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東芝テック

e-STUDIO 2525AC Plus

仕様・向いている会社・導入費用の考え方を、複合機のプロが実務目線で解説します。

e-STUDIO 2525AC Plus
最大用紙サイズA3
カラー対応フルカラー
印刷速度25枚/分
発売日2025-12-01
希望小売価格(税別)1,463,000円(税別・本体希望価格)

新機種発売から3年未満:新機種 / 3年以上:旧機種

e-STUDIO 2525AC Plusは、日常的なA3カラー印刷と紙文書の電子化を1台にまとめたいオフィスに適した、毎分25枚クラスの複合機です。
従来のe-STUDIO 2525ACを基礎として、OCRオプション、e-BRIDGE Plus for Zone OCR、e-BRIDGE Plus for Collastorageを標準装備したことがPlusモデルの特徴です。
請求書や契約書を検索しやすいデータに変換する運用を組み立てやすい一方、原稿送り装置、FAX、給紙装置、フィニッシャーなどは構成の確認が必要です。
ここでは対象機種の仕様列と脚注を照合し、基本性能から価格、比較方法、導入時の注意点まで具体的に解説します。

e-STUDIO 2525AC Plusの特徴

e-STUDIO 2525AC Plusは、東芝テックが2025年12月1日に発売したA3フルカラー複合機です。
A4ヨコの連続複写速度はカラー、モノクロとも毎分25枚で、一般文書、カラー提案書、表計算資料、A3掲示物などを1台で扱えます。
速度だけを最優先する機種ではなく、通常の出力と紙文書の電子化をバランスよく行いたい中小規模オフィスで検討しやすいモデルです。

Plusモデルの違いは名称だけではありません。
メーカーの発売資料では、従来はオプションだったOCRオプションとe-BRIDGE Plus for Zone OCRに加え、e-BRIDGE Plus for Collastorageを標準搭載したことが示されています。
基本的な機械仕様は従来のe-STUDIO 2525ACに準拠し、紙文書を読み取り、文字を検索や命名に利用し、クラウドへ保存する流れを強化した製品です。

検索できる文書を作りやすいPlusモデル

OCRを利用すると、画像として読み取った紙文書をサーチャブルPDFなどへ変換し、文書内の文字を検索に利用できます。
Zone OCRは、帳票上の指定領域にある活字を認識し、その結果をファイル名へ反映して共有フォルダーへ保存できる機能です。
請求書番号、取引先名、日付などの位置が安定している帳票なら、保存時の手入力を減らす仕組みを検討できます。

ただし、OCRの認識結果は原稿の汚れ、傾き、文字の大きさ、レイアウトなどに左右されます。
重要な金額や契約情報は保存後に確認し、ファイル名の規則、誤認識時の修正方法、閲覧権限まで決めておく必要があります。
バーコード認識用のe-BRIDGE Plus for Barcode Scanは別のオプションなので、Zone OCRの標準搭載と混同しないようにしてください。

25枚機として判断するポイント

毎分25枚は、少量の書類を随時出力し、ときどき数十部の資料を作る運用に合わせやすい速度です。
本機はカラーとモノクロが同じ毎分25枚であるため、カラー利用時だけ公称速度が下がる構成ではありません。
一方、A3の連続複写速度は毎分15枚、B4は毎分17枚です。
図面や掲示物などの大判出力が多い会社は、A4の数字だけで処理時間を見積もらないことが大切です。

適否は月間枚数だけでは決まりません。
始業直後に印刷が集中する、長い会議資料を複数部署が同時に出力する、窓口帳票の待ち時間を短くしたいといった場合は、最も混雑する時間帯のジョブ数とページ数を測ります。
平均枚数が少なくても、ピーク時の待ち時間が長いなら上位速度機や複数台への分散も比較対象になります。

主要仕様と用紙対応

公式仕様表は2525AC、3525AC、4525AC、5525ACを横並びに掲載しています。
本機の数値を確認するときは、e-STUDIO 2525ACの列、シリーズ共通セル、脚注を分けて読む必要があります。
Plusモデルの機械仕様は従来機に準拠しており、下表はPlusモデル公式カタログで2525ACに対応する値を整理したものです。

