複合機でスキャン!CADで作成した図面を読み取る方法など解説!
建築図面を扱う会社のなかには、CADで作成した図面を複合機で読み取るところもあることでしょう。
しかしなかには、どうやって操作すればよいのか分からないという方もいるのではないでしょうか。
本記事では、図面で読み解く複合機のスペックについて考察しています。
また、CADで作成した図面を複合機でスキャンする方法についても紹介しています。
ぜひ、最後までご覧ください。
目次
寸法図とは?図面で読み解く複合機のスペックを考察!
図面は設計した機械や部品の製作が完成するまでに、さまざまな人が読みます。
そして、どんな人が読んでも寸法が明確に分かるように、図面の読み手に配慮した図面が寸法図です。
CADで作成した図面を複合機で読み取る際、寸法図を参考にすれば、最適なものが導入可能。
そもそも、CADとは「Computer Aided Design」の略で、これまで紙ベースで手書きによって作成していた設計図をコンピューターを使用して作図できるようにしたシステムのことです。
パソコンにソフトウエアをインストールすれば、パソコン上で設計や作図などを行うことができます。
CADを活用すると、手書きよりもはるかにスピーディに作成可能。また、途中で修正の必要性が出ても、その箇所のみをピンポイントに処理できます。
さらに、CADで作成した図面を複合機でスキャンすることで、複数枚コピーや相手先へのファックスなども手軽にできます。
そもそも、CADで作成した図面を複合機でスキャンする際のポイントは、下記のとおり。
- 複合機の寸法図の必要性
- 図面で確認すべきポイント
それでは、詳しくみていきましょう。
『複合機の寸法図とは』
モノの大きさ、納まりなどを明確に記したのが寸法図です。
複合機の寸法図は、説明書に書いてあり、メーカーのサイトでも確認できます。
- 本体正面
- 本体上面
- オプション装着時の本体正面
といった寸法図が、一般的には主流です。
『図面で確認すべきポイント』
メーカーや機種によって、複合機が対応しているサイズが異なります。
そのため、どの程度サイズの図面をスキャンするのかを想定しておくことが重要。
複合機の寸法図をみれば、ある程度スキャン可能なサイズが分かり、印刷可能なサイズも分かります。
また、設置できる場所の確認も寸法図から把握できます。
CADで作成した図面を複合機で読み取る際のポイントは、下記のとおり。
- 何をどのくらい制作したいか
- 制作物の色味
- 読み取り可能なサイズ
- 設置場所
- 導入や運営コスト
- 使用頻度
図面からでは確認できないこともあるため、複合機の寸法図だけで決めず、あらゆる側面から判断しましょう。
CADで作成した図面を複合機でスキャンする方法について解説!
「ものづくり」を行う用途で用いられるCADは、主に下記のような業界で活用されています。
- 建設業界
- 土木業界
- インテリア業界
- 自動車業界
- 家電業界
- アパレル業界 など
CADデータ印刷に対応した複合機であれば、パソコンにインストールしたCADで作成した図面を用紙に印刷したり、ファックスで送ることが可能。
また、以前に手書きで作成した図面や、他のCADで作成して印刷した図面をスキャンしてCADデータに変換することもできます。
そもそも、複合機でスキャンしたデータは「PDF」「JPG」「TIF」の様な形式で電子化されます。
これまでは、スキャンしたデータをCADデータにするためには、専用の変換ソフトが必要でした。
しかし、最近はスャキンした紙図面をクラウド上でCADデータに変換し、それを指定したクラウドストレージ(Box/Dropbox/OneDrive for Business)に保存するサービスがあります。
このようなサービスを活用すれば、複合機でスキャンするだけで簡単に図面をCADデータにできます。
また、紙図面CAD変換システム(ラスタベクタ変換システム)を搭載している複合機であれば、紙図面をスキャンしたPDF(ラスタPDF)を読み込んだ後にワンタッチでCADデータに変換してくれます。
さいごに|複合機で図面を取り込もう!
建設ラッシュの高まりから、建設業や製造業などでCAD図面の作成機会が増えています。
CADには、「精密な図面を描ける」「データをさまざまな形式で共有/交換/編集が可能」といったメリットがあるため、CADに対応した複合機を導入すれば業務効率化に役立ちます。
しかし、大型の複合機になってしまうため、寸法図をよく確認しておかなければ、置き場がないという事態に陥る危険性が伴います。
本記事を参考に、ぜひ複合機で図面を読み取る手順や導入方法などを検討してください。
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