旧機種発売から3年未満:新機種 / 3年以上:旧機種
ECOSYS M5526cdwは、A4文書を中心に扱う小規模オフィス、店舗、受付、部門ごとのサブ機に適したカラー複合機です。
カラー・モノクロともA4片面で毎分26ページの出力に対応し、コピー、プリント、スキャン、FAX、自動両面印刷、無線LANを一台にまとめています。
幅417mm、奥行429mmの省スペース設計も特徴です。
一方、最大用紙サイズはA4で、A3図面や見開き資料の等倍処理には対応しません。
2016年発売の機種でもあるため、導入時は本体価格だけでなく、新品の供給状況、利用端末との適合、保守受付、消耗品、必要なオプションまで確認することが大切です。
ECOSYS M5526cdwの特徴
ECOSYS M5526cdwの特徴は、一般的なオフィス文書に必要な機能を、A4対応の比較的小さな筐体へ集約していることです。
メーカー公式仕様では外形寸法が幅417×奥行429×高さ495mm、質量がトナーコンテナを除いて26kgです。
大型の床置きA3複合機を置きにくい店舗カウンター、受付、診療所の事務室、少人数の執務スペースでも検討しやすい寸法です。
コピー、プリント、カラースキャン、FAXを一台で扱えるため、単機能プリンター、スキャナー、FAXを個別に管理する手間を減らせます。
機器区分から検討したい場合は、単機能プリンターと複合機の違いも参考になります。
ただし、コンパクトであっても家庭用プリンターのような軽量機ではありません。
安定した台へ設置し、原稿送り装置を開く上部、給紙カセットを引き出す前方、放熱やケーブル接続に必要な背面の余裕を確保します。
カラーもモノクロも毎分26ページ
プリント速度はカラー・モノクロともA4片面で毎分26ページ、両面印刷時は毎分13ページです。
見積書、請求書、申込書、カラーの案内資料が混在する職場でも、カラーだけ公称速度が大幅に下がる構成ではありません。
自動両面印刷は標準装備され、社内資料の用紙使用量を抑える運用にも向きます。
ただし、両面印刷の対応坪量は60~120g/㎡です。
厚紙を両面で処理したい場合は、用紙メーカーの適合情報と本機の条件を照合してください。
発売時期と現在の確認方法
京セラの発売資料で確認できる発売日は2016年10月24日です。
2026年9月26日時点では、メーカー公式のカラー複合機一覧に機種名が掲載され、個別の製品・仕様・価格ページにも販売終了の表示は確認できません。
ただし、ウェブ掲載だけで個々の販売店に新品在庫があるとは断定できません。
見積時には新品の手配可否、納期、利用予定OSのドライバー、ファームウェア、保守受付可能期間を確認し、長期在庫品や中古品の場合は製造時期と累計印刷枚数も確認します。
主要仕様と用紙対応
ECOSYS M5526cdwの処理能力は、片面速度だけでなく、給紙量、排紙量、最初の一枚までの時間、用紙坪量を合わせて評価します。
標準カセットは80g/㎡紙で250枚、手差しはA4またはLetter以下の80g/㎡紙で50枚です。
排紙容量は150枚です。
カセットの対応坪量は60~163g/㎡、手差しは60~220g/㎡なので、普通紙以外は用紙の種類と厚さに応じて給紙経路を選びます。
| 確認項目 | ECOSYS M5526cdwの仕様 |
|---|---|
| 最大用紙 | A4 |
| A4片面速度 | カラー・モノクロとも26ページ/分 |
| A4両面速度 | カラー・モノクロとも13ページ/分 |
| 標準給紙 | 250枚カセット+50枚手差し(80g/㎡紙) |
| 排紙容量 | 150枚 |
| 自動原稿送り | 最大50枚、両面原稿対応 |
| 外形寸法 | 幅417×奥行429×高さ495mm |
| 質量 | 26kg(トナーコンテナを除く) |
初動時間と画質設定
ウォームアップ時間は29秒以下、ファーストプリントはカラー10.5秒以下、モノクロ9.5秒以下です。
公称の連続速度が同じ機種でも、電源投入直後や短いジョブを繰り返す運用では初動時間が使い勝手に影響します。
出力解像度は9,600dpi相当×600dpi、または1,200dpi相当×1,200dpiに対応します。
ただし、1,200dpi設定では搬送速度が半速になるという注記があります。
細線を含む資料は画質優先、社内確認用の帳票は速度優先というように設定を使い分けると合理的です。
用紙サイズと給紙経路の注意
カセットはA4、A5、B5、Letter、Legalなどに対応し、手差しは70×148mmから216×356mmまで扱えます。
ただし、最大用紙はA4であり、A3やA3ワイドには対応しません。
