新機種発売から3年未満:新機種 / 3年以上:旧機種
BP-71C65は、カラー・モノクロともA4ヨコ毎分65枚で出力できる、シャープのA3フルカラー複合機です。
大量の会議資料や帳票を短時間で出力する部署、紙文書をまとめて電子化する管理部門、複数部署で1台を共用するオフィスに適しています。
片面毎分150ページ、両面毎分300ページの高速スキャン、最大375枚を積載できる両面同時読取原稿送り装置、標準の無線LANやOCRも特徴です。
ここでは標準機能とオプションを分け、価格、比較、設置、保守まで導入判断に必要な項目を整理します。
BP-71C65の特徴と位置づけ
BP-71C65の中心的な特徴は、A3対応のコピー、ネットワークプリント、カラースキャン、ファクスを標準で備えながら、カラー・モノクロともA4ヨコ毎分65枚の連続複写速度を持つことです。
2025年10月23日に発売されたBP-71Cシリーズでは最も出力速度が高いモデルで、メーカー希望小売価格は2,910,000円(税別)です。
大量出力だけでなく、両面原稿の高速電子化、クラウドサービスとの連携、利用者認証、保存データの保護まで一台で扱えます。
そのため、単なる高速コピー機ではなく、複数部署が利用する文書処理基盤として検討できます。
一方、印刷枚数が少なく、短時間にジョブが集中しない事業所では能力や価格が過剰になる可能性があります。
速度の数字だけで決めず、待ち時間が発生する時間帯、スキャン業務の量、必要な仕上げ処理を確認することが大切です。
毎分65枚が効果を発揮する場面
毎分65枚という値は、同一原稿をA4またはB5のヨコ送りで連続複写した場合の公称速度です。
月末の帳票、研修資料、店舗への通達、会議直前の差し替え資料など、限られた時間に出力が集中する環境で効果を期待できます。
A4・B5タテは毎分37枚、B4は31枚、A3は33枚であるため、A3中心の職場では「65枚」の数字だけで処理時間を見積もらないようにします。
少部数の出力では、連続速度に加えてファーストコピータイムも体感を左右します。
公式仕様ではA4ヨコ給紙時にカラー4.8秒、モノクロ3.7秒です。
電源ボタンからのウォームアップタイムは13秒ですが、いずれも本体の状態や使用環境で変わる点に注意してください。
シリーズ内での役割
同じシリーズには55枚、45枚、36枚、26枚のモデルがあります。
操作性や読み取り機能に共通点があっても、連続複写速度、ウォームアップ時間、機種別の質量などには差があります。
高速出力が必要か判断する際は、低速モデルであるBP-71C26の紹介も確認し、繁忙時の待ち時間と導入費用の釣り合いを比較してください。
別シリーズを含めてシャープ製26枚機を検討する場合は、BP-61C26の紹介も候補整理の入口になります。
出力と読み取りをまとめて高速化
BP-71C65は、ネットワークスキャン時にA4ヨコの片面原稿をカラー・モノクロとも毎分150ページ、両面原稿を毎分300ページで読み取れます。
測定条件は200dpiまたは300dpi、メーカー標準原稿、標準モード、カラー自動判別オフで、原稿のデータ量によって速度は変動します。
それでも、紙の入力と出力の双方に処理量が多い職場で選びやすい構成です。
両面同時読取原稿送り装置は標準装備です。
原稿を反転させずに表裏を読み取れるため、両面帳票の電子化を効率化できます。
原稿積載量は64g/㎡紙で最大375枚、または積載高さ38mmまでです。
名刺は厚さ0.2mmの場合に最大150枚ですが、折れ、付箋、異なる厚さの原稿が混在すると安定性へ影響するため、状態を確認して小分けにします。
主要仕様と用紙対応
BP-71C65は、公式仕様でデスクトップ型と表記されたA3フルカラー複合機です。
ただし、本体寸法は幅609×奥行662×高さ860mm、質量は約88kgあり、実際には給紙デスクなどと組み合わせた床置き運用が中心になります。
手差しトレイを伸ばした機械占有寸法は幅1,003×奥行662mmです。
原稿送り装置やトレイを開く空間、排紙物を扱う場所、保守作業用の余白は占有寸法とは別に確保します。
