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京セラ

TASKalfa 7004i

仕様・向いている会社・導入費用の考え方を、複合機のプロが実務目線で解説します。

TASKalfa 7004i
最大用紙サイズA3
カラー対応モノクロ
印刷速度70枚/分
発売日—
希望小売価格(税別)2,410,000円(希望小売価格・税別、本体)

発売日未確認発売から3年未満:新機種 / 3年以上:旧機種

TASKalfa 7004iは、A4ヨコで毎分70枚の連続複写速度を持つA3対応モノクロ複合機です。
帳票、契約書、教材、会議資料などを短時間にまとめて出力する本部、事務センター、学校、管理部門に適しています。
両面同時読み取り、大容量給紙、ステープル、中折り、Z折りなどは構成に応じて追加できます。
一方、メーカー公式ページでは在庫限りで販売終了と案内されています。
新品在庫や中古機を検討するときは、価格だけでなく、保守可能期間、部品、総カウンター、後継機との差まで確認しましょう。

TASKalfa 7004iの特徴

TASKalfa 7004iの中心的な特徴は、A3対応とA4ヨコ毎分70枚のモノクロ出力を両立していることです。
少人数向けの標準速度機より、短い時間に数百ページ単位のジョブを処理する用途を重視しています。
月間総枚数だけでなく、月末、会議前、始業直後などに印刷が集中するかを見ると、70枚機が必要かを判断しやすくなります。

コピー、ネットワークプリント、カラースキャンを一台へ集約できますが、紙への出力は白黒です。
ファクスにはFAX System 14、無線LANには対応インターフェイスが必要で、いずれも標準装備ではありません。
原稿送り装置や排紙装置も用途に合わせて選ぶため、本体名だけで構成を判断せず、見積書の品番を確認してください。

メーカーのTASKalfa 7004iシリーズ製品ページでは、対象シリーズを在庫限りで販売終了と案内しています。
現行新品を通常選定する場合とは異なり、在庫確保、保証と保守の起算日、消耗品、補修部品、後継機への移行まで含めて評価すべき段階です。

毎分70枚を活用しやすい仕事

効果が表れやすいのは、店舗別帳票、研修資料、試験問題、申請書控えなどを部単位で繰り返し出力する業務です。
複数の利用者が同じ時間帯に印刷する部署でも、印刷待ちを短くしやすくなります。
ただし、パソコンでのPDF生成、ネットワーク、画像処理、両面印刷、ステープルなども完了時間へ影響します。
導入前には実際の帳票で、送信開始から完成物を取り出せるまでを測るのが確実です。

少量の文書まで大型機へ集中させる必要はありません。
急ぎの少量ジョブを卓上機へ分散し、まとまった仕事を7004iへ送る構成も考えられます。
役割分担は単機能プリンターと複合機の違いを参考に、設置場所、消耗品管理、障害時の代替経路まで含めて決めましょう。

モノクロ機とWモデルを区別する

型番末尾が「i」のTASKalfa 7004iはモノクロA3複合機です。
カラー原稿を読み取ることはできますが、カラーでの用紙出力はできません。
営業提案書や写真入り資料のカラー印刷が日常的に必要なら、同じ70枚クラスのTASKalfa 7054ciなど、カラー機との役割分担を検討します。

TASKalfa 7004i Wは、メーカーがホワイトモデルとして掲載している別表記の機種です。
公式仕様表では7004iと7004i Wが共通の列にまとめられていますが、本記事の対象は末尾にWが付かないTASKalfa 7004iです。
原稿送り装置や給紙装置にもW表記の構成品があるため、外装色をそろえる場合は本体だけでなく、付属品の品番と色まで照合してください。

主要仕様と処理性能

メーカーの公式仕様表でTASKalfa 7004i/7004i Wの列を確認すると、連続複写速度はA4ヨコ白黒70枚/分、ウォームアップタイムは17秒以下、ファーストコピータイムは3.4秒以下です。
読み取り解像度は600dpi×600dpi、書き込み解像度は4,800dpi相当×1,200dpiまたは1,200dpi×1,200dpiです。

確認項目 TASKalfa 7004i
形式・出力色 デスクトップ型・モノクロ
A4ヨコ連続複写速度 白黒70枚/分
標準給紙 600枚カセット×2段+手差し165枚(64g/㎡紙)
本体寸法 幅602×奥行665×高さ790mm
本体質量 83kg(トナーコンテナを含まず)
電源 AC100V、15A、50/60Hz

