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リコー複合機の評判や特徴【メリットやデメリットは?】

リコー製の複合機の特徴や評判

 

リコーの複合機は「おリコー(お利口)」の愛称で呼ばれる程、多機能を備えた製品が特徴的でユーザーからの評価も素晴しいメーカーです。

 

評価の通り、世界シェアにおける市場でもトップクラスであり、国内では第2位のシェアを誇るメーカーでもあります。

 

官公庁をはじめ大手コンビニチェーンのミニストップ、大手スーパーのマックスバリュなどの店舗設置でも有名ですが、一般企業においても複合機を導入されているところが多く人気があります。

 

またリコー製お複合機は地球環境などへの配慮にも積極的で、時代のニーズにマッチングした新しい機能の開発にも力を注いでいる企業でもあります。

 

コピー機や複合機の業界では「富士ゼロックスキャノン+1」として3大メーカーのひとつに名を連ねております。

 

印刷の画質のクオリティでみれば、業界でもNo.1と定評のある富士ゼロックス製品とも引けを取らないほどの高画質を実現しており、比較しても遜色ないレベルのクオリティを供給しています。

 

官公庁での導入実績で信頼を築いていったリコーは、富士ゼロックスとすみわけを図り中小企業をメインターゲットとし徐々に国内シェアを拡大させていきました。

 

技術面においては高画質を誇る印刷時の品質はもとより、メンテナンス時などの保守サポート体制もしっかりとしています。

 

リコー製品に対するサポートも手厚い体制がしかれており、担当者が営業からメンテナンスまで一貫を通して行うので、ユーザー側からメーカーやサポート担当者に対する信頼も強いです。

 

これまでの受注の多くはユーザーからの紹介を通じて新規顧客を開拓するなど圧倒的な拡販力を持っているのも特徴的です。

 

保守力の定評に関しては、全国の拠点数が他メーカー含め最多であることも挙げられます。複合機の三大メーカーで比較しますと富士ゼロックスが約300拠点、キャノンで約200拠点に対し、リコーは約400拠点以上存在します。

 

そのため急なトラブルによるメンテナンス依頼においても即時に対応ができる点で、導入企業からの信頼を勝ち取ってきたとも見れます。

 

更に他大手の2大メーカーに比べ、地方での拠点にもおもきを置いており、都心部の企業だけでなく地方の中小企業や個人事業主など細やかな販路を地道に獲得していった営業手法であることもうかがえます。

 

保守メンテナンスの充実度は他にもあり、最近ではリモートで遠隔監理してくれるサービスもあります。

 

インターネット経由で24時間メーカーが遠隔監理してくれるという機能で、定期的な製品の診断サービスや状況確認をすることで、未然に故障トラブルを防ぐとともに、万が一の故障時にも迅速なメンテナンスマンの配給を実現しています。

 

修理作業の依頼を簡素化もでき、使用機器のダウンタイムを最小限に食いとどめてくれるという点でもサポート体制におけるユーザーの評価も高いようです。

 

また、複合機の性能自体もキャノンや富士ゼロックスと比べても勝るとも劣らないほど、耐久性や印刷時の色写りに明確な差がありません。

 

企業内での活用に関して一般的な事務作業の効率を良くしたいという理由から複合機の購入やリースで導入を検討するのであれば、リコーをはじめとする富士ゼロックス、キャノンの3大メーカーであれば機能面では遜色がないと言っても過言ではありません。

 

私がまだ複合機販売の会社で正社員として働いていた頃は、テレアポで営業し興味を持っていただいたお客様の会社へ訪問するというスタイルが基本でした。

 

テレアポの段階で現状のヒアリングなどを行う際、すでに導入を決めている企業の多くはどこもリコー製のものばかりだったというような印象があります。

 

というのも、リコーの営業マンは企業との人間関係など付き合い方を重要視しており、戦略的に信頼関係を固めていく手法なので、営業先の相手社長が「リコーと付き合いがあるからごめんね!」というような断り文句が非常に多くありました。

 

それだけ手厚いサポートや信頼関係を築くのがうまいメーカーなので、他メーカーの営業マンがリコーの導入先から自社の複合機に入れ替えを提案することは、業界的にも非常に難しいと言われています。

 

 

 

リコーや直営気質なため代理店が少ない

 

今このコラムをご覧になっている方は、おそらくこれから複合機の導入を検討したいという思いから、事前に色々なOA機器会社のサイトなどをリサーチし情報収集をされていることと思います。

 

そこでひとつ、市場に関して何か気づいた事はありませんでしょうか?

