新品A3カラー複合機を、わかりやすい価格で。

全国対応・年中無休

新品・フルオプション、全国対応。A3カラー複合機を月々6,900円以下で。

無料で見積りを依頼 おすすめ機種を見る

シャープ

BP-71C55

仕様・向いている会社・導入費用の考え方を、複合機のプロが実務目線で解説します。

BP-71C55
最大用紙サイズA3
カラー対応フルカラー
印刷速度55枚/分
発売日2025-10-23
希望小売価格(税別)2,670,000円(本体希望小売価格・税別)

新機種発売から3年未満:新機種 / 3年以上:旧機種

BP-71C55は、カラー・モノクロともA4ヨコで毎分55枚を出力できる、シャープのA3デジタルフルカラー複合機です。
両面同時読取原稿送り装置を標準装備し、スキャンは200/300dpi時に片面150ページ/分、両面300ページ/分に対応します。
印刷待ちを短くしたい中規模以上のオフィスや、大量の契約書・伝票を電子化する部署に向く構成です。

本体希望小売価格は2,670,000円(税別)です。
ただし、実際の導入費用は給紙・仕上げオプション、搬入設置、リース期間、カウンター保守の条件で変わります。
本記事では、シャープ公式製品ページと仕様、カタログ、発売資料を基に、BP-71C55を選ぶ判断材料を整理します。

BP-71C55の特徴

BP-71C55の中心的な特徴は、毎分55枚のカラー・モノクロ出力と、高速な両面スキャンを一台にまとめていることです。
A4ヨコの連続複写速度はカラー、モノクロとも55枚/分で、会議資料、提案書、請求関連書類などをまとめて処理する場面に対応します。
同じシリーズの中では、速度と導入規模のバランスを検討しやすい位置にあります。

標準機能はコピー、ネットワークプリント、ネットワークスキャン、ファクス、両面同時読取原稿送り装置、無線LANなどです。
インターネットファクスとCOCORO OFFICEはオプション対応なので、標準搭載と混同しないようにします。
メーカーが2025年10月23日に発売したBPシリーズの一機種であり、末尾にW、i、ciなどが付く別製品ではありません。

55枚機が生きる業務量と運用

55枚/分という速度は、単に一件のジョブが早く終わるだけでなく、複数の利用者が連続して印刷する時間帯の待ち行列を短くするのに役立ちます。
月末の帳票、研修資料、営業提案書など、決まった時間に出力が集中する職場では特に検討価値があります。
一方、月間枚数が少なく、ほとんどが数枚単位の印刷なら、速度を使い切れない可能性があります。
実際の選定では月間総枚数に加え、最も混雑する時間帯のジョブ数、一度に出す部数、カラー比率を確認してください。

さらに速度が必要なら、同じシリーズのBP-71C65も比較候補になります。
55枚機で足りるかは平均枚数だけでなく、締め処理や会議前などのピークを基準に判断すると実運用との差が小さくなります。

紙と電子化を同時に効率化

BP-71C55は、200/300dpi時に片面150ページ/分、両面300ページ/分のスキャンに対応します。
最大375枚の原稿を収容できるため、大量の両面書類を電子化する用途と相性が良い構成です。
出力速度だけで選ばず、紙を作る業務と紙をデータへ戻す業務の両方を洗い出すと、本機の価値を判断しやすくなります。

画質と日常業務を支える機能

書き込み解像度は600×600dpi、9600dpi相当×600dpi、1200×1200dpiに対応します。
1200×1200dpiは繊細な線や小さな文字の出力に利用でき、コピー時はモノクロのみという条件があります。
原稿種別を自動判別するマジカルビューIV、カラーとモノクロの自動判別、混在原稿自動検知、最大8枚のページ集約、カードスキャンなども備えています。

印刷品質は用紙、原稿、ドライバー設定にも左右されます。
特に細線、網点、ブランドカラーを含む原稿は、導入前に実データで試し刷りを行い、標準設定で求める結果になるか確認するのが確実です。
製品の機能全体はシャープ公式の特長ページでも確認できます。

主要仕様と処理性能

BP-71C55はフルカラー対応のレーザー静電複写機です。
対象機種の列と脚注を照合すると、A4・B5ヨコは55枚/分、A4・B5タテは33枚/分、B4とA3は各28枚/分です。
速度表の65枚/分はBP-71C65の値であり、BP-71C55の仕様ではありません。

