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京セラ

TASKalfa 408ci

仕様・向いている会社・導入費用の考え方を、複合機のプロが実務目線で解説します。

TASKalfa 408ci
最大用紙サイズA4
カラー対応フルカラー
印刷速度40枚/分
発売日—
希望小売価格(税別)1,120,000円(希望小売価格・税別)

発売日未確認発売から3年未満:新機種 / 3年以上:旧機種

TASKalfa 408ciは、A4カラーとモノクロをともに毎分40枚で出力できる、京セラのデスクトップ型カラー複合機です。
A3用紙を使わず、請求書、契約書、提案書などのA4文書を速く処理したい事業所に適しています。
無線LAN、タッチパネル、両面印刷を備え、原稿送り装置やFAX、追加給紙を業務に合わせて構成できます。
一方、A3印刷には対応せず、原稿読み取り速度やFAX機能にはオプション条件があります。
本体価格だけで判断せず、必要な構成、保守、設置条件まで確認して選ぶことが重要です。

TASKalfa 408ciの特徴

TASKalfa 408ciの中心的な特徴は、A4専用機の設置性と、カラー・モノクロ毎分40枚の処理速度を両立していることです。
2019年12月下旬に発売された機種で、2026年9月26日時点でも京セラのカラー複合機一覧に掲載され、希望小売価格と製品情報が案内されています。
シリーズ名が似ているTASKalfa 358ciは本体の販売終了が明記されていますが、対象となる408ciについては同じ扱いではありません。

本体寸法は幅550×奥行550×高さ612.8mmで、質量は約49kgです。
質量にはトナーコンテナと自動原稿送り装置が含まれません。
床置き型のA3複合機より構成を小さくしやすい一方、家庭用プリンターのように気軽に棚へ載せられる重さではありません。
専用台や追加給紙装置を使う構成では高さと総重量が増えるため、搬入経路と床の安定性も確認します。

標準給紙は550枚カセット1段と110枚の手差しで、64g/㎡紙を基準に合計660枚です。
カセットと手差しは60~220g/㎡に対応し、対応する用紙種類には普通紙、再生紙、コート紙、厚紙、薄紙、ラベル紙、OHP、封筒があります。
ただし、用紙銘柄や加工状態まで無条件に利用できるという意味ではありません。
特殊紙は仕様上のサイズ・坪量に加え、レーザー方式への適合を確認して試し刷りするのが安全です。

A4業務に集中するための高性能機

コピーとプリントの最大用紙サイズはA4で、A3用紙は扱えません。
長尺紙は手差しから最大1,220×216mmに対応するため、細長い案内や棚札などを検討できますが、幅はA4相当です。
A3帳票や見開き原稿を等倍で出力する業務がある場合は、A3機を選ぶ必要があります。

この割り切りは、日常文書の大半がA4である拠点には利点になります。
本社のA3複合機に印刷が集中している場合、部署や受付の近くへ408ciを配置し、A4ジョブを分散できます。
コピー、プリント、スキャンを一台へまとめたいか、印刷だけで足りるかを整理すると選びやすくなります。
複合機との役割差を確認したい場合は、単機能プリンターと複合機の違いも参考になります。

現在の掲載状況と旧シリーズ情報の見分け方

メーカーの公開資料には、発売時の価格や構成と、現在の製品ページに掲載されている価格が混在します。
発売資料では当時の希望小売価格が示されていますが、現在の公式製品ページでは本体1,120,000円(税別)です。
見積比較には現在の表示価格を基準として使い、古いカタログだけで総額を決めないようにします。

また、公式仕様ページでは一部のフィニッシャーやメールボックスに販売終了の表示があります。
本体が製品一覧へ掲載されていても、発売当初の構成をすべて新品で再現できるとは限りません。
ステープルや大量排紙が必要な場合は、後述するオプションの供給可否を個別に確認してください。

主要仕様と処理性能

導入判断では、最大速度だけでなく、初回出力、給紙、用紙範囲、スキャン条件を一緒に見ます。
TASKalfa 408ciはA4ヨコでカラー・モノクロとも毎分40枚です。
ファーストコピータイムは白黒5.8秒以下、カラー6.9秒以下、ファーストプリントタイムは白黒5.4秒以下、カラー6.4秒以下とされています。
これらは所定条件で測定された仕様値であり、実際の待ち時間はデータ量、接続方法、スリープ状態、仕上げ設定によって変わります。

