標準価格だけから一律の月額を示すことはできません。
途中解約、移設、契約満了後の返却、再リースの条件も契約会社によって異なるため、月額だけでなく総支払額と終了時の扱いを確認します。

カウンター料金も、月間枚数、最低料金、トナー、感光体などの部品、訪問修理、出張費、用紙やステープル針の除外範囲によって変わります。
公式価格表にも感光体などの消耗品は本体価格に含まれず、別途保守サービス契約が必要と記載されています。
根拠のない単価を当てはめず、同じ本体構成、想定枚数、保守範囲で見積もりを比較してください。

仕上げプレビューと装着機器を分けて考える

高機能プリンタードライバーでは、両面、冊子、ステープル、パンチなどの仕上がりをPC上で確認しながら設定できます。
ただし、プレビューに表示できることと、購入した本体構成で加工できることは別です。
ステープルや中とじ、パンチには対応するフィニッシャーやパンチャーが必要です。
ドライバーの説明だけで判断せず、必要な仕上げを実現するハードウェアが見積書へ含まれているか照合します。

導入前の設置・保守・運用確認

導入前はカタログ上の機能だけでなく、実際の原稿、用紙、ネットワーク、設置場所を使って運用を具体化します。
4145Fは幅565×奥行745×高さ862mm、約73kgです。
使用時の占有寸法は幅894×奥行745mmで、対応ペディスタルを付けると高さは1,110mmになります。
搬入口、エレベーター、廊下の曲がり角、段差、床、コンセント、LAN配線、操作と保守のための余白を確認してください。

電源条件については、メーカーのWeb仕様と価格・仕様一覧表でアンペア表記が一致しない箇所が確認できるため、本文では断定しません。
設置予定機の最新仕様書と販売店の搬入指示を基準に、専用回路の要否、コンセント形状、延長コードの可否を確認してください。
既存機と入れ替える場合も、同じコンセントをそのまま使えるとは限りません。

仕様表の「対応」は、すべての用紙、アプリ、回線、ネットワーク環境で無条件に動作するという意味ではありません。
特殊紙、基幹システム、クラウド認証、FAX回線は、見本または検証環境を用意して確認することが重要です。

  • 直近3~6か月のA4、A3、FAX、スキャン枚数を集計する
  • 月末や会議前など、繁忙時間帯の待ち時間と同時利用者数を確認する
  • 封筒、厚紙、長尺紙など、実際に使う用紙を販売店へ提示する
  • 固定IP、VLAN、DNS、SMTP、共有フォルダーの設定担当を決める
  • ドライバーを配布するPCのOS、台数、管理方法を整理する
  • 認証、ログ、アドレス帳、保存文書の管理者を決める
  • 故障受付時間、訪問地域、消耗品配送、代替対応を契約書で確認する

保守見積もりで条件を揃える

保守比較では、トナー、感光体、交換部品、作業費、出張費、最低料金、規定枚数、休日対応、遠隔支援、拠点移転時の扱いを確認します。
「保守対応あり」という記載だけでは、費用や復旧までの条件差を比較できません。
月末に利用が集中する事業所では、受付時間に加え、連絡方法、訪問までの目安、代替出力の手段も決めておくと安心です。

オンラインサポートのNETEYEは、カウンター検針、エラー、紙詰まり、トナー残量などの遠隔監視に対応しますが、別途申し込みが必要です。
自社のネットワークから外部へ接続するサービスになるため、利用の要否、通信先、社内承認、障害時の連絡経路を導入前に確認します。
遠隔監視を使わない場合は、検針やトナー発注を誰が行うかも決めてください。

導入判断のまとめ

imageFORCE 4145Fは、A3モノクロ毎分45枚、標準FAX、110枚ADF、小サイズ原稿対応を1台にまとめたい事業所に有力です。
大量スキャンなら4145FQ、出力速度をさらに求めるなら上位モノクロ機、日常的なカラー出力があるならカラー機を比較します。
見積書、注文書、保守契約書では必ず末尾の「F」まで確認し、4145FQ、4135F、4125Fの仕様や価格を混在させないことが重要です。

最終決定前には、代表的な原稿と用紙による出力確認、スキャン送信先への接続試験、FAX回線の確認、設置場所の実測を行います。
本体価格だけでなく、必要なオプション、初期設定、保守範囲、契約終了時の処理を同じ条件で比較すれば、導入後の追加費用や運用上の行き違いを減らせます。

参考情報・出典

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業界歴10年以上の生粋の複合機営業マン。勤めていたOA機器会社のあまりの悪徳営業っぷりに嫌気がさし「株式会社じむや」を設立。 複合機業界の赤裸々なコラムを発信し続け、価格崩壊を招いた張本人。 競合他社から2週間に1回はクレームが入る程の激安正直価格で複合機を全国にリース販売しています。
仕様出典:メーカー公式情報(最終確認:2026-09-29)

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