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リコー

RICOH IM C6011

仕様・向いている会社・導入費用の考え方を、複合機のプロが実務目線で解説します。

RICOH IM C6011
最大用紙サイズA3
カラー対応フルカラー
印刷速度60枚/分
発売日2026-08-24
希望小売価格(税別)3,080,000円(消費税別)

新機種発売から3年未満:新機種 / 3年以上:旧機種

RICOH IM C6011は、出力とスキャンの両方に速さを求める事業所向けのA3フルカラー複合機です。
カラー・モノクロともA4ヨコ毎分60枚で出力でき、表裏を同時に読む1パス両面ADFとOCRを標準搭載しています。
大量の会議資料を短時間で印刷する部署や、契約書・伝票・申請書をまとめて電子化する業務に向く構成です。

一方、標準価格だけで導入費を判断することはできません。
ファクスの有無、給紙量、紙折り・ステープルなどの後処理、搬入設置、保守契約を業務に合わせて整理する必要があります。
本記事では、対象を末尾まで同じ「RICOH IM C6011」に限定し、Fモデルやシリーズ内の別機種と区別して説明します。

RICOH IM C6011の特徴

RICOH IM C6011は、2026年8月24日に発売されたデジタルフルカラー複合機です。
シリーズにはC5511、C4511、C3511、C3011、C2511もありますが、C6011はその中で最も速いA4ヨコ毎分60枚のモデルです。
カラーとモノクロ、片面と両面が同速なので、カラー資料を含む大部数ジョブでも、モノクロ中心の高速機から大きく待ち時間が延びる構成ではありません。
メーカーの製品ページでも、カラー・モノクロ各60枚/分と案内されています。

速さは連続出力だけではありません。
ファーストコピータイムはモノクロ2.9秒、フルカラー4.2秒で、スリープからの復帰は7.1秒です。
ウォームアップタイムは、室温23℃かつ工場出荷時のクイック起動で24秒とされています。
数枚だけ急いで出したい場面と、大量に連続出力する場面の両方を想定した性能です。
ただし、用紙、仕上げ、印刷データ、機器の調整動作によって実際の時間は変わります。

本体には6GBのメモリーと256GBのSSDを搭載し、コピー、プリンター、スキャナー、ドキュメントボックス、無線LAN、OCRに標準対応します。
さらにC6011では、250枚積載の1パス両面ADFが標準です。
ここは下位機の非Fモデルと構成が異なるため、シリーズ表を横読みする際に注意したい点です。

出力と読み取りを一台で高速化

1パス両面ADFは原稿を反転させず、表面と裏面を一度に読み取ります。
A4ヨコ、200dpiでは、カラー・モノクロとも片面毎分150ページ、両面毎分300ページです。
読み取り速度の「ページ」は画像面の数なので、両面原稿150枚を読み取ると最大300ページという考え方になります。
原稿サイズ混載時などは条件が異なるため、実運用では原稿の状態も確認します。

名刺、領収書、小切手などの小さな原稿にも対応し、不定形サイズ混載モードでは原稿範囲の切り出しや傾き補正も行えます。
高速印刷機としてだけでなく、紙を検索可能なデータへ変える入口として評価するのが、この機種の特徴をつかむ近道です。

C6011とC6011Fを混同しない

記事の対象であるRICOH IM C6011は、ファクスがオプションで、インナー1ビントレイもオプションです。
一方、RICOH IM C6011Fはファクスとインナー1ビントレイを標準搭載する別モデルです。
どちらも1パス両面ADF、無線LAN、OCRを備えますが、本体価格と標準構成が違います。

ファクスを使わない事業所ならC6011を基準にし、必要ならFAXユニットを追加する考え方ができます。
最初からファクス運用が確定している場合はC6011Fを含めた総額比較が必要です。
型番末尾のFを省略して見積書を比較すると、必要な構成が抜けたり、価格差の理由を誤解したりするため、品名と品種コードまで照合しましょう。