| 項目 | BP-71C65の確認値 |
|---|---|
| カラー対応 | フルカラー |
| A4・B5ヨコ速度 | カラー/モノクロ65枚/分 |
| A3速度 | カラー/モノクロ33枚/分 |
| 標準給紙容量 | 720枚(600枚トレイ+120枚手差し、64g/㎡紙) |
| 最大給紙容量 | 7,120枚(所定オプション装着時、64g/㎡紙) |
| メモリー/ストレージ | 標準5GB/SSD 256GB |
| 本体寸法 | 幅609×奥行662×高さ860mm |
| 質量 | 約88kg |
| 電源 | AC100V、15A、50Hz/60Hz共通 |
| 最大消費電力 | 1.5kW以下(デスクなどのオプションを含む) |
給紙容量は標準と最大を分けて考える
本体の標準給紙容量は720枚です。
最大7,120枚は、本体の600枚トレイと120枚手差しトレイに加え、2,900枚の大容量給紙デスクと3,500枚の大容量給紙トレイを組み合わせた構成で、本体だけの容量ではありません。
用紙補給を減らしたい場合でも、同じサイズの普通紙を大量に収容したいのか、複数サイズや複数種類の用紙を常時セットしたいのかで必要な構成は変わります。
本体トレイの対応坪量は60~300g/㎡、手差しトレイは52~300g/㎡です。
ただし、特殊紙や106~300g/㎡の用紙について、メーカーは担当者への確認を案内しています。
カタログ上の坪量範囲に入っていても、表面加工、紙目、含水量、保管状態によって給紙や定着の結果は変わります。
SRA3、封筒、長尺紙の注意点
複写サイズはSRA3、A3ワイドからA6R、はがき、複数種類の封筒などに対応します。
洋形4号と洋形長3号は本体トレイから給紙できないという脚注があるため、封筒を日常的に使う場合はサイズごとの給紙方法を確認してください。
公式の特長ページでは、手差しトレイから最長1,300mmの長尺プリントも案内され、長尺用紙給紙トレイはオプションとして用意されています。
対応サイズに含まれていても、すべての用紙銘柄で同じ結果が得られるわけではありません。
塗り足しを含む印刷物、窓付き封筒、ラベル紙、光沢紙、エンボス紙などを扱う場合は、仕上がり寸法、搬送方向、必要な余白、定着状態を実際の用紙で確認します。
一般的な社内文書しか扱わない場合は、特殊用紙対応を理由に不要なオプションを追加する必要はありません。
搬入と電源
約88kgの本体を扱うため、扉幅、曲がり角、段差、階段、エレベーターの寸法と積載条件を販売店へ伝えます。
電源はAC100V・15A以上の専用コンセントとアース接続がメーカーから案内されています。
設置後の移動では再調整やネットワーク再設定が必要になる場合があるため、搬入前に利用動線、騒音、用紙保管場所、保守員の作業空間まで確認してください。
操作性とスキャン・クラウド連携
操作部には10.1インチのフルフラットパネルを採用し、ホーム画面を利用環境に合わせてカスタマイズできます。
原稿のセットと取り忘れを知らせるランプ、排出原稿を確認しやすい透明な原稿セット台、青・白・橙のインフォメーションLEDなど、共用機での見落としを減らす工夫もあります。
標準のジョブセパレーターは、64g/㎡のA4用紙で上段100枚、下段400枚を分けて排紙でき、ファクスとコピー・プリントの混在を防ぐ用途に使えます。
OCRは標準搭載され、サーチャブルPDFやOfficeファイルなどへ変換できます。
ネットワークスキャナーの出力形式にはTIFF、JPEG、PDF、PDF/A、暗号化PDF、高圧縮PDF、XPS、DOCX、XLSX、PPTX、TXT、RTFなどが記載されています。
変換後のレイアウトや文字認識は原稿品質に左右されるため、重要書類では元画像を保管し、認識結果も確認します。
保存先とファイル管理を先に決める
高速スキャンを有効に使うには、読み取り速度だけでなく保存先と運用ルールを決める必要があります。
共有フォルダー、メール、本体ストレージ、クラウドなどのうち、文書の機密性、共有範囲、保存期間に合う方法を選びます。