封筒、ラベル紙、厚紙などを使う場合は、レーザー方式への対応、坪量、表裏、用紙種類の本体設定を確認してください。
手差しで搬送できないときは手差し印刷ができない場合の確認手順、排紙後の反りが気になるときは用紙カールの原因と対策も参考になります。
操作性とスキャン・モバイル連携
操作部には4.3インチのカラータッチパネルを採用しています。
ホーム画面へ通常機能のショートカットや、よく使う設定をまとめたプログラムアイコンを登録できるため、定型的なコピーやスキャンの呼び出し回数を減らせます。
導入時に「請求書スキャン」「社内資料両面」のような運用目的を決め、設定内容を担当者間で共有すると、利用者ごとの設定差を抑えやすくなります。
スキャンはカラー、モノクロ、グレースケールに対応します。
送信・接続方式としてSMB、SMTP、FTP、FTP over SSL、USB、TWAIN、WIA、WSDが公式仕様に掲載されています。
ファイル形式はTIFF、JPEG、PDF、PDF/A-1、高圧縮PDF、暗号化PDF、XPS、Open XPSなどです。
共有フォルダー、メール、USBメモリーなど複数の保存方法を選べますが、接続先側の認証方式や暗号化要件まで自動的に満たすとは限りません。
無線LANとスマートフォンからの利用
有線LANとUSBに加え、IEEE 802.11b/g/nの無線LANを標準搭載しています。
アクセスポイントを経由する接続のほか、Wi-Fi Directにも対応し、KYOCERA Mobile Printを利用したスマートフォンやタブレットからのプリント・スキャンも案内されています。
来訪者用端末を接続する場合は、社内端末と同じネットワークへ無条件に参加させず、利用できる通信先と機能を決めてください。
無線接続済みなのに印刷できない場合は、AP隔離とゲストネットワークの確認点が切り分けに役立ちます。
共有フォルダーとメール送信は事前試験が必要
SMB保存は紙文書の共有に便利ですが、保存先PCのパスワード変更やOSのセキュリティー更新で接続できなくなる場合があります。
運用担当者は、パスワード変更後の認証情報の直し方とWindows 11とSMB署名の確認点を把握しておくと復旧しやすくなります。
Microsoft 365をメール送信先に使う計画では、SMTP認証とOAuth 2.0の解説を参考に、テナントの要件と本機で利用できる方式を導入前に照合してください。
FAX機能とセキュリティー
FAXはSuper G3、33.6kbpsに対応し、符号化方式はMMR、MR、MH、JBIGです。
ワンタッチダイヤルとアドレス帳は各100件、同報送信は最大100か所で、ネットワークFAXも標準対応です。
PCで作成した文書を印刷してから読み取らせる代わりにネットワークFAXを使えば、紙の取り違えや印刷工程を減らせます。
利用手順を検討するときはパソコンから複合機を通してFAXする方法も参考になります。
FAX機能の数値が十分でも、誤送信対策は別に考える必要があります。
アドレス帳の登録・変更権限、宛先の確認方法、同報送信を利用できる担当者、受信文書の回収担当を社内ルールにします。
個人情報や機密情報を扱う場合は、FAXを継続すべき文書と、アクセス制御された電子送付へ切り替える文書を整理してください。
ICカード認証はオプション
ICカード認証は標準機能ではなく、メーカー資料でオプションとして案内されています。
本体だけを用意してもカード認証が自動的に使えるわけではありません。
導入する場合は、認証キット、カードリーダー、取付・設定作業、既存社員証のカード規格、利用者情報の登録方法を見積段階で確認します。
コピー、スキャン、FAXなどの利用制限や部門管理を行いたい場合も、希望する運用を先に販売店へ伝え、必要な構成を明細化してもらうことが重要です。
ネットワーク機器として管理する
複合機には印刷、スキャン、FAX、ブラウザー管理、アドレス帳など複数の機能があります。
導入時は管理者パスワードを初期状態のままにせず、固定IPまたはDHCP予約、無線LANの接続先、USBメモリーの利用方針、不要な通信機能、設定変更権限を整理します。
機種や構成によって設定できる項目は異なるため、実機の管理者向け説明書と社内基準を照合してください。
IPアドレスの変化による印刷停止を避けたい場合は、固定IPとDHCP予約の違いも参考になります。
適する用途と向かない業務
本機が適するのは、A4の請求書、見積書、申込書、案内資料などをカラー・モノクロ混在で扱い、コピー、スキャン、FAXも一台へ集約したい職場です。
