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この記事の要点
Microsoft Universal Print(ユニバーサル プリント)は、Microsoft 365と連携して、プリンターや複合機の登録・共有・利用者への配布をクラウドで管理するサービスです。
従来のように社内へWindowsプリントサーバーを置き、ドライバー配布やサーバー更新を行う方法に比べ、印刷環境の管理対象を減らせる可能性があります。
- Microsoft Universal Printとは?従来のプリントサーバー運用との違い
- 複合機をプリントサーバーなしで運用できる条件
- Universal Printの料金とライセンス:ジョブ数を先に確認する
執筆・監修:hotta(株式会社じむや) 最終更新:
Microsoft Universal Print(ユニバーサル プリント)は、Microsoft 365と連携して、プリンターや複合機の登録・共有・利用者への配布をクラウドで管理するサービスです。
従来のように社内へWindowsプリントサーバーを置き、ドライバー配布やサーバー更新を行う方法に比べ、印刷環境の管理対象を減らせる可能性があります。
ただし、「Universal Printを導入すれば、どの複合機でもプリントサーバーが不要になる」という意味ではありません。
Universal Printにネイティブ対応した複合機をクラウドへ直接登録する構成であれば、オンプレミスのプリントサーバーやConnector用PCを置かずに運用できます。
一方、既存の非対応複合機を使い続ける場合は、Universal Print Connectorを動かすWindows端末またはサーバーが必要です。
複合機の新規導入・入れ替えでは、対応可否だけでなく、Microsoft 365のライセンス、月間ジョブ数、出力枚数、本体のリース契約、カウンター保守、導入設定の支援範囲まで分けて確認することが大切です。
本記事では、2026年9月1日調査時点のMicrosoft公式情報を基に、費用と保守で比較を誤らないための考え方を整理します。
先に結論をまとめると、プリントサーバーを廃止したい会社は「Universal Printネイティブ対応複合機」「対象となるMicrosoft 365ライセンス」「自社の印刷量に見合うジョブ容量」の3点をセットで確認します。
複合機本体の保守と、クラウド印刷・ネットワーク設定の支援は、別契約となる場合がある点にも注意が必要です。
目次
Microsoft Universal Printとは?従来のプリントサーバー運用との違い

Microsoft Universal Printは、Microsoftが提供するクラウドベースの印刷サービスです。
Microsoft 365のテナント上でプリンターを管理し、利用者は組織アカウントを使って必要なプリンターへ接続します。
各パソコンに個別の共有プリンターを設定したり、社内サーバー上の印刷キューを維持したりする負担を見直せる点が特徴です。
従来の一般的な構成では、社内のWindows Serverや常時起動のWindows PCをプリントサーバーとして用意し、そこに複合機用ドライバーと印刷キューを設定します。
利用者はサーバー上の共有プリンターへ接続して印刷します。
この方式は細かな機能を使いやすい反面、サーバーの更新、障害対応、ドライバー管理、拠点間接続などの運用が必要です。
Universal Printでは、Microsoft Entra IDを基盤として、クラウド上でプリンターの共有とアクセス権を管理します。
端末の入れ替えや在宅勤務の増加に合わせ、Microsoft 365の管理方法に印刷も寄せたい企業に向く選択肢です。
ただし、印刷データの流れ、認証方法、複合機側の対応状況は事前に設計する必要があります。
従来方式とUniversal Printの比較
| 比較項目 | 従来のプリントサーバー方式 | Universal Print |
|---|---|---|
| 管理の中心 | 社内サーバーまたは常時稼働PC | Microsoft 365テナントのクラウド管理 |
| プリンター配布 | 共有設定、GPO、手動設定など | クラウド上の共有・割り当てを活用 |
| サーバー保守 | OS更新、バックアップ、障害対応が必要 | ネイティブ対応機なら印刷用サーバーを置かない構成が可能 |
| 既存機の流用 | 通常は可能 | 非対応機ではConnector用Windows端末等が必要 |