項目 確認できた仕様
形式・カラー デスクトップ型・フルカラー
最大原稿サイズ A3
連続複写速度 A4ヨコ25枚/分、B4 17枚/分、A3 15枚/分。カラー・モノクロ共通
ウォームアップ 約20秒(20℃。使用条件や環境で変動)
ファーストコピー モノクロ5.9秒、カラー7.8秒(A4ヨコ、等倍、本体カセット、原稿ガラス)
標準給紙 600枚カセット×2段、手差し最大100枚
メモリ・ストレージ 4GB、128GB SED SSD
本体寸法 幅585mm×奥行775mm×高さ787mm(操作パネル7度時)
本体質量 約80kg
電源 AC100V・15A、50/60Hz共通

用紙はサイズ、厚さ、給紙経路をセットで見る

通常のカセットはA3、A4、A5、B4、B5などに対応し、2段目カセットや多段給紙装置では305×457mmなどのA3ワイドも扱えます。
手差しでは郵便はがきやメーカー指定の封筒を使用できます。
用紙坪量は通常給紙で60~300g/㎡、手差し1枚給紙で52~300g/㎡、自動両面時は60~256g/㎡です。
厚紙へ対応していても、すべての用紙を同じ経路や両面条件で処理できるわけではありません。

プリント時の手差し給紙では横1,200mmまでの長尺紙にも対応します。
垂れ幕のような掲示物を作れる一方、用紙銘柄、カール、印刷可能領域、排紙方法まで含めた確認が必要です。
封筒、ラベル、耐水紙、印刷済み用紙などを継続使用する場合は、実際の用紙を持ち込んで給紙、定着、汚れ、反りを試すと判断しやすくなります。

設置には使用時の占有寸法が必要

本体寸法だけで設置場所を決めると、手差しトレイやカセットを開けられないことがあります。
公式仕様の機械占有寸法は、手差しトレイ伸長、排紙ストッパ使用、操作パネル7度、マニュアルポケットを含めて幅977mm×奥行822mmです。
この外側に、前面カセットを引き出す作業範囲、側面の保守空間、原稿送り装置を開く上方空間、人が安全に通る幅を確保します。

本体質量は約80kgであり、オプションを付ければ外形や総質量も変わります。
搬入時はエレベーター、廊下、曲がり角、段差、扉の有効幅を確認してください。
電源はAC100V・15Aの条件を満たす位置を用意し、延長コードや他の消費電力が大きい機器との共用を前提にしない構成を販売会社と確認します。

操作性・スキャン・クラウド連携

操作パネルは10.1インチのカラー液晶タッチパネルです。
コピー、スキャン、FAXには基本機能に絞ったシンプル画面が用意され、ユーザー認証と連動して利用者ごとの画面設定も行えます。
よく使う処理を整理すれば、保存先やカラー設定を毎回探す手間を減らせます。
ただし、FAXは本体の標準機能ではなくオプションです。

スキャン解像度は100~600dpiの複数設定に対応し、白黒、グレースケール、フルカラー、自動カラーを選択できます。
プッシュスキャンの送信プロトコルはSMB、FTP、FTPS、メール送信はSMTPとMIMEです。
PDF、PDF/A、TIFF、XPS、JPEGに加え、標準搭載されたOCRを利用するサーチャブルPDF、DOCX、XLSX、PPTXなどの形式も示されています。

原稿送り装置で読み取り能力が変わる

本機の使用には、プラテンカバーKA-5005PC、自動両面原稿送り装置MR-3033、両面同時原稿送り装置MR-4020のいずれかが必要です。
MR-3033は原稿を反転して両面を処理し、A4ヨコ・300dpiのスキャン時は片面73ページ/分です。
原稿積載枚数は80g/㎡で100枚です。

MR-4020は表裏を同時に読み取り、同じ条件で片面120ページ/分、両面同時240ページ/分、原稿積載は35~80g/㎡で300枚です。
240ページ/分は本体だけで得られる標準性能ではありません。
大量の両面契約書を電子化するならMR-4020が有力ですが、日常の読み取り枚数が少ない場合は追加価格との釣り合いを確認します。

Collastorageとモバイル連携の注意点

e-BRIDGE Plus for CollastorageはPlusモデルの標準装備で、複合機からCollastorageへスキャンデータを保存したり、保存済みデータを複合機で直接印刷したりできます。
FAXユニットなどの必要な構成があれば、受信FAXの転送にも利用できます。
ただし、Collastorageというクラウドサービス自体は別途申し込みが必要です。
連携アプリが標準でも、サービス利用料や初期設定まで無償になるわけではありません。

公式カタログでは、e-BRIDGE Plus for Collastorageとe-BRIDGE Plus for Fax DX_MS365は併用できないとされています。
受信FAXをどのクラウドへ送るかは、見積前に決めておく必要があります。
AirPrint、Mopria、Chrome OSからの印刷にも対応しますが、スマートフォンを利用する場合は社内LAN、ゲストWi-Fi、AP隔離、認証印刷の方針を先に整理してください。