RICOH IM C6011の主要仕様

導入判断に直結する仕様を、RICOH IM C6011の列だけに絞って整理します。
詳細はメーカーの主な仕様・寸法図でも確認できます。

項目 RICOH IM C6011の仕様
方式・カラー デスクトップ式・フルカラー
連続複写速度 A4ヨコ60枚/分、A3タテ32枚/分。いずれもカラー・モノクロ同速
最大原稿サイズ A3
標準給紙 590枚×2段+手差し100枚
用紙坪量 給紙トレイ・手差し52~300g/㎡、両面52~256g/㎡
メモリー・ストレージ 6GB・SSD 256GB
本体寸法 幅587×奥行701×高さ963mm
機械占有寸法 幅1,104×奥行701mm
質量 102kg以下
電源・最大消費電力 100V、15A、50/60Hz・1.5kW以下

寸法の高さと質量には標準の自動原稿送り装置が含まれます。
機械占有寸法は手差しトレイ、延長トレイ、本体排紙受けを開いた状態です。
オプションの給紙テーブルやフィニッシャーを付ければ必要スペースはさらに広がるため、標準寸法だけで設置場所を決めないようにします。

A3・厚紙・長尺紙の考え方

複写サイズはSRA3、A3からはがき、封筒、不定形サイズに対応します。
給紙トレイと手差しは52~300g/㎡、両面は52~256g/㎡です。
対応範囲内でも、表面加工、含水量、紙目、保管環境によって紙詰まりや定着不良が起こる可能性があります。
名刺用紙やラベル紙などを単に坪量だけで判断せず、推奨紙と給紙経路を販売担当者に確認してください。

プリンターの不定形サイズは最大320×1,260mmですが、幅を拡張する印刷には画像領域拡張キットが必要です。
また、長さ600mm以上では用紙幅305mmまでという条件があります。
長尺POPを日常的に作るなら、用紙調達、排紙スペース、ドライバー設定まで含めた実機確認が適切です。

標準給紙量と増設の判断

標準給紙は590枚トレイが2段と、100枚の手差しです。
異なるサイズや紙種を2段に分けられるため、たとえばA4普通紙とA3普通紙を常設し、封筒や厚紙を手差しから送る構成が考えられます。
印刷中の用紙補給を減らしたい場合は、590枚×1段・2段の給紙テーブル、1,075枚×2セットの給紙テーブル、1,770枚のA4大量給紙トレイなどを検討できます。

最大容量を目指すより、日ごとの使用量、補給担当者、常備する用紙種類から選ぶ方が合理的です。
A4を大量に使う部署と、A3や色紙を頻繁に切り替える部署では適切な給紙構成が異なります。
月間枚数だけでなく、最も混雑する時間帯に何枚続けて出すかも確認しましょう。

操作性とスキャン・ネットワーク連携

RICOH IM C6011は、紙を素早く読み取るだけでなく、その後に探して使えるデータへ変換する機能を備えています。
標準OCRでは、読み取った文字情報をPDFへ埋め込み、文書内検索やコピー・貼り付けに利用できます。
原稿の向きをOCRで判定して天地を補正する機能もあります。
ただし、手書き、薄い文字、汚れ、印影との重なりなどで認識結果は変わるため、重要情報は目視確認が必要です。

スキャンの出力形式はTIFF、JPEG、PDF、クリアライトPDF、PDF/A、テキスト付きPDFに対応します。
メール送信はSMTP、ファイル送信はSMBとFTPを利用でき、SMBは3.1.1に対応しています。
読み取り解像度は用途に応じて100~600dpiを選択できます。
保存先の要件を決めてから、ファイル形式、解像度、カラー、命名方法を定型化すると、利用者ごとのばらつきを減らせます。

クラウドやスマートデバイスとの連携

有償のRICOH Scan Suiteでは、メール送付、クラウドストレージへの保存、名刺の電子化、経費精算など、用途に応じた連携を追加できます。
クラウドストレージへ直接保存し、テキスト付きPDFとして管理する構成も可能です。
ただし、利用するサービス、ライセンス、保存先の権限設計、インターネット接続条件は本体標準機能とは別に確認します。

USBメモリー内のJPEG、TIFF、PDFの印刷や、スキャンデータのUSB保存にも対応します。
スマートフォンやタブレットからは「RICOH カンタン入出力」を利用できる構成があります。
便利さと同時に、USBポートを開放するか、私物端末を許可するかという運用ルールも決めてください。

印刷環境は事前に小さく検証する

標準のネットワークは1000BASE-T対応で、IPv4・IPv6、LPR、Port9100、IPP、SMB、WSDなどを利用できます。
Windows 11やmacOSを含む対応OSが示されていますが、端末のCPU、OS更新状況、認証方式、仕上げオプションによって適するドライバーは変わります。
大量展開の前に、代表端末からA3、両面、カラー、部数指定、ステープルを試すと安全です。

