新機種発売から3年未満:新機種 / 3年以上:旧機種
imageFORCE C5150Fは、A4カラー・モノクロとも毎分50枚で出力できる、キヤノンのA3フルカラー複合機です。
両面同時読み取りADF、コピー、プリント、スキャン、FAX、文書保存機能を標準で備え、日常的な出力が多い部署のセンターマシンに向いています。
高精細な文字や細線を表現するLED露光方式、原稿の重送や異常搬送を検知する仕組み、環境に合わせたセキュリティー設定支援も特徴です。
速度だけでなく、紙文書の電子化、送信履歴の管理、認証を含めて業務を整えたい企業が検討しやすい一台です。
imageFORCE C5150Fの特徴
imageFORCE C5150Fは、imageFORCE C5100Fシリーズの中で毎分50枚の出力速度を担うモデルです。
A4ヨコではカラー・モノクロとも毎分50枚、A3ではともに毎分27枚という仕様で、会議資料、提案書、請求関連書類などをまとまった部数で出す職場に対応します。
単に速度を上げたプリンターではなく、コピー、プリント、スキャン、FAX、BOX、アドバンスドボックスを一台にまとめた業務用複合機です。
画質面では、LEDマルチチップを光源に用いる「D² Exposure」を採用しています。
メーカーは、色ずれを抑えながら滑らかな階調と高精細な文字を両立する技術として案内しています。
書き込み解像度は4,800dpi×2,400dpiで、コピー時は600dpi×600dpiです。
小さな文字や細線を含む営業資料、図表、設計関連の文書を日常的に出力する場合に、選定理由を説明しやすい特徴です。
ただし、印刷結果は原稿データ、ドライバー設定、用紙、色管理にも左右されるため、特殊な成果物は導入前にサンプル出力で確認します。
紙原稿の読み取りミスを減らす設計
標準のADFは両面同時読み取りに対応し、64g/㎡の原稿を250枚収容できます。
300dpiでは片面がカラー・モノクロとも毎分135ページ、両面同時読み取りが毎分270ページです。
さらに、ステイプルされた原稿などの傾きを検知して搬送を止める異常搬送検知と、超音波センサーを使う重送検知を搭載しています。
大量の契約書や申請書を電子化するとき、未読み取りページや原稿破損のリスクを抑えるための機能です。
再スキャンの手間を抑える読み取り部
読み取りガラスには、糊、修正液、インクなどが付着しにくい防汚コートが施されています。
ゴミによる画像のスジを検知して補正する仕組みも備えます。
清掃が不要になる機能ではありませんが、紙文書を連続処理する窓口や管理部門では、読み取り後の目視確認とガラス清掃の運用を組み合わせることで、やり直しを減らしやすくなります。
主要仕様と処理性能
imageFORCE C5150Fの対象列を公式仕様表で確認すると、A4ヨコおよびB5はカラー・モノクロとも毎分50枚、B4は毎分30枚、A3は毎分27枚です。
シリーズ表はC5170F、C5160F、C5150F、C5140Fの順に数値が並ぶため、C5150Fでは3列目の値を読む必要があります。
速度だけを見て上位機の数値と取り違えないことが大切です。
| 項目 | imageFORCE C5150Fの確認済み仕様 |
|---|---|
| 方式・色 | A3対応フルカラー複合機 |
| 連続複写速度 | A4ヨコ:カラー・モノクロ各50枚/分、A3:各27枚/分 |
| 読み取り/書き込み解像度 | 600dpi×600dpi/4,800dpi×2,400dpi(コピー時600dpi×600dpi) |
| 用紙坪量 | 上段カセット52~256g/㎡、下段カセット・手差し52~300g/㎡ |
| 手差し給紙 | 120枚(64g/㎡) |
| 本体寸法 | 幅620×奥行722×高さ937mm(ADFを含む) |
| 本体質量 | 約107kg(ADFを含む) |
| 電源・最大消費電力 | AC100V・15A・50/60Hz、最大1.5kW |
| メモリー/ストレージ | RAM 6.0GB、SSD標準256GB・オプション1TB |
幅広い用紙と長尺紙への対応
A3、B4、A4などの定型紙に加え、SRA3、はがき、封筒、ユーザー設定サイズを扱えます。
ただし、SRA3や一部の封筒は手差しのみ、A3やB4はカセット1非対応など、給紙口ごとの条件があります。
最大320×1,300mmの長尺紙にも対応しますが、長尺用給紙トレイなどのオプションが必要です。