画像メモリーは4GBで、標準ストレージとしてSSD 32GBとHDD 320GBが掲載され、1TBはオプションです。
これらは一定条件下の仕様値であり、厚紙、画像の多い原稿、仕上げ処理、温湿度、品質維持の調整動作などによって実際の処理時間は変わります。

用紙はサイズ・坪量・給紙部を確認する

カセット1はA4からA6タテ、カセット2はSRA3(320×450mm)からA6タテまでに対応します。
手差しでは長尺紙やはがきも扱えますが、コピー時の最大原稿サイズはA3です。
カセットと手差しの対応坪量は52~300g/㎡、両面印刷は60~256g/㎡とされています。
普通紙、再生紙、コート紙、厚紙、薄紙、ラベル紙、OHP、タブ紙、封筒が仕様に挙げられています。

対応用紙の記載は、すべての銘柄や加工済み用紙を無条件に通せるという意味ではありません。
SRA3、長尺、封筒、ラベル紙を使う場合は、給紙方向、表面加工、反り、のりの耐熱性、用紙設定を確認します。
坪量の基本的な考え方は、候補リンクのトナーがこすると剥がれる場合の用紙種類と定着条件も参考にし、常用する銘柄で給紙・定着テストを依頼しましょう。

高速スキャンは対応DP装着時の値

300dpi時の片面137ページ/分、両面274ページ/分という公式の読み取り速度には、DP-7160、DP-7160 WまたはDP-7170の両面同時読み取りタイプを装着する条件があります。
本体だけの状態や、片面を反転して読む別タイプの原稿送り装置へ同じ数値を当てはめることはできません。
見積比較では「スキャン速度」だけでなく、DPの品番を横に並べてください。

DP-7170は最大320枚を積載でき、両面同時読み取りに加えて重送検知とステープル検知を備える構成として掲載されています。
大量の契約書や申請書を電子化する部署では、速度だけでなく、二枚送りや綴じた原稿による破損を抑える機能も選定材料になります。
折れ、付箋、破れのある原稿は事前に整え、読み取り後のページ数確認も運用へ組み込みます。

操作性と文書連携

操作部には10.1インチの大型タッチパネルが採用されています。
指による画面の移動や拡大に対応し、よく使う機能や設定はショートカットとして登録できます。
操作部右下のLEDは、ジョブセパレーターへの用紙残り、データ通信中、注意喚起、スリープ状態を知らせます。
複数部署が共用するときは、宛先やコピー条件を業務別に整理し、似た名称のショートカットを増やしすぎないことが設定ミスの防止につながります。

本体ストレージには個人・グループ単位で最大1,000個のユーザーボックスを作成できます。
保存データをパネルから印刷したり、共有フォルダーやメールへ送信したりできるため、定型文書の再出力にも利用できます。
ただし、本体を恒久的な文書保管庫にするのではなく、保存期限、アクセス権、削除責任者、バックアップ対象かどうかを決めてください。

スキャン先とファイル形式

送信プロトコルにはSMB Version 3.0、SMTP、FTP、FTP over SSLなどが掲載されています。
出力形式はTIFF、JPEG、XPS、Open XPS、PDF、高圧縮PDFなどです。
サーチャブルPDFとMicrosoft Office形式にはScan extension kit(A)が必要なので、検索可能な文書を作りたい場合は、通常のPDF保存機能とOCRオプションを区別して見積もります。

共有フォルダー送信は、パソコンの更新、パスワード変更、SMBポリシー、名前解決、ファイアウォールの影響を受けます。
導入時に送信できても、将来の端末更新後に止まる可能性があるため、管理用アカウントと変更手順を残しましょう。
切り分けにはWindows 11とSMB署名の確認ポイントも役立ちます。

モバイル利用とネットワーク設計

KYOCERA Mobile Printを利用すると、スマートフォンやタブレットからの印刷とモバイル端末へのスキャン送信ができます。
KYOCERA MyPanelではモバイル端末を複合機の操作パネルとして利用できます。
本体は1000Base-T、100Base-TX、10Base-Tの有線ネットワークに対応し、NFCも仕様に掲載されています。
一方、IEEE 802.11a/b/g/n/acの無線LANはオプションです。

無線LANを追加しても、ゲストネットワーク、AP隔離、VLAN、アクセス制御によって端末と複合機が通信できないことがあります。
二つのネットワークから共用するときは、ケーブルを安易に追加するのではなく、複合機を2つのネットワークで共有する方法を踏まえ、ルーティング、許可ポート、スキャン先への到達性、管理画面へのアクセス元を設計します。

