新機種発売から3年未満:新機種 / 3年以上:旧機種
RICOH IM C320Fは、A3出力を必要とせず、限られた場所でコピー、プリント、スキャン、ファクスを一台にまとめたい職場に適したA4デジタルフルカラー複合機です。
カラー・モノクロともA4タテ毎分32枚で、原稿の表裏を一度に読み取る1パス両面ADFも標準装備しています。
本体は幅410×奥行429×高さ483mmとコンパクトですが、7インチ操作パネル、ネットワークスキャン、G3ファクス、セキュリティ機能を備えています。
導入判断に必要な仕様、標準装備とオプションの違い、価格・保守条件を具体的に整理します。
RICOH IM C320Fの特徴
RICOH IM C320Fの大きな特徴は、A4カラー複合機に必要な機能を、幅410×奥行429mmの本体へ集約したことです。
自動原稿送り装置を含む高さは483mm、質量は29.9kg以下です。
卓上式ですが、家庭用プリンターより重いため、水平で十分な耐荷重がある設置台を用意し、給紙、排紙、消耗品交換、保守作業の空間も確保する必要があります。
コピーとプリントはカラー・モノクロともA4タテ毎分32枚です。
ファーストコピータイムはモノクロ5.8秒、フルカラー6.6秒、スリープモードからの復帰時間は7秒と公表されています。
窓口で申込書を一部ずつ出す、店舗のバックヤードで帳票を繰り返し印刷するといった使い方でも、最初の一枚を待つ時間を抑えやすい構成です。
ただし、これらはメーカー所定条件の値であり、用紙、画質、データ量、温度、調整動作によって実際の所要時間は変わります。
コンパクトでも主要機能を標準搭載
コピー、ネットワークプリンター、カラースキャナー、G3ファクスに加え、両面印刷、手差し給紙、1パス両面ADF、ドキュメントボックス、インターネットファクス、IP-ファクスが基本モデルの標準機能として示されています。
ADFやファクスを追加しなければ一般的な複合機業務を始められない構成ではないため、見積比較では他機種のオプション追加後の総額と条件をそろえることが大切です。
一方、最大出力用紙サイズはA4です。
A3図面、見開きの表、A3掲示物を等倍で出力する機械ではありません。
日常文書がA4で、A3は別拠点や外部出力で対応できる職場ほど、省スペース性を生かせます。
公式概要はRICOH IM C320Fの製品ページで確認できます。
従来機との比較条件を理解する
メーカーは従来機RICOH IM C300Fに対し、設置面積を約43%、体積を約54%削減したと案内しています。
「クラス最小」は、連続複写速度31枚/分以上のA4デジタルフルカラー複合機を対象とする2024年8月1日時点のメーカー調査です。
現在の全製品を対象にした恒久的な順位を意味するものではありません。
本体寸法と機械占有寸法は別に考える
本体の奥行は429mmですが、手差しトレイと延長トレイを開いた機械占有寸法は幅410×奥行640mmです。
棚の天板寸法だけでなく、前方へトレイを引き出す空間、上部の原稿部を開く空間、背面の電源・LAN・電話線の取り回しを採寸してください。
本体樹脂総重量の約50%に再生プラスチック素材を使用し、カタログではスリープモード時消費電力0.31W、TEC 2018が0.27kWhと示されています。
環境値は所定の測定条件によるため、実際の消費電力量は稼働時間、出力枚数、設定、接続オプションによって異なります。
主要仕様と処理性能
RICOH IM C320Fはデスクトップ式のフルカラー機で、メモリーは6GB、本体ストレージは64GBのeMMCです。
原稿ガラスの最大原稿サイズはA4です。
ADFではA4に加え、最大216×355.6mmのシート原稿を読み取れますが、読み取れる原稿寸法と出力できる用紙寸法は同じ意味ではありません。
出力はA4を中心にはがき、封筒、所定範囲の不定形用紙などへ対応し、A3出力には対応しません。
| 確認項目 | RICOH IM C320Fの確認済み仕様 |
|---|---|
| 連続複写速度 | A4タテ:カラー32枚/分、モノクロ32枚/分 |
| スキャン速度 | A4タテ・200dpi時:片面30ページ/分、両面60ページ/分 |
| 標準給紙 | 本体275枚+手差し55枚 |
| 最大給紙 | 550枚給紙テーブル追加時880枚 |
| 対応坪量 | 給紙・手差し60~200g/m²、両面60~163g/m² |
| 本体寸法 | 幅410×奥行429×高さ483mm |