対応可能という表記だけで判断せず、実際に使用する紙の寸法、坪量、表面加工、給紙方向を販売店へ提示して構成を確認します。
設置寸法はオプション込みで判断する
本体の機械占有寸法は、手差しトレイを伸ばした状態で幅942×奥行722mmです。
2段カセットペディスタルまたは大容量カセットペディスタル装着時は高さ1,188mmになります。
長尺用の給排紙トレイを装着すると幅は1,482mmです。
フィニッシャーやサイドデッキを選ぶ場合はさらに必要面積が変わるため、本体寸法だけで設置可否を決めないようにします。
操作性とプリント・スキャン連携
操作部には、見やすさと操作効率を意識した新しいUIが採用されています。
用紙と見分けやすいようカセットやトレイの内部を黒くし、排紙部は出力紙を確認して取り出しやすい形状です。
利用者が多い共用機では、画面上の操作だけでなく、用紙補給や排紙回収の分かりやすさも日々の待ち時間に影響します。
標準プリンター言語はLIPS LXで、ネットワークは1000Base-T、100Base-TX、10Base-Tに対応します。
LPD、Port9100、IPP、IPPS、FTP、WSDを利用でき、OS標準印刷ではMopria Print、Apple AirPrint、IPP Everywhereが仕様に記載されています。
無線LANは標準ではなく、Wi-Fi 6を含む規格に対応した無線LANボードがオプションです。
有線接続を基本にするのか、モバイル端末からの印刷も必要なのかを先に決めると、不要な追加費用を避けやすくなります。
スキャンの保存先とファイル運用
プッシュスキャンではFTP、SMB、WebDAVへのファイル送信と、SMTPによるメール送信に対応します。
解像度は100dpiから600dpiまで複数の設定があり、アドバンスドボックスも標準です。
社内共有フォルダーへ保存する場合は、複合機用アカウント、保存先の権限、ファイル名、保存期間まで設計します。
SMBやメールサーバーの認証方式は社内環境によって異なるため、設置日に疎通だけを確認するのではなく、運用中のパスワード変更や証明書更新も担当者間で決めておく必要があります。
FAXを紙出力だけで終わらせない
Super G3 FAXは標準装備で、送信済みFAX画像を送信日時や送信元情報とともに本体SSDまたは外部サーバーへ自動保存できます。
通信管理レポートは紙のほかCSVでも管理できます。
受信・送信履歴の確認が必要な業務では有用ですが、保存先へのアクセス権、保管期限、バックアップ、個人情報の取り扱いを合わせて定めることが前提です。
IPファクスや回線増設はオプションなので、必要回線数を見積時に伝えます。
セキュリティー機能と管理の考え方
imageFORCE C5150Fは、文書、デバイス、ネットワークおよびクラウドの三つの側面から対策する構成です。
特に「おすすめセキュリティー設定」は、機器内の環境推定エンジンがデータの流れを分析し、6種類のセキュリティータイプから候補を示す機能です。
選択したタイプに応じて80項目を超える関連設定を一括で反映できます。
専任者が少ない企業で初期設定の抜けを減らす助けになりますが、社内規程や実際のネットワーク構成を自動的に理解する仕組みではありません。
提案された内容を管理者が確認し、業務に必要な通信を止めていないかテストします。
認証では、暗証番号、パターン認証、ICカードなどを組み合わせる多要素認証とMicrosoft Entra ID連携が案内されています。
本体起動時にシステムを検証し、改ざんを検知した場合に起動を停止して復旧する仕組みや、稼働中の未知のモジュール実行を抑止する機能も備えます。
標準機能だけで安全が完成するわけではない
認証機能があっても、全員が共通アカウントを使えば利用者を追跡しにくくなります。
管理者パスワードの変更、不要なプロトコルとUSB利用の制限、ファームウエア更新、アドレス帳の管理、保存文書の期限設定を運用に組み込みます。
スキャン先やメール送信先を限定する場合は、部署別の権限と例外申請の流れも決めます。
SSD暗号化は標準装備とされていますが、入れ替えや返却時にはデータ消去方法と証明書の発行可否を契約先へ確認するのが安全です。
認証方式は利用者の動線で選ぶ
ICカード認証は利用者にとって分かりやすい一方、カードリーダーや設置用部品などの構成確認が必要です。
多要素認証を全操作に求めると、短時間のコピーでも負担が増えることがあります。
機密文書の留め置き印刷、スキャン送信、管理画面へのアクセスなど、リスクの高い操作から優先して適用範囲を決めると、利便性と統制を両立しやすくなります。