セキュリティと管理機能

複合機はアドレス帳、スキャンデータ、印刷ジョブを扱うネットワーク機器です。
e-STUDIO 2525AC Plusは128GBのSED SSDを採用し、保存データを暗号化します。
TPM 2.0による暗号鍵の管理にも対応し、許可されたソフトウェア以外の動作を抑えるアンチマルウェア対策も案内されています。

これらは機器側の重要な基盤ですが、接続するだけで情報管理が完成するわけではありません。
導入時に管理者パスワードを変更し、不要な通信機能やサービスを停止し、アドレス帳の編集権限、ファームウェア更新、スキャン送信先、ログの保管範囲を決めます。
リモート保守や遠隔支援を利用する場合も、通信内容、利用条件、承認手順を契約先に確認してください。

認証と印刷物の取り忘れ対策

ユーザー認証と連動した個別画面を利用でき、カード認証や指紋認証も選択できます。
ただし、認証用の機器はオプションです。
社員証を使う場合はカード規格、既存の認証基盤との連携、退職者の無効化手順、利用者別の出力制限を見積段階で確認します。
認証を付ける目的を、操作の簡略化、利用枚数の把握、機密印刷の保護などに分けると必要な構成を選びやすくなります。

プリント機能にはプライベート印刷とホールド印刷が含まれます。
人事資料や顧客情報を端末から送信した直後に無人の排紙トレイへ出さず、本体側で操作してから出力する運用に利用できます。
認証機能を導入しない場合でも、機密文書では暗証番号付きの出力方法を標準手順にするなど、取り忘れを防ぐルールが必要です。

FAXと返却時のデータを管理する

FAXはオプションで、誤送信抑止、機密受信、受信プレビューなどの機能があります。
受信プレビューでは内容を確認し、必要な文書だけを出力できます。
受信データをPC、サーバー、メール、対応するクラウドへ転送する運用も可能ですが、転送先のアクセス権限や保存期間が不適切なら、紙を減らしても情報漏えいの経路は残ります。

送信時の番号確認、宛先登録の承認、転送失敗時の通知、保存先の監査を手順化してください。
また、リース返却や廃棄の際は、SSD内の蓄積データ、アドレス帳、認証情報をどの方法で消去するのか、消去証明書を発行できるのかを契約前に確認します。
機器側の暗号化と、返却時の消去作業は別の確認事項です。

適する業務と向かないケース

e-STUDIO 2525AC Plusが合いやすいのは、A4文書を中心に使いながら、表計算資料、図面、掲示物などでA3カラーも必要になる職場です。
総務、経理、営業などが共有する標準機として検討でき、OCRが標準化されているため、紙を探す時間や保存時の入力作業を減らしたい会社ではPlusモデルの特徴を生かしやすくなります。

  • 経理・総務:請求書や申込書を読み取り、検索可能なデータや一定の命名規則で保存する。
  • 営業部門:カラー提案書、価格表、会議資料を必要な部数だけ出力する。
  • 店舗・施設:A3掲示物、封筒、厚紙、長尺の案内物を用途に応じて作成する。
  • 文書管理:契約書を電子化し、共有フォルダーや契約済みクラウドへ整理する。

導入効果は作業時間まで測る

評価では印刷枚数だけでなく、スキャン後にファイル名を入力する時間、紙文書を探す時間、受信FAXを配布する作業、外注している掲示物の種類も記録します。
OCRを搭載していても、利用者が従来どおり画像PDFを無秩序に保存すれば検索性は改善しません。
帳票ごとのテンプレート、保存先、ファイル名、確認担当者を決めて初めて機能が日常業務に定着します。

A3をほとんど使用せず、出力枚数も少なく、設置面積を優先する会社では小型機が適することがあります。
関連候補のe-STUDIO 2021AC Plusも確認し、用紙サイズ、設置条件、必要な連携機能を比較すると、A3機が本当に必要かを整理できます。

25枚機が向かない可能性がある業務

長い資料を毎朝まとめて出力する、多人数が同時利用する、日常的にA3を大量印刷するといった環境では、毎分25枚が待ち時間の原因になる可能性があります。
この場合は上位速度機を1台導入する案と、複数の複合機へ出力先を分散する案を同じ条件で比較します。
月間平均だけでなく、最も混雑する30分から1時間のページ数を測ることが重要です。