保存先のアクセス権、ファイル名、フォルダー構成、誤送信時の対応、退職者の権限削除まで決めておくと、電子化したファイルが散在する事態を防ぎやすくなります。
複数の領収書や写真を一度に読み取って個別データにするマルチクロップ、名刺スキャン、白紙飛ばしなども案内されています。
領収書、名刺、契約書では、原稿の余白や背景、折れ、汚れによって切り出しやOCR結果が変わります。
経理証憑や顧客情報を扱う場合は、処理後の抜き取り確認と再スキャンの手順を運用へ含めてください。
クラウドとモバイルは利用条件も確認する
クラウドコネクターでは、本体から対応クラウドサービスへスキャンデータをアップロードし、保存されたデータをプリントできます。
Microsoft Entra IDを外部認証サーバーとして利用し、OneDrive for Businessなどへシングルサインオンする機能も案内されています。
ただし、ユーザー認証を有効にする必要があり、COCORO OFFICEのファクス保存などは別途必要なサービスです。
本体の購入だけで、すべてのクラウド機能を無条件に利用できるわけではありません。
無線LANはIEEE 802.11a/b/g/n/ac対応で標準装備です。
NFCを利用したSharpdesk Mobileとの連携や、AirPrintへの対応も確認できます。
実際の利用前には、対応OS、社内Wi-Fiの端末間通信、ゲストネットワークの分離、認証方式、外部通信の許可を確認します。
無線接続が可能でも、安定性や管理性を優先して有線LANを使う運用も検討できます。
eAssistant Guideの位置づけ
NFCを利用してモバイル端末からアクセスし、操作方法やトラブルに関する質問へ生成AIを用いて回答するeAssistant Guideも案内されています。
複合機とモバイル端末の双方にインターネット接続が必要です。
日常操作を調べる補助になりますが、社内固有のネットワーク設定や保守判断を代替するものではありません。
管理者向けの設定記録、利用者用の簡易手順書、保守窓口は別途整備します。
BP-71C65のセキュリティ
複合機は、印刷データ、スキャン画像、ファクス、アドレス帳、認証情報を扱うネットワーク端末です。
BP-71C65は起動時にBIOSの異常を検証し、異常を検出すると起動を中止して自動復旧するBIOS修復機能を備えます。
BIOSがファームウェアを検証する仕組みと、異常時のファームウェア修復機能も案内されています。
本体ストレージへ蓄積されたデータは暗号化して保存され、出力または送信後に自動消去されます。
オンラインでファームウェアを更新する機能もありますが、利用にはインターネット接続が必要です。
導入時には更新の実行主体、実施時期、外部通信の許可、更新失敗時の連絡先を決めてください。
機能を搭載していても、管理者パスワードやネットワーク設定が不適切であれば十分な対策にはなりません。
認証と出力物の放置対策
Active Directory、LDAP、Microsoft Entra IDなどを利用した外部認証に対応します。
ICカード認証を利用する場合は、ICカードリーダーライターMX-EC13Nがオプションです。
社員証の規格と利用できるカード領域、入社・異動・退職時のアカウント処理、認証基盤が停止した場合の代替手順を事前に確認します。
プリントリリースを使えば、利用者が複合機へログインして出力を指示するまでデータを保持する運用ができます。
機密文書の取り忘れや取り違えを抑えたい職場に適しています。
ただし、ログイン操作が増えるため、ICカードの紛失対応、代理出力のルール、障害時の緊急印刷も決めておく必要があります。
標準機能と追加対策を混同しない
ウイルス検知にはオプションのウイルス検知キットBP-VD10とインターネット接続が必要です。
より高度な本体保護にはデータセキュリティキットBP-FR12U、UTM機能には多機能サーバーBP-SB10とUTMライセンスが必要とされています。