適している用途と慎重に検討したいケース
imageFORCE C5150Fが適しているのは、カラーとモノクロの出力がともに多く、紙原稿の電子化やFAXも一台へ集約したい職場です。
毎分50枚の速度は、複数部署で共有しながら会議資料や帳票をまとめて出力する運用と相性があります。
250枚収容のADFと高速な両面同時読み取りは、契約書、申込書、報告書などを継続的に電子化する管理部門でも活用できます。
- 提案書や図表をカラーで頻繁に出力する営業・企画部門
- 複数ページの原稿を日常的にスキャンする総務・経理部門
- FAXの送信画像や通信履歴を電子的に残したい事業所
- A3図面と小さな文字を含む文書を扱う建築・製造関連の部署
- ステイプル、中綴じ、紙折り、長尺POPなどの内製を検討する拠点
一方、月間の出力が少なくA4しか使わない小規模拠点では、設置面積や本体価格に対して能力を持て余す可能性があります。
また、写真作品や厳密な色校正を主目的とする機器ではありません。
高い色再現精度が必要な制作業務では、実データと本番用紙による出力確認が欠かせません。
速度は平均枚数だけで判断しない
月間枚数が同じでも、印刷が月末や会議前に集中する会社では、ピーク時の処理速度が重要です。
部署別の月間カウンターだけでなく、一度に出す部数、カラー比率、両面比率、待ち行列が起きる時間帯を確認します。
50枚機が必要か迷う場合は、現在の複合機でジョブが滞留する時間と、大量出力を外注または分散している回数を記録すると判断しやすくなります。
内製する成果物からオプションを逆算する
長尺紙、ステイプル、中綴じ、パンチ、Z折りは、本体だけですべて使えるわけではありません。
作りたい成果物の完成形、用紙、部数を先に決め、必要な給排紙オプションと装着条件を確認します。
特に外付けフィニッシャーは設置幅が増え、別の中継ユニットが必要になる構成があります。
使用頻度が低い加工まで追加するのではなく、外注費と作業時間を比較して構成を絞るのが現実的です。
同シリーズと他候補の比較
C5100Fシリーズでは、画質、ADF、基本機能を共通化しつつ、出力速度と価格が異なります。
現在のメーカー掲載価格とA4ヨコ速度を照合すると、C5150Fは40枚機と60枚機の中間です。
現在の処理量だけでなく、契約期間中の人員増加、拠点統合、ペーパーレス化による減少も含めて選びます。
| モデル | A4カラー/モノクロ | 本体標準価格(税別) |
|---|---|---|
| C5140F | 40枚/分 | 3,150,000円 |
| C5150F | 50枚/分 | 3,475,000円 |
| C5160F | 60枚/分 | 3,940,000円 |
| C5170F | 70枚/分 | 4,400,000円 |
シリーズ最上位の速度が必要なら、imageFORCE C5170Fの個別記事も比較できます。
C5150Fで待ち時間を十分に抑えられるなら、上位機との差額を給紙、認証、フィニッシャーなど業務に直結する構成へ振り分ける考え方もあります。
他メーカー機は同じ条件にそろえて比べる
メーカーをまたいで検討する場合は、速度帯だけでなく、標準機能、ADF、FAX、プリンター言語、無線LAN、フィニッシャー、保守条件を同じ表に並べます。
近いクラスの候補を探す入口として、シャープのBP-51C45とBP-51C55、リコーのRICOH IM C4511とRICOH IM C5511の個別記事を確認できます。
速度が近くても標準搭載と追加オプションの範囲は異なるため、総額で比較します。
運用や保守体制も比較項目に入れる
富士フイルムビジネスイノベーションのApeos C5240や、京セラのTASKalfa MZ6001ciも、異なるメーカーの運用性を確認する候補になります。
比較時は実際に必要な速度帯を確認したうえで、操作画面への慣れ、既存ドライバーとの互換性、サービス拠点、故障時の連絡方法、トナー配送、訪問可能時間を評価します。
本体スペックが近くても、日常管理の負担と停止時の影響には差が出ます。
本体価格と必要な構成
imageFORCE C5150Fの現在の本体標準価格は3,475,000円(税別)です。
価格表上は、imageFORCE C5100F series本体3,190,000円と、C5150ライセンス285,000円の合計として示されています。
