複合機のリース契約~設置までの流れは?一般的な流れを8ステップでご紹介!
複合機を設置するまでの流れについて知りたいという方もいるのではないでしょうか。
本記事では、複合機をリース契約して実際に設置されるまでの流れを解説しています。
ぜひ、最後までご覧ください。
目次
複合機のリース契約後はどのくらいの期間で設置まで完了する?
複合機のリース契約を結んだ後、実際の納品・設置までには通常1週間前後の準備期間がかかります。
設置完了の目安は、契約後約1週間・当日作業約2~3時間です。
一連の流れを経て、複合機は本格的に使用可能な状態となります。
設置当日の所要時間は、現地の環境やネットワークの複雑さにもよりますが、おおよそ2~3時間が目安です。
また、設置後の不明点が出てきた場合にも、リース会社や販売店がサポートしてくれる体制になっていることが一般的です。
下記で、導入から設置完了までの流れを時系列にまとめました。
さらに、詳しくみていきましょう。
『契約完了から2~5営業日以内|納品日の調整・搬入準備』
リース契約が完了したら、リース会社または販売店と納品日・時間帯の調整が行われます。
この段階で、設置場所の確認やネットワーク環境、電源の有無などのチェックも進められます。
複合機は大型かつ精密機器のため、搬入経路に狭い通路や段差がある場合は、事前に下見を行うこともあります。
『納品当日|搬入・設置作業(所要時間:約1~2時間)』
約束した時間に複合機が現地に搬入されます。
通常、専門の作業スタッフが2名以上で対応し、丁寧に設置場所まで運び込みます。
搬入後は本体の水平設置、電源接続、周辺機器との接続確認などが進められます。
設置場所は安定した床面で、かつLANやFAX配線、パソコンとの接続がしやすい場所がおすすめです。
『設置完了後|動作確認(所要時間:約20~30分)』
設置が済んだら、複合機が正常に稼働するかどうかのチェックに入ります。
ここでは、下記のような確認が行われます。
- 電源が正常に入るか
- 給紙トレイ、トナーの装着状態
- スキャン台やカセットの開閉に異常がないか
- 試し印刷による印字の確認
問題がなければ、次へ進みます。
『同日中|ネットワーク設定・データ移行(所要時間:約30~60分)』
続いて、パソコンやネットワークとの接続設定が行われます。
必要に応じて、下記の設定が含まれます。
- IPアドレスやプリンタードライバのインストール
- スキャンフォルダの指定と接続設定
- FAX送信元の設定
- 旧機からのアドレス帳や宛先データの移行
この作業は、オフィスの規模や要望によって所要時間が変わることがあります。
『すべての設定後|操作説明(所要時間:約30分)』
設定が完了したら、担当者または現場の従業員向けに複合機の基本操作について説明が行われます。
主に、下記のポイントです。
- コピー、プリント、スキャン、FAXの使い方
- 用紙やトナーの補充方法
- トラブル時の簡易対応法
初めて複合機を導入する場合は、丁寧な説明を受けられる時間をしっかり確保しておくようにしてください。
複合機設置までの流れは?一般的なリース契約の場合で解説!