 

色々な複合機メーカーを扱っている代理販売店は市場にいくつも存在しますが、唯一リコー製品だけは取り扱って
いないというケースが多く見受けられないでしょうか。

 

ことくOA機器業界では、直営よりもむしろ基本的には代理店からの販売協力によって売上を支えられているという図式がほとんどなのですが、リコーだけは代理店に頼らない企業方針の為、代理店の数が他メーカーに比べて圧倒的に少ないのです。

 

私もこの業界に長く在籍していますが、キャノンや富士ゼロックス製品を安く販売している代理店はよく見かけるものの、リコー製品を大々的に安く販売しているところはこれまでに見たことがありません

 

伺った話によりますと、リコーは他のメーカーと比べると代理店へのインセンティブやリベートの支払い方が異なるという事を聞いた覚えがあります。

 

通常ですと他メーカーは製品台数を多く捌くことで原価を安くすることが可能になるのですが、リコーは導入される会社の従業員が多ければ多い程、原価を安くするという一風変わった方針での算出方法をとっています。

 

 

 

リコーは安売りが嫌いなスタンス

 

先程「インターネット上のサイトではリコー製品の販売をしているところをあまり見ない」というお話をしましたが、リコー自体は企業方針として安売りを嫌うスタイルなため、基本的に販売価格は他メーカーに比べ高めな設定にされています。

 

リコーの企業方針としては良くも悪くも昔ながらの「営業は足で稼ぐ」というスタイルなので、他メーカーのやり方とはバッティングしないため、独自の販路を築いています。

 

「インターネットでリサーチしたうえで検討される方」と「営業マンに直截訪問してもらって説明をうけ、納得したうえで複合機を購入したいという方」とでは、そもそもターゲットとしての層が異なるため、商品を高く売ったとしてもクレームが入るということはまずありえません。

 

 

 

リコー製複合機導入におけるデメリットは?

 

ぶっちゃけ全メーカーの中でダントツで一番高い事です。

 

他のメーカーが比較にならないぐらいに高い事が唯一のデメリットです。

 

しかし、高かろう良かろうというのは当たり前で、ユーザーは安かろう良かろうを求めていますので、リコーは苦戦しています。

 

 

リコーの複合機最大の特徴とメリットは?

 

やはり最大の特徴は価格を犠牲にした保守メンテナンスのスピードです。

 

足で稼ぐメーカーであるので、かなり速い対応が可能です。

 

また、印刷を1枚行うごとにインクの使用料に応じてカウンター料金というものが発生しますが、これがカラーかモノクロかで1枚あたりの印刷単価が変わってくるというのが一般的なコストになります。

 

他メーカーですとモノカラーの印刷をする際にもカラー印刷の料金が適用となりますが、リコーの複合機からの出力ですとモノカラーは別物だと認識してくれます。

 

そのため印刷単価のコストをカラー印刷よりも割安に算出しれくれるため、使用の用途によってはコストカットを実現できるというわけです。

 

自社の営業ツールや店舗内などで使う商品ポップなどを自作する場合など、あえて2色刷りでデザインしたものを活用すればその分4色使ったカラー印刷をするよりも印刷単価を下げられ経費削減につながります。

 

他には複合機を作動するにあたり、省費する電力を極力抑えられるという利点もあります。

 

2001年にリリースしたリコー製品でimagio Neo 350シリーズがありますが、こちらの製品で複合機業界では史上はじめてとなる省エネ大賞を受賞されています。

 

このことがきっかけとなり各メーカーとも省エネに対する付加価値を求める製品開発に着手しはじめるわけですが、やはり先駆者として実績をあげてきたリコー製品は他メーカーに比べ、その後リリースしてきた複合機どれをとっても消費電力の大幅な低減化に成功しています。

 

他にもリコー製品導入のメリットとしてユーザー評価が高い点では「耐久性」にも着目されています。

 

複合機でよくあるトラブルが印刷時の紙詰まりですが、リコー製品のユーザーからはこの点に関しても評価が高く、トラブルが少ないと言われています。

 

また印刷時に焦点がずれたりといった不具合の報告も少く、機能面でのクオリティにおいても確かな信頼度を築けています。

 

 

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業界歴10年以上の生粋の複合機営業マン。勤めていたOA機器会社のあまりの悪徳営業っぷりに嫌気がさし「株式会社じむや」を設立。 複合機業界の赤裸々なコラムを発信し続け、価格崩壊を招いた張本人。 競合他社から2週間に1回はクレームが入る程の激安正直価格で複合機を全国にリース販売しています。

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