| 質量 | 29.9kg以下 |
1パス両面ADFの効果
両面原稿は表裏を反転させながら二度通す方式ではなく、一度の搬送で両面を読み取る1パス方式です。
A4タテ、200dpi時の公称速度は片面30ページ/分、両面60ページ/分で、契約書、申込書、納品書など両面書類の電子化に向きます。
片面時は「ページ/分」、両面時は表裏をページとして数えた値なので、両面時に毎分60枚の紙を搬送するという意味ではありません。
スキャンの出力形式はTIFF、JPEG、PDF、クリアライトPDF、PDF/Aです。
メールはSMTP、ファイル送信はSMB 3.1.1とFTPに対応します。
文字検索やコピーができる透明テキスト付きPDFには、別売のOCR変換モジュール タイプM54が必要です。
紙文書を検索対象にしたい場合は、単にPDF保存できれば十分なのか、OCRまで必要なのかを先に決めます。
給紙量と用紙対応の見方
標準給紙は本体275枚と手差し55枚の合計330枚です。
A4普通紙の補給回数を減らしたい場合、550枚の給紙テーブルPB1220を追加すると最大880枚になります。
増設時は本体の横幅を変えずに高さが増え、キャスターテーブルやサプライテーブルの選択によって全高も変わります。
発注前にオプションを装着した完成状態の寸法を確認してください。
給紙トレイと手差しは60~200g/m²、両面は60~163g/m²が仕様範囲です。
ただし、範囲内ならあらゆる銘柄を問題なく通せるという保証ではありません。
コート紙、厚紙、はがき、封筒は、表面加工や温湿度によってシワ、カール、定着不良が起こる場合があります。
用紙設定を実物に合わせ、継続使用する用紙は導入前に試してください。
トナーの定着と用紙設定の関係はトナーがこすると剥がれる原因の解説も参考になります。
操作性とスキャン・モバイル連携
操作部には、静電容量式の7インチフルカラータッチパネル「第三世代MultiLink-Panel」が採用されています。
フリック、ドラッグ、ピンチ操作に対応し、コピー、スキャン、ファクス、ドキュメントボックスなどの機能へ画面からアクセスできます。
パネル角度は床と水平な状態から26度~58度の範囲で調整できるため、設置台の高さや利用者の姿勢に合わせやすい構造です。
紙詰まりなどの状態はLEDと画面で知らせ、消耗品交換は動画、紙詰まり処理はアニメーションで案内されます。
操作支援は便利ですが、利用者が管理者設定を自由に変更できる状態は避けるべきです。
日常利用者、消耗品交換担当者、ネットワーク管理者の権限を分け、定型操作の手順書も用意すると運用が安定します。
ネットワークスキャンを安定させる準備
スキャンデータはメール、SMB共有フォルダー、FTP、USBメモリーなどへ送れます。
SMB保存では、複合機専用アカウント、保存先フォルダーのアクセス権、ホスト名またはIPアドレス、DNS、ファイアウォールを整理します。
個人のパスワードに依存した設定は、異動やパスワード変更で送信不能になりやすいため、社内規程に沿った管理方法が必要です。
ネットワークを分離している職場では、複合機と保存先の間に必要な通信だけを許可します。
構成を考える際は複合機を2つのネットワークで共有する方法も参考になります。
メール送信ではSMTPサーバーの認証方式、暗号化、送信元アドレス、証明書、添付容量を確認します。
クラウドメール側の仕様変更もあるため、設置日に宛先を登録するだけで利用できるとは限りません。
モバイル接続とUSB利用は運用を決めてから有効にする
標準インターフェイスはギガビット対応の有線LANとUSBです。
IEEE 802.11a/b/g/n/ac対応の無線LANおよびワイヤレスダイレクトには、拡張無線LANボード タイプM57が必要です。
「RICOH カンタン入出力」によるスマートデバイス連携、Android端末からのMopria印刷、USBメモリーを使うメディアプリントとスキャンにも対応しますが、対応するすべての端末やメディアの動作が保証されるわけではありません。
モバイル印刷やUSBを使わない職場では、利便性だけを理由に有効化せず、持ち出し規程や接続ルールに合わせます。
プリントサーバーを置かない仕組みを検討する場合はMicrosoft Universal Printの解説で一般的な構成を確認できます。
ただし、この内部リンクは方式選定の参考情報であり、RICOH IM C320Fが自社の希望するクラウド印刷構成へそのまま対応することを示すものではありません。