セキュリティーと管理

TASKalfa 7004iは、本体のユーザーリストを使うローカル認証と、LDAPやActive Directoryなどの認証サーバーを利用するネットワーク認証を標準でサポートします。
ICカードによるログインには、別売のICカード認証キットが必要です。
認証を使う目的はログイン操作を増やすことではなく、印刷、スキャン、アドレス帳、管理設定へ必要な人だけがアクセスできる状態を作ることです。

メーカーは対応機能の例としてTLS 1.3、S/MIME、SCEP、OCSP/CRL、SIEM連携を挙げています。
IPフィルターによるアクセス元の制限にも対応します。
しかし、搭載機能が自動的に有効になるとは限りません。
管理者パスワードの変更、不要なプロトコルの停止、時刻同期、証明書、ログ取得、ファームウェア更新を導入作業表へ含める必要があります。

販売終了機では、納品された個体の設定と更新状況に差がある可能性があります。
新品在庫でも長期間保管されていれば、設置時点で適用可能な更新が存在することがあります。
保守会社へファームウェア、既知の脆弱性、外部通信機能、更新方法を確認し、インターネットから管理画面へ直接到達できる構成は避けましょう。

認証印刷で放置文書を抑える

別売のTASKGUARD IDマネージメントシステムでは、パソコンから印刷を実行した後、本体でIDカードをかざすまで出力を開始しない運用ができます。
サーバーレス認証印刷も用意され、対応する同一ネットワーク内の複合機から出力できる構成があります。
人事資料、給与関連書類、契約書などを排紙トレイへ放置しにくくする用途に向きます。

導入前には、どの機能が本体標準で、どこからがライセンス、アプリケーション、カードリーダー、認証サーバーを必要とするのかを分けます。
カード紛失時の無効化、臨時利用者の扱い、認証基盤が停止した場合の代替手順、退職者の権限削除まで決めておくと、機能を継続的に運用できます。

証明書とデータのライフサイクル

証明書を使う通信では、有効期限切れや接続先名との不一致が、スキャンメールや管理画面への接続障害につながります。
証明書の発行者、有効期限、更新責任者、秘密鍵の保管、複合機の時刻を台帳化しましょう。
更新時の確認事項は複合機の証明書有効期限切れでも整理できます。

本体ストレージには印刷ジョブ、スキャンデータ、アドレス帳、認証情報が残る可能性があります。
メーカーはデータの上書き消去機能を案内していますが、返却・廃棄時は機能名だけで済ませず、初期化の実施主体、消去範囲、作業記録や証明書の有無を契約前に確認してください。
中古機を購入する場合は、前利用者のデータが消去済みかも販売店へ書面で確認します。

適する用途と運用規模

TASKalfa 7004iが適するのは、単純に月間枚数が多い会社ではなく、限られた時間内に大量の白黒文書を出力、読み取り、仕分けする組織です。
本部で拠点別帳票を一括出力する企業、教材や試験資料を扱う教育機関、申請書を電子化する窓口、図面や契約書を扱う管理部門などが候補です。
大容量給紙や仕上げオプションを組み合わせれば、用紙補給や手作業の折り・綴じを減らせます。

反対に、カラー資料が中心の営業部門、1日に少量しか印刷しない小規模事業所、机上設置が前提の環境では過大になりやすい機種です。
本体だけでも83kgあり、原稿送り装置、給紙装置、フィニッシャーを加えると床置きの大型構成になります。
処理速度の効果と、設置面積、電源、搬入、保守費を同時に評価してください。

平均ではなく繁忙時間で選ぶ

選定時は「月に何枚」だけでなく、「朝の30分に何人が何ページ出すか」「締め日に何部を何時までに完成させるか」を記録します。
月間枚数が同じでも、ジョブが集中する部署ほど高速機の効果が表れます。
両面、パンチ、ステープル、中折りを多用する場合は、エンジンの公称速度だけでなく、完成物を取り出せるまでの時間を測りましょう。

大量印刷でも、厳密な色管理、長時間の連続生産、特殊な製本が中心なら、オフィス複合機だけでは要件を満たさないことがあります。
内製範囲を決める際はプロダクションプリンターと複合機の違いを確認し、外注費、担当者の作業時間、検品工程も比較します。