複合機の導入を検討する際は、まず信頼できそうな業者を選び、見積依頼を行ってください。
このとき、料金が明確に記載されているかをしっかり確認することが大切です。
「〇〇円~」など、曖昧な価格表示には注意しなければなりません。
その後、1社だけでなく他の業者からも見積もりを取り、価格や提案内容を比較します。
どれだけ信頼できる業者でも、相見積もりを取ることでよりよい条件を見つけられる場合もあります。
契約段階では、通常3つの書類(販売店との契約書・リース会社との契約書・保守契約書)を交わします。
書類が過剰に多い業者には注意が必要です。
次に、リース会社による審査が行われます。
審査結果は通常1〜2日で出ますが、否決となった場合は別のリース会社で再申請することも可能。審査が通れば設置日を調整し、複合機の搬入・設定・動作確認・操作説明が行われます。
通常は平日に対応し、作業は1〜2時間程度かかります。
パソコンの設定は当日設置されている分のみが対象で、後日の追加設定は有償となる点に注意が必要です。
設置完了後には、リース会社から電話で契約内容の確認が行われ、それに問題がなければ正式に契約成立となります。
リース契約は月単位のため、契約開始日を調整することも可能です。
これですべての導入手続きが完了し、複合機の利用がスタートします。
それでは、複合機設置までの流れをステップごとに掘り下げてみていきましょう。
『ステップ①|見積依頼をする』
複合機やコピー機を導入しようと考えた時に、まずは見積依頼をするのが一般的な流れとなります。
複合機業者も山のようにいるので、どの業者に依頼するか迷うところだと思います。
私が過去優良業者だなと思ったのは、総じて料金が明確化されている会社です。
「複合機・コピー機のリース料金の相場は?」という記事でも記載をしておりますが「○○円~」という表記の仕方は、その業者が扱っている機種の中で最安値で尚且つリース期間も7年で計算されています。
その為、まずその金額で出す事はありませんがとりあえず見積依頼がこればこっちのもんと思っているので、そういった表記の仕方をします。
そのやり方で良いなら弊社では「月額2800円~」という表記ができますからね。
利益を少しでも多くとる為に、基本的に相手の決裁者を見て値段を変えているので既存のユーザーへの言い訳の為にそういった表記をしているという理由もあります。
むやみやたらに見積を取るのではなく、Webサイトを隈なく見てこの業者だったら信頼出来そう!という会社から見積をもらうようにしましょう。
基本的に「リース料金」「リース期間」「カウンター料金」「基本料金」「複合機のスペックや構成」だけを確認しておけば大丈夫です。
『ステップ②|競合他社にも見積依頼をする』
やはり信頼できそうと思った業者だけに見積依頼するのではなく、その他にも2社ぐらいから見積書を取った方がよいです。
お問い合わせで「株式会社じむやさんが評判がよいと聞いたのでコピー機をお願いしたく電話しました」と仰って頂ける企業様も多いです。
弊社としても凄く喜ばしいことですが、もしかしたら弊社よりも安くて信頼のできる業者がいるかもしれませんので、いくら紹介や信頼性があったとしても相見積もりはした方がよいでしょう。
弊社としてもわざわざ失注に繋がる助言はしたくないですが、これも一つの信頼性です。
OA機器の業者は他に見積依頼をされたくないので、即決を迫ったり自分のところの提案がどれだけ素晴らしいかをアピールしてきますが、そこはメリットのある提案だったとしても即決で契約するのはやめましょう。
本当によい提案であれば「この見積書を他の会社にみせてよいですよ?」といえるはずです。
『ステップ③|リースなどの契約書を交わす』
よりよい業者を見つけたらいよいよ契約です。
契約書には「販売店の契約書」「リース会社との契約書」「メーカーとの保守契約書」の最低3通の契約書が存在します。
その他にも、リースを途中で切り替える場合の委任状があったり、注意事項説明書があったりする場合もあります。
私の経験上、書類が無駄に多い販売店との契約はあまりしない方がよいです。
というのも、書類が多いということは過去にトラブルが多く発生している会社が多いのです。
私が8年前に勤めていた同じOA機器の会社でも契約する際の書類が多く、お客様からクレームがあったことがありましたが、その会社は強引な営業で即決を契約を迫るやり方をしていました。
しかし、書類でガチガチに固めて裁判になったとしても負けないのです。
要するに裁判沙汰になることがあるので、書類が無駄に多いのです。
複合機を新しく導入する場合は「販売店の契約書」「リース会社との契約書」「メーカーとの保守契約書」の3通。
複合機を切り替える場合は、「販売店の契約書」「リース会社との契約書」「メーカーとの保守契約書」「既存のリース会社の委任状」の4通。
があればよいのです。
『ステップ④|リースの審査がされる』
リースの場合、クレジットやローンと一緒で信用審査が必要となります。
