富士フイルムビジネスイノベーションの複合機の評価早見表!価格等の総合点を紹介!
目次
ゼロックスの複合機の評価
富士フィルムビジネスイノベーションの複合機の評価 | |
本体価格 | ★★☆☆☆ |
カウンター料 | ★★☆☆☆ |
耐久性 | ★★★★★ |
メンテの速さ | ★★★★★ |
色写り | ★★★★★ |
シェア | ★★★★☆ (NO3) |
拠点数 | ★★★★★ (約260) |
総合 | ★28個(2位タイ) |
※2021年4月に富士ゼロックスから「富士フイルムビジネスイノベーション」に社名変更しました。
記事はそれ以前に書いたものなので、ゼロックスとなっております。
ゼロックスの独自路線
ゼロックスの独自路線として「カラーの色写りだけは絶対に譲らない」という信念がある会社です。
ゼロックスの正式名称は「富士ゼロックス株式会社」ですが、その名前の通り、富士フィルムグループの一つです。
複合機の歴史は古く、1959年に複合機を販売しましたが、その最初の複合機を販売したのがゼロックスです。
その後、複写技術の特許が切れたタイミングでキャノンやリコーが参入したという歴史があり、複合機の元祖がゼロックスです。
昔は「コピーして!」を「ゼロックスして!」という言葉が一般的だった背景もあります。
ゼロックスして!だと一般商標として商標登録が無効となってしまうので、紙を印刷する=コピーという方向に変えさせたのもゼロックスです。
本体価格
本体価格は残念ながら非常に高いメーカーとなります。
自動車でいうと、キャノンが「トヨタ自動車」、ゼロックスが「メルセデス・ベンツ」という感じですね。
また、単純に複合機が高いのもそうですが、他メーカーでは標準で付いているものが、ゼロックスではオプションというものがあります。
例えば「USBメモリーキット 20,000円」「Tel/Fax切り替えキット 33,800円」はゼロックス以外では標準装備です。
USBメモリーキットは、スキャンした時にUSBメモリーにデータを送る時に使います。
Tel/Fax切り替えキットは、電話番号とFAX番号が同一の場合に使用します。
今では一般オフィスで使う分には、複合機の耐久性や色写り等はどこのメーカーでも問題ないので、ゼロックスの価格の高さはネックです。
カウンター料金
カウンター料金も高いです。大体他メーカーの1.3倍は高いですね。
弊社では見積書を出すときに、2種類のメーカーで出す事も多いですが、ゼロックスとその他のメーカーで出すと「何でゼロックスこんな高いの?」と言われる事も多くあります。
また、カウンター料金もそうですが、カウンター最低料金(基本料金)も非常に高いです。
基本的に「毎月1000円」が基準ですが、ゼロックスの場合「毎月2550円」が基準で、交渉しなければ下がりません。
カウンターを多く使えば全然問題ないのですが、今は業務用複合機も安くなっているので、リースにすると携帯代ぐらいで導入が可能です。
するとあまり印刷枚数が多くないお客様だと毎月1550円の差が発生するので、リース期間にもよりますが、トータルで10万円以上の価格差になってしまうのです。
本体価格と同様に一般オフィスだと、こだわりが無ければゼロックスはおすすめしません。
耐久性
ゼロックスは複合機の元祖だけあって、トラブル報告は非常に少ないです。
弊社では反響営業というスタイルととっているので、お客様からのご要望を伺いますが、やはりゼロックスとキャノンは頭一つ抜けてお問い合わせが多いです。
WEB上で機種名を出して販売しているという理由もありますが、やはり「信頼出来る」「故障が少ないと聞く」という理由で、見積書が欲しいという方が多いです。
現に、私が売ってきた中で、コニカミノルタと僅差ではありますが、ゼロックスが一番故障率が低いです。
メンテナンスの速さ
メンテナンスもかなり早いです。
長野県安曇野市にゼロックスユーザーがいますが、かなりの田舎と言われているこの地域でも30分でメンテナンス来るぐらいです。
色写り
冒頭でも書きましたが、ゼロックスの特筆すべき点は、やはり色写りです。
色の専門家として「デザイン」という業界がありますが、この業界の8割がプリンターや複合機はゼロックスを使っています。
ゼロックスの印刷の特徴として、元データに近い発色が出来ます。
複合機の各メーカーは、微妙に色写りの特徴が違います。
元データよりも鮮やかであったり、コントラストが強かったりするんですね。
で、ゼロックスの様に元データに近いというのは、デザイン業界にとっては最も重要な事であるので、ゼロックスが選ばれるのです。
ただ、専門化から見て違いが判る程度のものなので、普通に会社で事務作業を行うのであれば、ゼロックスとその他メーカーの違いというのは分からないと思いますね。
拠点数
拠点数はリコーの次に多い260拠点です。
訪問までのスピードで悪いイメージはないでしょう。
総合(まとめ)
零細企業~中小企業が9割以上を占める日本では、成熟しきって大きな違いが無くなった複合機業界で、価格が高いというのは明確なデメリットです。
数字上の総合的評価では2位ですが、弊社がお客様におすすめする順番的には3番手ですね。
ゼロックス独自の強みが明確にあるので、これからもゼロックスという名はブランドであり続けるでしょう。
また、「ドキュワークス」という業務管理ソフトも相当な企業に入っており、必然的にゼロックス機でないと連系がとれないので、ゼロックスの複合機で囲うという戦術は非常に得意です。
先陣を切って他メーカーが追うという構図は「ゼロックス」と「キャノン」が強いイメージがあります。
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