複合機6,900円以下

複合機の値上がりが止まらない!市場の動向と将来の展望について考察!

物価高騰や円安などの影響から、複合機の値上がりが止まりません。

 

本記事では、複合機市場における値上がりについて考察しています。

 

ぜひ、最後までご覧ください。

 

複合機が値上がりしている理由とは?3つのポイントで解説!

複合機が値上がりしている理由とは?3つのポイントで解説!

 

近年は物価が高騰していますが、複合機のような事務機器も値上がりしています。

 

複合機の価格改定といった値上げの計画が出始めており、すでに値上げに踏み切ったメーカーもあります。

 

モノの値上がりにはいくつかの要因がありますが、複合機の値上がりについては、下記の3つが大きくかかわっています。

 

  • 円安
  • 全体的な物価の値上がり
  • 物流にかかる費用の高騰

 

それぞれについて、詳しくみていきましょう。

 

 

『円安』

円安とは、円の他通貨に対する相対的価値(円1単位で交換できる他通貨の単位数)が相対的に少ない状態のこと。逆に、円の他通貨に対する相対的価値、言い換えると円1単位で交換できる他通貨の単位数が相対的に多い状態が円高です。

 

円安の状態が続いていることが、複合機の値上がりの要因となっています。

 

どうして円安状態が続いたことで複合機が値上がりしたかといえば、多くの物資を輸入に頼っている日本では、円安が値段に大きく影響するため。円安状態が続くと、下記のような円安のデメリットが生じます。

 

  • 海外から物資を購入する際にコストが高くなる
  • 輸入品が必要な製品の製造コストが高くなる
  • 輸入品の運搬コストが高くなる

 

複合機には日本のメーカー製品が数多くあり、国内メーカーの複合機は日本で売られています。

 

海外製の複合機は輸入品として位置づけられますが、日本製で日本で売られている複合機は輸入品ではありません。

 

しかし、日本メーカーの複合機のほとんどは、海外の工場で作られています。また、複合機に使われている部品・部材もほとんどが海外産です。

 

そのため、円安による値上がりの影響を受けてしまうのです。

 

 

『全体的な物価の値上がり』

複合機に使われている部品・部材不足は、全体的に値上がりを続けています。

 

日本は円安の影響もありますが、貨幣価値が下がっていない国でも半導体や樹脂、鉄鋼などの複合機を作るのに必要となる部品・部材となるモノが全体的に価格高騰しているのです。

 

そして、全体的な物価上昇の原因が、新型コロナウィルスによる影響。新型コロナウィルスの影響で長期間物流が止まるなどして、混乱した影響が全体的な物価の値上がりを引き起こしたといわれています。

 

また、半導体などはコロナ拡大前から価格が高騰しています。

 

つまり半導体の値上がりの原因は、世界的な需要の拡大だということ。半導体はIT製品には不可欠で、複合機にも必要です。

 

EV車やAI製品の普及、それを見越した大手企業の抱え込みなどによって世界的な半導体不足が数年前から起きていましたが、コロナ禍による工場の生産能力の低下やウクライナ情勢によってさらに拍車がかかったといわれています。

 

そうしたさまざまな要因で起きた全体的な物価の値上がりによって、複合機もつれ上げしました。

 

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『物流にかかる費用の高騰』

日本メーカーの複合機もほとんど海外の工場で作られているため、海外の工場から日本へ送るには物流費がかかります。

 

また、日本国内でも物流費が発生します。物流費は大きく分けて、輸送費・荷役費・保管費・梱包費・物流管理からなり、その物流費全体の約5〜6割を占めていのが輸送費です。

 

そして、現状としては輸送費の高騰状態が続いています。

 

輸送費を高騰させている1番の原因は、輸送エネルギーとなるガソリンや重油などの燃油が高騰していることですが、実は原因はそれだけではありません。

 

物流業界では、物資を運ぶドライバー不足が深刻な問題になっており、人材確保のために人件費が上昇しています。

 

そうした影響で輸送費が上がり、輸送費や物流費が上がったことが、複合機の値上がりに繋がっていることが伺えます。

 

 

複合機市場の動向は?値上がりについての今後の展望を考察!

複合機市場の動向は?値上がりについての今後の展望を考察!

 

複合機の値上がり要因のうち、円安は現状として回復の兆しを見せつつあるようですが、複合機の値上げは本当に行われるのでしょうか。

 

ここでは、現在の複合機市場の動向を考察します。

 

また、値上がりについての今後の展望についても触れてみました。

 

 

『大手メーカーの相次ぐ値上げ』

まだ、値上げを考えているというだけの複合機メーカーもありますが、すでに値上げを実施したメーカーも存在するのも事実。例えば、複合機メーカー大手の富士フイルムは2022年11月1日から値上げを実施しています。

 

値上げ率は、複合機本体は14%。また、消耗品も約5%値上げしたとのことです。

 

同じく大手メーカーのキャノンも決算発表で値上げを行うと発表しており、富士フイルム並みの値上げ傾向がみられます。

 

また、業界全体では2023年4月から電気料金の値上げと同時に、代理店事に値上げ交渉をしていると聞きます。

 

 

『複合機が値下がる見込みがない』

複合機の値上げは社会情勢など、さまざまな要因が絡み合います。

 

円安は回復の兆しを見せつつありますが、全体的な物価の値上がりも物流にかかる費用の高騰もまだ続いています。

 

そのため、複合機が値下がりする見込みはしばらくみられず、逆に市場は今後も値上がりが続くと予測されています。

 

 

さいごに|複合機の値上がりは必然!

さいごに|複合機の値上がりは必然!

 

今回は、複合機市場の全体的な値上がりについて解説してきました。

 

円安傾向もまだまだ強く、世界情勢の不安定さからみても、今後も値上がりは続くことが予測されます。

 

社会的背景を十分に理解し、今やるべきことを模索しながら市場の動向を探りましょう。

 

 

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業界歴10年以上の生粋の複合機営業マン。勤めていたOA機器会社のあまりの悪徳営業っぷりに嫌気がさし「株式会社じむや」を設立。 複合機業界の赤裸々なコラムを発信し続け、価格崩壊を招いた張本人。 競合他社から2週間に1回はクレームが入る程の激安正直価格で複合機を全国にリース販売しています。

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