旧機種発売から3年未満:新機種 / 3年以上:旧機種
RICOH IM 3500は、A3文書を扱いながら、A4ヨコで毎分35枚のモノクロ出力と紙文書の電子化を行いたいオフィスに適したデジタル複合機です。
コピー、プリンター、カラースキャナー、ドキュメントボックス、両面印刷、手差し印刷を利用でき、FAXや自動原稿送り装置は必要な業務に合わせて追加します。
対象は末尾にFが付かない「RICOH IM 3500」です。
FAXとARDFを標準装備する「RICOH IM 3500F」とは価格・標準構成が異なります。
2026年9月29日現在、本機はリコー公式のデジタルモノクロ複合機一覧に掲載されています。
本記事では、確認できた仕様と価格を基に、適する使い方、比較候補、見積もりと設置時の注意点を具体的に整理します。
特徴:毎分35枚の出力と文書電子化を両立
RICOH IM 3500の軸となる特徴は、A4ヨコ毎分35枚のモノクロ出力と、カラー対応の文書スキャンを一台で処理できることです。
数枚の見積書や社内帳票を随時印刷するだけでなく、会議資料、請求書、注文書などを一定量まとめて出力する部署でも使いやすい速度帯です。
A3タテでは毎分18枚、ファーストコピータイムは4.3秒です。
ただし、公表速度は所定条件で測定された値であり、画質設定、データ量、用紙、両面、後処理などによって実際の処理時間は変わります。
出力はモノクロですが、スキャナーはカラー原稿を読み取れます。
カラーの請求書や押印済み書類を色付きのまま保存しつつ、社内印刷はモノクロに統一したい場合に向く構成です。
カラー印刷はできないため、スキャナーのカラー対応とプリンターの色を混同しないでください。
日常的にカラー提案書や販促物を出力する会社は、カラー複合機との比較が必要です。
原稿送り装置で変わる読み取り性能
末尾FのないRICOH IM 3500では、自動原稿送り装置はオプションです。
ARDFのドキュメントフィーダーDF3110を付けた場合、A4ヨコ、200dpiまたは300dpiの文字モードでカラー・モノクロとも片面毎分80ページの読み取りに対応します。
1パス両面ADFのDF3130では、A4ヨコ・200dpiの文字モードで片面毎分120ページ、両面毎分240ページです。
原稿サイズ混載時などは公表条件から外れます。
DF3110は120枚積載の反転式、DF3130は250枚積載の1パス両面方式です。
両面原稿を大量に電子化する業務ではDF3130が有力ですが、単純な片面原稿が中心なら費用との釣り合いも確認します。
本体名だけで見積もりを比べず、フィーダーの型番、積載枚数、両面方式までそろえることが重要です。
高解像度印刷と後処理の拡張性
プリンター解像度は600dpi×600dpi、1,200dpi×1,200dpiなどに対応し、1,200dpi速度優先モードも用意されています。
図面の細線やバーコード付き帳票など、高解像度を求める文書で検討できる機能です。
ただし、元データ、ドライバー、用紙、縮小率によって再現性は変わります。
実際の帳票を使い、文字の太り、細線、網掛け、バーコードの読み取りまでテストしてください。
オプションを組み合わせると、ステープル、中綴じ、パンチ、Z折り、二つ折り、内三つ折り、外三つ折りにも対応できます。
紙折りにはインナー紙折りユニットFD3010などが必要で、折り方、用紙サイズ、紙厚、フィニッシャーとの組み合わせには制約があります。
複合機の新機能全般を検討する際は複合機に搭載されるAIや支援機能の解説も参考にしつつ、本機で実際に利用できる機能と必要な契約を個別に確認します。
主要仕様:A3対応と給紙・設置条件
RICOH IM 3500はデスクトップ式のA3デジタルモノクロ複合機です。
本体の外形寸法は幅587×奥行654×高さ788mm、質量は63kg以下です。
高さ788mmは原稿ガラスまでの寸法で、自動原稿送り装置を含みません。
手差しトレイと排紙受けを開いた機械占有寸法は幅1,104×奥行738mmです。
本体幅だけで置き場所を決めると、用紙補給や紙詰まり処理に必要な空間が不足する場合があります。
電源は100V・15A・50/60Hz、最大消費電力は1.5kW以下です。
延長コードや複数の高負荷機器との安易な共用を前提にせず、設置担当者に電源位置と回路を確認してもらいます。
