複合機6,900円以下

【2024年最新版】複合機のカウンター料金の相場はいくら?


業務用フルオプションA3カラー複合機を月額6,900円でリース・販売している株式会社じむやの堀田です。

今回は複合機のカウンター料金に関する記事です。

複合機のリースと共に費用のが発生する部分なので、しっかりと詳しく説明していきたいと思います。

 

複合機のカウンター料金とは?

 

カウンター料金とは「1枚印刷する事に発生する印刷費用」の事です。
計算方法としては「毎月の印刷枚数×カウンター単価」となり、これが複合機のランニングコストの請求額となります 。

 

カウンター料金とは、コピー機をリース契約で利用する際の課金方式の1つです。コピー機で印刷をするたびに機器内に取りつけられたカウンターが印刷枚数をカウントし、1枚当たりの料金に利用枚数を掛けた料金が毎月請求されます。
引用元:カウンター料金の説明とカウンター保守契約について

 

 

カウンター料金の全体的な相場

カウンターの種類 使う色 相場
モノクロ ブラック 2円
単色カラー マゼンタ or シアン or イエロー 6円
モノカラー ブラック + マゼンタ or シアン or イエロー 6円
フルカラー ブラック + マゼンタ + シアン + イエロー 15円

 

カウンター料金の全体的な相場としては上記の様になります。

 

 

最安値としては、私が今まで数千件と見た中で一番安かった金額でいうと、「モノクロ 0.4円」「フルカラー 3円」が最安値です。

 

ただし、この企業様は毎月10万枚以上の印刷をしており、複合機も10台導入していたので、普通の企業さんだったらまず出せないです。

 

ネット上では上記の様な金額で出せる!と書いてある販売店もありますが、カラクリがありましたので、気を付けましょう。

 

現在販売されているほとんどの複合機は、「カウンター方式」です。
カウンター方式の複合機は、カウンター料金を払っていれば、トナーカートリッジは無償になります。

 

ただ、インクジェット複合機と同じ様にトナーを購入する「キット方式」というのも5%ぐらい市場に流通しています。
こちらは逆にカウンター料金が必要ありません。

 

カウンター方式だと使う事に料金が発生しますので、損な感じがするとよく言われるのですが、全くの誤解です。

 

「1枚印刷する事に課金」という事は、A3の紙にどんだけベタ率が多く印刷しても料金は変わらないという事です。

 

メーカーのホームページで確認して頂ければ分かる事ですが、「トナー価格 ÷ 想定枚数」で計算すると、だいたい一枚単価が7円~8円ぐらいです。

 

もちろん値引きする事も可能ですが、なにぶん本体価格はカウンター機に比べて安いので、値引きがあまり効きません。

 

機種によって「カウンター方式」か「キット方式」か決まってしまいますので、機種によってどっちかを選ぶ事は出来ません。

 

こういった理由で、現在では9割5分の会社がカウンター方式の複合機を導入しています。

 

そもそもキット方式が全然売れないので、カウンター方式のカラー複合機しか販売してないメーカーがほとんどです。

 

 

 

各メーカーのカウンター料金の相場や最安値

各メーカーのカウンター料金の相場 カウンター料金の単価
ゼロックスのカウンター相場 モノクロ3.5円/フルカラー25円
キャノンのカウンター相場 モノクロ3円/フルカラー20円
リコーのカウンター相場 モノクロ3円/フルカラー25円
コニカミノルタのカウンター相場 モノクロ2.5円/フルカラー18円
シャープのカウンター相場 モノクロ2円/フルカラー20円
東芝テックのカウンター相場 モノクロ2円/フルカラー15円
京セラのカウンター相場 モノクロ1.8円/フルカラー15円
ムラテックのカウンター相場 モノクロ3円/フルカラー25円

 

業界に10年いる私が体感した相場なので、少し違うかもしれませんが、大体この様なカウンター料金が相場です。

 

各メーカーの詳しいカウンター情報を知りたい場合は上の表からクリックしてください。

 

確実に言えるのは「キャノン」「ゼロックス」「リコー」は全体的に見るとカウンター料金が高いというのは通説です。

 

