複合機とポケットWi-Fiの接続方法は?繋がらないときの対処法も解説!
複合機とパケットWi-Fiを接続すれば、場所を問わず自由度の高い使い方ができます。
本記事では、複合機とポケットWi-Fiを接続する方法と繋がらないときの対処法について解説しています。
ぜひ、最後までご覧ください。
目次
ポケットWi-Fiの特徴と仕組みは?複合機におけるおすすめの活用場面も紹介!
ポケットWi-Fiは、ポケットに収まるほどの手のひらサイズのワイヤレス通信デバイスです。
移動中でもインターネットに接続することが可能となり、出張や外出が多い方にとってはぜひおすすめしたいところ。ポケットWi-Fiは複合機と接続し、互換性が合えば便利です。
ここでは、まずポケットWi-Fiの特徴と仕組みについて詳しくみていきましょう。
『ポケットWi-Fiの基本的な特徴』
複合機とポケットWi-Fiを接続するにあたり、基本的な特徴も知っておかなければなりません。
ポイントとしては下記の4つです。
- 携帯性
- 接続性
- 利便性
- プランの多様性
ポケットWi-Fiの最大の特徴は、何といってもその手軽なサイズです。
小型で軽量なため、持ち運びが容易で外出先でもインターネットを利用可能。また、複数のデバイスを同時に接続できるためスマートフォンやタブレット、ノートパソコンなど、複数のデバイスでインターネットを共有することもできます。
特別な設定や工事が不要で、購入後すぐにインターネット接続できるところは大きな魅力といえます。
業務量に応じてデータプランも選べて、必要なだけ複合機を使用できます。
『ポケットWi-Fiの仕組み』
ポケットWi-Fiは、スマートフォンや他のモバイルデバイスと同様に移動できる端末でもある移動体通信回線を利用してインターネットに接続できますが、その仕組みはどのようになっているのでしょうか。
大まかには、下記のような仕組みで稼働します。
- Wi-Fi電波を受信する
- データを変換する
- デバイスとの接続
ポケットWi-Fiは、通信会社の基地局から発信される電波を受信します。
そして受信した電波をデータに変換し、Wi-Fi信号として周囲に発信。Wi-Fi信号を受信したデバイスは、インターネットにアクセスできるようになります。
『おすすめの活用場面』
ポケットWi-Fiは、下記のようなシーンで便利です。
- 外出時のインターネット利用
- 複合機を含めた複数デバイスの利用
- 短期間の利用
場所を選ばず、インターネットにアクセスできます。
また、同僚や上司など、オフィス内にある複数のデバイスでインターネットを共有することも可能。出張や外出の際など、一時的にインターネット接続が必要な場合にもおすすめです。
複合機とポケットWi-Fiは接続できる!その方法を紹介!
ポケットWi-Fiとは、モバイル型の通信端末のこと。正しくはモバイルWi-FIルーターであり、ポケットWi-FiはモバイルWi-Fiルーターの商品名です。
一般的には、モバイル型の通信端末全般をポケットWi-Fiと呼んでいます。
本記事では、全体としてポケットWi-Fiで表記しています。ポケットWi-Fiには、下記のような特徴があります。
- 配線工事が不要
- 端末を受け取ったらすぐにWi-Fi利用が可能
- 電波をキャッチできる場所であればどこでも利用できる
- ケーブルを繋ぐ必要がない
- 小型なので持ち運びが簡単
このように、大変便利な機器です。
そんなポケットWi-Fiと複合機は接続が可能。ここでは複合機との互換性や接続方法について解説しています。
『複合機とポケットWi-Fiの互換性』
実際は複合機と接続できる場合もありますが、できない場合もあるため注意が必要です。
ポケットWi-Fiには、有線LANケーブルの接続ポートはありません。
一方で、複合機との接続はWi-Fiで行います。
そもそも、Wi-Fiは無線LANの規格の1つ。IEEE 802.11という規格で、この規格で相互接続が可能となっている機器にはWi-Fiのロゴが付けられています。
つまり、IEEE 802.11規格で相互接続が可能な機器でなければ、ポケットWi-Fiと接続できません。
そのため、有線接続しかできない複合機だと不可能であり、無線接続できてもWi-Fiが使えないタイプもあります。
『複合機にポケットWi-Fiを接続する手順』
使っている複合機にWi-Fiロゴが付いていたら、基本的にはポケットWi-Fiと接続できます。
下記に接続手順をまとめました。
- パソコンとポケットWi-Fiを接続する
- Webブラウザを使ってポケットWi-Fiの設定画面(設定画面のURLは説明書もしくは公式ホームページに存在)にアクセス
- 画面が表示されたら、ユーザー名(標準では「admin」)とパスワードを入力してログイン
- プライバシーセパレータ(不特定多数の人が接続したときにウイルスなどが送られないようにするための機能)をオフにする
- パソコンから複合機の設定画面を開く
- 接続方法でポケットWi-Fiを選ぶ
このような手順を踏めば、複合機とWi-Fiを接続できます。
複合機とポケットWi-Fiを接続するメリットとデメリットを解説!