PDFだけ処理が遅い場合は、本体速度ではなくデータ構造やドライバーが原因になることもあります。
切り分け方はPDF印刷が遅いときの確認項目も参考になります。
プリントサーバーを置かない構成を検討する場合は、Microsoft Universal Printの仕組みを理解したうえで、本機と利用環境の対応条件を個別に確認してください。

セキュリティーとデータ保護

複合機には印刷データ、スキャン画像、宛先表、認証情報が集まるため、導入時から情報機器として管理する必要があります。
RICOH IM C6011は、アドレス帳、認証情報、蓄積文書などをAES 256bit・SHA-2に対応した方式で暗号化して保存し、本体ストレージの残存データを一括消去して初期化する機能を備えます。
リース返却や廃棄の際は、初期化を実施する主体と証跡の扱いを契約前に決めておくと安心です。

通信面ではSSL/TLS、IPsec、S/MIME、IEEE 802.1X、ネットワークポートのON・OFF、印刷可能IPアドレスの制限などに対応します。
ECDSA 128bitにも対応しています。
ただし、「対応している」ことと「自社環境で有効化されている」ことは別です。
不要なプロトコルを止め、管理者パスワードを初期値から変更し、時刻、証明書、ログの扱いを含む設定基準を作成してください。

認証と放置印刷の対策

本体設定だけで利用できるユーザーコード認証やベーシック認証のほか、WindowsのドメインコントローラーやLDAPサーバーとの連携が可能です。
オプションを利用すれば、FeliCaやMIFAREなどのICカードを使った個人認証も構成できます。
利用者ごとにコピー、カラー、スキャンなどの権限を分ければ、情報管理と利用量管理を同時に進められます。

印刷物の取り違えや放置を抑えるには、認証後に出力する仕組みが有効です。
既存の社員証を流用できるか、カードの規格、認証先、必要な内蔵キット、クラウドサービスの契約を確認しましょう。
802.1Xを利用するネットワークでは、RADIUSサーバーと証明書の設定ポイントも含め、端末証明書の発行・更新手順まで設計する必要があります。

ファクスと更新機能の注意点

ファクスを追加した場合は、宛先の繰り返し入力、送信前の設定確認、宛先利用制限など、誤送信を抑える機能を利用できます。
機能だけに頼らず、短縮宛先の登録権限、送信履歴の確認者、機密文書の送信手順も定めることが重要です。

RICOH Always Current Technologyにも対応し、導入後に機能を更新できる仕組みがあります。
更新は価値の維持に役立つ一方、適用前に変更内容、停止時間、連携アプリへの影響を確認する運用が必要です。
ネットワークから到達できる範囲を限定し、ファームウェア、証明書、管理者権限を定期点検することで、本体機能を実際の安全性につなげられます。

適する用途と向かない運用

RICOH IM C6011が特に適するのは、A3カラー出力のピークがあり、同時に紙文書の電子化量も多い事業所です。
毎分60枚の出力と1パス両面ADFを生かせるため、複数部署が集まるフロア、学校や研修部門、医療・士業の事務部門、物流拠点、本部の集中出力などが候補になります。
提案書と申請書、図面と帳票のように、カラーとモノクロが混在する業務にも合わせやすい機種です。

OCRを標準搭載しているため、契約書や伝票を検索可能なPDFへ変換する用途にも向きます。
ただし、OCRは入力作業を完全に無人化する保証ではありません。
傾きや天地の補正を使っても、かすれた文字、手書き、複雑な帳票は確認が必要です。
保存先のフォルダー構成やファイル名が統一されていなければ、読み取りが速くても後工程で探しにくくなります。

60枚機が過剰になりやすいケース

月間の印刷枚数が少なく、一度に数枚しか出さない小規模事業所では、60枚機の能力を使い切れない可能性があります。
A4のみで足りる、カラーをほとんど使わない、スキャンも週に数回という環境なら、より小型または低速の機種も比較対象です。
速度だけでなく、本体寸法、質量、電源、保守条件まで含めて選ぶべきです。