なので、有名メーカーでも毎月このぐらい印刷しているというエビデンスさえあれば、モノクロ1円未満になることもあります。

 

これはメーカーがカウンター料金仕切りが比較的高いという事もありますが、それ以上に販売店がカウンターストックを得ようと高額でエンドユーザーに提示している事が多いので、大手3社のカウンター料金が高くなるのです。

 

カウンター料金が高くなる理由としては、サービスマンの人件費の割合が最も多いので、大手の方が何かあった時の駆けつけ修理は早いです。

 

ただ、上記で書いたメーカーに関してはどこでも当日メンテナンスで対応出来ますので、駆けつけのスピードにそこまでの差はありません。

 

逆に、カウンター料金が安いメーカーとしては「京セラミタ」「東芝テック」「シャープ」が安いです。

 

その中でもダントツで安いのは京セラミタです。

 

毎月1000枚以下しか印刷しないのであれば、リース料金とのバランスでメーカーを決めても良いと思いますが、毎月2000枚以上で特にメーカーにこだわりがない場合は京セラ一択となりますね。

 

上記の表ではそこまで大した差はない様に思えますが、あくまでも相場であって販売店の裁量でカウンター料金を上げているだけなので相場としてこんなもんです。

 

しかし、メーカーからのカウンター料金の仕切りは、どこのメーカーよりもビックリするぐらい安いです。

 

これはどの営業マンに聞いても同じ答えになるはずです。

 

 

 

カウンター料金には「基本料金」がある

 

実はどこのメーカーもカウンター料金とは別の「基本料金(最低カウンター料金)」といものが設定されております。

大体毎月1000円ぐらいが相場となりますが、これは一体どういう料金かと言えば、毎月のカウンター料金の請求が基本料金を下回った場合のみ、基本料金分の費用をいただくというものになります。

 

詳しくは「複合機の基本料金とは?【カウンター料金分の請求じゃないの?】」をご覧ください。

 

 

 

カウンター料金の請求について

 

ここではカウンター料金の請求についてのQ&Aをご紹介します。

 

 

カウンター料金の請求額の計算式

例えば
【モノクロカウンター単価@2円】
【フルカラーカウンター単価@15円】
で設定されており、モノクロ印刷枚数800枚・フルカラー印刷枚数が100枚だった場合の請求金額は以下の様になります。

 

【カウンター料金の計算式】
①  800枚(モノクロ枚数) × 2円 = 1,600円
②  100枚(フルカラー枚数) × 15円 = 1,500円
③  ①+②= 3,100円(月のカウンター請求額)

 

また、カウンター料金には「モノクロ」「単色カラー」「モノカラー」「フルカラー」の4種類があります。

 

 

カウンター料金の請求方法は?

カウンター料金の請求は基本的に口座振替となります。

 

引き落とし時期としては契約にもよりますが、1ヶ月締めが基本です。

 

ただ、一部のメーカーでは一枚単価を上げて、検針サイクルを3ヶ月にする事もあります。
1ヶ月と3ヶ月でどの様な違いがあるのかと言えば、先ほどご説明した「基本料金」に関係してきます。

 

例えば、基本料金が1000円で設定されていた場合、

1ヶ月だと月当たりの基本料金が1000円
3ヶ月だと月当たりの基本料金が333円

になります。

 

そうすると印刷枚数が少ない企業だと一枚単価が上がったとしても3か月サイクルの方がカウンター料金が安くなる事があります。

 

 

 

各メーカーのカウンター料金の名称

メーカー カウンターの名称
ゼロックス トータルサービス
キャノン メンテナンスギャランティ
リコー パフォーマンスチャージ
コニカミノルタ チャージシステム
シャープ カウンター
東芝 コピーチャージ
京セラミタ コピーチャージ
ムラテック トータルサービス

 

実は「カウンター料金」と一括りにして書いてますが、各メーカーの正式名称はバラバラです。

 

上記にそれぞれの呼び方を記載しましたが、似ていますがバラバラですよね?
ちょっとシャープだけは調べてもわかりませんでした。
あまりメインで販売していないメーカーなので、間違っていたらすみません。

 

 

 

印刷方法でカウンター料金は変わる!