対応サービス、ライセンス、認証方式は個別に確認してください。
セキュリティ機能と管理方法
複合機は印刷データ、スキャン文書、宛先、認証情報、ファクス履歴を扱うネットワーク機器です。
RICOH IM C320FはTLS 1.3、TPM 2.0、IPsec、IEEE 802.1X、S/MIME、SSL/TLS暗号化通信、ネットワークポートのON/OFFなどに対応します。
無線LANオプション利用時はWPA3にも対応します。
搭載機能を並べるだけで安全になるわけではなく、自社のネットワークと規程に合わせた設定が必要です。
導入時は管理者パスワードを設定し、不要なプロトコルや外部インターフェイスを止めます。
証明書の有効期限、時刻同期、ファームウェア更新、ログ確認、設定変更の承認手順も決めてください。
複合機専用の管理台帳に、IPアドレス、管理者、設置場所、保守窓口、証明書更新日を記録すると、担当者交代時の設定放置を防ぎやすくなります。
利用者認証と放置印刷の抑止
本体設定だけで使うユーザーコード認証やベーシック認証のほか、WindowsドメインコントローラーやLDAPサーバーとの連携に対応します。
ICカード認証ではFeliCa、MIFAREなどを利用できますが、個人認証デバイス内蔵キット タイプM57や関連システムなど、方式に応じた追加構成が必要です。
利用する認証方式、カード規格、ライセンス、ネットワーク条件を販売担当者と照合してください。
認証後に出力するオンデマンド印刷や、別売の私書箱型印刷は、人事・給与・顧客情報などの放置を減らすために有効です。
一方、カードを忘れた利用者への対応、退職者アカウントの停止、来客用印刷、共用IDの扱いが曖昧だと運用が形骸化します。
機器設定と社内手順を同時に設計することが重要です。
保存データとファクスの保護
本体ストレージでは、コピー、スキャン、パソコン出力などで生じる残存データやユーザーデータを上書きで一括消去できます。
アドレス帳、認証情報、蓄積文書などは暗号化して保存されます。
入れ替えや返却時は通常の文書削除だけで済ませず、必要なアドレス帳を安全に退避したうえで残存データ消去を実行し、作業記録や消去証明書が必要かを契約先と決めます。
ファクスはFASEC 1に適合し、宛先繰り返し入力、送信前の設定確認、宛先利用制限などの誤送信抑止機能を備えます。
受信文書の蓄積、パソコンからの確認、ファクス・メール・フォルダーへの転送にも対応します。
ただし、短縮宛先の登録間違いや不適切な転送先まで機械が判断するわけではありません。
宛先登録の承認者、転送設定の棚卸し、送信記録の確認方法を定めてください。
適している職場と用途
RICOH IM C320Fが特に合うのは、A4書類が中心で、設置面積を抑えながらカラー出力、両面スキャン、ファクスを一台にまとめたい職場です。
受付カウンターの内側、店舗バックヤード、クリニックの事務室、支店、サテライトオフィス、部署単位の分散配置などが候補になります。
カラーとモノクロが同じ毎分32枚なので、案内資料と事務文書が混在する環境でも、色による速度差を意識しにくい仕様です。
適否は従業員数だけでは決まりません。
月間出力枚数、繁忙時間への集中、カラー比率、スキャン原稿の枚数、ファクス受信量、用紙の種類、停止時の影響を実測して判断します。
メーカー推奨月間出力枚数として確認できない数値を独自に設定し、その数値だけで安定稼働を断定することは避けてください。
窓口・店舗・医療事務で生かせる点
窓口では、本人確認書類の控え、申込書、両面契約書などを扱うことがあります。
1パス両面ADFは複数ページの連続電子化に向き、IDカードコピー用アプリはカードの表裏を一枚へ集約できます。
ただし、IDカードコピーは原稿ガラスを使う機能です。
個人情報を扱う現場では、スキャン先のアクセス権、原稿の置き忘れ、操作後のログアウト、誤送信時の報告手順まで決めます。
店舗や小規模拠点では、カラーの案内資料、連絡文書、伝票、受信ファクス、スキャン保存を一台へまとめられます。
機器の台数を減らせても、業務停止の影響が一台へ集中する点には注意が必要です。
消耗品の予備、保守窓口、障害発生時の代替出力先をあらかじめ確認してください。
別クラスを検討したいケース
- A3図面、見開き資料、ポスターを等倍で日常的に出力する
- 大量出力が特定時間に集中し、毎分32枚では待ち行列が長くなる
- 多数の用紙種類を複数トレイへ常時セットしたい
- ステープル、中綴じ、パンチなどの後処理を一台で完結したい
