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京セラ

TASKalfa 5004i

仕様・向いている会社・導入費用の考え方を、複合機のプロが実務目線で解説します。

TASKalfa 5004i
最大用紙サイズA3
カラー対応モノクロ
印刷速度50枚/分
発売日—
希望小売価格(税別)1,560,000円(税別、本体のメーカー希望小売価格。オプション、搬入、設置、設定、保守は別途確認)

発売日未確認発売から3年未満:新機種 / 3年以上:旧機種

TASKalfa 5004iは、モノクロ文書を速く出力し、大量の紙原稿も効率よく電子化したい職場に適したA3複合機です。
A4ヨコの連続複写速度は毎分50枚。
対応する両面同時読み取り原稿送り装置を組み合わせると、A4ヨコ・300dpiで両面毎分274ページのスキャンが可能です。
帳票、契約書、会議資料、図面を扱う部署の共用機として検討できます。

ただし、メーカー公式ページでは在庫限りで販売終了と案内されています。
新品在庫や中古機を検討するときは、価格だけでなく、原稿送り装置や給紙部の構成、保守受付、部品供給、後継機との総額差を確認してください。
本記事は末尾にWが付かないTASKalfa 5004iを対象に、確認できた仕様と導入判断のポイントを整理します。

TASKalfa 5004iの特徴と現在の位置づけ

TASKalfa 5004iは、京セラが2021年8月4日に発表したTASKalfa 7004iシリーズの50枚機です。
公式発売資料では、2021年9月初旬から順次発売すると案内されました。
日付までは公表資料で特定できないため、本記事では正確な発売日を断定しません。
コピー、プリント、スキャンを担うA3モノクロ複合機で、ファクスと無線LANはオプションです。

メーカー公式の機種個別ページには、TASKalfa 5004iとホワイトモデルの5004i Wが同じ希望小売価格1,560,000円(税別)、モノクロ毎分50枚として掲載されています。
印刷速度だけでなく、AIを利用した画像処理、10.1インチタッチパネル、幅広い用紙対応、スキャン機能を組み合わせられる点が特徴です。

モノクロ出力とカラー文書の電子化を一台で担う

紙へのコピーとプリントはモノクロですが、スキャンはカラーにも対応します。
契約書や帳票はモノクロで出力し、押印、付箋、色付き図表を含む原稿はカラーのまま保存するといった役割分担が可能です。
複数部の会議資料や定型帳票が同じ時間帯に集中する職場では、毎分50枚の出力性能を生かしやすくなります。

一方、確認した公式仕様には、5004iの推奨月間印刷枚数が示されていません。
速度だけから適正な月間枚数を推測するのは避け、現在使用中の機器から月別カウンター、繁忙日の出力、同時利用者数を取得してください。
ピークが短時間に集中するのか、一日を通じて一定なのかによっても必要な速度は変わります。

在庫限りで販売終了している点に注意する

2026年9月26日に公式ページを確認した時点で、シリーズには「在庫限りで販売終了」と明記されています。
したがって、現行品と同じ感覚で常時調達できる機種ではありません。
新品として提示された場合は、販売会社が確保している在庫か、展示機や長期保管品ではないか、製造時期、保証開始日、納期を確認する必要があります。

中古機や再生機では、総カウンターだけで状態を判断できません。
原稿送り、両面搬送、手差し、各カセット、ストレージ、フィニッシャーの動作と保守履歴を確認します。
販売終了は直ちに使用不能という意味ではありませんが、希望年数にわたって保守契約を継続できるかが導入判断の前提になります。

主要仕様と印刷・用紙対応

シリーズの仕様表には7004i、6004i、5004iが並ぶため、機種別の列と共通セルを分けて読む必要があります。
公式仕様ページで5004i/5004i W列を確認すると、A4ヨコの連続複写速度は毎分50枚、ファーストコピーは3.7秒以下です。
ウォームアップ17秒以下はシリーズ共通ですが、コピー・プリント時の消費電力は5004iが630Wで、上位速度機とは異なります。

項目 TASKalfa 5004iの確認値
方式 デスクトップ型A3モノクロ複合機
連続複写速度 A4ヨコ・モノクロ50枚/分
ファーストコピー 3.7秒以下
ウォームアップ 17秒以下(23℃、60%RH)
読み取り解像度 600dpi×600dpi
書き込み解像度 4,800dpi相当×1,200dpi、1,200dpi×1,200dpi
本体寸法 幅602×奥行665×高さ790mm
本体質量 83kg(トナーコンテナを含まず)