項目 BP-71C55の確認値
連続複写速度 A4・B5ヨコ:55枚/分、A4・B5タテ:33枚/分、B4:28枚/分、A3:28枚/分
ウォームアップタイム 13秒
ファーストコピー フルカラー4.8秒、モノクロ3.7秒
標準給紙容量 本体トレイ600枚+手差し120枚=720枚
メモリー・ストレージ 標準メモリー5GB、SSD 256GB
本体寸法・質量 幅609×奥行662×高さ860mm、約88kg

用紙対応と給紙構成

複写サイズはSRA3、A3ワイドからA6Rまでのほか、指定のはがきや封筒に対応します。
本体トレイの坪量は60~300g/m²、手差しトレイは52~300g/m²です。
ただし、封筒、はがき、ラベル紙、光沢紙、エンボス紙、インデックス紙、OHPなどの特殊紙と、106~300g/m²の用紙は担当セールスへの確認が案内されています。
用紙サイズが合うだけで通紙を保証できるわけではないため、銘柄、表面加工、坪量、保管状態まで伝えてテストする必要があります。

オプションを組み合わせた最大給紙容量は7,120枚です。
これは標準状態の容量ではなく、大容量給紙デスク、大容量給紙トレイ、手差しトレイを含む構成です。
必要な給紙量を先に決め、過剰な構成にならないようにします。

速度値を読むときの注意

55枚/分はA4ヨコ、同一原稿を連続して出力する条件の値です。
画質安定化処理により出力が一時中断する場合があり、データ容量、用紙、仕上げ処理、ネットワーク状況によってジョブ全体の所要時間は変わります。
詳しい脚注を含む数値はメーカー公式仕様で確認できます。

設置条件と省エネ性能

機械占有寸法は手差しトレイ伸長時で幅1,003×奥行662mmです。
本体寸法だけで設置場所を決めると、手差し給紙や消耗品交換、保守作業の動線が不足します。
電源はAC100V・15Aで、専用コンセントとアース接続が必要です。
最大消費電力はデスクなどのオプションを含め1.5kW以下です。

BP-71C55のTEC値は0.64kWh/週、エネルギー消費効率は131kWh/年で区分は複合機bです。
これらは定められた測定条件による比較値で、実際の電力使用量は出力枚数、待機時間、復帰設定、設置環境で変わります。
導入時には省エネ設定だけでなく、始業時刻や夜間のファクス受信を妨げない運用も一緒に設計してください。

操作性とスキャン・クラウド連携

操作部には10.1インチのフルフラットパネルを採用し、ホーム画面をカスタマイズできます。
原稿セットランプと取り忘れ防止ランプ、排出原稿を確認しやすい一部透明の原稿セット台、青・白・橙のインフォメーションLEDなど、共同利用時の見落としを減らす設計も盛り込まれています。
多言語表示はホーム画面から切り替えられます。

シンプルスキャンの自動設定では、解像度、原稿の天地判定、白紙飛ばしなどを自動設定します。
AIを活用した解像度、階調数、圧縮率の判定、不定形サイズ検知、傾き補正、少数色スキャンにも対応します。
操作を簡略化できる一方、契約書などで保存要件が決まっている場合は、自動設定任せにせず解像度、カラー、ファイル形式を固定したスキャンプロファイルを用意するのが安全です。

OCRと大量原稿の電子化

OCR機能は標準搭載され、スキャンした文書をサーチャブルPDFやOfficeファイルとして活用できます。
出力形式にはPDF、PDF/A、暗号化PDF、高圧縮PDF、JPEG、TIFF、DOCX、XLSX、PPTX、TXT、RTFなどが含まれます。
複数の領収書や写真を個別データにするマルチクロップ、名刺を個別ファイルとして保存する名刺スキャンも利用できます。

最大375枚の両面同時読取原稿送り装置は、紙文書の一括電子化に有利です。
ただし、薄紙、折れ、付箋、ホチキス痕、サイズ混在がある原稿は事前に整える必要があります。
重送検知機能はBP-71C55で利用できますが、原稿検知ユニットBP-DD10が必要なオプションです。
重要原稿を連続処理する場合は、読み飛ばし対策として構成に含めるか検討します。

