複合機6,900円以下

リコー複合機の評価早見表!本体価格やカウンター料金等の総合点を発表!

リコーの複合機の評価

リコーの複合機の評価
本体価格 ★☆☆☆☆
カウンター料 ★☆☆☆☆
耐久性 ★★★★☆
メンテの速さ ★★★★★
色写り ★★★★☆
シェア ★★★★☆
(NO2)
拠点数 ★★★★★
(約420)
総合 ★24個(4位タイ)

 

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リコーの独自路線

 

業務用複合機メーカーはそれぞれ独自路線を歩んでいます。

 

リコーの独自路線と言えば「足を使い中小企業の信頼を得る」という点です。

 

正直、今日日の業務用複合機は他メーカーとの違いが小さいです。

 

そうすると、差別化を図る部分としては、「価格の安さ」「ソリューションの強化」「営業マンやメンテナンスへの信頼」ぐらいしかないのですね。

 

その中で、リコーは「営業マンやメンテナンスへの信頼」を獲る方針を重視しています。

 

実際にテレアポをしていても、リコーからの切り替えは価格的メリットが物凄く出るが、中々切り替えが難しいです。

 

どんなトークを使おうが「すべてリコーさんに任せてるからさ」というアウトが飛んで来たら、切り返すのは無理ですからね。

 

 

 

本体価格

 

リコーは本体価格は非常に高いです。

 

このコラムを見ている方でしたら、複合機の事を良く調べている方だと思いますが、弊社の様な販売店がリコー製の複合機を大々的に宣伝している業者を恐らく見たことがないはずです。

 

弊社も競合チェックは高い頻度で行っておりますが、1社も知りません。

 

これには理由がありまして、先ほどの独自路線で書いた様にコンセプトとして中小企業の信頼を得る!その為に足を使う!というのが根底にあります。

 

その為、ネット集客を行っている会社、テレアポを行っている会社には非常に高い価格の卸値となってしまいます。

 

今勢いのある代理店でリコーをメインにしている業者は知りませんね。

 

逆に街中の文房具屋とかでは、高確率でリコーを取り扱っています。

 

 

 

カウンター料金

 

カウンター料金も本体価格と同様に滅茶苦茶高いです。

 

ゼロックスですらモノクロカウンターが1円代が出せるのに対し、リコーは今時2円代じゃないとダメという事も多々あります。

 

正直、他メーカーでアイミツを取ったら、間違いなく半額ぐらいのカウンター料金にはすぐなります。

 

 

 

耐久性

 

リコーは「キャノン」「ゼロックス」と並び、複合機の3大メーカーと言われておりますので、流石に耐久性は素晴らしいです。

 

リコー自体、ほとんどの利益が複合機であるように、力の入れ具合も他社の比ではありません。

 

「当たり前の事が当たり前に出来るメーカー」と呼ばれるだけあって、基礎の部分は本当にしっかりとしている印象を受けますね。

 

「リコーからシャープに変えたら、おもちゃみたいでビックリした」と言っている社長もいましたね。

 

 

 

メンテナンスの速さ

 

先ほど、リコーは信頼を得るという方針と書きましたが、ここでいう信頼とは「複合機の耐久性」×「メンテナンススピード」という事です。

 

サービス拠点も約420拠点と業界でダントツのNO1です。

 

流石に、こんだけ拠点があればメンテナンスのスピードは速いですよね。

 

弊社自身があまりリコーの複合機を販売した経験がないので、あくまでも伝聞ですが、「リコーは呼んだら30分以内に来てくれるよ!」という声も聞いた事があります。

 

特に田舎ではリコーのメンテナンスの速さは神の領域と言えます。

 

正直ですね、人口が5万人ぐらいの市町村(愛知県でいったら常滑市ぐらい)であったら、どのメーカーもメンテナンスの速さってあまり差がないんですよ。

 

差がないと言っても、1時間とか2時間の差はメーカーによってあります。
しかし、言い換えれば1・2時間ぐらいの差しかないんです。

 

ただ、これが田舎になればなるほど、差が生まれます。

 

リコーは田舎でも都会並みの早さがありますので、この部分が明確なリコーの強みでしょう。

 

 

 

色写り

 

色写りもかなり綺麗です。

 

キャノンやコニカミノルタと同等かちょっと下ぐらいです。

 

まず色写りを気にされる業界の方だと、ゼロックス一択になるので、一般的な会社で使う分には十分すぎる程綺麗です。

 

 

 

国内シェア

 

国内シェアは、第2位ですが、将来的にはこの順位から落ちると私は考えております。

 

リコーの自社の営業マンはかなり営業力があると聞いています。

 

しかし、この業界は代理店が拡販してなんぼの業界です。

 

リコーが足で契約を取るというスタンスは非常に理解できるものですが、それでは勢力的な代理店は囲えないです。

 

これがリコーが進んでやっているのか、既存の代理店を守る為にやっているのか分かりません。

 

ただ、月に十数台しか獲得出来ないのにふんぞり返っている代理店を守るのか、月に数十台の契約を獲ってくる代理店を作るのか、リコーは選択を迫られるでしょうね。

 

現にリコーの代理店で営業力がある会社というのは私は知らないです。

 

 

 

拠点数

 

これは先出で出してしまいましたが、420拠点ありますので、高くても早いメンテナンスを希望するならリコーも選択肢に入れても良いと思います。

 

ただ、ネットで調べて大体の複合機の相場を把握している方だと高すぎて、ぼったくれているのか?と不信感が出てしまうレベルになります。

 

 

 

総合(まとめ)

 

結論としては、リコーはおすすめしないですね。

 

それは製品の問題ではなく、価格の問題です。

 

私が某メーカーの複合機を卸している、リコーがメインの会社があるのですが、「ちなみにリコーを卸すとしたらどのくらいの価格で出来ますか?」と聞いたところ「25枚機で60万ぐらいですかね~?」と言っていました。

 

僕がエンドユーザーに売っている価格より1.5倍以上高くて言葉を失いましたね。

 

 

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業界歴10年以上の生粋の複合機営業マン。勤めていたOA機器会社のあまりの悪徳営業っぷりに嫌気がさし「株式会社じむや」を設立。 複合機業界の赤裸々なコラムを発信し続け、価格崩壊を招いた張本人。 競合他社から2週間に1回はクレームが入る程の激安正直価格で複合機を全国にリース販売しています。

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