| 費用の見方 | サーバー費用、運用人件費、複合機費用 | ライセンス・追加ジョブ容量、複合機費用、設定支援費用 |
重要なのは、Universal Printが複合機のリース料、トナー代、カウンター保守料を含むサービスではないことです。
クラウド印刷の利用条件と、複合機の導入・保守条件は別の契約として比較します。
「サーバーレス」と「管理不要」は違う
ネイティブ対応複合機を使えば、印刷キューのためだけのオンプレミスサーバーを不要にできる可能性があります。
しかし、利用者の権限管理、複合機のファームウェア更新、ネットワーク設定、障害時の切り分けまで不要になるわけではありません。
総務・情報システム担当者は、管理場所が社内サーバーからクラウド管理画面へ変わる、と理解すると実態に近くなります。
複合機をプリントサーバーなしで運用できる条件

プリントサーバーなしの構成を目指す場合、最初に確認すべきなのは複合機がUniversal Printにネイティブ対応しているかです。
ネイティブ対応機は、複合機自体をUniversal Printへ直接登録できます。
この構成では、印刷ジョブを中継するためだけのWindowsプリントサーバーやConnector専用PCを社内に置かずに済みます。
Microsoftは対応プリンターの一覧を公開していますが、掲載名と日本国内で販売される型番が一致するとは限りません。
また、同じシリーズでもオプションのコントローラー、ファームウェア、地域向け仕様によって利用条件が変わる可能性があります。
見積もりを取る段階で、販売店とメーカーに「国内販売型番でネイティブ対応するか」「必要なファームウェア・オプションは何か」を確認しましょう。
Microsoft公式の対応プリンター一覧には、たとえばCanon MF289dw、MF842Cdwなどが掲載されています。
ただし、A4機の対応例をそのままA3カラー複合機の選定条件へ当てはめることはできません。
株式会社じむやのように新品A3カラー複合機のリース・保守を案内する事業者へ相談する際も、希望する機種単位でUniversal Printの対応状況を確認することが確実です。
ネイティブ対応機とConnector構成の違い
| 構成 | 必要な機器・ソフトウェア | 向くケース | 注意点 |
|---|---|---|---|
| ネイティブ対応複合機を直接登録 | Universal Print対応複合機、対象ライセンス、インターネット接続 | 複合機の入れ替え予定があり、サーバー管理を減らしたい会社 | 国内型番、対応ファームウェア、利用できる機能を確認する |
| 非対応機+Universal Print Connector | 既存複合機、Connector、常時利用できるWindows端末またはサーバー | 既存機を当面活用したい会社 | Connector端末の更新、障害対応、ドライバー管理が残る |
Connectorは、クラウドから印刷ジョブを取得し、対象の複合機へ配信する役割を持ちます。
そのため既存機を活用できるメリットがある一方、Connectorを実行するWindows環境が止まれば印刷に影響します。
「サーバーをなくしたつもりが、実際は専用PCを1台増やしただけ」という状態にならないよう、運用担当者と設置場所を決めておく必要があります。
既存複合機を流用する場合のテスト項目
Connector経由では、ドライバーによって一部の印刷オプションが欠落したり、期待どおりに動かなかったりする場合があります。
本番前に、普段使う設定を実機で確認してください。
具体的には、片面・両面、カラー・モノクロ、部数、原稿サイズ、給紙トレイ、拡大縮小、ホチキス、パンチ、中綴じなどです。
Microsoftは可能な場合にV4(Type 4)またはUniversalドライバー、Microsoft IPPクラスドライバーの利用を案内しています。
複合機のネットワーク設定も確認する
クラウド印刷を導入しても、複合機は社内ネットワークへ接続します。
固定IPまたはDHCP予約、VLAN間通信、DNS、プロキシ、ファイアウォールのルールを整理してください。
アドレス変更や通信遮断は、印刷できない・状態を取得できないといった障害につながります。
関連する基本設定は、複合機のIPアドレスが勝手に変わる理由と固定IP・DHCP予約の違いも参考になります。
Universal Printの料金とライセンス:ジョブ数を先に確認する

Universal Printの費用を確認する際は、「月額はいくらか」だけでは足りません。