ファクス受信データの活用

ファクスは標準機能です。
受信データをGoogle Drive、OneDrive for Business、Dropbox、Boxへ転送し、結果をメール通知する機能も案内されています。
遠隔地から内容を確認できますが、保存先のアクセス権、保持期間、誤転送時の対応を先に定めてください。
インターネットファクスは別途オプションです。

クラウド認証とモバイル利用

クラウドコネクターを利用すると、本体からクラウドサービスへスキャンデータをアップロードしたり、保存済みデータをプリントしたりできます。
Microsoft Entra IDを外部認証サーバーとして選択でき、OneDrive for Businessなどへのシングルサインオンにも対応します。
利用にはユーザー認証の有効化などの条件があるため、契約しているMicrosoft 365のプランやテナント設定を販売店・管理者と確認します。

無線LANはIEEE 802.11a/b/g/n/acを標準装備し、WPA3を含む複数のセキュリティ方式に対応します。
有線LANは10BASE-T、100BASE-TX、1000BASE-Tです。
Wi-Fi DirectやWPSにも対応しますが、社内ポリシーに合わない接続方法を無条件に有効化する必要はありません。
来客用ネットワークと業務用ネットワークの分離、固定IPまたはDHCP予約、印刷・スキャンに必要な通信だけを許可する方針を決めます。

NFCを使うeAssistant Guideは、スマートフォンから複合機の操作やトラブルについて確認できる仕組みです。
複合機とモバイル端末の双方にインターネット接続が必要であり、保守窓口の代替ではなく、一次確認を助ける機能として捉えるとよいでしょう。

セキュリティ機能と管理方法

ネットワークにつながる複合機は、印刷装置であると同時に、アドレス帳、認証情報、処理途中の文書を扱う情報機器です。
BP-71C55は、本体ストレージに蓄積された電子データを暗号化して保存し、出力後や送信後に自動消去する機能を備えます。
起動時にはBIOSの異常を検証し、異常検出時は起動を中止して自動復旧します。
ファームウェアにも検証・修復機能があり、オンラインアップデートに対応します。

これらの機能があっても、初期状態のままで十分とは限りません。
管理者パスワードの変更、不要なプロトコルやUSB利用の制限、ファームウェア更新方針、証明書の管理、管理画面へ接続できる端末やネットワークの限定が必要です。
部門コードや利用者認証を使う場合は、退職・異動時のアカウント停止手順も運用に含めます。

利用者認証と印刷物の取り違え対策

Active Directoryと連携し、パソコンと同様の認証情報でログインできます。
LDAP、Active Directory、Microsoft Entra IDなどの外部サーバー認証にも対応します。
ICカード認証は利用できますが、非接触ICカードリーダーライターMX-EC13 Nが必要です。
カードの種類や既存社員証との適合も確認してください。

マイフォルダープリントは、印刷文書を利用者ごとのフォルダーへ振り分けて本体ストレージに保存し、取り違えや混入を防ぐための機能です。
人事、経理、医療・福祉、士業など、出力物に個人情報が含まれる職場では、認証印刷を利用する対象文書と、保存ジョブの削除期限を明文化すると運用が安定します。

廃棄・返却時のデータ処理

個人情報初期化設定では、登録した個人情報や保存データを消去でき、初期化後は専用キーを入力しなければ再利用できない状態になります。
リース返却や入れ替え時は、誰が初期化を実施し、アドレス帳、蓄積文書、認証設定が消去されたことをどう確認するかを契約前に決めてください。
必要に応じて作業記録やデータ消去証明の発行可否も見積先へ確認します。

追加できるセキュリティ対策

ウイルス検知キットBP-VD10、データセキュリティキットBP-FR12Uはオプションです。
また、ファイアウォール、IPS、アンチウイルスなどを備えるUTM機能には、多機能サーバーBP-SB10とUTMライセンスが必要です。
標準機能のように扱わず、既存のファイアウォール、EDR、メール対策、ネットワーク監視との役割分担を整理して選びます。

オプションのUTMは複合機一台だけの保護というより、オフィスネットワークの入口・出口対策を支援する構成です。
拠点の端末数、回線構成、VPN、クラウド利用、ログの確認担当者によって必要性が変わります。
機能の詳細と必要条件はシャープの発売資料および公式特長ページで確認し、ライセンス期間や更新費用まで見積書へ記載してもらうと比較しやすくなります。

