3Dプリンターとは?【フィラメント(樹脂)で印刷する!】
目次
3Dプリンターとは?
業務用フルオプションA3カラー複合機を月額6,900円で
リース・販売している株式会社じむやの堀田です。
最近になってちょくちょく話題になっている3Dプリンターについて語っていきたいと思います。
しかし、業務用OA機器を扱っていますが、3Dプリンターは扱ってませんし、置いてある企業も極わずかだったのでデモとして2時間ぐらい触っただけの感想になります。
普通のコンビニに置いてある紙を印刷するのが2D(縦×横)とするなら、3Dは縦×横×高さの物を印刷出来るプリンターになります。
3Dプリンターは皆さんが想像している通り凄い技術です。
「テレビではこれは流行る!」とステマをうっていますが、実はかなり前からある技術になります。
値段的にどうなの?
実は意外に安いんですねこれが。家庭用のやつならば10万切るぐらいで本体を購入出来ます。
ランニングコストとしてインクやトナーの代わりにフィラメントと呼ばれる原材料が必要ですが、こちらも1キロ辺り3000円程とそこまで高くはありません。
使い勝手ですが、とにかく遅いの一言です。
一つの物を印刷しようとすると30分ぐらいかかってしまいます。
これはフィラメントを平面的に1段1づつ重ね合わせて構築していきますので遅くなるのですね。
作成出来るサイズも手のひらサイズまでと大型の物は作成出来ません。
それから原稿である3DデータをCADで作成する必要があります。
このデータ作成が素人では難しいんです。
最近では3Dスキャン搭載の3Dプリンターも発売されて来てるみたいで急速にお手軽感が出てきているので伸びしろはまだまだあります。
10年後には当たり前になっているかもしれませんが、現状ではいまひとつという認識ですね。
どうしては流行やらないの?
先ほど前からある技術と申しましたが、具体的には10年以上前からです。
しかし、思いのほか話題になってないのは理由があります。
「3Dプリンターで何がしたいの?」という事です。
例えば、製造業や設計関係の業種なら使う場面があるかもしれないですが、その他の業種で使う事なんてまずありません。
プリント時間やCAD技術の問題もあります。
好奇心で面白そう!という理由で導入している方が大半なのは事実なんですね。
他にもゴルフボール等の立体物に印字できる「DMP2880GOLD」というプリンターもありますが、こちらも好奇心だけの製品で流行る事はないと思います。
ただ、技術の進歩はすごい!
現在NASAでは地球にある3Dデータを宇宙空間に転送しプリントしたという報告があります。
この技術を使えば事務所に1つ置いて、転送プリントで制作物を現場にいなくても確認出来る様になったり出来ます。
話題にのぼる材料は多々ありますので、将来的に流行る可能性は十分にあります。
複合機に関しては機能が出揃った感はありますが、3Dプリンターの可能性はまだまだ未知数ですから!
複合機もだいぶ手離れが良くなって来ていますが、まだまだユーザビリティを改善出来る余地はありますので、今後も印刷機器の発展を期待したいです。
最新記事 by 堀田直義 (全て見る)
- 複合機の返却送料は?相場と方法について解説! - 2022年7月1日
- 複合機のクリエイションとは?印刷の仕組みやカウンター料金など解説! - 2022年7月1日
- 【複合機用】耐水紙とは?ラミネートが不要な理由など解説! - 2022年6月21日
- 複合機のローラーとは?清掃方法や注意点など解説! - 2022年6月21日
- ミシン目入り用紙の特徴とは?複合機で印刷する際の注意点など解説! - 2022年6月21日