- A3など大きな原稿を原稿ガラスへ載せてコピーしたい
- 商業印刷に近い色管理や長時間の連続生産を重視する
これらに該当する場合は、コンパクトさよりA3対応、出力速度、給紙段数、フィニッシャー、色管理を優先します。
写真や販促物の制作量が多い場合は、プロダクションプリンターと複合機の違いも確認し、オフィス複合機へ必要以上の役割を集約しないことが大切です。
他機種と比較するときのポイント
RICOH IM C320Fは、最大A4、カラー・モノクロ毎分32枚、ファクスと1パス両面ADFを標準搭載する構成です。
比較では価格や速度だけでなく、最大用紙サイズ、標準給紙量、スキャン方式、無線LAN、認証、ページ記述言語、保守体制を同じ条件にそろえます。
オプション込みの機種と本体だけの機種を比べると、導入時の総額や必要機能が一致しません。
同じ「32」という数字でも、連続出力の枚数と両面スキャンのページ数は意味が異なります。
ファーストコピー、復帰時間、原稿送りの容量、データ処理時間、排紙容量も含め、実際のジョブに近い条件で確認してください。
PDFのデータ構造やフォントによって印刷時間が延びることもあるため、該当時はPDFだけ印刷が遅い場合の確認点も参考になります。
リコー製品内で比較する
A4のまま、より速いクラスを検討する場合はRICOH IM C431を比較候補にできます。
ただし、名称が近い構成違いもあるため、FAXやADFが必要なら見積書の正式型番と標準装備を照合してください。
最大用紙サイズをA3へ広げる場合は、RICOH IM C2011やRICOH IM C3011などが比較対象になります。
A3機は大判原稿、複数の給紙段、後処理への拡張性を得やすい反面、本体と保守作業のスペースが増えます。
A3出力が月に数回しかないなら、共用A3機や外部出力へ分け、日常のA4業務をRICOH IM C320Fへ集約する構成も検討できます。
反対に、A3を縮小してA4へ出す運用が頻繁なら、最初からA3機を選ぶほうが作業を単純化できます。
他社A4カラー機と比較する
他社の同クラスを含める場合は、Apeos C320などと、正式型番、最大用紙、カラー・モノクロ速度、両面スキャン、操作パネル、給紙、無線LAN、認証、ファクス、保守方法を並べます。
型番に似た数字が含まれていても、速度や標準機能が同じとは限りません。
末尾記号を省略せず、メーカー資料の対象列を確認してください。
比較表には、必要構成での見積総額、搬入設置費、月額リース料、保守の最低料金、カラーとモノクロのカウント条件、契約期間、訪問可能時間を記載します。
印刷品質が重要なら、細線、小さい文字、会社指定色、使用予定の封筒などを同じデータで試してください。
解像度の数値だけでは、用紙との相性や見た目まで判断できません。
本体価格・オプション・保守契約
2026年9月29日に確認したメーカー公式製品ページと2026年8月版カタログでは、RICOH IM C320Fの本体標準価格は625,000円、消費税別です。
本体標準価格には感光体が含まれません。
2024年8月30日の発売資料では発売時標準価格が595,000円(消費税別)でしたが、現在の検討では現行掲載価格を基準にします。
本体標準価格は支払総額やリース月額ではありません。
搬入設置指導、給紙オプション、無線LAN、OCR、認証、ネットワーク設定、保守、クラウドサービス、リース料率などにより見積額は変わります。
価格改定や販売条件の変更もあり得るため、発注時の正式見積書を優先してください。
標準装備と追加構成を分ける
基本モデルにはコピー、ファクス、プリンター、スキャナー、ドキュメントボックス、両面、手差し、1パス両面ADF、インターネットファクス、IP-ファクスが含まれます。
追加候補には550枚給紙テーブルPB1220、キャスターテーブル、サプライテーブル、拡張無線LANボード、FAXメモリー、OCR変換モジュール、ICカード認証関連、Adobe純正PostScript 3やPCLを利用するカードなどがあります。
標準のページ記述言語にはRPCS、PostScript 3エミュレーション、PDF Directエミュレーションが含まれます。
一方、Adobe純正フォントや純正PDFダイレクト出力にはPS3カードが必要です。
見積では「PostScript対応」という一語で済ませず、標準エミュレーションで足りるのか、純正Adobe PostScript 3が必要なのかを使用アプリケーションと出力テストで判断します。