見積書では、本体標準の暗号化・自動消去、追加キット、継続ライセンスを分けて確認してください。
返却や廃棄時には、個人情報初期化設定を使うだけでなく、データ消去の実施者、消去証明書の要否、アドレス帳、認証設定、クラウド接続情報、証明書の削除を契約先と確認します。
初期化後は再利用に専用キーが必要になるため、稼働中に誤って実行しない管理も必要です。
ネットワーク管理の確認項目
- 管理者パスワードを初期値から変更し、保管担当者を限定する
- 固定IPまたはDHCP予約の方針を決める
- 印刷、SMB、SMTP、DNS、時刻同期など必要な通信だけを許可する
- SSL/TLS、IPsec、IPアドレス・MACアドレスフィルタリングの利用を検討する
- USBメモリーや不要なプロトコルの利用可否を社内規程に合わせる
- 設定変更、アカウント変更、ファームウェア更新の記録を残す
適する用途と過剰仕様になりやすいケース
BP-71C65は、単に月間出力枚数が多い会社だけでなく、特定の時間帯に印刷とスキャンが集中する会社に向いています。
複数拠点へ配る通達を一斉印刷する本部、講義や研修の資料をまとめて準備する部門、提案書と契約書を扱う営業拠点、紙帳票を継続的に電子化する管理部門などが代表例です。
カラーとモノクロが同じ65枚/分なので、出力内容が混在する共用機として計画しやすい機種です。
標準のAdobe PostScript 3、1200×1200dpiの出力、SRA3や厚紙への対応も、図面、細線を含む資料、簡易な販促物を内製する環境で比較材料になります。
ただし、商業印刷用のオフセット機や専用プロダクションプリンターと同じ色再現性や用紙適性を保証するものではありません。
色、細線、両面位置が重要なら、自社の代表データと本番用紙で出力テストを行います。
向いているケース
- 複数部署のジョブが重なり、共用機の前で出力待ちが発生している
- 両面帳票、申込書、契約関係書類を大量に読み取る
- A3とA4、カラーとモノクロを一台で処理する
- 認証やプリントリリースで機密文書の放置を減らしたい
- ステープル、中とじ、紙折りなどの後処理も自動化したい
中とじ製本には対応するサドルフィニッシャーが必要です。
公式ページではBP-FN14またはBP-FN16が案内されており、用紙サイズ、坪量、最大とじ枚数などの条件があります。
紙折りやパンチにもユニットとフィニッシャーの組み合わせ制限があるため、作りたい成果物の見本を販売店へ提示する方法が確実です。
過剰仕様になりやすいケース
一日の印刷が少なく、ピーク時間もなく、スキャンは月に数回という職場では、65枚機の能力を持て余す可能性があります。
A3を使わない小規模拠点なら、用途が異なるA4機のRICOH IM C320Fも含め、設置面積と必要機能から比較すると選択肢を整理しやすくなります。
A3が必要でも、BP-71シリーズの低速モデルを含めて検討できます。
メーカー公式資料ではBP-71C65の推奨月間印刷枚数を確認できなかったため、根拠のない適正枚数は設定しません。
現行機のカウンターを数か月分取得し、カラー・モノクロ、A3・A4、片面・両面、時間帯別に実績を整理して販売店へ提示してください。
総枚数が同じでも、一日を通して分散する職場と始業前や月末へ集中する職場では必要な速度が異なります。
共用機へ集中させる際の注意
高速機一台へ業務を集約すると通常時の効率は上がりますが、故障、停電、ネットワーク障害時の影響範囲も広がります。
別フロア機への代替出力、緊急文書の処理方法、ファクス受信の代替、保守窓口を決めておきます。
プリントリリースを複数台で利用する計画では、対象機種、認証方式、同一ネットワーク内での利用条件も確認してください。
近い機種と比較するポイント
シリーズ内ではBP-71C55が直接的な比較候補です。
両機の公式仕様では、BP-71C65がA4ヨコ毎分65枚、A3毎分33枚、BP-71C55がA4ヨコ毎分55枚、A3毎分28枚です。
希望小売価格はBP-71C65が2,910,000円、BP-71C55が2,670,000円で、いずれも税別です。
