発売日未確認発売から3年未満:新機種 / 3年以上:旧機種
TASKalfa 2470ciは、A3用紙への対応、カラー・モノクロともA4ヨコ毎分24枚の出力、7インチカラータッチパネルを組み合わせた京セラのカラー複合機です。
コピー、プリント、カラースキャン、自動両面印刷、両面原稿自動送り装置を標準で備え、一般的なオフィス文書を一台へまとめたい職場に適した構成です。
ただし、型番末尾に「+」が付かないTASKalfa 2470ciは、メーカーの生産終了モデル一覧に掲載されています。
現在は現行新品としてではなく、中古導入または既存機の継続利用として評価し、保守契約、交換部品、消耗品、総印刷枚数、装着オプション、利用中のネットワーク環境への適合を個別に確認する必要があります。
TASKalfa 2470ciの特徴
TASKalfa 2470ciは、必要な機能と設置性の釣り合いを重視した中速帯のA3カラー複合機です。
メーカーの発売資料では2018年1月上旬の発売と案内され、A4ヨコの連続出力速度はカラー、モノクロとも毎分24枚です。
高速大量出力を主目的とした機種ではありませんが、見積書、請求書、会議資料、提案書、店内掲示などを日常的に処理するオフィスでは、カラーとモノクロを同じ速度で扱えます。
本体寸法は幅590×奥行590×高さ753mmです。
手差しトレイを使用しないときの機械占有寸法も幅590×奥行590mmですが、使用時は幅873mmになるため、設置場所は本体寸法だけで決められません。
質量はトナーコンテナを含まず約79kgです。
机上へ気軽に置く卓上プリンターとは異なり、床の耐荷重、搬入経路、保守作業用の空間まで確認する必要があります。
7インチタッチパネルと物理テンキーを搭載
対象機には、スワイプ操作に対応した7インチカラータッチパネルと物理テンキーが標準搭載されています。
登録済みの宛先や機能はタッチ操作、新規のファクス番号などはテンキー入力という使い分けが可能です。
同じシリーズのTASKalfa 2460ciは4.3インチパネルなので、外観が近くても操作部は同一ではありません。
近縁機の概要はTASKalfa 2460ciの記事も参照し、型番とパネル構成を照合してください。
標準機能とオプションを分けて考える
コピー、プリント、カラースキャン、両面原稿自動送り装置、自動両面印刷は標準構成に含まれます。
一方、FAX System 13、32GB SSDのHD-6、Data Security Kit(E)、ICカード認証キット、検索対応透明テキスト付きPDFを作るScan extension kit(A)などはオプションです。
中古機では同じTASKalfa 2470ciでも装着内容が異なります。
「ファクス対応」「認証対応」といった販売表示だけで判断せず、品番、ライセンス状態、カードリーダーを含む付属品を現物で確認することが大切です。
主要仕様と処理性能
仕様表はTASKalfa 2470ciと2460ciを並べた形式のため、共通セルと機種別セルを区別して読む必要があります。
対象機はフルカラーのデスクトップ型A3複合機で、連続複写速度はA4・B5が毎分24枚、A4タテ・B5タテが毎分17枚、A3・B4・A5タテが毎分12枚です。
連続プリント速度はコピー仕様と同等です。
| 項目 | TASKalfa 2470ciの確認済み仕様 |
|---|---|
| 最大原稿サイズ | A3 |
| 連続複写速度 | A4・B5:24枚/分、A3・B4:12枚/分 |
| 読み取り解像度 | 600×600dpi |
| プリント解像度 | 600dpi、1,200dpi |
| 標準給紙 | 550枚カセット1段+100枚手差し |
| 本体寸法 | 幅590×奥行590×高さ753mm |
| 質量 | 約79kg(トナーコンテナを含まず) |
| 最大消費電力 | 900W以下 |
公称値は所定の用紙、温湿度、設定で測定された仕様です。
実際の処理時間はデータ量、両面設定、解像度、ネットワーク、ウォームアップ状態によって変わります。
起動時間と最初の一枚
主電源投入からのウォームアップは30秒以下、スリープからの復帰は10秒以下です。
ファーストコピーはモノクロ7.6秒以下、カラー9.8秒以下、ファーストプリントはモノクロ7.5秒以下、カラー10.2秒以下とされています。
プリントは1,200dpiにも対応しますが、公式仕様には1,200dpi時の搬送速度が半速になるという注記があります。
細い線や小さい文字を重視する資料では高解像度、日常文書では600dpiというように、画質と所要時間を使い分けるのが現実的です。
原稿送りと用紙対応
両面原稿自動送り装置の積載枚数は50枚で、原稿混載機能の使用時は30枚です。