搬入時には本体寸法だけでなく、梱包状態、階段、エレベーター、扉、廊下の曲がり角、段差、床養生、設置後の保守動線まで調べてください。
確認済みの基本仕様
| 項目 | RICOH IM 3500 |
|---|---|
| 機種区分 | A3デジタルモノクロ複合機 |
| 連続複写速度 | A4ヨコ35枚/分、A3タテ18枚/分 |
| ファーストコピー | 4.3秒 |
| 最大原稿サイズ | A3 |
| 標準給紙 | 590枚×2段+手差し100枚 |
| 用紙紙厚 | 給紙トレイ・手差し52~300g/㎡、両面52~256g/㎡ |
| メモリー・HDD | 4GB、320GB |
| 外形寸法 | 幅587×奥行654×高さ788mm |
| 質量 | 63kg以下 |
| 電源・最大消費電力 | 100V・15A・50/60Hz、1.5kW以下 |
標準給紙枚数はメーカー指定の用紙を用いた場合の値です。
用紙の反り、表面加工、保管湿度などでも搬送性は変わるため、仕様範囲内という理由だけで特殊紙の安定動作を断定できません。
給紙段と用紙を業務に合わせる
標準では2段の給紙トレイと手差しを備えます。
A4とA3を分ける、A4普通紙と社内指定紙を分けるといった使い方が可能です。
追加給紙では、PB3300が590枚×2段、PB3270が590枚、PB3290がA4ヨコ1,075枚×2セット、RT3040がA4用1,600枚です。
すべてを自由に同時装着できるとは限らず、床置きに必要なテーブルや後処理機との接続条件も確認します。
厚紙、封筒、ラベル紙、色付き用紙を使う場合は、用紙種類と坪量を本体側・ドライバー側で合わせます。
色付き原稿をコピーした際の背景処理については色付き用紙のコピーで背景がグレーになる場合の解説も参考になります。
印刷用紙については、銘柄、サイズ、坪量、表面加工、月間使用量を販売店へ伝え、導入前に実紙テストを依頼すると確実です。
操作と連携:スキャン・FAX・文書保存
操作部には10.1インチの大型フルカラータッチパネル「MultiLink-Panel」が搭載されています。
フリック、ドラッグ、ピンチイン・ピンチアウトに対応し、設定キーの並び替えや不要なキーの非表示も可能です。
コピー、スキャナー、FAXでは操作履歴から直近10件までの設定を呼び出せるため、毎日同じ条件で行う定型業務の操作回数を減らせます。
ユーザー認証と組み合わせれば、利用者ごとに設定キーをカスタマイズできます。
スキャンの送り先は、共有フォルダー、FTPサーバー、メール、本体のドキュメントボックス、USBメモリーなどから業務に合わせて選べます。
ファイル形式は白黒2値のTIFF・PDF、グレースケールやカラーのJPEG・TIFF・PDFに対応します。
PDF/A、暗号化PDF、デジタル署名付きPDFなども利用できますが、OCRによる透明テキスト付きPDFにはOCR変換モジュールが必要です。
スキャン保存先は運用から逆算する
部門共有フォルダーへ保存する場合は、保存先のアクセス権、ファイル名、フォルダー階層、保存期間を先に決めます。
SMB3.1.1に対応していますが、サーバーやNAS側の認証方式、名前解決、時刻、署名要件などが合わなければ送信できません。
メール送信ではSMTPサーバー、送信元、認証、暗号化、添付容量の条件を確認します。
設定値だけでなく、パスワード変更時の更新担当者も決めておきます。
本体のドキュメントボックスには、スキャン文書を最大3,000文書、1文書当たり2,000ページまで蓄積できますが、全機能を合わせた最大ページ数は9,000ページです。
出荷時は蓄積文書が72時間後に消去される設定であるため、恒久保存先として無条件に使うものではありません。
保存先の設計では、端末・共有フォルダー・文書管理システムの役割を分けてください。
FAXはユニットと回線条件を確認する
RICOH IM 3500でFAXを使うには、FAXユニット タイプM45が必要です。
FAXとARDFを標準装備するのはRICOH IM 3500Fであり、本記事の対象機種とは構成が異なります。
FAXユニット装着時にはG3通信のほか、W-NET FAXやIP-ファクスを利用できます。
現在使用している加入電話回線、PBX、代表組み、発信番号通知などの条件を事前に整理します。
受信FAXを紙へ出さずにHDDへ蓄積したり、相手先別にFAX、メール、フォルダーへ転送したりできます。