確認項目 TASKalfa 408ciの仕様
機種区分 デスクトップ型A4フルカラー複合機
連続複写速度 A4カラー40枚/分、モノクロ40枚/分
標準給紙 550枚カセット1段+110枚手差し(64g/㎡)
用紙坪量 カセット・手差しとも60~220g/㎡
本体寸法 幅550×奥行550×高さ612.8mm
本体質量 約49kg(トナー、原稿送り装置を含まず)
主電源投入時のウォームアップ 24秒以下
本体ストレージ メモリー4GB、HDD 320GB

解像度と実効速度の注意点

コピーの読み取り・書き込み解像度は600dpi×600dpiです。
プリントは1,200dpi×1,200dpiにも対応しますが、メーカー仕様には、この解像度では印刷速度が半速になると明記されています。
細い線や小さな文字を重視する設定と、40枚/分の連続処理を同時に前提としないことが大切です。
帳票や図面の再現性を評価する場合は、実際に使用するPDF、表計算ファイル、ロゴ入り資料で出力見本を確認します。

両面印刷も60~220g/㎡の範囲に対応します。
ただし、紙の含水率、表面加工、目方向によってはカールや定着状態が変わります。
両面の位置精度に問題が出た場合は、用紙登録と搬送方向を確認し、必要に応じて両面印刷で表裏がずれる原因と調整方法を参照してください。
厚紙やコート紙を常用するなら、契約前の通紙確認が欠かせません。

スキャン速度は原稿送り装置で変わる

スキャンの公称最大値は300dpiで、片面が白黒85ページ/分・カラー65ページ/分、両面が白黒170ページ/分・カラー130ページ/分です。
ただし、この値は両面同時読み取り型のDP-5130を装着した場合の数値です。
本体だけで同じ運用になるわけではありません。
DP-5100、DP-5120、DP-5130では、原稿セット枚数、両面処理速度、対応坪量が異なります。

大量の契約書を電子化するなら、枚数だけでなく、両面原稿の比率、薄紙、重送検知の必要性を基準に原稿送り装置を選びます。
最大速度を生かせる構成でも、保存先サーバーやネットワークが遅ければ処理全体は短縮できません。
読み取り工程、データ変換、転送、ファイル確認までを一つの流れとして評価してください。

操作性・スキャン・モバイル連携

TASKalfa 408ciは、スクロール、スライド、ピンチ操作に対応する10.1インチのワイドタッチパネルを採用しています。
A3のTASKalfaシリーズとボタンやアイコンの配置を共通化する考え方で設計されており、複数機種を使う拠点でも操作方法をそろえやすい機種です。
よく使うコピー条件や送信先を整理しておけば、利用者が毎回複雑な設定を行う負担を減らせます。

ネットワークは1000Base-T、100Base-TX、10Base-Tの有線LANに加え、IEEE802.11b/g/nの無線LANに対応します。
Wi-Fi Directも標準装備として案内され、Mopria Print ServiceとAirPrintへの対応が公式製品ページに掲載されています。
ただし、無線で接続できることと、社内の情報セキュリティー基準を満たすことは別です。
業務端末、来訪者端末、社内サーバーの通信をどう分離するかを先に設計します。

スキャンの保存先とファイル形式

スキャン送信はSMB、SMTP、FTP、FTP over SSL、WSD-Scanなどに対応し、TIFF、JPEG、XPS、PDFを扱えます。
共有フォルダー保存、メール添付、業務システムへの取り込みなど、現在の文書フローに合わせて送信方法を選べます。
PDFの高圧縮も仕様に含まれますが、OCR付きPDFとMicrosoft Office形式への変換にはScan Extension Kit(A)が必要です。

導入時には「スキャンできるか」だけでなく、保存先の権限、ファイル名、解像度、カラー設定、保存期間を決めます。
Microsoft 365へメール送信する構成は認証方式の変更が影響するため、Microsoft 365のSMTP認証とOAuth 2.0を確認してください。
Windowsの共有フォルダーへ保存する場合も、OS更新やポリシー変更で接続条件が変わります。
関連する確認点はWindows 11とSMB署名の解説にまとめています。

複数ネットワークで使う場合

発売資料では、標準の有線・無線インターフェイスに加え、オプションで有線LANまたは無線LANを1系統追加できると案内されています。
業務系と来訪者系など、異なるネットワークから印刷する構成を検討できます。
ただし、インターフェイスを増やせば安全に分離できるとは限りません。
経路、アクセス制御、名前解決、管理画面への接続元を含めた設計が必要です。