まず、現在契約しているMicrosoft 365ライセンスが対象か、印刷する人だけでなく管理者にも必要なライセンスが付与されているかを確認します。
Microsoft公式では、対象ライセンスの例としてMicrosoft 365 E3・E5・F3、Microsoft 365 Business Premium、Windows Enterprise E3・E5、Universal Print単体ライセンスなどが案内されています。
次に見るべきなのが、テナント全体で共有される月間ジョブプールです。
商用ライセンスでは、Microsoft 365 E3・E5・Business Premiumは1ライセンス当たり月100ジョブ、F3・Windows Enterprise E3・E5・Universal Print単体は1ライセンス当たり月5ジョブと案内されています。
契約内容は変更される可能性があるため、導入時にはMicrosoft LearnのUniversal Printアクセス条件と自社テナントの管理画面を確認してください。
追加容量について、Microsoft公式ページでは500ジョブが月25米ドル、10,000ジョブが月300米ドルで、年間契約・月額請求と示されています。
日本円での固定額や国内販売条件は、為替や契約窓口により変わり得ます。
記事や見積比較では安易に円換算せず、契約前にMicrosoftまたは販売店へ確認するのが安全です。
1ジョブと1カウントは別の単位
Universal Printの「ジョブ」は、基本的に1文書を1回送信した回数です。
ページ数、部数、片面・両面、カラー・モノクロの違いにかかわらず、1回の送信は原則1ジョブとして扱われます。
たとえば10ページの資料を15部出力しても、1回の送信であれば1ジョブです。
一方、複合機のカウンター保守は、多くの場合、実際に出力した面数で計算します。
RICOH IM C320Fの保守条件の例では、片面出力は1面ごとに1カウント、両面出力は2カウントです。
つまり、Universal Printのジョブ残量が足りていても、出力枚数が増えれば複合機のカウンター料金は増えます。
両者を同じ「印刷代」として比較しないことが重要です。
簡易的な印刷量の考え方
| 確認する数字 | 数え方 | 主に関係する費用 |
|---|---|---|
| 月間ジョブ数 | 利用者が文書を何回印刷送信したか | Universal Printの付与枠・追加容量 |
| 月間出力面数 | 片面・両面を含む実際の印刷面数 | カウンター保守、トナー・消耗品負荷 |
| カラー比率 | カラー面とモノクロ面の割合 | カラー・モノクロ別のカウンター単価 |
| ピーク時の集中度 | 締め日や会議前に同時出力する量 | 運用設計、機器性能、通信・待ち時間 |
月100ジョブの利用枠がある10人のテナントなら、単純計算で月1,000ジョブが目安になります。
ただし実際の付与数は保有ライセンスの種類と数で決まり、テナント全体で共有されます。
部署別・利用者別に「何ページ刷ったか」だけでなく「何回印刷したか」も1か月測定してから判断すると、追加容量の見込み違いを減らせます。
複合機の費用は本体・リース・保守・設定支援を分けて比較する

Universal Print対応を理由に複合機を入れ替える場合でも、比較の中心は複合機の総費用と保守条件です。
本体価格だけ、または月額リース料だけを見て決めると、搬入設置費、カウンター料金、オプション、クラウド設定支援の有無で想定が変わることがあります。
たとえばCanon MF289dwは、A4モノクロで毎分33枚、給紙容量250枚、標準保証12か月の機種として案内され、本体・トナーはオープン価格、搬入・設置料は本体価格に含まれないとされています。
これは「オープン価格だから安い」と判断せず、本体、搬入、設置、消耗品、保守を分けて見積もる必要がある例です。
また、RICOH IM C320Fでは本体標準価格やスポット保守の基本料金・技術料金が公開されていますが、本記事の調査範囲では同機がUniversal Printネイティブ対応機であることは確認できていません。
公開価格があることと、プリントサーバーなしで使える対応機であることは別問題です。
対応機種として検討する場合は、必ずメーカーと販売店へ最新仕様を確認してください。
見積書で分けて確認したい費用
| 費用項目 | 確認する内容 | 比較時の注意点 |
|---|---|---|
| 本体・リース料 | 機種、オプション、契約期間、月額、支払総額 | 月額だけでなく契約年数と中途解約条件を見る |
| 搬入・設置費 | 階段作業、養生、初期設定、旧機撤去の有無 | 本体価格やリース料に含まれるとは限らない |