詳しくは「複合機のリースの審査基準【リース会社が見る可決のポイント】」を見て頂ければ分かりますが、会社と社長に滞納が無ければリースの審査もまず問題ありません。
ただ、リース会社によって評価される基準が違うので、一概に可決が出るとはいえません。
例えば、三井住友ファイナンス&リースでは個人よりも会社の情報に重きを置いていますので、個人がどれだけ著名で凄い方でも会社情報が悪ければNGになったりします。
逆にオリコビジネスリースの場合は、元々がクレジット会社ということもあり、会社よりも個人を重視しているので個人の信用情報が良ければ起業して1ヶ月でも可決が出ます。
ちなみに、OA機器会社が行うリースと銀行が行うリースは全く性質が違います。
OA機器会社が行うリースは「小口リース」と言って500万円以下のリースを簡易的に行うリースで必要書類もほとんどありませんし、審査も通常1・2日で可決否決の連絡が来ます。
銀行が行うリースは、所謂一般的なリースで「3期分の決算報告書がある法人」に限られて、審査も長いです。
銀行と融資の関係などで付き合いのある場合は、銀行系リースで貢献することも戦略としてありですが、特に何も付き合いがない場合はOA機器会社のリースを使った方がよいです。
『ステップ⑤|可決は設置・否決は他リース会社で再審査』
先ほど書いたとおり、リース審査は通常1・2日で連絡がきます。
速いときだと1時間で連絡が来ることもあります。
可決の場合はすんなり設置の日程を決めるだけでよいですが、否決の場合は再度別のリース会社で書類を書いて審査する必要があります。
滞納がなければどこかしらのリース会社で可決が出る可能性がありますが、過去5年以内に滞納がある場合は残念ですが、リースで導入することは難しいでしょう。
その場合、基本的には「現金購入」しか道がないのが一般的ですね。
『ステップ⑥|設置日を決めて設置』
可決した場合は設置となりますが、どのメーカーもリース可決後の5営業日前後が最短の設置日となります。
運搬業者2名とメーカーの設定担当1名が多いパターンです。
階段作業があっても65㎝の幅があれば人力で運ぶことができます。
設置時間は9時~17時までの平日が一般的ですが、自社で設置まで行うところはそれ以降の対応ができるところもあります。
パソコンが2・3台で新規の複合機の導入でしたら大体1時間ぐらいの時間が必要で、ある程度のパソコンがある場合は2時間は見ておいた方がよいでしょう。
複合機を運んだ状態では最終的な組立が終わっておらず、メーカーの設定担当が最後に少し組み立てをして複合機を起動させます。
この起動までで大体40分ぐらいは掛かりますね。
複合機の納品はパソコンからプリントやスキャンができる状態で納品となりますので、パソコンからプリントやスキャンができるまで設定をしてくれます。
見積書に何台まで設定するということが書いてあると思います。
気を付けていただきたいのが、どの販売店も設置日当日に置いてあるパソコンしか設定をせず、後日パソコンを追加したから設定してくれといわれたら有償での対応となります。
あくまでカウンター料金の中には保守費用も含まれているのが一般的ですが、パソコンの設定は「保守」に入っておらず、あくまでも複合機の故障やトラブルのみ無償となります。
大抵複合機の正面に貼ってあるコールセンターに電話すれば一から手順を教えてくれますので、そもそも呼ぶ必要はありません。
最後に使い方の説明をして終わります。
『ステップ⑦|リース会社から検収確認(電話確認)がある』
実はリースの場合、設置したら完了というわけではありません。
設置後に、リースの会社からの契約内容の確認の電話があり、それが問題なければ完了となります。
なので、設置日が11月28日でも検収日が12月1日であれば12月からの契約ということになります。
リースは日割り計算にならないので、そういった調整も可能なのです。
『ステップ⑧|すべて完了』
これですべての契約が完了です。
メーカーによっては設置後に保守契約書を郵送する場合もございます。
さいごに|複合機設置の流れを確認しよう!
今回は、複合機のリース契約から設置までの流れについて解説してきました。
まずは、現状の業務内容や印刷枚数をもとにしたヒアリングを行い、最適な複合機とプランを提案してもらいましょう。
その後、相見積もりや機種の選定、リース審査、保守契約の締結を経てようやく複合機の納品・設置となります。
設置後には初期設定や操作説明も行われ、すぐに業務で活用できるようになります。
また、費用に関しては本体価格や保守内容だけでなく、リース会社の対応力やアフターサポートの充実度も見極めなければなりません。
リース契約期間を決める際は、単に料率の低さだけでなく、業務ニーズの変化や機器の陳腐化リスクも含めて慎重に検討することが大切です。
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