送信前プレビュー、宛先繰り返し入力、設定確認、直接入力の制限も用意されています。
ペーパーレス化では「受信できるか」だけでなく、担当者への通知、閲覧権限、未処理文書の確認、障害時の代替手段、保存期間まで試験します。
セキュリティー:認証・暗号化・誤送信対策
複合機にはアドレス帳、認証情報、スキャンデータ、FAX文書、印刷待ちデータが集まります。
RICOH IM 3500はユーザーコード認証、ベーシック認証に加え、WindowsのドメインコントローラーやLDAPサーバーとの連携に対応します。
利用者ごとにコピー、FAX、プリンター、スキャナー、ドキュメントボックスの利用可否を設定でき、コピー・プリントの上限度数も管理できます。
認証機能が搭載されているだけでは、安全な運用にはなりません。
管理者パスワード、一般利用者の権限、アドレス帳を更新できる人、退職者アカウントの停止手順、ログの確認頻度を決めます。
初期設定では、不要なプロトコルや機能を止め、時刻同期、証明書、ネットワーク制限、ファームウェア更新方針も確認してください。
本体データと通信を保護する機能
コピーやスキャン、パソコンからの出力でHDDに残るデータは、逐次消去または一括消去が可能です。
アドレス帳、認証情報、蓄積文書などは暗号化して保存します。
通信面ではIEEE 802.1X認証、SSL/TLS、AES 256bit、SHA-2、IPsec、S/MIME、POP3・IMAP4 over SSLなどに対応します。
ただし、利用可能な暗号方式と実際に有効化されている設定は別なので、接続先の要件に合わせた設定確認が必要です。
非接触ICカードを使う「かんたんカード認証」には、個人認証デバイス内蔵キット タイプM45が必要です。
対応カードには条件があり、利用できる認証先や他の認証機能との併用にも制限があります。
既存社員証をそのまま使えると判断せず、カード規格、読み取る領域、認証先、複数台利用、紛失時の無効化手順を販売店と確認します。
印刷物とFAXの取り違えを減らす
認証後に出力する仕組みを利用すれば、機密文書が排紙トレイに放置される時間を短くできます。
不正コピー抑止地紋、不正コピーガード、強制セキュリティー印字も用意されています。
ただし、メーカーも不正コピー抑止機能が情報漏えいを完全に防止するものではないと注意しています。
設置場所、文書の回収、廃棄箱、持ち出し規程と組み合わせて運用します。
FAXでは、宛先の繰り返し入力、送信前の設定確認、宛先表に登録された相手だけへ送る制限、原稿プレビューを利用できます。
アドレス帳の登録内容が古ければ誤送信は防げないため、更新責任者と棚卸し周期を決めてください。
導入時は一般利用者、部門管理者、機器管理者の権限を分け、テスト用の宛先で送信から保存・通知まで確認します。
適する用途:総務・経理・受発注の紙業務
本機が合いやすいのは、カラー出力よりもA3モノクロ文書の処理、スキャン、FAX、複数人での共有を重視する会社です。
A3図面、契約資料、申請書、会議資料が混在する環境では、A4専用機より用紙サイズの制約を減らせます。
標準2段給紙を使い、A4とA3、普通紙と指定紙などを分けておけば、印刷のたびに用紙を入れ替える手間も抑えられます。
一方、月に数回しか印刷しない小規模拠点、カラー提案書を頻繁に内製する部署、数千枚単位のジョブを継続的に処理する集中印刷部門には、別の製品区分が合う可能性があります。
コピー・スキャン・FAXをほとんど使わない場合は、単機能プリンターと複合機の違いを確認し、使わない機能に費用を掛けない構成も検討してください。
業務別に活用しやすい機能
- 総務・人事:社内通知や申請書の両面印刷、認証後出力、利用者別の機能制限に活用できます。
- 経理:カラーの請求書や証憑を読み取り、共有フォルダーやPDF/Aへ保存する運用を構築できます。
- 受発注:受信FAXをHDDへ蓄積し、相手先別の転送や担当者への通知によって紙出力を減らせます。
- 建設・不動産:A3図面、契約書、物件資料のモノクロ出力に対応し、細線を含む文書は高解像度設定を試せます。
- 教育・団体:紙折りや中綴じのオプションを追加し、配布資料の後処理を機内で行えます。
これらは機能から見た用途例であり、特定業種での性能や成果を保証するものではありません。
自社帳票を使い、画質、処理時間、操作手順、保存結果を確認します。
35枚機が合うかを判断する方法