複合機とポケットWi-Fiの接続には、どのようなメリットがあるのでしょうか。
ここでは、接続する際のメリットやデメリットについて解説しています。
詳しくみていきましょう。
『ポケットWi-Fiを接続するメリット』
前述したポケットWi-Fiの特徴、それが複合機と接続に利用するメリットともいえます。
端末を受け取ったらすぐにWi-Fiの利用ができ、しかも屋内外の工事は不要。そのため、面倒な回線工事や手続きが不要です。
工事しなくて済むため、工事費はかからず配線ケーブルを買う必要もありません。
また、複合機との接続にケーブルを使わないため、複合機をある程度自由に置けるようになるでしょう。
『ポケットWi-Fiを接続するデメリット』
ポケットWi-Fiは、その携帯性と利便性から業務上、数多くの場面で活用されています。
しかし、下記のようなデメリットもあるため、取り扱いには注意しなければなりません。
- 通信速度の不安定性
- 通信環境に左右される
- セキュリティリスク
- 互換性の問題
- 設定の複雑さ
- 運用コスト
複合機との接続に際し、このようにいくつかのデメリットがあることは理解しておきましょう。
詳細をまとめました。
通信速度が不安定
複合機をポケットWi-Fiに接続すると、有線LAN接続に比べて通信速度が不安定になる可能性があります。
特に、大容量のデータを扱う場合、印刷に時間がかかることがあります。
通信環境に左右される
ポケットWi-Fiの信号は、地域や周囲の環境によって大きく左右されます。
建物の構造や他の無線機器との干渉により、通信品質が低下することがあります。
ネットワークセキュリティの危険性
ポケットWi-Fiは、多くの場合、セキュリティ設定が弱い傾向にあります。
端末同士の通信を制限するプライバシーセパレーターをオフにする必要があるため、外部からの不正アクセスのリスクが高まります。
複合機との互換性問題
すべての複合機がWi-Fiによる無線接続機能を搭載しているわけではなく、古い機種の場合ははWi-Fi接続ができない場合があります。
また、互換性の観点から、ポケットWi-Fiの通信規格が複合機と一致しなければ接続できない問題もあります。
詳細については、前述の「複合機とポケットWi-Fiの互換性」をご確認ください。
Wi-Fi設定の複雑さ
ポケットWi-Fiと複合機を接続するには、複数の設定手順を正確に行わなければなりません。
例えば、ポケットWi-Fiの設定画面へのアクセスや複合機のネットワーク設定の変更などです。
契約後の運用コスト
ポケットWi-Fiは、契約時のデータプランに基づき料金が発生します。
大量のデータを頻繁に送信する場合、コストが高くなる可能性があるため注意が必要です。
複合機とポケットWi-Fiを接続する際の注意点は?
複合機と接続するのに、注意しなければならないことがあります。
ポケットWi-Fiを利用する際には、以下の点に注意する必要があります。
- 使用料金
- 電波の状況
- バッテリー寿命
業務上、費用対効果に見合った料金プランにて運用することが重要です。
また、オフィスが地下や山間部など、電波の届きにくい場所では地域的に使えない場所もあります。
他、バッテリー寿命には細心の注意を払いましょう。
長時間の使用には予備のバッテリーも用意すると困りません。
そもそも、ポケットWi-Fiはモバイルライフをより快適にするための強力なデバイスのひとつ。適切なプランと使用方法を理解し、最大限に活用しましょう。
例えば、無線接続は有線接続と比べると、通信速度が安定しません。
また、環境によって通信速度が異なることがあります。
理由としては、無線だと通信ロスが多かったり社内にある物体が障害物となったり、そのような影響で電波が悪くなることがあるため。複合機をある程度自由に置けますが、できるだけポケットWi-Fiと複合機の間には障害物がないように注意しましょう。
通信速度が有線のときよりも遅くなるため、大容量のデータを送ると印刷されるまでに時間がかかるところも注意が必要です。
その他、ポケットWi-Fiには2.4GHz帯と5GHz帯の2種類の通信規格があります。
そのため、パソコンと複合機の通信規格を同じに設定しておかなければ接続されません。
接続設定する際に、必ず通信規格を同じにすることを忘れないようにしてください。
それと、手順でも前述していますが、プライバシーセパレータはオフにしておきましょう。
忘れていると、複合機にデータが送れなくなるため、必ずオフにするよう注意してください。
さいごに|複合機とポケットWi-Fiを接続しよう!
今回は、複合機とポケットWi-Fiの接続方法などについて解説してきました。
プライバシーセパレータの設定が必要ですが、ポケットWi-Fiと接続できます。
繋がらないときは本記事で紹介している方法を参考に、対処されてください。
無料の予約システム「タダリザーブ」
最新記事 by 堀田直義 (全て見る)
- 複合機の年間保守契約は本当に必要?契約しない場合のリスクと対策 - 2024年10月9日
- 複合機の転倒防止でやるべきこととは?安全性を高める方法を解説! - 2024年10月9日
- 複合機の解像度とは?肉眼で300dpi以上は見えないので大きくても意味がない? - 2024年10月8日
- 複合機のグリーンセンターとは?活用するメリットなど解説! - 2024年10月6日
- 在宅ワークで使える!おすすめの複合機を格安リースで導入する方法を解説! - 2024年10月6日