印刷方法 カウンター単価
両面印刷 ダブルカウント
A3用紙で印刷 シングルカウント(販売店によってはダブルカウント)
長尺印刷 トリプルカウント
ポスター印刷 紙を使った分のカウント

 

カウンター料金は「1枚印刷事に課金」というのは、先ほどご説明しましたが、実は例外があります。

 

例えば、両面印刷した場合は「ダブルカウント」と言って2枚印刷した事になり、カウンター料金が2倍になります。

 

また、A3の用紙を印刷した場合もダブルカウントとして倍の金額になる事があります。

 

カウンター料金は販売店にある程度の決済があり、通常であったらA3用紙でも1カウントとしていますが、中にはダブルカウントとしている業者もいますので、要確認です。

 

それから、297mm× 1200mmの長尺紙を印刷する場合にはトリプルカウントとなり、料金が3倍になります。

 

なかなか長尺紙を使うケースはないと思いますが、垂れ幕や横断幕を作る時に使用する事もありますので、気を付けましょう。

 

ポスター印刷はそのまま使った用紙の枚数分のカウントとなります。

 

 

 

カウンター料金=保守料金?無料保守に含まれている事は?

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カウンター料金は「保守料金」と言われる事もあって、「トナー費用・メンテナンス費・メンテナンスマンの出張費・部品費」等が含まれております

コラム:複合機の保守メンテナンスはどこまで無料?

 

キット方式も同じく販売店から購入すれば上記の料金が含まれており、無料のメンテナンス保守を受ける事が可能です。

 

ちなみに、きちんとカウンター料金をお支払いしていれば、現金購入でも日々のメンテナンス保守を受ける事が出来ます

 

また、現在の複合機は大変頭が良く、トナー切れ間近になりましたら自動で発注が掛かりますので「トナーが無くなって印刷できない!」という事態には陥りません。

 

カウンター料金がそんな安くて利益出るの?とよく聞かれますが、弊社がカウンターストック収入を放棄してますのでこの様な料金で可能です。

 

もともと、メーカーもある程度のメンテナンス費は本体代の上乗せして代理店に卸してますので、トナーの料金を回収出来ればいいやって考えだと思います。

 

現在では技術も進歩して、大きなトラブルが発生する事はあまりないですしね。

 

 

 

メンテナンス保守はいつまで補償期間がある?

 

導入してから最低でも7年間は無償のメンテナン保守が可能です。

 

というのも、部品の保有義務が販売終了してから7年間あるからです。

 

メーカーの保守契約書にも、7年までは保証するという一文がどこかに載っています。
めちゃくちゃ小さい字で物凄く文字が書いてある注意書きの何処かですので、あまり読んでいる方は少ないでしょう。

 

じゃあ逆に7年後はどうか?というとお客様とメーカーとの相談になります。

 

断言は出来ませんが、印刷枚数が変わらなければ7年以降も継続してカウンター保守が出来る可能性は高いです。

 

もしカウンター保守が終われば「スポット保守」に切り替わり、トナーを購入しつつ故障した場合は都度修理代を支払います。

 

保守関連の明確な終わりとしては、部品がなくなるまでです。

 

部品が無くなってしまえば、物理的に修理が出来ませんからね。

 

だいたい、無くなる直前にメーカーからアナウンスが入ります。

 

 

カウンター料金は途中で金額が上がる?

 

基本的には上がりません。

 

しかし、メーカーはいつでも上げて良いように、保守契約書に5年以降は毎年1.2%ずつ上げる様な記載があります。

 

この一文に関しては、あくまでも可能性として記載しているだけであり、実際には導入してから7年までは、カウンター料金が上がる可能性は低いです。

 

 

 

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業界歴10年以上の生粋の複合機営業マン。勤めていたOA機器会社のあまりの悪徳営業っぷりに嫌気がさし「株式会社じむや」を設立。 複合機業界の赤裸々なコラムを発信し続け、価格崩壊を招いた張本人。 競合他社から2週間に1回はクレームが入る程の激安正直価格で複合機を全国にリース販売しています。

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