選定時は平均月間枚数だけでなく、印刷が集中する時間帯を記録します。
月末に請求書が集中する、朝に複数部署が同時出力する、会議前に数百枚の資料を作る、といったピークが重要です。
ジョブごとのページ数、両面率、A3比率、待ち時間、スキャン原稿数、FAX受信量を一週間から一か月程度集計すると、35枚機で足りるか判断しやすくなります。
パンフレットや冊子を大量に作る業務では、一般的なオフィス複合機と商業印刷向け機器の役割が異なります。
高い画質安定性や大量連続出力が中心なら、プロダクションプリンターと複合機の違いも確認してください。
複合機を高速化するだけでなく、外注や集中印刷を含めて業務全体を比較することが大切です。
比較:IM 2510・3510・4510との選び分け
RICOH IM 3500を検討するときは、同じ35枚機のRICOH IM 3510と、上下の速度帯を同じ条件で比較します。
2026年9月29日現在、リコー公式のデジタルモノクロ複合機一覧には、IM 3500と後発系統のIM 3510が併記されています。
同じ毎分35枚でも、本体価格、ストレージや操作部、対応するADF、セキュリティー仕様、オプション構成が同一とは限りません。
既存機からの入れ替えでは、旧機の給紙トレイやフィニッシャーをそのまま流用できるとは考えず、新しい構成として適合を確認します。
同じメーカーでも世代が変わればオプションの型番や接続条件が変わります。
比較見積もりでは、FAX、ADF、給紙段、無線LAN、後処理、搬入設定、保守をそろえ、本体価格だけの差にしないことが重要です。
速度帯をそろえた比較表
| 比較候補 | A4ヨコ速度 | 比較するときの視点 |
|---|---|---|
| RICOH IM 2510 | 25枚/分 | 印刷の集中が少なく、25枚機でも待ち時間を許容できるか |
| RICOH IM 3500 | 35枚/分 | A3モノクロ出力とカラー文書スキャンのバランス |
| RICOH IM 3510 | 35枚/分 | 同じ速度で、後発世代の本体仕様や構成を優先するか |
| RICOH IM 4510 | 45枚/分 | 複数部署が重なる時間帯の待ち時間を短縮したいか |
| RICOH IM 5000 | 50枚/分 | 連続出力量や共有人数が多く、追加速度が必要か |
「比較するときの視点」は選定の考え方であり、メーカーが示す推奨月間枚数ではありません。
実際の印刷ログと業務ピークを基に判断してください。
高速機・カラー機との境界
35枚機で待ち時間が残る場合は45枚、50枚クラスを検討します。
さらに大量のモノクロ出力が集中するなら、RICOH IM 6000など毎分60枚の機種も比較候補です。
ただし、高速化すれば本体価格だけでなく、給紙・排紙容量、設置スペース、必要な後処理構成も変わります。
少量ジョブ中心の部署では、速度差の効果が小さい場合もあります。
本機はモノクロ出力機です。
カラー原稿をスキャンできても、カラー印刷はできません。
顧客向け資料や写真入り報告書を日常的にカラーで出す場合は、同等速度帯のカラー複合機と比較します。
外部印刷を含めたカラー出力枚数、社内で必要な納期、色の再現性を整理し、モノクロ機とカラー機のどちらが業務に合うか判断してください。
構成と価格:本体・Fモデル・オプション
メーカー価格表におけるRICOH IM 3500の本体標準価格は、1,200,000円、消費税別です。
本体価格には感光体が含まれないとの注記があります。
また、ADF、FAX、追加給紙、フィニッシャー、搬入設置指導料、ネットワーク設定、保守料金まで含めた導入総額ではありません。
価格表上の「本体」と、実際に業務を開始できる「完成構成」を分けて比較します。
RICOH IM 3500Fは1,570,000円、消費税別で、FAXとDF3110のARDFを標準装備します。
末尾FのないIM 3500では、FAXユニット タイプM45が158,000円、DF3110が221,000円、DF3130が368,000円、給紙テーブルPB3300が179,000円として掲載されています。
いずれもメーカー公式価格表の税別標準価格であり、販売価格や契約金額を示すものではありません。
見積書でそろえる項目
- 本体名がRICOH IM 3500か、RICOH IM 3500Fかを確認します。
- 原稿台は圧板、DF3110、DF3130のどれかを確認します。