具体的な考え方は、複合機を2つのネットワークで共有する方法や、VLAN越しに印刷・スキャンする際のルーティングとポート設定が参考になります。
端末からの印刷、複合機からのスキャン、保守用通信は向きが異なるため、必要な通信だけを許可するのが基本です。

セキュリティーと運用管理

複合機は、印刷データ、スキャン画像、アドレス帳、認証情報を扱うネットワーク機器です。
TASKalfa 408ciは、ローカル認証のほか、LDAPやActive Directoryを使うネットワーク認証を標準でサポートします。
IDとパスワードによるログインに加え、対応する認証キットを構成すればMIFAREやFeliCaのICカードを利用できます。
認証印刷を取り入れると、本人が機器の前に来てから出力させる運用を組みやすくなります。

本体へ一時保存されたコピー、スキャン、印刷ジョブのデータは処理後に上書き消去され、アドレス帳や認証情報など本体に保持されるデータは記録時に暗号化されます。
暗号鍵は外部からアクセスできないセキュリティーチップに保存すると公式ページで説明されています。
さらに、起動時と稼働中にファームウェアの正当性を検証し、改ざんを検知すると起動を停止する機能も案内されています。

機能を有効にするだけでは不十分

セキュリティー機能は、社内ルールに合わせて設定して初めて効果を発揮します。
IPフィルターで接続元を制限し、ゲストが使える機能を限定し、不要なUSBメモリー利用を止めるといった運用が可能です。
地紋印刷は原本と複製を見分ける補助になりますが、機密文書そのものへのアクセス管理の代わりにはなりません。

  • 管理者パスワードを初期値のままにしない
  • 利用者・部門ごとにコピー、スキャン、USB利用の権限を整理する
  • 管理画面へ接続できるネットワークを限定する
  • 退職者や異動者のアカウント、アドレス帳を定期的に見直す
  • 保守契約を利用する場合はファームウェア更新方法と通信条件を確認する

社員証連携では、カード規格が一致するだけで導入できるとは限りません。
認証サーバー、カードIDの登録方法、紛失時の停止手順まで販売店と確認します。

ネットワーク設定の実務ポイント

IPアドレスは固定設定またはDHCP予約で管理し、台帳へ機種名、設置場所、管理者、MACアドレスを記録します。
違いを整理するには固定IPとDHCP予約の解説が役立ちます。
IPv6を使うかどうかもネットワーク方針に合わせ、単に接続不良を避ける目的だけで無効化しないようにします。
判断材料は複合機のIPv6設定で確認できます。

認証ネットワークでは、対応方式、RADIUSサーバー、証明書の期限、時刻同期が接続可否に影響します。
802.1X認証と証明書の設定ポイントを参照し、更新担当者まで決めてください。
古い暗号方式や不要なプロトコルを残さず、印刷とスキャンに必要な通信だけを開けることが基本です。

TASKalfa 408ciが適する用途

TASKalfa 408ciが適するのは、A4文書の量が多く、カラーとモノクロの速度差を小さくしたい職場です。
たとえば、営業資料をカラーで出力しながら、請求書や納品書をモノクロで連続処理する総務・営業部門が候補になります。
受付、店舗のバックヤード、医療・福祉施設の事務室など、A3機を置く面積は抑えたいものの、小型プリンターでは給紙や処理速度が不足する場所にも向きます。

本社にA3機があり、別フロアや支店ではA4しか使わない場合の分散機としても検討できます。
A4印刷を近くの408ciへ振り分けると、利用者の移動や一台への待ち行列を減らしやすくなります。
標準の有線・無線接続を使い分けられるため、配線事情に応じた配置も可能です。
ただし、無線接続は電波状況や社内ポリシーを確認し、安定性が重要な共有機では有線LANも比較してください。

適合しやすい業務と条件

  • A4のカラー提案書、社内資料、帳票を日常的に出力する
  • 複数人が共有し、毎分40枚クラスの処理速度を必要とする
  • 両面原稿をまとめてスキャンし、共有フォルダーやメールへ送る
  • ICカード認証や部門管理で、利用者と印刷量を整理したい
  • 用紙カセットや原稿送り装置を業務量に合わせて増設したい

印刷枚数だけでなく、ピーク時間の集中度も見ます。
月間枚数が同じでも、毎朝一斉に帳票を出す職場と、終日少量ずつ出す職場では必要な速度が異なります。
原稿の電子化が中心なら、プリント速度よりDP-5130の両面読み取り性能が重要になる場合もあります。