一方、平均枚数がそれほど多くなくても、朝の始業時、会議前、締め処理日にジョブが集中するなら高速機の効果があります。
「月間合計」だけで判断せず、最も混雑する30分間の出力量、同時利用人数、待ち行列の発生状況を調べると、60枚機が必要か見えやすくなります。

商業印刷との境界

社内資料、提案書、簡易パンフレットの作成には幅広く使えますが、連続稼働量、色管理、用紙搬送、後処理に商業印刷向けの要件がある場合は別の検討が必要です。
RICOH IM C6011にはFieryカラーコントローラーや測色器などのオプションを組み合わせられますが、オフィス複合機へ追加すればあらゆる印刷工場の工程を置き換えられるわけではありません。

内製したい印刷物が、社内配布資料なのか、顧客へ納品する成果物なのかを分けましょう。
トンボ、特色、厳密な色合わせ、大量の中綴じ冊子を常時扱うなら、プロダクションプリンターと複合機の違いも確認し、必要なら実データと実際の用紙で出力テストを行います。

近いクラスとの比較と選び方

機種比較では、毎分の速度差だけでなく、ピーク時の待ち時間、スキャン量、標準装備、給紙・排紙オプション、保守体制を同じ表に並べます。
C6011はカラー・モノクロ60枚/分で、1パス両面ADFが標準です。
シリーズ内のC5511以下は速度やADFの標準構成が異なるため、安価な本体に必要オプションを足した総額と比較してください。

より上の速度帯も候補なら、RICOH IM C6510、RICOH IM C7010、RICOH IM C8010の個別ページも確認できます。
ただし、数字が大きいほど自動的に最適とは限りません。
速度が上がるほど、設置面積、消費電力、価格、保守条件、想定する印刷量も改めて確認する必要があります。

メーカーをまたぐ比較項目

他社機と比べる際も、カタログの最速値だけを抜き出さないことが大切です。
比較表には、A4カラー・モノクロ速度、A3速度、ファーストコピー、両面スキャン、ADF積載枚数、標準給紙、対応坪量、SSD、ファクス、認証、設置寸法を入れます。
条件や脚注も併記すれば、オプション装着時の値を標準仕様と誤解しにくくなります。

同程度の高速カラー機を幅広く見る場合は、Apeos C7070なども候補になります。
比較時には、既存ドライバーやクラウド連携との親和性、保守拠点、消耗品の補給方法、障害連絡の窓口も評価します。
機械単体の差より、現在の業務フローを変更せず移行できるかが重要になるケースもあります。

比較用の業務データをそろえる

見積もりを依頼する前に、直近3~12か月のカラー・モノクロ枚数、A3比率、両面比率、スキャン枚数、ファクス回線数、常用紙種を集めます。
さらに、最大ジョブのページ数、混雑時間、ステープルや紙折りの頻度も記録すると、必要な速度とオプションを説明しやすくなります。

画質面では、細線、淡色、写真、バーコード、見開き原稿など、日常業務で難しいサンプルを試します。
両面の位置精度が重要なら、表裏ずれとレジストレーションの確認方法も参考にしてください。
比較機すべてへ同一データ・同一用紙を使い、出力時間と仕上がりをそろえて評価すると判断しやすくなります。

本体構成・オプション・価格

RICOH IM C6011のメーカー標準価格は3,080,000円(消費税別)です。
これは対象機種そのものの価格で、RICOH IM C6011Fの3,280,000円(消費税別)とは異なります。
価格と標準構成はメーカーの製品カタログにも掲載されています。

本体価格だけで導入総額は確定しません。
カタログには本体価格へ感光体ユニットが含まれない旨の注記があり、搬入設置、オプションの設置調整、ネットワーク設定、ドライバー展開も別途確認が必要です。
実際の見積もりでは、本体、必須オプション、搬入設置、初期設定、リース条件、保守、消耗品の扱いを分けて提示してもらいましょう。

必要なオプションを業務から選ぶ

C6011で通常のアナログファクスを使うには、FAXユニット タイプM62が必要です。
ファクスの有無だけでなく、回線数、受信文書の振り分け、ペーパーレス運用、送信履歴の保管も確認します。
ストレージは標準256GBで、拡張SSDへの交換により1TBへ増やせる構成があります。
保存量が多い場合でも、本体を恒久的な文書保管庫にせず、保存期限と外部保存先を決める方が安全です。