カラー・モノクロ各毎分50枚、両面同時読み取りADF、LIPS LXプリント、FAX、SEND、アドバンスドボックスを含む構成です。
C、M、Y、Bkのトナー各1個は同梱されますが、感光体などの消耗品は本体価格に含まれず、メーカー資料には別途保守サービス契約が必要と記載されています。
標準価格だけで導入総額は決まりません。
給紙ペディスタル、排紙トレイ、フィニッシャー、無線LAN、認証、PostScript、追加FAX回線、搬入設置などは、要件に応じて追加されます。
メーカーの標準的な搬入手配・設置料金は合計66,000円(税別)ですが、適切なスペースがあり、搬入経路に階段や段差がない場合の条件です。
時間外、遠隔地、階段、クレーン、事前下見、既存機撤去などは別料金になり得ます。
リース料は見積条件をそろえて確認する
リース月額は、本体とオプションの販売価格、契約期間、料率、搬入費を契約に含めるかどうかで変わります。
そのため、本体標準価格から一律の月額を断定することはできません。
見積書では、機器構成、契約期間、中途解約条件、物件の所有権、満了後の返却費、再リースの扱いを確認します。
初期費用を抑えることだけでなく、契約期間中に必要な機能を外付けや別システムで補う費用も含めて比較します。
カウンター保守の範囲を明確にする
保守見積では、カラーとモノクロのカウンター単価、基本料金や最低料金の有無、トナー配送、部品・感光体・作業費の範囲、用紙やステイプル針などの対象外品、訪問受付時間を確認します。
月間枚数だけでなくカラー比率も伝えると、運用費を比較しやすくなります。
スキャンやFAX送信がカウント対象になるか、長尺紙や特殊紙の使用が保守条件に影響するかも契約先へ確認してください。
導入前に確認するチェックポイント
導入前は、機能表だけでなく、設置、接続、移行、保守の順に確認します。
約107kgの本体を運ぶため、建物入口、エレベーター、廊下、曲がり角、扉、床養生の条件を販売店へ共有します。
設置場所にはAC100V・15Aの電源、放熱と作業のための空間、用紙やトナーを保管する場所も必要です。
オプションを含む完成構成図で寸法を確認し、避難経路や扉の開閉を妨げない位置を選びます。
- 現在の月間枚数、カラー比率、ピーク時のジョブ数を集計する
- A3、SRA3、封筒、厚紙、長尺紙など実際の用紙を洗い出す
- ステイプル、中綴じ、パンチ、紙折りの必要性と頻度を確認する
- 有線LAN、固定IP、DNS、SMTP、SMB、認証方式を決める
- Windows、macOS、スマートフォンなど利用端末を一覧にする
- FAX回線数、受信転送、送信画像保存、履歴保管の要件を決める
- 搬入、設置、撤去、データ移行、操作説明の費用範囲を確認する
- 保守受付時間、連絡手段、消耗品配送、停止時の代替策を決める
既存環境からの移行を事前に試す
入れ替えでは、プリンタードライバーを配布する方法、標準設定、部門ID、アドレス帳、短縮ダイヤル、スキャン先、メール送信設定を整理します。
既存機の設定をそのまま写すと、退職者の宛先や不要な共有フォルダーまで残る可能性があります。
必要な設定だけを棚卸しし、代表端末で印刷、両面、カラー、給紙トレイ、仕上げ、スキャン、FAXを試験してから全社展開します。
導入後の管理責任者を決める
運用開始後は、管理者パスワードと設定変更の担当者、用紙補給、アドレス帳更新、エラー連絡、カウンター確認の役割を決めます。
オンラインサポートサービス「NETEYE」は、カウンター、エラー、紙詰まり、トナー残量などの遠隔監視に対応しますが、別途申し込みが必要です。
利用する場合は、外部通信の許可、送信される情報、障害時の連絡先を社内ルールと照合します。
導入時点の設定表と構成図を保管しておくと、担当者交代やネットワーク変更時にも復旧しやすくなります。
最終判断は実データと見積書で行う
imageFORCE C5150Fは、毎分50枚の処理能力、高速ADF、高精細出力、FAX・スキャン連携、セキュリティー設定支援を一台にまとめたい企業に適しています。
最終的には、実際の提案書や図面、使用予定の用紙で出力と読み取りを確認し、必要なオプションを含む構成図を受け取ります。
本体価格、保守、契約期間、搬入条件を同じ見積書上で確認できれば、導入後の追加費用や機能不足を避けやすくなります。
参考情報・出典
仕様・価格・保守条件は構成や地域で変わります。
正式な条件は最新の見積書をご確認ください。
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