A3、SRA3、長尺紙と最大300g/㎡に対応

最大原稿サイズはA3です。
用紙サイズはカセット1がA4からA6タテ、カセット2がSRA3(320×450mm)からA6タテに対応し、長尺紙は304.8×1,220mmまで記載されています。
ただし、コピー時の最大サイズはA3です。
カセットと手差しの坪量は52~300g/㎡、長尺紙は136~163g/㎡、両面印刷は60~256g/㎡です。

用紙種類には普通紙、再生紙、コート紙、厚紙、薄紙、ラベル紙、OHP、タブ紙、封筒が挙げられています。
ただし、仕様範囲内なら全銘柄で同じ結果になるという意味ではありません。
表面加工、紙目、含水率、保管状態、事前印刷のトナーによって、給紙不良、定着不良、カールが起こる場合があります。
特殊紙は現物による通紙試験を依頼してください。
両面帳票の位置精度が重要なら、表裏のずれとレジストレーションの確認方法も導入テストに取り入れます。

給紙容量と設置寸法は完成構成で確認する

仕様表には600枚カセット2段と165枚手差しによる計1,365枚の給紙容量が示されていますが、公式構成例では600枚×2段のPF-7140が本体とは別の構成品として掲載されています。
本体価格だけで床置きの給紙構成が完成すると解釈せず、PF-7140、別のペーパーフィーダー、または専用台のどれを組み合わせるかを見積明細で確認してください。
原稿送り装置または原稿押さえも用途に応じて必要です。

本体寸法は幅602×奥行665×高さ790mmで、手差しトレイ使用時の占有寸法は幅920×奥行665mmです。
フィニッシャー、給紙装置、排紙トレイを付けると占有範囲と重量が増えます。
用紙補給、詰まり処理、保守作業ができる余白を確保し、搬入口、廊下、曲がり角、エレベーター、段差、床面、AC100V・15Aの電源まで現地調査で確認します。

操作性とスキャン・モバイル連携

TASKalfa 5004iの操作部は10.1インチの大型タッチパネルです。
画面の移動や拡大に対応し、コピーや送信でよく使う設定をプログラム登録できます。
個人またはグループ単位で利用できるユーザーボックスも備え、保存したスキャンデータや印刷データを本体から印刷・送信する運用が可能です。
定型業務では、宛先、解像度、両面、ファイル形式を登録しておくと操作差を抑えられます。

モバイル印刷ではAirPrintとMopriaに対応し、KYOCERA MyPanelによる操作も案内されています。
ただし、無線LANはオプションです。
スマートフォンから使う計画でも、社内ネットワークへの接続方法、端末用SSIDから複合機へ到達できるか、ゲストネットワークを分離するかを決める必要があります。
複数のネットワークから共有する場合は、複合機を2つのネットワークで使う構成を先に整理してください。

高速スキャンには対応原稿送り装置が必要

DP-7160、DP-7160 WまたはDP-7170を装着した場合、A4ヨコ・300dpiの原稿読み取り速度は、カラー・モノクロとも片面毎分137ページ、両面毎分274ページです。
この値は本体だけの性能ではなく、両面同時読み取りタイプのオプションを使用した条件です。
DP-7170は最大320枚をセットでき、重送検知とステープル検知にも対応します。

契約書や申請書を連続処理する職場では、274ページという最大値だけでなく、薄紙、折れ、付箋、サイズ混載、ステープル原稿をどう扱うかを確認します。
重送検知は取り込み漏れを防ぐ助けになりますが、完全性を自動的に保証するものではありません。
重要文書ではスキャン後のページ数確認と画像確認を業務手順に含めます。

保存形式とAI機能を業務に合わせる

出力形式はTIFF、JPEG、XPS、Open XPS、PDF、高圧縮PDFに対応します。
サーチャブルPDFとMicrosoft Office形式への変換にはScan extension kit(A)が必要です。
共有フォルダーへの送信ではSMB 3.0などが仕様に記載されています。
Windows環境を更新する予定がある場合は、Windows 11とSMB署名によるスキャンへの影響も確認し、サーバー側の認証条件までテストしてください。

AI関連では、手書き部分を強調するスキャン、背景が白い原稿の手書き部分を白く上書きする処理、低解像度画像を補正して印刷する機能が案内されています。
ガラス面に並べた領収書や名刺は最大16枚を個別データとして生成できます。
これらは整理や再利用を助けますが、消去結果、OCR文字、図面の細線、証憑の内容は保存前に目視確認することが重要です。