紙文書の電子化にも活用できる

両面同時読み取り対応DPを組み合わせると、表裏を反転させずに両面原稿を読み取れます。
メーカー資料では、原稿台へ領収書や名刺などを最大16枚並べ、原稿ごとに個別の電子データを生成する機能も案内されています。
手書き部分だけを強調したり、背景が白い原稿の書き込み部分を白で上書きしたりする手書き強調スキャンも、本シリーズの特徴です。

ただし、スキャン機能だけで電子化業務は完成しません。
ファイル名、保存先、アクセス権、重複時の処理、原本廃棄の承認、OCR結果の確認方法を先に決めます。
個人情報を含む書類では誤送信と誤分類を防ぐ確認工程が必要です。
処理件数、原稿状態、保存後の検索時間まで測り、電子化による効果を判断しましょう。

関連機種との比較

比較では「同じ速度帯」「同じ出力色」「同じ販売世代」のどれを優先するかを決めます。
TASKalfa 7004iは毎分70枚のモノクロ機です。
同じシリーズには60枚機のTASKalfa 6004iと50枚機のTASKalfa 5004iがあり、基本機能が似ていても、繁忙時の処理時間と本体価格が異なります。
70枚の速度を使い切れない場合は、下位速度機や部署分散を含めて総額を比較した方が合理的です。

カラーが必須ならTASKalfa 7054ciのようなカラー機が比較対象になります。
カラー機なら提案資料も一台で処理できますが、モノクロとカラーの出力枚数、カウンター条件、トナー管理を分けて試算する必要があります。
白黒帳票を7004iへ集約し、少量のカラー文書は別のカラー機へ振り分ける構成も選択肢です。

7004i Wとオプション構成を比べる

TASKalfa 7004iとTASKalfa 7004i Wは公式仕様表で共通列に掲載され、Wはホワイトモデルとされています。
基本性能だけを比較すると差を見落としやすい一方、原稿送り装置、ペーパーフィーダー、フィニッシャーには通常色とW表記の構成品があります。
設置場所の外観を統一したい場合は、本体型番だけでなく各オプションの品番と色を確認してください。

既存機のオプションをそのまま転用できるとは限りません。
物理的に装着できるか、制御やファームウェアが対応するか、保守契約の対象になるかを販売店へ確認します。
中古部品を組み合わせる場合も同様です。
安価な構成でも、適合確認が取れず保守対象外になれば、停止時の復旧計画へ影響します。

販売終了機と後継世代を総額比較する

現行世代の高速モノクロ機も比較し、購入時の差額だけでなく、対応OS、セキュリティー更新、クラウド連携、消費電力、保守可能期間を並べます。
後継世代を候補へ加える場合も、名称が似ているという理由だけで同等と判断せず、必要速度、原稿送り装置、給排紙、仕上げ、認証基盤との適合を一項目ずつ確認してください。
旧機種の在庫価格が低くても、予定利用期間を満たす保守が付かなければ総合的に有利とは限りません。

新品在庫、中古機、現行新品では、選べる契約期間や保証条件が異なる場合があります。
数年単位の利用を前提とするリースだけでなく、短期利用なら購入やレンタルも含めます。
調達方法の整理には複合機リースとレンタルの違いを使い、利用予定期間と機器の残存サポート期間を合わせて考えましょう。

構成・価格と保守

メーカー公式ページに掲載されているTASKalfa 7004i本体の希望小売価格は、2,410,000円(税別)です。
これは本体の希望小売価格であり、実際の販売価格や導入総額ではありません。
原稿送り装置、給紙装置、フィニッシャー、FAX、無線LAN、OCR、搬入、設置、端末設定、保守は構成や契約により別途必要です。

2021年8月4日の発売資料に掲載された発売予定時点の標準価格は2,080,000円(税別)でしたが、現在の公式製品ページの表示は2,410,000円(税別)です。
古いニュースや中古販売ページの価格を現在の希望小売価格として使わないようにします。
販売終了機では在庫個体ごとに条件が異なり得るため、価格表示だけでなく、製造番号、状態、付属品、保証、保守開始日を確認してください。

必要なオプションだけを選ぶ

構成例では、DP-7170、PF-7150、PF-7120、DF-7150、パンチユニット、中折りユニット、Z折りユニットなどを組み合わせられます。
DP-7170は高速両面スキャンと検知機能、PF-7150とPF-7120は大量給紙、DF-7150は大量排紙とステープル、追加ユニットは中折りやZ折りを担います。
これは大量処理向けの一例で、すべての利用者に必要な構成ではありません。