BP-71C55が適する用途

BP-71C55は、印刷とスキャンの双方が集中しやすい中規模以上のオフィス、複数部署で一台を共有する拠点、紙文書の電子化を進める事業所に適しています。
特に、両面の契約書や申込書を大量に読み取る業務、カラー提案書を一定部数ずつ頻繁に出す業務、A3の表や図面を扱う業務では、55枚/分の出力と両面300ページ/分の読み取りを生かしやすいでしょう。

  • 総務・経理:請求書、領収書、申請書をOCR付きPDFなどへ整理する業務
  • 営業部門:カラー提案書や会議資料を短時間でまとめて出力する業務
  • 教育・研修:教材や配布資料を部単位で作成する業務
  • 士業・管理部門:両面契約書を検索可能な文書として保存する業務
  • 店舗・多拠点:受信ファクスのクラウド転送を使い、遠隔確認する運用

速度を持て余す可能性があるケース

少人数で印刷が散発的な事業所や、A4文書を一度に数枚しか出さない環境では、BP-71C55の速度が費用に見合わないことがあります。
その場合は、同じシリーズのBP-71C26や、別シリーズのBP-61C26も候補に入れ、待ち時間、給紙量、スキャン量、必要なセキュリティ機能を比較します。

反対に、部署横断で大量ジョブが重なり、55枚/分でも待ち時間が残る場合は、より高速な機種や複数台への分散が合理的です。
一台へ集約すると保守や管理をまとめやすい一方、故障・点検中の業務停止範囲が広がります。
基幹帳票など停止できない業務があるなら、代替出力先も用意してください。

プロダクション用途との境界

BP-71C55にはフィニッシャーや紙折りなどのオプションを追加できますが、商業印刷向けの専用プロダクションプリンターと同じ位置付けではありません。
大量の厚紙、特殊紙、厳密な色管理、長時間の連続稼働を前提とする場合は、実原稿と使用紙で検証し、必要なら専用機も比較します。

原稿・用紙の扱いが多い職場

両面同時読取原稿送り装置はA3~A6Rと所定サイズの名刺に対応し、片面原稿は35~220g/m²、両面原稿は50~220g/m²です。
名刺は最大150枚、通常原稿は最大375枚を収容できます。
書類箱単位の電子化や名刺管理を行う職場では、投入前の原稿整備から保存先の確認までを作業手順にすると効率が上がります。

本体トレイから指定の封筒を給紙できるため、日常的な宛名印刷にも利用できます。
ただし、洋形4号と洋形長3号は本体トレイから給紙できないという脚注があります。
封筒の糊、窓、継ぎ目、反りによって結果が変わるため、使用予定の現物で確認してください。
対応サイズの一覧だけで採用を決めず、紙詰まりや定着状態までテストすることが重要です。

シリーズ機・他社機との比較

BP-71シリーズのカラー機は、主に出力速度で選択肢が分かれます。
公式仕様表では、A4・B5ヨコのカラー/モノクロ速度がBP-71C65は65枚/分、BP-71C55は55枚/分、BP-71C45は45枚/分、BP-71C36は36枚/分、BP-71C26は26枚/分です。
BP-71C55、C45、C36はスキャンが片面150ページ/分・両面300ページ/分で、C26のみ片面120ページ/分・両面240ページ/分です。

機種 A4ヨコ連続速度 選定時の見方
BP-71C65 65枚/分 出力ピークが特に大きい場合に比較
BP-71C55 55枚/分 高速出力と大量スキャンを両立したい場合
BP-71C45 45枚/分 55枚機との差が待ち時間へ与える影響を確認
BP-71C36 36枚/分 印刷量が中程度なら費用と速度を比較
BP-71C26 26枚/分 印刷量が少ない場合に過剰性能を避ける候補

同じ速度だけでは決めない

同じ毎分速度でも、標準給紙、原稿送り装置、OCR、クラウド認証、セキュリティ、仕上げオプションの組み合わせは異なります。
より大量の出力や高度な仕上げを想定する場合はBP-80C80も候補ですが、必要な設置面積や構成を個別に確認してください。