小規模事業所、店舗のバックヤード、受付、医療・介護施設の事務スペース、A3主力機を補う部門機などが候補になります。
コンパクトさを生かし、利用者の近くでA4業務を完結させたい場合に特徴が明確です。
標準給紙は80g/㎡紙で合計300枚です。
オプションの250枚ペーパーフィーダーPF-5110を加えると、手差しを含め550枚の構成にできます。
普通紙と専用帳票を別々のカセットへ用意したい職場では便利ですが、増設しても本体の最大用紙がA4である点は変わりません。
また、排紙容量は150枚なので、大量ジョブを無人で連続処理する用途では、給紙量だけでなく排紙回収の頻度も考えます。
向かないケース
- A3の図面、見開き資料、表計算表を本体で等倍出力・コピーしたい
- 大量の両面原稿を短時間で連続スキャンしたい
- ステープル、中綴じ、パンチなどの後処理を自動化したい
- 複数部署から大量のジョブが集中する主力機として使いたい
- 利用予定期間と出力枚数から、累計10万ページを大きく超える計画になっている
公式仕様の製品寿命は10万ページまたは5年のいずれか早い方です。
これは無故障期間や無償保証期間を意味する数字ではありません。
A4普通紙を片面連続印刷した場合の目安で、用紙、環境、電源投入頻度などでも変動します。
月間枚数から累計を考える
選定時は、直近数か月のカウンターや請求書から実際の印刷枚数を確認し、予定年数を掛けて累計を見ます。
月によって繁閑差がある場合は、平均だけでなく最も多い月のジョブ集中も確認してください。
カラー比率、スキャン原稿数、FAX受信量、用紙補給回数も記録すると、速度以外の負担が見えます。
メーカーが本機について推奨月間枚数を示しているとは確認できないため、根拠のない推奨値は設定せず、公式の製品寿命と自社の実績を使って判断します。
A3複合機や他方式との比較
ECOSYS M5526cdwを選ぶかどうかは、最初にA4で足りるかを判断すると整理しやすくなります。
本機は幅417mm、奥行429mmという設置性が利点です。
一方、A3複合機はA3原稿の等倍コピー、図面や大きな表の出力、複数カセット、後処理装置などを選びやすい傾向があります。
A3を年に数回しか使わないなら外部出力との併用も考えられますが、日常的に使う場合はA3機のほうが作業を単純化できます。
A3カラー機の候補を確認する場合は、TASKalfa 2554ciやTASKalfa 3554ciの機種ページと比較できます。
京セラの製品一覧には名称末尾に「W」が付く派生機もあるため、シリーズ名だけで仕様を混在させてはいけません。
本記事の数値は末尾まで「ECOSYS M5526cdw」と一致する対象列と脚注に限定しています。
比較表で見るべき項目
| 比較軸 | 確認する内容 |
|---|---|
| 最大用紙 | A4を超える原稿や出力物を本体で扱うか |
| 片面・両面速度 | カラーとモノクロ、両面時の処理速度を分けて見る |
| 原稿送り装置 | 積載枚数、両面対応、解像度別の読取速度を比べる |
| 給排紙 | 補給と排紙回収の頻度、複数帳票の常備可否を確認する |
| 送信・認証 | メール、共有フォルダー、カード環境へ適合するか確認する |
| 製品寿命と保守 | 予定年数、累計枚数、修理受付、部品供給を照合する |
同じ毎分26ページでも、初動、両面速度、スキャン、給紙、操作性、保守条件は異なります。
片面速度だけで同等と判断しないことが大切です。
購入・リース・レンタルの違い
小型A4機は現金購入が合う場合もあれば、保守を含む提案や一定期間のレンタルが合う場合もあります。
比較時は本体代だけでなく、利用期間、搬入、設定、消耗品、故障対応、撤去・返却条件を同じ期間にそろえます。
契約方式を整理する場合は複合機リースとレンタルの違いが参考になります。
リースは中途解約や所有権の扱い、レンタルは期間と保守範囲、購入は修理と更新費用を確認し、自社の利用期間に合う方式を選びます。
構成・価格と保守の考え方
ECOSYS M5526cdwのメーカー希望小売価格は税別のオープン価格です。
固定された本体定価から値引率を計算する機種ではありません。
実際の導入額は、本体、配送・搬入、設置、端末設定、オプション、保守、消耗品を分けて確認します。
階段作業、離島・山間地、既存機の搬出、追加の電話・ネットワーク工事などがあれば条件が変わるため、設置住所、搬入経路、作業時間帯を見積依頼時に伝えます。
確認できる主な構成品には、250枚ペーパーフィーダーPF-5110と、オプションのICカード認証があります。