見積もりは、本体、各オプション、搬入、設置、ネットワーク設定、既存機撤去を分けて比較します。
記載内容を整理する際は複合機の見積書AI診断も選択肢です。
見積有効期限、オプションの新品・中古区分、在庫がなくなった場合の代替機、納品後に追加できない構成がないかも書面で確認しましょう。

リース料と保守条件を分離する

リース月額は、機器とオプションの取得価格、搬入・設定費の扱い、契約期間、料率、審査条件などで変わります。
本体の希望小売価格へ一定割合を掛けただけでは、実際の契約額を確定できません。
カウンター料金も、月間枚数、基本料金、最低料金、保守範囲、訪問地域などで異なるため、本機固有の根拠がない単価を当てはめないようにします。

保守契約では、トナー、感光体、交換部品、出張費、用紙、ステープル針、夜間休日、遠隔地、代替機の扱いを確認します。
販売終了機では、契約可能年数、補修部品が用意できない場合の扱い、途中で現行機へ切り替える条件が特に重要です。
カタログには補修用性能部品の最低保有期間を複写機の製造中止後7年間とする注記がありますが、個別の製造中止日と残存期間は販売店や保守会社へ確認してください。

導入前に確認したいこと

導入前の最重要点は、TASKalfa 7004iが在庫限りで販売終了と案内されていることです。
新品として提案された場合も、在庫確保日、保管状態、保証と保守の起算日を確認します。
中古機なら総カウンター、部品交換履歴、消耗部品、外装、給紙・定着テスト、データ初期化、付属オプションの品番を確認してください。

  1. 本体がTASKalfa 7004iで、7004i Wや別速度機ではないか
  2. 必要なDP、給紙、排紙、FAX、無線LAN、OCRが含まれるか
  3. 搬入経路、作業空間、AC100V・15A電源を確保できるか
  4. 利用中の端末、業務アプリ、認証基盤、スキャン先で試験できるか
  5. 保守期間、訪問時間、消耗品、部品、返却時のデータ消去が書面化されているか

発売資料では2021年9月初旬より順次発売とされていますが、日単位の発売日は確認できません。
そのため、導入履歴を管理するときは推測した日付を登録せず、個体の製造番号、納品日、保守開始日を記録します。

設置場所と搬入経路

本体寸法は幅602×奥行665×高さ790mmですが、手差しトレイ使用時の占有寸法は幅920×奥行665mmです。
公式仕様にはフルシステム時の幅2,103mmも示されています。
実際には、原稿送り装置の開閉、カセットの引き出し、用紙補給、紙詰まり処理、保守作業のための空間も必要です。
カタログ上の本体幅だけで設置可否を決めないでください。

本体質量は83kgで、給排紙オプションを追加するとさらに大きくなります。
エレベーター、廊下、扉、段差、階段、養生、床の状態を現地で確認します。
直射日光、結露、強い空調風、粉じんを避け、電源と有線LANの位置も決めましょう。
階段作業や特殊搬入は別料金になる場合があるため、現地調査の内容を見積書へ反映させます。

受け入れ試験と運用引き継ぎ

設置後は、実際に使うA3帳票、両面原稿、厚紙、封筒、PDF、基幹システム帳票で試験します。
印字位置、表裏の向き、ステープル位置、スキャンの傾き、ファイル名、OCR結果、メール・共有フォルダー送信、認証印刷を確認し、設定値を記録してください。
表裏位置に問題がある場合は両面印刷の表裏ずれと調整も参考になります。

管理台帳には、機種名と末尾、製造番号、IPアドレス、管理者、証明書期限、ファームウェア確認日、アドレス帳の更新責任者、障害時の連絡先、保守契約満了日を残します。
返却・廃棄時のストレージ消去とオプション返却範囲も記録します。
販売終了機だからこそ、導入時から次回更新までの出口を決めておくことが、長期停止や想定外の費用を避けるポイントです。

参考情報・出典

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業界歴10年以上の生粋の複合機営業マン。勤めていたOA機器会社のあまりの悪徳営業っぷりに嫌気がさし「株式会社じむや」を設立。 複合機業界の赤裸々なコラムを発信し続け、価格崩壊を招いた張本人。 競合他社から2週間に1回はクレームが入る程の激安正直価格で複合機を全国にリース販売しています。
仕様出典:メーカー公式情報(最終確認:2026-09-26)

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