| カウンター保守 | 基本料金、モノクロ・カラー単価、最低料金、含まれる部品 | 出力面数で変わるため月間枚数の実績で試算する |
| 消耗品 | トナー、ドラム、廃トナーボックス、用紙 | 保守契約に含まれる範囲を確認する |
| Universal Print設定支援 | 登録、認証、端末配布、動作試験、引継ぎ | 複合機保守に含まれない場合がある |
| ネットワーク支援 | VLAN、ファイアウォール、プロキシ、証明書 | 社内IT担当・SIer・複合機販売店の責任範囲を明確にする |
リース契約と保守契約は分けて読む
複合機のリースは、一般に本体やオプションの利用・支払いに関する契約です。
対してカウンター保守は、トナー供給、定期点検、故障修理、部品交換などの条件を定める契約です。
契約期間、月額、カウンター単価、最低料金、保守の受付時間、代替機対応の有無は、同じ会社の見積書でも機種・地域・契約内容により異なります。
株式会社じむやでは新品A3カラー複合機のリース・保守を全国対応で案内しています。
比較時には、価格だけでなく、契約期間、カラー・モノクロのカウンター料金、保守対象、初期設定の範囲を明細で確認しましょう。
複合機リースとレンタルの違いも、契約形態を整理する参考になります。
保守対象外になりやすい領域
メーカーの保守資料では、PC・サーバー・ネットワーク機器、OS、ドライバー、アプリケーションソフトに起因する不具合の解消は、複合機保守の対象外となる条件が示されることがあります。
Universal Printで「印刷できない」となった場合も、原因が複合機本体なのか、Microsoft 365の権限なのか、PCのOS・ネットワークなのかで窓口が変わります。
契約前には「Universal Printの初期登録は誰が行うか」「端末追加時のプリンター配布は誰が対応するか」「障害の一次受付はどこか」「ネットワーク起因と判明した場合の支援費用はどうなるか」を文書で確認すると安心です。
Universal Print対応複合機の選び方:対応可否以外に見るべき項目

Universal Printネイティブ対応は、複合機選定の重要な条件の一つです。
しかし、対応していることだけで機種を決めると、導入後に「用紙容量が足りない」「A3を出せない」「スキャン運用が以前より不便」「認証印刷が要件に合わない」といった問題が起こり得ます。
印刷・コピー・スキャン・ファクスを含む日常業務から必要な仕様を決めましょう。
中小企業でA3カラー複合機を導入する場合は、月間出力面数、カラー比率、ピーク時の印刷量、A3利用頻度、給紙段数、ADFの性能、スキャン保存先、フィニッシャーの要否を確認します。
見積比較では、カタログ上の最高速度ではなく、実際に多い原稿サイズ・両面設定・カラー比率で無理なく処理できるかを販売店へ相談する方法が実用的です。
機種比較に使えるチェック項目
- Universal Print対応:Microsoft公式対応リスト、国内型番、ファームウェア、必要オプションを確認する。
- 用紙サイズ:A4中心か、契約書・図面・販促物などでA3が必要かを確認する。
- カラー・モノクロ比率:カラー出力の実績を取り、カウンター単価の試算に反映する。
- 出力速度と給紙:月間枚数だけでなく、会議前・月末などの集中印刷に耐えられるかを見る。
- スキャン機能:PDFの検索性、両面原稿、OCR、メール送信、共有フォルダー、クラウド保存の要件を整理する。
- 認証・セキュリティ:ICカード、PIN、利用者認証、留め置き印刷、操作ログが必要かを確認する。
- 後処理:ステープル、パンチ、中綴じなどを実際に使う部署があるか確認する。
- 保守体制:訪問可能な地域、受付時間、消耗品配送、代替対応、保守対象外を確認する。
セキュアリリースの必要性を確認する
共有スペースに複合機を置く場合、印刷した資料が放置されるリスクを抑えるため、利用者が複合機の前で認証してから出力する「セキュアリリース」や留め置き印刷を検討することがあります。
Universal Printの導入と同時に認証印刷を実現できるかは、複合機・メーカーのアプリケーション・ライセンス・構成によって異なります。
必要な場合は「認証方法」「複数拠点での出力」「ログ取得」「追加費用」を機種選定前に確認してください。
Macや既存の印刷環境も含めて検証する
Windows PCだけでなくMacを使う部署がある場合、既存のAirPrint、PPD、メーカー提供ドライバーとの使い分けも整理します。