セキュリティーとネットワーク運用

複合機には印刷データ、アドレス帳、スキャン宛先、認証情報が集まるため、PCやサーバーと同様に管理対象へ含める必要があります。
TASKalfa 5004iは、本体に登録した利用者によるローカル認証と、LDAPやActive Directoryを使うネットワーク認証を標準でサポートします。
ICカードによるログインにはICカード認証キットとカードリーダーが必要です。

公式情報では、TLS 1.3、S/MIME、SCEP、OCSP/CRL、SIEMとの連携、IPフィルターが挙げられています。
本体ストレージのデータは7回上書きにも対応します。
機能が搭載されているだけでは安全な運用にならないため、管理者パスワード、証明書、時刻同期、ログ、USBや不要インターフェイス、ファームウェアの管理方法を導入時に決めてください。

認証、プライベートプリント、権限を設計する

利用者を一般社員、部門管理者、機器管理者、来客に分け、コピー、スキャン、USB、ボックスの権限を必要な範囲に絞ります。
公式ページでは、ゲストにはモノクロコピーとUSBスキャンだけを許可するといった制限例が示されています。
プライベートプリントでは、本体のジョブボックスに文書を一時保存し、パスワードやアクセスコードの入力後に出力できます。
人事や経理の書類を排紙トレイへ放置しにくくする運用です。

ICカードを利用する場合は、既存社員証の規格、カードリーダーとの適合、利用者登録、異動や退職時の無効化、認証サーバー停止時の手順まで確認します。
中古機では前利用者のアドレス帳、ボックス、ジョブ、認証設定が残っていないことを確認し、設置前に初期化とストレージ処理の実施記録を求めると安全です。

証明書とVLANは更新後の運用まで決める

部門ごとにネットワークを分けている場合は、印刷、SMBスキャン、SMTP、LDAP、管理画面など必要な通信だけを許可します。
構成を検討するときは、VLAN越しの印刷・スキャンに必要なルーティングとポートを整理し、ゲストネットワークから管理画面や保存先へ到達できないようにします。
増設ネットワークインターフェイスを使う場合も、各系統で利用可能な機能と通信経路を販売会社へ確認してください。

TLSを利用する管理画面やSMTP、証明書認証では、有効期限やサーバー側の暗号要件変更によって突然通信できなくなる場合があります。
複合機の証明書が期限切れになった場合の確認点を参考に、証明書の発行元、秘密鍵の管理者、更新日、作業担当を台帳化します。
販売終了機では、利用予定期間中のファームウェア提供や脆弱性対応についても保守窓口へ確認が必要です。

適する用途と選定しにくいケース

TASKalfa 5004iが適するのは、モノクロ出力が中心で、A3文書と大量スキャンを日常的に扱う組織です。
総務や経理の帳票、士業の契約書、教育機関の配布資料、建設・製造業の図面などが想定できます。
毎分50枚を生かすには、複数人のジョブが短時間に集中する、または多部数の文書を繰り返し出す業務があるかを確認します。

  • A3の台帳、契約書、図面を日常的に扱う
  • 会議資料や定型帳票をモノクロでまとめて出力する
  • 大量の両面原稿をPDF化したい
  • 厚紙、タブ紙、長尺紙など複数の用紙を利用する
  • 認証やプライベートプリントで出力を管理したい

業種名だけで適否を決めず、月間枚数、繁忙時間、最大原稿、カラー比率、スキャン量、FAX回線、特殊紙の種類を一覧化すると判断しやすくなります。

カラー出力が多い職場には向かない

スキャンはカラー対応ですが、紙へのコピーとプリントはモノクロです。
提案書、写真入り資料、販促物、色分けしたグラフを日常的に出力する場合、一台ですべてを処理する用途には向きません。
同じ毎分50枚クラスのカラー機を調べる場合は、指定候補のTASKalfa 5054ciと、カラー比率、構成、販売状況を比較できます。

カラーが少量なら、高速モノクロ機と小型カラー機を分ける方法もあります。
ただし、二台分の設置場所、保守、消耗品、ドライバー、スキャン宛先を管理することになります。
現在のカウンターからモノクロとカラーを分け、カラー機を併設した場合とカラー複合機へ一本化した場合の総額を比較してください。