単純な差額だけでなく、繁忙時間の待ちをどの程度短縮できるかで判断します。
| 比較項目 | BP-71C65 | BP-71C55 |
|---|---|---|
| A4ヨコ連続複写速度 | 65枚/分 | 55枚/分 |
| A3連続複写速度 | 33枚/分 | 28枚/分 |
| 希望小売価格 | 2,910,000円(税別) | 2,670,000円(税別) |
| 発売日 | 2025年10月23日 | 2025年10月23日 |
公称速度を実際のジョブで検証する
実際の所要時間には、データ転送、RIP処理、ファーストコピー、両面処理、部単位仕分け、画質安定化、フィニッシャー処理が加わります。
連続速度だけを使った割り算では、容量の大きいPDFやOffice文書の待ち時間を正確に予測できません。
候補機で代表的なファイルを出力し、ジョブ投入から取り出しまでを測るのが確実です。
別メーカーの高速カラー機も含めるなら、RICOH IM C6510、RICOH IM C7010、Apeos C7070の記事を候補整理の入口にできます。
機種名の数字が近くても、速度の測定条件、標準機能、用紙対応、後処理、価格条件は異なるため、対象モデルごとの公式仕様を個別に照合してください。
速度以外の比較軸
画質では小さい文字、細線、グラデーション、写真、両面位置、色調を確認します。
スキャンでは読み取り後のファイルサイズ、OCR結果、サイズや厚さが混在する原稿、保存先への送信時間を見ます。
操作性では、よく使う機能までの手順、ホーム画面のカスタマイズ、用紙切れやエラー時の案内を実際の利用者に試してもらいます。
高速帯では後処理と保守も重要です。
カラー高速機の選択肢を広げる場合は、TASKalfa MZ7001ciのような他社候補も含め、必要なフィニッシャーを装着した状態で設置面積と見積条件を比較します。
保守については、拠点所在地への訪問体制、受付時間、消耗品配送、部品、休日対応、障害時の代替策を同じ条件で確認してください。
比較表へ追加したい項目
- 本体、必須オプション、設置設定を含む初期費用
- 予定枚数を基にしたリース料と保守条件
- クラウド、認証、既存ネットワークへの適合性
- 本番用紙と代表データによる出力・スキャンテスト結果
- 設置面積、搬入条件、電源、稼働音
- 障害時の受付、訪問、復旧までの代替運用
構成・オプションと価格の考え方
BP-71C65のメーカー希望小売価格は2,910,000円(税別)です。
本体価格には感光体や現像剤などの消耗品が含まれず、メーカーは別途保守サービス契約が必要と案内しています。
搬入、設置、階段作業、ネットワーク設定、ドライバー配布、スキャン宛先登録、既存機撤去なども、本体価格とは別条件になることがあります。
標準でコピー、プリント、スキャン、ファクス、両面同時読取原稿送り装置、無線LAN、OCR、Adobe PostScript 3などを利用できます。
一方、ICカードリーダー、ウイルス検知キット、データセキュリティキット、多機能サーバー、大容量給紙、各種フィニッシャー、紙折り、パンチ、長尺用紙給紙トレイ、SSD拡張などは用途に応じたオプションです。
標準機能と追加構成を分けた見積書を依頼してください。
後処理と給紙は成果物から逆算する
ステープル、中とじ、針なしステープル、紙折り、パンチは、対応するフィニッシャーやユニットの組み合わせが必要です。
「冊子を作りたい」という要望だけで構成を決めず、用紙サイズ、坪量、ページ数、部数、綴じ位置、折り方を販売店へ提示します。
現在手作業で作っている完成見本を用意すると、必要なオプションと対応条件を特定しやすくなります。
大容量給紙デスクは2,900枚、大容量給紙トレイはA4用紙3,500枚の収容が案内されています。
最大7,120枚の構成は補給回数を減らせますが、本体横の設置面積と導入価格も増えます。
通常のジョブ量なら、標準720枚または小規模な追加給紙で足りる可能性があります。
用紙切れが発生する頻度と、一度に出す最大部数を基に判断してください。