別の選択肢が適するケース

A3図面、A3掲示物、A3見開き原稿の等倍コピーが一度でも必要なら、A4専用の408ciだけでは完結しません。
A3対応の候補として、速度帯が近いTASKalfa 3554ciや、出力速度を抑えたTASKalfa 2554ciと比較してください。
印刷量がさらに多く、A3も高速処理したい場合はTASKalfa 5054ciも比較対象になります。

反対に、利用者が少なく印刷枚数も少ない場合は、408ciの速度や拡張性を使い切れない可能性があります。
スキャン、FAX、認証、追加給紙を必要としないなら、単機能プリンターを含めて総費用を比べます。
大型ポスターや商業印刷に近い品質・後加工が必要な業務では、通常のオフィス複合機ではなく、プロダクションプリンターとの違いも確認してください。

A3機・35枚機との比較

TASKalfa 408ciを選ぶ際の比較軸は、単純な毎分速度ではありません。
A3対応の有無、本体とオプションを置く面積、ピーク時の印刷量、両面スキャン、仕上げ処理を並べて判断します。
408ciはA4カラー・モノクロ毎分40枚で、本体幅と奥行はともに550mmです。
A4業務に限定できれば、A3機より設置構成を小さくしやすいことが強みです。

同じ製品ページに掲載されているTASKalfa 358ciは毎分35枚の姉妹機ですが、メーカーは358ci本体の販売終了を明記しています。
新規導入時に408ciと358ciの旧見積を比較する場合は、価格差だけでなく、新品供給、保守、消耗品、オプションの調達条件を確認してください。
358ciの数値や構成を408ciへそのまま当てはめることも避けます。

比較表で整理したい判断基準

比較項目 TASKalfa 408ciを選びやすい条件 別機種も検討する条件
用紙サイズ A4以下が中心 A3を等倍でコピー・印刷する
出力速度 カラー・モノクロ40枚/分が必要 印刷量が少ない、または50枚/分以上を求める
設置 A4機で床面積を抑えたい 大型フィニッシャーを含む仕上げ工程が中心
読み取り DP-5130で高速両面スキャンを構成したい 大型原稿やA3原稿の等倍読み取りが必須
FAX 必要に応じてFAXキットを追加する 標準構成だけでFAXが必須

比較時には「月間何枚」だけでなく、カラー比率、原稿枚数、用紙補給の回数、A3出力の頻度を記録します。
A3を月に数枚だけ使う場合は本社機へ集約する方法もありますが、機密文書や締め切りのある帳票では移動時間が問題になります。

速度以外の差を見落とさない

プリントの1,200dpi×1,200dpi設定では半速になるため、高精細設定を常用する部署は公称40枚/分だけで評価できません。
スキャンもDP-5130装着時の最大値であり、選んだ原稿送り装置によって実効性能が異なります。
さらに、FAX、OCR、Office形式変換、ICカード認証は構成条件を伴います。

候補機を比較するときは、同じテストデータ、同じ用紙、同じ両面設定で確認します。
PDFの処理時間やフォント再現も重要です。
PDFだけ遅い場合の確認点はPDF印刷が遅い原因とドライバー設定、文字抜けや文字化けについてはフォント埋め込みとPCL・PSの違いが参考になります。

オプション構成と価格

2026年9月26日時点で、メーカー公式製品ページに掲載されているTASKalfa 408ciの希望小売価格は1,120,000円(税別)です。
これは本体の希望小売価格であり、必要な原稿送り装置、FAX、追加給紙、認証機器、搬入設置、パソコン設定、保守、消費税を含む最終導入額ではありません。
発売時のニュースリリースには当時の価格が掲載されていますが、現在の比較には現行ページの価格を使います。

標準状態に何が含まれ、何がオプションかを見積書で一項目ずつ確認します。
特にFAXはFAX System 10(X)が必要です。
OCR付きPDFとMicrosoft Office形式への変換はScan Extension Kit(A)が必要で、高速な両面スキャンはDP-5130の装着が条件です。
「コピー・プリント・スキャン・FAXが使える構成」という一文だけでは、必要な機能がそろっているか判断できません。

業務別に考える構成

  • 一般事務:原稿送り装置、追加給紙、必要に応じてFAXを組み合わせます。
  • 大量スキャン:両面同時読み取り、最大270枚セット、重送・ステープル検知に対応するDP-5130を検討します。
  • 部門共用:ICカード認証キットと、利用者・部門別の権限設定を検討します。
  • 連続印刷:550枚1段、550枚2段、2,200枚の追加給紙候補から、用紙種類と補給頻度に合わせます。
  • FAX業務:FAX System 10(X)のほか、回線、受信文書の保存・転送方法を確認します。