各構成はRICOH IM C320F製品カタログの標準・オプション欄で確認できます。
保守とリースの条件を分けて確認する
メーカーはパフォーマンス契約とスポット保守契約を案内しています。
パフォーマンス契約では、定期的な点検・調整、障害発生時の修理、契約条件に基づく感光体ユニットの貸与や通常利用に必要なトナーなどの供給が扱われ、料金はカウンター数値などから算出されます。
スポット保守では、点検、修理、調整、部品や感光体の供給・交換などが有償です。
販売会社の契約はメーカー掲載例と条件が異なる場合があります。
最低料金、モノカラー・フルカラー・フルカラープリントの区分、両面時の数え方、対象外消耗品、遠距離・時間外対応、契約年数、自動更新、移設時の扱いを文書で確認してください。
リース期間の考え方は複合機を6年リースした場合の解説も参考になりますが、実際の月額は本体構成、料率、審査、保守を含む個別見積で決まります。
導入前に確認するチェックリスト
導入前は、カタログ値を見るだけでなく、設置場所、電源、ネットワーク、用紙、利用者、契約を一つのチェックリストにまとめます。
RICOH IM C320Fは小型ですが、手差しトレイを開くと奥行方向の機械占有寸法が640mmになります。
ADFや原稿部の開閉、排紙の取り出し、給紙トレイの引き出し、トナー交換、保守員の作業場所まで確保してください。
定格は100V、14A、50/60Hz共通で、最大消費電力は1.35kW以下です。
延長コードや同一回路での高負荷機器との共用を安易に前提とせず、電源条件を設置担当者へ確認します。
本体質量は29.9kg以下なので、搬入経路の段差、扉幅、設置台の耐荷重も必要です。
箱を置けるかではなく、安全に搬入、操作、保守できるかで判断します。
仕様・設置・ネットワークの確認
- A3出力が本当に不要か、過去数か月の文書で確認する
- カラー・モノクロ別の月間枚数と繁忙時間帯を集計する
- 標準330枚で足りるか、550枚給紙テーブルが必要か決める
- 本体寸法、手差し開放時、オプション装着時の寸法を測る
- 有線LAN、オプション無線LAN、IPアドレス、VLAN、DNS、時刻同期を決める
- SMB、FTP、SMTP、ファクス転送など必要な通信だけを許可する
- Windows、macOS、業務システム、ページ記述言語との適合を確認する
- 認証、アドレス帳、証明書、ログ、残存データ消去の管理者を定める
ドライバーは対象OSと利用機能を確認し、複数台のパソコンへ誰が配布するか決めます。
PDF、封筒、両面、カラー、スキャン、PC FAXなど、実際に使う機能を切り替え前に試してください。
詳細な寸法と脚注はRICOH IM C320Fの主な仕様・寸法図で確認できます。
見積書と稼働後の運用を確認する
- 本体価格が消費税別か税込みかを確認する
- 搬入設置、操作指導、ネットワーク設定、認証設定の費用を分ける
- オプションと有償サービスの初期費用・継続費用を確認する
- リース期間、料率、中途解約、満了時の返却条件を確認する
- 保守範囲、最低料金、カウンター計算、対応時間、対象外作業を確認する
- 予定用紙、封筒、細字、カラー資料、両面原稿で出力とスキャンを試す
- 返却時のストレージ消去と証明書発行の可否を決める
- 障害発生時の代替出力先と社内連絡手順を決める
発売日はメーカー資料で2024年9月4日と確認できます。
2026年9月29日時点では、メーカーの現行製品ページと2026年8月版カタログに掲載されています。
将来長く使用する場合は、修理履歴、累計出力、部品供給、セキュリティ更新を定期的に見直してください。
更新時期の考え方は複合機を8年以上使う場合の判断基準も参考になります。
A4中心、省スペース、両面スキャン、ファクスという条件がそろうなら、RICOH IM C320Fは具体的な比較候補になります。
最後に型番と構成を照合する
注文書、リース見積書、保守契約書の型番は、末尾のFを含む「RICOH IM C320F」で統一して確認します。
給紙、無線LAN、OCR、認証、プリンターカードは、本体へ自動的に含まれる機能ではありません。
発注直前に、メーカー資料の標準・オプション欄と見積明細を一項目ずつ照合してください。
参考情報・出典
仕様・価格・保守条件は構成や地域で変わります。
正式な条件は最新の見積書をご確認ください。
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