特に両面印刷やステープルなどの後処理を日常的に使うなら、必要な設定が選べるかを事前テストしてください。
Macから複合機へ印刷すると両面・ステープルが選べない原因では、AirPrintとPPDの違いを解説しています。
また、複合機のスキャンメールをMicrosoft 365で運用する会社は、印刷環境の見直しとSMTP認証・OAuth 2.0の設定を混同しないようにします。
印刷はできてもスキャンメールが送れないことは別の問題です。
Microsoft 365で複合機のスキャンメールが送れない場合のSMTP認証とOAuth 2.0も確認してください。
導入前チェックリスト:失敗を避ける進め方

Universal Printの導入は、複合機を設置して終わりではありません。
ライセンス、ネットワーク、端末、複合機、保守窓口を順番に確認し、小規模な試験運用を行ってから全社展開する進め方が安全です。
特に、締め日・給与日・会議資料作成日など、印刷が集中する時期の業務を想定してテストしましょう。
Microsoftの案内では、クライアントOSとしてWindows 10 version 1903以降、macOS Ventura 13.3以降が要件として示されています。
Windows ServerはクライアントOSとしてサポートされない案内です。
OSの世代が混在している会社は、古い端末の扱いを先に決める必要があります。
また、Universal Printには運用上の上限もあり、プリンター当たり100ジョブ/10分、ユーザー当たり200ジョブ/10分は推定値として示されています。
1台のプリンターへの同時実行は全体50ジョブ、ユーザー当たり4ジョブ、1ジョブの最大サイズは1GBです。
大容量PDFや集中印刷がある場合は、実データでの検証が欠かせません。
導入前の確認チェックリスト
- Microsoft 365契約を棚卸しする:利用者とIT管理者に対象ライセンスがあるか、ライセンス種類・数量を確認する。
- 月間ジョブ数を測る:部署ごとの印刷送信回数を把握し、付与ジョブプールで足りるか試算する。
- 月間出力面数を測る:モノクロ・カラー、片面・両面、A4・A3の実績を確認し、カウンター保守を試算する。
- 複合機のネイティブ対応を確認する:Microsoft公式リスト、国内型番、ファームウェア、オプションをメーカー・販売店へ二重確認する。
- 端末要件を確認する:Windows・macOSの対応バージョン、Entra IDへの参加状況、管理方法を確認する。
- 通信要件を確認する:インターネット接続、プロキシ、ファイアウォール、DNS、VLAN、複合機のIPアドレスを確認する。
- 必要な印刷機能を試す:カラー、両面、部数、用紙トレイ、A3、ステープルなど、実業務の設定でテストする。
- 障害時の窓口を決める:複合機本体、ネットワーク、Microsoft 365、PCのどこへ最初に連絡するか決める。
- 見積明細を比較する:本体、リース契約期間、搬入、初期設定、保守、カウンター単価、設定支援を分けて確認する。
導入後に残すべき運用情報
導入後は、複合機の設置場所・IPアドレス・管理者・保守連絡先・契約番号・対応ファームウェア・ネットワーク設定・障害時の切り分け手順を社内で保管します。
担当者が異動しても対応できるよう、管理画面の権限を個人アカウントに依存させないことも大切です。
印刷キューが残るトラブルへの初動は、複合機の印刷ジョブが削除できない原因とスプーラー再起動方法も参考になります。
判断に迷った場合の結論
複合機の入れ替えを予定しており、社内プリントサーバーの更新や管理負担を減らしたい会社は、Universal Printネイティブ対応の複合機を候補に入れる価値があります。
一方で、既存機を長く使いたい、特殊な後処理や帳票印刷が多い、印刷が特定時間に集中する場合は、Connector構成を含めた検証や、従来構成の継続が適することもあります。
最終的には、対応可否だけで決めず、ライセンスのジョブ容量、実際の出力面数、必要な複合機機能、リースの契約期間、カウンター保守、設定支援の責任範囲を同じ比較表に並べることが失敗を避ける近道です。
Microsoftの仕様や対応機種、料金条件は更新されることがあるため、契約・発注前にMicrosoft LearnのUniversal Print設定情報、メーカー公式情報、販売店の見積条件をそれぞれ確認してください。
参考情報・出典
印刷枚数や必要機能から、条件に合う機種と料金をご案内します。
hotta
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