公式仕様では、DF-5100、DF-5110、DF-5120の各フィニッシャーやMT-5100メールボックスなどに販売終了の表示があります。
過去のカタログに構成例があっても、新品で手配できるとは限りません。
後処理が必須なら、代替構成、在庫、修理部品、保守対象を販売店へ確認してください。

リース料と保守費用の見方

リース料は、本体とオプションの見積額、契約期間、料率、搬入条件などで変わります。
月額だけを比べると、原稿送り装置やFAXが抜けていたり、契約期間が違ったりすることがあります。
複合機料金シミュレーターで条件を整理し、受け取った見積は複合機の見積書AI診断を使って項目差を確認できます。

保守では、カラー・モノクロのカウンター条件、基本料金、最低利用額、トナー供給、部品交換、訪問対応時間、休日対応、対象地域を比較します。
メーカーや販売店の拠点条件はメーカー別の保守拠点分布図も参考にしてください。
短期間だけ使う場合や契約途中の移転可能性が高い場合は、リースとレンタルの違いを確認して契約形態から選び直す方法があります。

導入前に確認したいポイント

導入前は、仕様表を読むだけでなく、実際の設置場所、電源、ネットワーク、用紙、保守を確認します。
本体寸法は幅550×奥行550×高さ612.8mmですが、手差しトレイ使用時の機械占有寸法は808×550mmです。
原稿送り装置を開く高さ、用紙カセットを引き出す前方空間、保守作業のための周囲スペースも必要です。
エレベーター、扉、段差、搬入時間の制約は見積前に伝えてください。

電源はAC100V、12.6A、50/60Hzで、最大消費電力は1,245Wです。
同じ回路に電気ポットや暖房機器など消費電力の大きい機器がある場合は、設備担当者へ確認します。
延長コードを前提にせず、メーカーや販売店が指定する電源条件に合わせます。
無線LANを利用する場合でも、初期設定、管理、障害切り分けのために有線接続を使う可能性を考えて配線を計画すると運用しやすくなります。

契約前チェックリスト

  1. 用紙:A3が本当に不要か、封筒・ラベル・厚紙の銘柄と月間枚数を確認します。
  2. 速度:40枚/分が必要なピーク時間と、高精細設定を使う文書を洗い出します。
  3. 読み取り:片面・両面、原稿枚数、重送検知の必要性からDP-5100、DP-5120、DP-5130を選びます。
  4. 追加機能:FAX、OCR、Office形式変換、ICカード認証の要否を見積書へ明記します。
  5. オプション供給:販売終了表示のあるフィニッシャーを前提にしていないか確認します。
  6. ネットワーク:固定IPまたはDHCP予約、VLAN、無線、認証、SMTP、SMBの条件を整理します。
  7. 保守:対応時間、対象地域、消耗品、部品、代替対応、連絡窓口を確認します。
  8. 費用:本体、オプション、搬入設置、設定、リース、保守、税を分けて比較します。

導入後の運用まで決めておく

設置時には、テスト印刷だけでなく、両面コピー、カラー資料、共有フォルダーへのスキャン、メール送信、認証印刷、FAXを使う場合は送受信まで確認します。
ドライバーは利用するOSに対応した版を選び、標準両面、カラー利用、部門コードなどの初期値を社内方針に合わせます。
複数のパソコンへ展開する場合は、機種名、IPアドレス、ドライバー名、設定値を記録してください。

運用開始後は、管理者パスワード、アドレス帳、証明書期限、ファームウェア、利用者権限を定期的に見直します。
用紙詰まりや画質不良が起きたときに備え、保守連絡先と機械番号を利用者が分かる場所へ掲示します。
TASKalfa 408ciはA4業務を高速に集約できる機種ですが、適切な構成は会社ごとに異なります。
A4限定で問題ないこと、必要なオプションが手配できること、保守を含む総額が予算内であることの三点を確定してから契約するのが確実です。

参考情報・出典

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業界歴10年以上の生粋の複合機営業マン。勤めていたOA機器会社のあまりの悪徳営業っぷりに嫌気がさし「株式会社じむや」を設立。 複合機業界の赤裸々なコラムを発信し続け、価格崩壊を招いた張本人。 競合他社から2週間に1回はクレームが入る程の激安正直価格で複合機を全国にリース販売しています。
仕様出典:メーカー公式情報(最終確認:2026-09-26)

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