- FAX、無線LAN、追加給紙、排紙先、紙折り、ステープル、中綴じ、パンチの要否を決めます。
- 完成構成の幅・奥行・高さ・重量と、オプションの同時装着可否を確認します。
- 搬入、階段作業、養生、初期設定、アドレス帳登録、ドライバー配布、旧機撤去の範囲を確認します。
- リース料とカウンター保守料を分け、契約期間、最低料金、対象外作業を確認します。
価格表には、圧板PN2000、DF3110、DF3130のいずれか一つが必要という注記があります。
ADF不要の会社でも、原稿ガラス用の圧板を含めた完成構成を確認してください。
リース料と保守費は個別条件で決まる
月額リース料は、本体とオプションの販売価格、契約期間、料率、搬入・設定費の扱いなどで変わります。
カウンター保守は、一枚当たりの条件だけでなく、最低基本料金、トナー、感光体、部品、出張修理、定期点検、用紙代、契約外作業の範囲を確認します。
根拠のない月額相場を本機の確定費用として扱わないでください。
契約期間を検討する際は複合機を6年リースした場合の考え方も参考になります。
ただし、記事上の一般的な説明と個別の審査・料率・保守条件は同一ではありません。
本体とオプションの実売価格、リース総支払額、想定印刷枚数に基づく保守費、契約終了時の返却費を分けて提示してもらうと比較しやすくなります。
導入前確認:設置・ネットワーク・保守
導入前には、搬入・設置、用紙、ネットワーク、認証、保守を一つのチェックリストにまとめます。
本体だけで63kg以下あり、ADF、給紙テーブル、フィニッシャーを付けると寸法と重量が増えます。
搬入口、エレベーター、階段、扉、廊下、床、電源、LAN、周囲の作業空間を現地で確認し、設置後にトレイやカバーを開けられる状態を確保してください。
ネットワークでは、IPアドレス、DNS、時刻同期、プリンターポート、SMTP、共有フォルダー、認証基盤、VLAN、ファイアウォール、証明書を整理します。
複数ネットワークから利用する場合は、追加インターフェースだけで自動的に安全な共有が完成するわけではありません。
設計の基本は複合機を2つのネットワークで共有する方法も参考にし、社内のネットワーク管理者と構成を決めます。
運用開始までのチェックリスト
- 実際に使用するA3、A4、厚紙、封筒などで搬送と画質を試す
- 印刷ピーク、月間枚数、A3比率、両面率、スキャン量、FAX受信量を集計する
- 本体名、末尾Fの有無、ADF型番、FAX、給紙、フィニッシャーを見積書へ明記する
- 固定IPまたはDHCP予約、プリンターポート、共有フォルダー権限を決める
- 管理者、アドレス帳更新者、消耗品交換者、障害連絡者を決める
- HDD消去、認証、暗号化、不要機能の停止、FAX誤送信対策を初期設定に含める
- 保守受付時間、訪問範囲、消耗品配送、代替対応、契約終了時のデータ消去を確認する
仕様ページに掲載される対応OSは更新時期によって変わります。
2026年時点で利用するWindows、Windows Server、macOS、業務アプリについては、最新ドライバーとメーカーのOS対応状況を導入直前に再確認してください。
保守期間と最終判断
2026年9月29日現在、RICOH IM 3500はメーカー公式のデジタルモノクロ複合機一覧に掲載されており、現行掲載製品として確認できます。
一方、2021年発売の機種であり、後発のRICOH IM 3510も併売されています。
長期利用を予定する場合は、納期だけでなく、保守契約を結べる期間、部品・消耗品の供給、将来のOS対応、契約満了時期まで販売店に確認すると安心です。
本機が現在掲載されていることだけを理由に、将来の保守期間を断定することはできません。
複合機を長期間使う場合の判断材料は複合機を8年以上使う場合の寿命と買い替えの解説も参考になります。
最終的にはIM 3500、IM 3500F、同速のIM 3510を同一要件で見積もり、本体・オプション、搬入設定、保守、契約終了時の処理まで比較してください。
実機確認では、操作性だけでなく、実帳票の画質、スキャン先への保存、認証、FAX転送を一連の業務として試すことが重要です。
参考情報・出典
仕様・価格・保守条件は構成や地域で変わります。
正式な条件は最新の見積書をご確認ください。
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