印刷量が少ない事業所では過剰になり得る

A3をほとんど使わず、少人数で月間枚数も少ない職場では、本体83kgの床置き機と追加ユニットを導入する効果が小さくなる場合があります。
A4中心なら卓上機、プロジェクトなど利用期間が短いならレンタルも候補です。
導入方法を整理するには、複合機のリースとレンタルの違いも参考になります。

反対に印刷量が多くても、業務が一台へ集中し、故障時に完全停止する構成は注意が必要です。
別フロアの複合機へ出力できるか、サーバーや端末側でプリンターを切り替えられるか、スキャンの代替経路があるかを確認します。
最高速度だけでなく、障害時にも業務を継続できる構成を選びましょう。

シリーズ内・Wモデル・後継機との比較

TASKalfa 7004iシリーズのモノクロ機は、5004iが毎分50枚、6004iが毎分60枚、7004iが毎分70枚です。
基本仕様には共通項目がありますが、連続速度、ファーストコピー、コピー・プリント時の消費電力などは機種別です。
速度の大きい7004iの数値を5004iへ流用せず、表の列見出しと結合セル、脚注を合わせて確認する必要があります。

比較対象 確認できる主な違い 選定の軸
TASKalfa 5004i 標準色、モノクロ50枚/分 本記事の対象
TASKalfa 5004i W ホワイトモデル、速度と本体価格は共通 外観とW対応オプション
TASKalfa 6004i モノクロ60枚/分 ピーク時の待ち時間
TASKalfa 7004i モノクロ70枚/分 大量連続出力
TASKalfa MZ5001i 後継シリーズの50枚機として発表 現行構成、保守、クラウド連携

5004i Wは高速版ではなくホワイトモデル

末尾のWはホワイトモデルを示します。
メーカー公式ページではTASKalfa 5004iと5004i Wを同じ毎分50枚、同じ希望小売価格で掲載しています。
Wを無線LAN標準モデルや高速モデルと解釈してはいけません。
白い外装に合わせる場合は、原稿送り装置やPF-7140などにもW付き品番が用意されているため、オプションの色と適合まで確認します。

外観を比較したい場合は、指定候補のTASKalfa 5004i Wも確認できます。
中古機では本体とオプションの色が混在している可能性があります。
見積書の型番、掲載写真、納入予定の現物が一致しているかを照合してください。
末尾Wの有無を省略した「一式」表記では、希望する構成を特定できません。

長期利用では後継MZ5001iも比較する

京セラは2024年12月2日の公式発表で、TASKalfa MZ7001iシリーズを7004iシリーズの後継と位置づけました。
同資料では、MZ5001iをモノクロ毎分50枚、標準価格1,713,000円(税別)、2025年3月3日発売予定として掲載しています。
5004iと同じ速度帯ですが、本体価格だけで新旧の優劣は決まりません。

旧機種の在庫値引きが大きくても、必要オプションの在庫、保守可能期間、ファームウェア、消耗品、搬入設定を含めると判断が変わります。
MZ5001iにはクラウド連携やAI機能の強化も発表されているため、自社が使う機能だけを同条件にそろえて比較してください。
5004iを選ぶなら、販売終了機を導入する価格上の利点が、運用期間中の不確実性を上回るかを確認します。

本体構成・オプション・価格の考え方

メーカー公式ページに掲載されるTASKalfa 5004iの希望小売価格は1,560,000円(税別)です。
これは本体の掲載価格であり、業務に必要な完成構成の総額ではありません。
2021年8月の発売資料では標準価格1,340,000円(税別)でしたが、その後の価格改定を反映した機種個別ページの掲載額を現在の基準とします。
販売会社の在庫価格や実売価格は見積りで確認してください。

メーカー公式カタログには、原稿送り装置、給紙、フィニッシャー、FAX、無線LAN、認証など多数の選択肢が掲載されています。
シリーズ全体のオプションが5004iに装着できるとは限りません。
特に発売資料で示されたZ折り・三つ折り対応は、モノクロ機では7004iと6004iが対象であり、5004iは対象に含まれていません。

必要オプションを業務要件から逆算する

FAXを使う場合はFAX System 14、高速両面同時スキャンにはDP-7160系またはDP-7170、サーチャブルPDFやOffice形式への変換にはScan extension kit(A)が必要です。
無線LAN、ICカード認証、増設ストレージも必要に応じたオプションです。
仕分け、ステープル、パンチ、中折りを希望する場合は、対応フィニッシャー、取付部材、本体との適合を品番単位で確認します。