他社機も含める場合は、同程度の速度帯を探すだけでなく、既存ドライバーの配布方法、スキャン先、保守網、管理機能との相性を見ます。
比較候補の入口としてRICOH IM C5511、TASKalfa MZ6001ci、Apeos C7070の各ページも参照できます。
ただし、名称が近くても速度、標準装備、オプション条件は同一ではありません。

比較表に入れる項目

候補を三機種程度に絞ったら、月間カラー・モノクロ枚数、A3比率、ピーク時の部数、両面スキャン枚数、標準給紙、必要オプション、設置寸法、保守時間帯、カウンター料金の対象、契約満了時の扱いを同じ表に並べます。
本体価格だけでなく、必要構成にそろえた総額で比べることが大切です。

BP-71C55を選ぶ基準

BP-71C55が有力なのは、45枚機ではピーク時の待ち時間が問題になり、65枚機までは必要ないと判断できる環境です。
さらに、大量原稿の両面スキャン、A3出力、標準ファクス、Microsoft Entra IDを含む認証・クラウド連携のいずれかを活用できると、速度以外の導入効果も見込みやすくなります。

  1. 直近12か月の出力枚数をカラー・モノクロ別に集計する
  2. 最も混雑する時間帯と一回当たりの最大部数を確認する
  3. スキャンする紙の枚数、サイズ、保存形式を把握する
  4. 標準機能と有償オプションを分けて見積もる
  5. 候補機すべてで同じ実データと用紙を使って試す

メーカーのシリーズ表を確認する際は、横方向の列ずれに注意します。
BP-71C65の65枚/分や、BP-71C26の240ページ/分という両面読取値をBP-71C55へ流用してはいけません。
公式カタログはBP-71シリーズ製品カタログから確認できます。

構成・本体価格と見積もり方

BP-71C55の本体希望小売価格は2,670,000円(税別)です。
これはメーカー公式製品ページに掲載された本体価格であり、リース月額や最終的な販売価格ではありません。
また、本体希望小売価格には感光体、現像剤などの消耗品が含まれない旨が案内され、本機の利用には別途保守サービス契約が必要です。

導入総額は、本体に給紙デスク、フィニッシャー、紙折り、重送検知、ICカード認証、ウイルス検知などをどう組み合わせるかで変わります。
搬入経路が狭い、階段作業がある、既存機の撤去やデータ消去が必要といった条件も費用に影響します。
本体価格だけを比較せず、実際に必要な構成を同じ条件で見積もってください。

必要性を確認したい主なオプション

  • 給紙関連:用紙交換の頻度、A3とA4の常設段数、最大給紙量から選びます。
  • フィニッシャー:平とじ、中とじ、排紙容量など、作成物に必要な処理を確認します。
  • 紙折りユニット:Z折りや巻き三つ折りを内製する頻度で判断します。
  • 重送検知ユニット:重要な大量原稿を連続スキャンする場合に検討します。
  • ICカードリーダー:社員証の規格と認証サーバーとの適合を確認します。
  • ウイルス検知・データセキュリティ:社内基準と既存対策の不足部分を基に選びます。

オプションによって同時装着条件や前提ユニットがあります。
例えばフィニッシャーには給紙デスクや中継ユニットなどが必要になる構成があります。
個々の価格を足すだけでは完成構成にならないため、仕上がり図と型番一覧を販売店に提出してもらうと確認しやすくなります。

リース料と保守費を分けて確認

リース料は機器とオプションの取得価格、契約期間、料率などで決まり、保守料金とは別の費用です。
カウンター保守では、カラー・モノクロの単価、最低基本料金、用紙やステープルなど対象外となる消耗品、訪問対応時間、トナー配送条件を確認します。
根拠のない月額目安ではなく、自社の予定枚数を使った月次・契約期間全体の試算を依頼してください。

見積書でそろえる条件

複数の提案を比較する際は、税別・税込の表示、本体型番、全オプション型番、搬入設置、ネットワーク設定、ドライバー展開、既存機撤去、データ移行、保守契約を同じ範囲にそろえます。
リースの場合は契約期間、総支払額、中途解約の扱い、満了後の返却・再リース条件も確認します。

確認の要点は、安い見積もりを探すことではなく、必要な機能と作業が抜けていない同条件の見積もりを作ることです。

印刷枚数が多い職場では、本体の値引きよりカウンター条件の差が長期費用へ影響する場合があります。
一方、出力枚数が少ない職場では最低基本料金や過剰なオプションが負担になり得ます。
直近のカウンター実績と今後の増減を提示し、カラー率を含む複数パターンで試算すると判断しやすくなります。