300dpiでの読み取り速度は片面原稿がカラー・白黒とも毎分50イメージ、両面原稿が毎分16イメージです。
標準カセットはA3からA5タテ、手差しはA3からA6タテとはがきに対応します。
公称坪量はカセット、手差しとも60~256g/㎡、両面印刷は60~220g/㎡です。
ただし、厚紙やコート紙は銘柄や保管環境でも結果が変わります。
定着不良が起きる場合は用紙種類と定着状態の確認ポイントも参考にし、実際に使う紙でテストしてください。
操作性とスキャン・モバイル連携
TASKalfa 2470ciは、紙文書を共有フォルダーやメールへ送る日常的なスキャン業務に対応します。
公式仕様に記載されたプロトコルはSMB、SMTP、SMTP over SSL、FTP、FTP over SSL、TWAIN Scan、WSD Scan、WIA Driverです。
出力形式はTIFF、PDF、XPS、Open XPS、高圧縮PDF、JPEGから選べます。
検索可能な透明テキスト付きPDFを作成するScan extension kit(A)と、文書ボックスなどに利用する32GB SSDのHD-6は標準装備ではありません。
USBメモリーへ直接スキャンしたり、USB内のデータを本体で印刷したりする機能もあります。
PCを介さずに使える一方、持ち出し媒体からの情報漏えいにも注意が必要です。
利用を認める部署、保存できる文書、媒体の管理、作業後のデータ削除まで社内ルールへ落とし込みます。
有線LANと無線接続の使い分け
ネットワークインターフェイスは10BASE-T、100BASE-TX、1000BASE-Tに対応し、IEEE 802.11 b/g/nの無線LANも仕様に含まれます。
発売資料ではWi-Fi DirectとNFCの標準装備も案内されました。
モバイル端末との接続に便利ですが、業務用LANとゲスト用Wi-Fiを混在させると、印刷できない、意図しない端末から見えるといった問題が起こります。
固定IPまたはDHCP予約、接続先SSID、端末間通信の制限を設計し、IPアドレス管理の考え方は固定IPとDHCP予約の違いも参考にしてください。
移設やPC更新ではスキャン先を再確認する
共有フォルダーへのスキャンは、保存先PCの入れ替え、利用者のパスワード変更、共有名や権限の変更、OS側のセキュリティー要件によって停止することがあります。
中古機を設置するときは旧所有者のアドレス帳を消去し、自社の保存先、認証情報、送信テストを最初から設定します。
問題が起きた場合はパスワード変更後のスキャン設定やWindows 11とSMB署名の確認点も参考になります。
ファクスを使う場合はFAX System 13の装着と電話回線の条件も別途確認してください。
セキュリティー機能と運用上の注意
TASKalfa 2470ciには、印刷物、保存データ、外部媒体を対象とした複数のセキュリティー機能があります。
ただし、機能の存在と安全な運用は同じではありません。
オプションのICカード認証キットを使えば、利用者が機器の前で認証してから自分の文書を出力する構成を作れます。
放置プリントや取り違えを抑える方法になりますが、認証キットだけでなくカードリーダー、対応カード、利用者登録、必要に応じて認証システムとの接続条件まで確認します。
オプションのData Security Kit(E)は、SSDへ保存するデータの暗号化と、二次利用できない形での上書き消去に使用します。
HD-6を搭載している中古機でも、データセキュリティーキットが装着済みとは限りません。
販売時の構成表、設定画面、ライセンス状態を照合し、撤去時のデータ消去方法も契約前に決めておく必要があります。
USBメモリーとファクスを管理する
公式機能ページでは、USBメモリーを利用不可へ切り替えられることが案内されています。
USB印刷やUSBスキャンを使わない会社では無効化し、業務上必要な場合も管理された媒体だけを使用する運用が適切です。
ファクスはFASEC1に適合し、宛先の二度入力や受信文書の放置防止に配慮されています。
それでも誤送信を機械だけで完全に防げるわけではありません。
登録宛先の定期点検、送信前の宛先確認、受信紙の回収担当、不要文書の廃棄方法を組み合わせます。
発売当時の機能を現在の環境で再評価する
本機は2018年初頭に発売されたモデルです。
メーカー仕様にはWindows 11やWindows Server 2022も対応OSとして掲載されていますが、個別の業務アプリ、将来のOS更新、クラウドメールの認証方式まで一律に保証するものではありません。
導入時は管理者パスワードを変更し、不要なプロトコルやUSB利用を止め、ファームウェア、証明書、時刻、アドレス帳を点検します。