MR-4020を使えば高速な両面スキャンが可能ですが、大量の製本物や厳密な色管理を伴う制作物まで複合機だけで処理するのが最適とは限りません。
完成サイズ、用紙、部数、後加工、必要な色再現を整理し、複合機での内製と印刷会社への外注を使い分けます。
実際の原稿と用紙によるテストで、速度だけでなく操作回数や仕上がりも確認してください。

同クラス機・シリーズとの比較

複合機を比較するときは、本体価格と毎分速度だけを横並びにせず、標準機能と追加費用を同じ条件にそろえます。
e-STUDIO 2525AC PlusではOCR、Zone OCR、Collastorage連携アプリが標準ですが、Collastorageのサービス契約、原稿送り装置、FAX、認証機器、追加給紙、後処理装置は別に確認する項目です。
他機種でも同等のスキャン、OCR、FAX、保守を含む構成に直して比較します。

比較軸 確認する内容
出力 A4とA3の速度、カラーとモノクロの差、ピーク時の待ち時間
スキャン 片面・両面速度、積載枚数、OCR、保存形式、送信先
標準構成 原稿送り装置、FAX、給紙段、フィニッシャー、認証機器
運用費 リース料、カウンター料金、最低料金、外部サービス
設置・保守 占有寸法、電源、搬入、対応時間、返却時のデータ消去

近い速度帯の候補を同条件で比べる

メーカーをまたいで候補を整理する場合は、imageRUNNER ADVANCE DX C3926F、BP-41C26、MFX-C5220の各ページも比較表へ加えられます。
比較候補の名称が似ていても、原稿送り装置やFAXが標準か、OCRに追加ライセンスが必要か、対応する保存先は何かといった構成は同じとは限りません。

最初に必須条件を「A3カラー」「希望するピーク処理時間」「両面スキャン」「FAX」「仕上げ」「認証」「クラウド」のように分け、各社の見積書に同じ要件を反映させます。
実機確認では、画質だけでなく、共有フォルダーを選ぶまでの操作数、アドレス帳の探しやすさ、紙詰まり時の案内、消耗品交換の手順も比べます。

速度を上げるべきかを判断する

本シリーズには2525AC、3525AC、4525AC、5525ACのPlusモデルがあり、A4ヨコのカラー・モノクロ速度はそれぞれ毎分25枚、35枚、45枚、55枚です。
Plusモデルとして追加されたOCRとCollastorage連携の方向性は共通ですが、価格、速度、メモリ、ファーストコピーなどには差があります。
シリーズ表では結合セルが多いため、上位機の値を2525ACへ当てはめないよう注意が必要です。

他社の少し速い候補としてimageRUNNER ADVANCE DX C3930FやBP-41C36も確認できます。
上位速度ほど常に有利とは限りません。
現在の出力待ちが発生する時間帯を測り、25枚機で許容できるなら速度へ過剰投資せず、原稿送り装置や認証など業務に直結する構成へ予算を配分できます。

構成・オプション・価格

e-STUDIO 2525AC Plusの本体希望価格は1,463,000円(税別)です。
メーカーの公式価格ページでは、希望搬入調整料は45,400円(税別)です。
この搬入調整料には本体の輸送、開梱、据付、調整が含まれますが、オプションの取付費は別に設定されています。

本体希望価格には、感光体、現像剤、トナーなどの消耗品や、運搬・設置・撤去・廃棄に伴う費用が含まれず、使用には保守サービスが必要と明記されています。
したがって、1,463,000円だけを導入総額として比較することはできません。
リース月額は本体とオプション、契約期間、料率、搬入条件で変わり、カウンター料金も印刷枚数、カラー比率、最低料金、保守範囲などの個別条件で決まります。

見積書は「本体」「原稿を読み取るための必須選択」「FAX」「給紙・仕上げ」「搬入・取付」「保守」「クラウドなどの外部サービス」に分けて確認すると、標準装備と追加費用を判別しやすくなります。

原稿読取部は必ず選択する

本機を使用するには、プラテンカバー、自動両面原稿送り装置MR-3033、両面同時原稿送り装置MR-4020のいずれかが必要です。
公式価格はプラテンカバーが11,000円、MR-3033が251,000円、MR-4020が326,000円で、いずれも税別です。
原稿送り装置には別途取付費も設定されています。

原稿ガラスへ1枚ずつ置くだけならプラテンカバーを選べますが、複数枚のコピーやOCRを日常的に行うオフィスでは原稿送り装置を含む構成が現実的です。
片面原稿が中心ならMR-3033、両面帳票を大量に読み取るならMR-4020というように、価格だけでなく原稿量と読み取り方法で選びます。