見積依頼では「スキャン付き」「フルオプション」といった曖昧な表現を避けます。
原稿送り装置の型番、セット枚数、両面同時読み取り、重送・ステープル検知、給紙段数、常備する用紙、排紙処理を一覧にしてください。
新品在庫が残っていても、必要なオプションだけ欠品していれば希望する運用は完成しません。
本体と全構成品の確保状況を同時に確認します。

リース料と保守料は分けて比べる

実際のリース料は、本体とオプションの物件総額、契約期間、料率、搬入設置、審査条件などによって変わります。
希望小売価格から一般的な月額を一意に算出することはできません。
販売終了機では、新規リースの対象にできる在庫か、中古購入やレンタルになるのかも販売会社とリース会社へ確認してください。

カウンター保守は、モノクロ単価だけでなく、最低基本料金、トナーやドラム、出張費、交換部品、受付時間、対象地域、契約終了条件を比較します。
考え方は複合機のカウンター料金に関する解説で整理できます。
複数社から見積りを取った場合は、複合機の見積書AI診断も使いながら、同じ構成、同じ印刷枚数、同じ保守範囲に条件をそろえてください。

導入前に確認したい在庫・保守・設置条件

販売終了機の導入では、購入価格より先に「必要な期間、必要な地域で保守できるか」を確認します。
メーカーサイトにカタログやドライバーが残っていることと、任意の販売会社が新規保守を受け付けることは同じではありません。
新品在庫、中古機、再生機でも条件が変わります。
設置地域の体制を検討する際は、複合機メーカー別の保守拠点分布図も参考にし、正式な対応可否は契約先へ確認してください。

設置時にはIPアドレス、プリンタードライバー、SMBやSMTP、アドレス帳、認証、FAX番号、既定の両面設定、カウンター開始値を確定します。
管理者IDや証明書の更新担当が不明なまま引き渡されると、担当者変更やサーバー更新時に復旧が難しくなります。
設定表と管理台帳を受領し、機密情報を除いた復旧手順も共有してください。

見積りと現物で確認する項目

  1. 新品在庫、中古、再生機の区分と、製造時期、総カウンター、保守履歴
  2. TASKalfa 5004iであり、5004i Wや別速度機ではないこと
  3. 本体、原稿送り装置、給紙部、排紙部、FAX、無線LANなど全品番
  4. 搬入、養生、設置、ネットワーク設定、既存機撤去の作業範囲
  5. 保守の開始日、受付時間、対象部品、消耗品、最低料金、終了条件
  6. 利用中のWindows、macOS、サーバー、認証基盤、業務システムとの適合
  7. 後継TASKalfa MZ5001iを同じ機能構成にした場合の総額差

中古機は外観だけでなく、各カセット、手差し、両面搬送、原稿送り、スキャン送信、ネットワーク、FAX、フィニッシャーをテストします。
日常使用するPDFやOffice文書、薄紙、厚紙、封筒などを用意すると、実務との相性を判断しやすくなります。

総コストと運用継続性で最終判断する

TASKalfa 5004iは、A3モノクロ毎分50枚、対応オプション装着時の高速両面スキャン、最大300g/㎡の用紙対応、AIを利用した画像処理など、現在でも実務に使える仕様を備えています。
モノクロ出力と紙文書の電子化が集中する職場では、必要な構成と保守を確保できれば候補になります。

ただし、公式に在庫限りで販売終了と案内された機種です。
本体が安くても、必要なオプションがそろわない、保守期間が希望より短い、現行OSや認証基盤への対応を確認できない場合は長期利用に向きません。
5004i、5004i W、後継MZ5001iを同じ要件で見積もり、本体、オプション、搬入設定、保守、消耗品、返却やデータ消去まで含む総額で比較してください。
毎分50枚が必要な根拠と、販売終了機を選ぶ合理性の両方を説明できる構成なら、導入後の行き違いを減らせます。

参考情報・出典

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業界歴10年以上の生粋の複合機営業マン。勤めていたOA機器会社のあまりの悪徳営業っぷりに嫌気がさし「株式会社じむや」を設立。 複合機業界の赤裸々なコラムを発信し続け、価格崩壊を招いた張本人。 競合他社から2週間に1回はクレームが入る程の激安正直価格で複合機を全国にリース販売しています。
仕様出典:メーカー公式情報(最終確認:2026-09-26)

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