複数ネットワークから利用する場合は、VLAN越しの印刷・スキャンに必要な設定を参考にしつつ、許可する通信を必要最小限へ絞ってください。
適する用途と向かない業務
TASKalfa 2470ciが適するのは、A3を必要としながら、出力の中心がA4で、極端な高速性を求めない職場です。
カラーとモノクロが同じ毎分24枚なので、総務や経理の帳票、営業提案書、図表を含む会議資料、店舗の掲示物などを一台で処理できます。
7インチパネルは、複数の利用者が定型コピーやスキャンを共用する環境でも操作内容を確認しやすい構成です。
- 総務、経理、営業などが一台を共用する中小規模オフィス
- A3の図表や掲示物を時々出力する店舗、事務所、受付
- 契約書や伝票をPDF化し、共有フォルダーへ保存する職場
- オプションのファクスを追加し、コピーやプリントと集約したい事業所
従業員数だけで決めず、月間出力枚数、繁忙時間帯の同時利用、カラー比率、スキャン原稿の枚数から判断します。
大量出力や高度な後処理には不向き
毎分24枚のため、複数部署から大きな印刷ジョブが集中する職場や、会議直前に数百部を出力する使い方では待ち時間が生じやすくなります。
また、公式の構成にはPF-470とPF-471による給紙増設がありますが、ステープルや中綴じを行うフィニッシャーは掲載されていません。
冊子や大量の配布物を頻繁に内製する場合は、上位の複合機や外注も候補です。
用途の違いはプロダクションプリンターと複合機の比較も参考にしてください。
A3を使わないならA4機も候補になる
A3の原稿や出力を実際には使わず、設置面積を抑えたい場合はA4複合機のほうが合理的です。
候補となるECOSYS M5526cdwなどと、最大用紙、原稿送り、給紙量、ファクス、設置方法を比較してください。
反対にカラー出力がほぼ不要ならモノクロ機も検討できます。
A3、カラー、ファクス、USB、無線接続をそれぞれ実際に使うか分解して考えると、不要な機能やオプションへの支出を避けやすくなります。
近縁機と現行候補を比較するポイント
中古市場や検索結果では、TASKalfa 2470ci、TASKalfa 2460ci、TASKalfa 2470ci+が近い名称で表示されることがあります。
本稿の対象は末尾に「+」が付かないTASKalfa 2470ciです。
2470ciと2460ciはA3対応、カラー・モノクロ毎分24枚という基本性能を共有しますが、2470ciは7インチ、2460ciは4.3インチのタッチパネルです。
末尾に「+」が付く機種も別モデルなので、名称が似ていることを理由に機能、ライセンス、サポート条件を流用してはいけません。
| 比較対象 | 選定時の確認点 |
|---|---|
| TASKalfa 2470ci | 7インチパネル。2018年1月上旬発売と案内された生産終了モデル |
| TASKalfa 2460ci | 4.3インチパネル。同じ毎分24枚のシリーズ機 |
| 末尾に「+」が付く機種 | 別モデルとして仕様、クラウド機能、価格、保守条件を確認 |
| 現行のA3カラー機 | セキュリティー、原稿読み取り、保守可能期間を含めて比較 |
速度だけでなく読み取りと運用を比べる
毎分の出力枚数が近くても、原稿送り装置の方式、両面スキャン速度、パネル、SSD、認証、クラウド連携、後処理オプションが異なれば使い勝手は変わります。
旧機の中古価格と現行機の見積額だけを並べるのではなく、日常業務をコピー、プリント、スキャン、ファクスに分け、必要な処理時間と機能を確認してください。
特に両面原稿を大量に電子化する職場では、本機の両面読み取りが300dpiで毎分16イメージである点を踏まえ、実際の原稿束で所要時間を試す必要があります。
新品導入では現行機の保守期間も評価する
新品を長期利用する前提なら、生産終了した本機の販売時価格だけでなく、現行候補の保守期間とセキュリティーを優先します。
候補リンクのTASKalfa 2554ciやTASKalfa 3554ciも参照し、月間枚数や繁忙時の速度に合うかを比較してください。
比較表には本体速度だけでなく、標準装備、原稿送り、給紙、後処理、設置面積、電源、ドライバー、保守受付、消耗品供給を同じ条件で並べます。
構成・価格と保守費用の考え方
メーカーの価格ページに掲載されているTASKalfa 2470ciの希望小売価格は1,050,000円(税別)です。
ただし、メーカーの生産終了モデルページには掲載価格が販売当時の情報であるという注意書きがあります。
この金額を現在の新品販売価格や中古相場として扱うことはできません。