追加装備と保守条件を整理する

  • FAX:スーパーG3対応のFAXユニットはオプションです。回線、転送先、取付費を確認します。
  • 給紙:600枚×2段の多段給紙装置や、A4を2,360枚収納する大容量給紙装置があります。
  • 仕上げ:ステイプル、パンチ、中折り、サドルステッチは対応するフィニッシャー構成が必要です。
  • 認証:カードや指紋の認証機器は社員証規格、管理方式、必要な周辺部品を確認します。
  • クラウド:連携アプリが標準でも、Collastorageの契約や導入後の設定作業は別条件です。

保守契約では、トナーや交換部品の範囲、訪問受付時間、休日対応、最低料金、検針方法、移設時の扱いを確認します。
カウンター単価だけが低くても、最低料金や対象外作業を含めると総額が変わることがあります。
契約期間中に想定するカラー・モノクロ枚数を同じにして、リース、保守、外部サービスを合算した見積もりで比較してください。

導入前に確認したいポイント

導入前は、カタログの性能だけでなく、設置場所、ネットワーク、紙の流れ、契約終了時までを一続きで点検します。
e-STUDIO 2525AC Plusは2026年9月30日時点でメーカーの機種個別ページに掲載されている現行モデルです。
提示された見積書では、機種名の末尾に「Plus」があること、各オプションの型番と数量、標準機能との重複がないことを照合してください。

  1. A4・A3、カラー・モノクロの枚数と、最も混雑する時間帯を記録する。
  2. 実際の帳票でOCR、傾き、ファイル名、検索性を試す。
  3. 原稿送り装置、FAX、給紙、フィニッシャー、認証機器の型番を確認する。
  4. 使用時の占有寸法、保守空間、搬入経路、床、電源を確認する。
  5. 端末、共有フォルダー、メール、クラウドとの接続方法を決める。
  6. 管理者パスワード、利用者認証、ログ、返却時のデータ消去を決める。
  7. 本体、取付、保守、外部サービスを含む総額で比較する。

ネットワークと保存先を先に決める

プリントとスキャンでは有線LANや無線LANを利用できますが、利用可能な機能をすべて有効にする必要はありません。
社内方針に合わせ、固定IPまたはDHCP予約、VLAN、DNS、時刻同期、SMTP、SMBの接続情報を準備します。
共有フォルダー保存では複合機専用アカウントを用意し、必要最小限の権限、パスワード変更時の更新担当、送信失敗時の連絡先を決めておくと運用が止まりにくくなります。

無線LANはIEEE 802.11a/b/g/n/acに対応します。
ゲストネットワークやAP隔離を使用する環境では、端末と複合機が同じ無線へ接続していても通信できない場合があります。
有線と無線を併用するときは、意図しない経路が作られないようにネットワーク管理者と設計してください。
クラウド連携も、保存先フォルダーの権限と退職者アカウントの停止手順まで確認します。

同じ原稿と同じ見積条件で最終判断する

本機を選びやすいのは、毎分25枚で処理できる出力量が中心で、A3カラーとOCRによる紙文書の電子化を両立したい会社です。
反対に、出力ピークが大きい、大量の両面原稿を短時間で処理したい、FAX転送や冊子作成を多用するといった場合は、上位速度機や追加オプションを含めて検討する必要があります。

候補機には同じ原稿、同じ用紙、同じ仕上げ条件を用意し、印刷品質だけでなく、読み取り時間、必要な操作数、OCR結果、ファイル名、保存先での検索まで試します。
封筒や厚紙を使うなら、実際に採用する銘柄で給紙と定着を確認してください。
最後に、本体価格ではなく、契約期間中のリース料、カウンター料金、保守範囲、クラウド費用、移設・返却条件をそろえて比較します。
機能と契約の両方が日常業務に合えば、e-STUDIO 2525AC Plusは紙の出力と電子化をまとめる実務的な選択肢になります。

参考情報・出典

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業界歴10年以上の生粋の複合機営業マン。勤めていたOA機器会社のあまりの悪徳営業っぷりに嫌気がさし「株式会社じむや」を設立。 複合機業界の赤裸々なコラムを発信し続け、価格崩壊を招いた張本人。 競合他社から2週間に1回はクレームが入る程の激安正直価格で複合機を全国にリース販売しています。
仕様出典:メーカー公式情報(最終確認:2026-09-30)

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