排紙側にはインナー1ビントレイ、紙折りユニット、複数種類のフィニッシャーなどがあります。
ステープル、パンチ、中綴じ、二つ折り、三つ折りを使うか、必要な用紙サイズと一回の部数は何枚かを確認してください。
オプション同士に組み合わせ条件があるため、名称だけで発注せず、完成構成図と占有寸法を見積書に添えてもらいます。

リース料と保守費用の見方

月額リース料は、標準価格を単純に契約月数で割った金額ではありません。
販売価格、追加機器、契約期間、料率、審査条件などで変わります。
期間を比較する際は、6年リースと期間別料率の考え方も参考になりますが、実際の金額は個別見積もりで確認してください。

保守も、カラー・モノクロのカウンター条件、最低料金、トナー、感光体、交換部品、訪問作業、休日対応、対象地域などを確認します。
高速機では平均単価だけでなく、ピーク時に停止した場合の影響も大きいため、受付時間、一次対応、代替手段を含めて比較します。
リース会社と保守会社が異なる場合は、故障時と契約変更時の連絡先を分けて記録しておきましょう。

導入前に確認したい設置・契約・運用条件

導入前には、本体が置けるかだけでなく、搬入から日常保守までを一続きで確認します。
C6011本体は幅587×奥行701×高さ963mm、質量102kg以下ですが、使用時の標準機械占有寸法は幅1,104×奥行701mmです。
給紙テーブルやフィニッシャーを追加すれば横幅と重量が増えます。
搬入口、廊下、曲がり角、エレベーターの扉と積載荷重、段差を実測し、最終構成で搬入可否を判断してください。

電源は100V・15Aで、最大消費電力は1.5kW以下です。
延長コードや同一回路への機器集中を避け、設置担当者に専用電源の要否を確認します。
排熱、騒音、用紙補給、トナー交換、前後左右の保守スペースも必要です。
直射日光、結露、空調の風、ほこりが多い場所を避け、重量に耐えられる水平な床へ設置します。

導入前チェックリスト

  1. 出力量:カラー・モノクロの月間枚数と最大ジョブ、混雑時間を集計する。
  2. 原稿:A3、両面、名刺、領収書、帳票の読み取り量を確認する。
  3. 用紙:常用サイズ、坪量、封筒、長尺紙、特殊紙を一覧化する。
  4. 仕上げ:ステープル、パンチ、紙折り、中綴じの部数と頻度を確認する。
  5. 通信:固定IPまたはDHCP予約、VLAN、DNS、SMTP、SMB、認証方式を決める。
  6. 安全:管理者権限、ICカード、証明書、ログ、USB利用、返却時消去を決める。
  7. 契約:本体、オプション、設置、リース、保守、カウンター条件を分けて比較する。

ネットワーク設定では、印刷だけでなくスキャン保存先やメール送信先からの応答も必要です。
複数セグメントで使う場合は、VLAN越しのルーティングとポート設定を整理し、必要最小限の通信だけを許可します。

検収と運用開始後の確認

設置当日は、機種名がRICOH IM C6011であること、発注したオプション、シリアル番号、カウンター初期値を確認します。
そのうえで、コピー、カラー・モノクロ印刷、A3、両面、手差し、ADF、スキャン送信、認証、ファクスを発注範囲に応じて試します。
フィニッシャーを付けた場合は、実際の部数でステープルや紙折りも検収します。

運用開始後は、用紙の登録名、スキャンの初期値、宛先表、管理者連絡先を利用者向けに簡潔にまとめます。
エラー時に設定を無計画に変えないよう、保守窓口へ伝える項目も定型化してください。
メーカーは2026年8月17日の発売資料で本機を発表し、8月24日に発売しています。
新しい現行機ではありますが、契約期間中の保守範囲や消耗品供給を自動的に保証するものではないため、見積書と保守契約書で確認してから導入を確定しましょう。

参考情報・出典

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業界歴10年以上の生粋の複合機営業マン。勤めていたOA機器会社のあまりの悪徳営業っぷりに嫌気がさし「株式会社じむや」を設立。 複合機業界の赤裸々なコラムを発信し続け、価格崩壊を招いた張本人。 競合他社から2週間に1回はクレームが入る程の激安正直価格で複合機を全国にリース販売しています。
仕様出典:メーカー公式情報(最終確認:2026-09-28)

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