2017年10月の発売資料に記載された発表時価格は948,000円(税別)であり、資料の時点によって価格が異なる点にも注意してください。
| 構成品 | メーカー掲載の希望小売価格(税別) |
|---|---|
| TASKalfa 2470ci本体 | 1,050,000円 |
| PF-470 550枚×1段給紙 | 89,000円 |
| PF-471 550枚×2段給紙 | 140,000円 |
| FAX System 13 | 89,000円 |
| HD-6 32GB SSD | 67,000円 |
| Data Security Kit(E) | 92,000円 |
本体価格には感光体や消耗品が含まれず、搬入、設置、PC設定、追加オプションの取付、特殊搬入にも別料金が設定されていました。
現在の契約条件は販売店の見積書で確認します。
リース料と保守料を分けて比較する
リース料は機器価格、オプション、契約期間、料率、審査条件によって変わります。
保守費用は、モノクロとカラーのカウンター単価、最低基本料金、トナー、感光体、交換部品、訪問作業、交通費、受付時間の範囲を確認してください。
概算整理には複合機料金シミュレーター、現在の請求内容との比較には複合機の請求書診断を利用できます。
短期利用や終了時の柔軟性を優先するなら、リースとレンタルの違いも確認してください。
中古機は残存リスクを見積もる
中古のTASKalfa 2470ciでは、本体価格に加えて総印刷枚数、カラー比率、ドラムや定着部の状態、原稿送り装置の摩耗、トナー残量、印字品質を確認します。
ファクス、増設給紙、SSD、データセキュリティー、ICカード認証は個体ごとに異なります。
保守会社が対象地域へ訪問できるかはメーカー別保守拠点分布図も参考にしつつ、新規契約の可否を書面で確認してください。
修理不能時の代替機、部品欠品時の扱い、データ消去、撤去費用まで含めると、現行機との総額比較がしやすくなります。
導入前に確認するチェックポイント
導入前は、仕様表だけでなく搬入、設置、接続、保守、撤去までを一連の条件として確認します。
特に本機は生産終了モデルなので、試運転で動作したという事実だけで長期利用を決めるのは避けたいところです。
- 銘板がTASKalfa 2470ciであり、2460ciや末尾に「+」が付く機種ではないか確認する
- 総印刷枚数、カラー比率、保守履歴、交換部品、エラー履歴を確認する
- 小さい文字、細線、写真、A3、両面原稿による実機テストを行う
- FAX System 13、HD-6、増設給紙、認証キットなどの装着品を確認する
- 搬入経路、幅590×奥行590mmの本体、手差し使用時の幅873mm、約79kgの質量を考慮する
- AC100V電源、LAN、無線設定、共有フォルダー、メール送信先を確認する
- 保守受付期間、部品と消耗品の供給、修理不能時の代替策を契約書で確認する
- 撤去時のSSD初期化、上書き消去、消去証明書の要否を決める
生産終了機として保守可能期間を確認する
メーカーの生産終了モデル一覧には、末尾に「+」が付かないTASKalfa 2470ciが掲載されています。
そのため、現行新品と同じ納期、保守年数、交換部品の供給を前提にしてはいけません。
メーカーのサポートページやドライバーが公開されていても、新規保守契約を受けられるか、必要な部品をいつまで確保できるかは別の問題です。
販売店と保守会社へ、訪問対象地域、受付時間、消耗品発送、部品欠品時の対応、修理上限、代替機の有無を確認します。
長期利用を予定するなら、現行機へ置き換えた場合の総費用も同時に見積もってください。
最終判断は実機テストと総額比較で行う
候補機では、カラー写真だけでなく、普段使う帳票、小さい文字、細線、両面原稿、A3、厚紙、封筒を試します。
スキャンは実際の共有フォルダーとメール宛先へ送り、向き、画質、ファイル容量、検索性を確認してください。
PDFの文字抜けや表示差がある場合はPDFのフォントとPCL・PSの違いも参考になります。
TASKalfa 2470ciは、A3、毎分24枚、7インチパネルという構成が業務量に合い、保守と部品供給を確保できる場合には、既存機の継続利用や中古導入の候補になります。
一方、長期保守、最新の認証方式、高速な両面スキャン、大量出力を重視するなら現行機との比較が欠かせません。
本体価格だけでなく、保守、カウンター料金、ネットワーク設定、消耗品、故障時の代替、撤去を含む利用期間全体の費用で決定してください。
参考情報・出典
仕様・価格・保守条件は構成や地域で変わります。
正式な条件は最新の見積書をご確認ください。
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