導入前に確認するポイント

BP-71C55の性能を生かすには、機種決定前に設置、ネットワーク、文書フロー、保守の条件を固める必要があります。
幅609×奥行662×高さ860mmという本体寸法だけでなく、手差しトレイ伸長時の幅1,003mm、オプション装着時の寸法、用紙補給や保守作業の空間を図面上で確認します。
約88kgあるため、床、段差、エレベーター、扉幅、曲がり角も搬入調査の対象です。

電源はAC100V・15Aの専用コンセントとアースが必要です。
延長コード前提で場所を決めず、電源位置とLAN配線を先に整えます。
動作音に関するメーカー脚注では、音が気になる場合に事務所などとは別室への設置が推奨されています。
執務席との距離、排気、直射日光、高温多湿、用紙保管場所も確認してください。

運用・ネットワークの確認表

  1. 印刷:Windows、macOS、業務システム、PostScript利用の有無を確認します。
  2. スキャン:共有フォルダー、メール、クラウドの保存先と認証方式を決めます。
  3. ファクス:回線種別、番号、受信転送、紙出力の要否を整理します。
  4. 認証:ローカル、Active Directory、Microsoft Entra ID、ICカードのどれを使うか決めます。
  5. セキュリティ:固定IP、VLAN、許可プロトコル、証明書、更新、ログ確認の担当を定めます。
  6. 端末展開:利用者数、ドライバー配布、既定のカラー・両面設定を準備します。

クラウド連携はサービス名が対応表にあるだけで採用せず、テナント側の条件、ユーザー認証、ライセンス、保存先権限を含めて試験します。
導入前に数名の先行ユーザーで印刷、スキャン、認証を検証すると、全社展開時の手戻りを減らせます。

テスト出力・読み取りに使う原稿

試用時は、細い罫線、小さい文字、写真、網点、ブランドカラー、両面契約書、薄紙、折れた原稿、使用予定の封筒や厚紙を用意します。
印刷速度だけでなく、色、細線、両面位置、紙の反り、スキャンの傾き、OCR検索精度、ファイル容量、保存先へ届くまでの時間を確認してください。

契約・保守・入れ替えの最終確認

見積書には、本体の正式名称がBP-71C55と記載されていることを確認します。
同シリーズにはBP-71C65、C45、C36、C26があるため、型番違いの見積もりや仕様表を取り違えないことが重要です。
2025年10月23日発売で、2026年9月29日時点ではメーカー公式製品ページに掲載されています。

保守では、受付時間、訪問可能地域、部品・トナーの供給方法、代替出力の対応、定期点検の有無、カウンター料金に含まれる範囲を確認します。
メーカーは補修用性能部品を製造打ち切り後7年間保有すると案内していますが、これは個別の保守契約期間や無償修理を意味しません。
契約書に記載された条件を優先して判断します。

既存機から入れ替える場合は、アドレス帳、スキャン宛先、ファクス短縮番号、認証情報を移行できるか確認し、不要な情報は持ち込まないようにします。
旧機の保存データ消去、返却、撤去日の調整も同じ計画に含めます。
以上を整理したうえで、BP-71C55の55枚/分という速度、大量スキャン、クラウド・認証機能が日常業務に具体的な効果をもたらすかを最終判断してください。

参考情報・出典

複合機の選び方・料金で迷ったらご相談ください

仕様・価格・保守条件は構成や地域で変わります。
正式な条件は最新の見積書をご確認ください。

無料で相談する

The following two tabs change content below.
業界歴10年以上の生粋の複合機営業マン。勤めていたOA機器会社のあまりの悪徳営業っぷりに嫌気がさし「株式会社じむや」を設立。 複合機業界の赤裸々なコラムを発信し続け、価格崩壊を招いた張本人。 競合他社から2週間に1回はクレームが入る程の激安正直価格で複合機を全国にリース販売しています。
仕様出典:メーカー公式情報(最終確認:2026-09-29)

CONTACT

複合機選び、まずは価格から比べてください。

機種が決まっていなくても大丈夫です。用途と印刷枚数からご提案します。