給紙増設は用紙補給や帳票切り替えの負担を減らす目的、ICカードは利用者管理を行う目的であり、役割が異なります。
「オプション一式」という表記ではなく、品名、数量、取付費、設定費を明細化してもらうと比較しやすくなります。
消耗品コストと契約料金を分ける
公式仕様には消耗品コストとしてカラー12.15円/ページ、モノクロ1.95円/ページが掲載されていますが、これはトナー価格から算出した値で、保守・メンテナンス料金は含まれません。
販売店のカウンター料金や自社の総コストと同一視しないよう注意が必要です。
トナーの印字可能枚数も、ブラック約4,000ページ、各色約3,000ページという標準原稿を連続印刷した場合の目安です。
実際の交換頻度は印字率、カラー比率、少枚数ジョブ、電源投入頻度、使用環境によって変わります。
見積書は同じ条件で比べる
- 本体、オプション、搬入、設置、端末設定を分ける
- 税別・税込と比較対象期間をそろえる
- カラー・モノクロの月間枚数を同じ条件にする
- トナー、部品、出張、点検、代替対応の範囲を確認する
- 最低料金、追加料金、更新、解約、撤去・返却条件を読む
現在の支出確認には複合機の請求書診断、複数案の費用整理には複合機料金シミュレーター、提示された提案の確認には複合機の見積書AI診断を利用できます。
診断結果だけで契約せず、最終的には正式見積書、契約書、約款を照合してください。
導入前に確認したいポイント
ECOSYS M5526cdwの導入前には、直近数か月の出力履歴からA4とA3、カラーとモノクロ、片面と両面の比率を集計します。
次に、スキャン先、FAX回線、利用端末、認証方法、設置場所、必要な給紙段数を整理し、同じ条件で見積を依頼します。
現在使用中の機器のカウンター、請求書、アドレス帳、ネットワーク設定表があれば、必要な性能と移行作業を把握しやすくなります。
電源はAC100V 10.3A、最大消費電力は1,020Wです。
同じ回路へ消費電力の大きい機器を集中させないよう確認し、アースも確保します。
質量はトナーを除いて26kgあるため、不安定な棚や耐荷重が不明な家具は避けます。
設置面の寸法だけでなく、原稿送り装置を開く高さ、手差し使用時の奥行、給紙カセットを引き出す動線、保守担当者が作業できる空間も測ってください。
導入前チェックリスト
- A3出力やA3原稿の等倍コピーが不要か
- 利用予定年数と累計枚数が製品寿命の目安に合うか
- 上部、前方、背面を含む設置空間と安定した設置台があるか
- AC100V電源、アース、有線LANまたは無線LANを用意できるか
- FAX回線、発信元情報、受信後の処理方法を決めたか
- SMB、SMTP、FTP、USBのうち必要なスキャン経路は何か
- Windows、macOS、スマートフォンなど全端末で事前試験したか
- ICカード認証や増設給紙が必要か
- トナー、部品、出張、点検を含む保守範囲が明記されているか
- 新品供給、納期、ドライバー、ファームウェア、保守受付を確認したか
結論:A4業務を省スペースでまとめたい職場向け
ECOSYS M5526cdwは、カラー・モノクロ毎分26ページ、標準両面印刷、最大50枚の両面原稿送り装置、カラースキャン、Super G3 FAX、無線LAN、Wi-Fi Directを一台で利用できるA4カラー複合機です。
幅417mm、奥行429mmという設置性を生かし、店舗、小規模オフィス、受付、部門機として使うと長所が明確になります。
選定の分岐点は、A4限定で支障がないか、10万ページまたは5年という製品寿命の目安が利用計画に合うか、2016年発売という時期を踏まえて供給・保守・ソフトウェア対応を確保できるかの三点です。
長期使用時の修理と入れ替えの考え方は複合機を8年以上使う場合の判断基準も参考になります。
A3、大量連続処理、高度な後処理が必要なら、A3機や上位機を同じ利用条件で比較してください。
参考情報・出典
仕様・価格・保守条件は構成や地域で変わります。
正式な条件は最新の見積書をご確認ください。
最新記事 by 堀田直義 (全て見る)
- 色付き用紙をコピーすると背景がグレーになる!地色除去・裏写り防止の設定方法 - 2026年9月24日
- 著作権フリーで使える!複合機のおすすめアイコンサイトをランキングで紹介! - 2026年9月21日
- 複合機に搭載されているAI(人工知能)とは?おすすめ機能を紹介! - 2026年9月21日
- 単機能プリンターと複合機の違いとは?用途別の選び方やメリットなど解説! - 2026年9月21日
- プロダクションプリンターと複合機の違いは?性能や用途など比較解説! - 2026年9月21日