リースと保守は総額・範囲をそろえる
リース月額は、本体とオプションの価格、契約期間、料率、搬入費などをリース対象へ含めるかによって変わるため、一律の金額は示せません。
見積もりでは月額だけでなく、契約期間を通じた総支払額、所有権、途中解約、満了時の返却条件、再リースの扱いを確認します。
複数の見積もりを比べるときは、装着オプションと設定作業の範囲をそろえてください。
カウンター保守はカラー・モノクロの単価だけでなく、最低基本料金、トナー、感光体、部品、訪問作業、受付時間、休日対応、契約期間、価格改定条件を確認します。
高速機では障害時の業務影響が大きくなりやすいため、連絡から訪問までの流れ、消耗品の配送方法、代替出力の案内も確認しておくと安心です。
見積書で分ける費用
- 本体と装着オプションの税別価格
- 搬入、設置、設定、操作説明、既存機撤去の一時費用
- リース期間、月額、総支払額、満了時の扱い
- カラー・モノクロ別の保守条件と最低料金
- 認証、クラウド、UTMなど外部サービスの継続費用
- 追加設定、移設、ネットワーク変更を依頼する場合の費用
導入前に確認したい実務チェック
BP-71C65は高速出力、高速スキャン、クラウド連携、認証、後処理を幅広く組み合わせられる機種です。
その一方で、自社の業務量、ネットワーク、認証、設置場所に合わなければ能力を十分に生かせません。
総務だけで決めず、情報システム担当者、主要利用部門、経理・法務などの文書管理担当者、販売店で条件を共有します。
導入判断では「毎分65枚が必要か」に加え、繁忙時間の待ちをどれだけ減らせるか、紙文書の保存工程をどう変えるか、障害時に業務をどう継続するかまで確認します。
契約前のチェックリスト
- 利用実績:現行機の数か月分のカウンター、ピーク時刻、カラー・モノクロ、A3・A4、両面の比率を確認する。
- 原稿テスト:代表的なPDF、Office文書、写真、細線、小文字、両面原稿、本番用紙を候補機で試す。
- 構成確定:給紙、フィニッシャー、紙折り、ICカード、セキュリティ、クラウドの要否を標準とオプションに分ける。
- 設置確認:搬入経路、扉、段差、エレベーター、電源、アース、占有寸法、保守作業空間を確認する。
- ネットワーク確認:IP、DNS、SMTP、SMB、証明書、無線LAN、外部通信、更新方針を決める。
- 費用確認:税区分、リース総額、保守、設定費、撤去費、継続ライセンスを一覧化する。
- 保守確認:受付時間、訪問範囲、部品と消耗品、休日対応、障害時の連絡経路を確認する。
- 満了時確認:返却、再リース、撤去、データ消去、証明書の扱いを契約前に決める。
設置日と稼働後の確認
設置日は、コピーとプリントだけでなく、両面スキャン、共有フォルダーまたはメール送信、OCR、ファクス、認証、アドレス帳、必要な仕上げ、モバイル連携まで受入テストを行います。
管理者設定、IPアドレス、機器名、保守連絡先を記録し、利用者へ用紙補給、原稿詰まり、機密印刷物の回収などのルールを周知します。
稼働後1~3か月を目安に、実カウンター、待ち時間、紙詰まり、送信失敗、問い合わせ内容を振り返ります。
頻用機能をホーム画面へ集約し、不要な選択肢を整理すれば、多機能ゆえの操作の迷いを減らせます。
設定変更が保守契約に含まれるか、追加作業になるかも記録してください。
導入判断のまとめ
BP-71C65は、A3フルカラーに対応し、A4ヨコをカラー・モノクロとも毎分65枚で出力し、両面原稿を毎分300ページで読み取れる高速複合機です。
大量出力と電子化が集中する職場には有力ですが、低印刷量の拠点では価格、設置面積、能力が過剰になり得ます。
本体価格だけでなく、必要オプション、搬入設定、リース、保守、ネットワーク対応を同じ条件で見積もり、自社原稿によるテスト結果と合わせて決定してください。
参考情報・出典
仕様・価格・保守条件は構成や地域で変わります。
正式な条件は最新の見積書をご確認ください。
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