複合機のドライバーのインストール方法は？設定手順や取り扱い時の注意点など解説！
複合機（コピー機）をパソコンから使用するためには、事前にドライバーのインストールが必要です。
ドライバーとは、パソコンと複合機が双方正しく認識するためのソフトウェアのこと。入っていなければ、印刷ができなかったり印刷設定が反映されなかったりします。
複合機を設置したけどもパソコンから印刷ができない！型番通りにドライバーを探したいけど、どこから入手すればよいのかもわからない！という悩みは、ドライバーのインストール方法を理解するだけで解決できます。
本記事では、複合機ドライバーの役割やインストール方法、さらにインストール後の注意点まで解説しています。
ぜひ、最後までご覧ください。
目次
ドライバーとは？複合機へのインストール方法まで解説！
複合機（コピー機）をパソコンから印刷などの操作をするには、ドライバーをインストールしなければなりません。
ドライバーとは、パソコンと複合機の動作をつなぐための仕組みでもあり、正しく設定されていなければ印刷ができなかったりスキャン機能が使えなかったりなどのトラブルへとつながります。
まずは、インストールしなければならない理由から詳しくみていきましょう。
『複合機（コピー機）にインストールする理由』
複合機ドライバーをインストールする目的は、パソコンと複合機が正しく通信できるようにすること。具体的には、下記のとおりです。
- パソコンから印刷指示を正しく伝えるため
- 印刷設定を細かく調整するため
- スキャンやFAXなど複合機の拡張機能も利用を可能にするため
ドライバーは、パソコンの印刷データを複合機が理解できる形式に変換します。
その仕組みがなければ、印刷ができなかったり文字化けを起こしたりしてしまいます。
ドライバーがインストールされていることで用紙サイズやカラー設定、印刷品質（解像度）、両面印刷などの細かな指示が可能です。
複合機本体のボタンだけでは行えない詳細設定をパソコンから自由にコントロールできるということです。
機種によっては、スキャナードライバーやユーティリティソフトなど補助的なソフトが必要な場合もあります。
適切なドライバーを入れていれば、スキャンデータをパソコンへと直接送信できたり、FAX送信やセキュリティ設定の利用などもできるようになります。
『インストール方法』
複合機のドライバーのインストール方法は、下記の2パターンがあります。
- 複合機の附属媒体からインストールする方法
- メーカー公式サイトからダウンロードしてインストールする方法
インストール方法の概要については、こちらの関連記事でも解説しています。
【関連記事】
複合機のドライバーのインストール方法は？2パターン別に手順を解説！
複合機を購入・リースすると、CD-ROMやセットアップディスクなどのインストール媒体が同梱されています。
付属のメディアをパソコンに接続し、セットアップファイルを実行すれば、インターネットに接続できない環境でもドライバーをインストールできます。
一方で、現在はメーカー公式サイトからドライバーをダウンロードしてインストールする方法が最も一般的です。
理由は、下記のとおりです。
- 最新版ドライバーを入手できる
- OSアップデートに対応した最新バージョンが公開されている
- 付属ディスクがなくてもインストールできる
WindowsやMacのアップデート後は、旧ドライバーが対応しなくなるケースもあるため、公式サイトで最新のドライバーを入手することをおすすめしています。
ここでは、附属媒体もしくは公式サイトからインストールする方法についての手順を解説しています。
詳しくみていきましょう。
『附属媒体からインストールする方法』
複合機の附属媒体からインストールする方法をまとめました。
手順①｜セットアップディスク（CD-ROM/USB）をパソコンに接続する
複合機に同梱されているインストール媒体をパソコンに挿入します。
自動でセットアップ画面が立ち上がらない場合は、エクスプローラーから「setup.exe」を手動で起動してください。
手順②｜インストールウィザードに従って設定を進める
画面の指示に沿って「次へ」「同意する」などを選択して、インストールを進めます。
ネットワーク接続の種類（USB接続/LAN接続）を選ぶ画面が表示される場合もありますので、注意してください。
手順③｜インストール完了後にテスト印刷を行う
セットアップが完了したら、テストページを印刷します。
複合機が正しく認識されているかどうか確認してください。
『公式サイトからインストールする方法』
複合機の公式サイトからインストールする方法をまとめました。
手順①｜メーカー公式サイトを開いて複合機の型番を検索する
複合機の公式サイトを開きます。
本体の前面や側面、購入書類に記載されている型番を入力して、対象機種を選択します。
手順②｜対応するOSのドライバーを選びダウンロードする
Windows、macOSなど、自分のパソコンのOSに合ったバージョンを選びダウンロードしてください。
間違ったOSを選ぶと正常に動作しないため、注意しなければなりません。
手順③｜ダウンロードしたファイルを実行してインストールを完了させる
ファイルをダブルクリックしてセットアップを起動して、画面の案内に従って進めます。
完了後は、印刷テストを行えば設定は完了です。
複合機ドライバーをインストール後の確認方法は？取り扱い時の注意点も解説！
複合機ドライバーを正しくインストールしたつもりでも、設定がうまく反映されていないと、印刷ができなかったりネットワーク上で複合機を認識しなかったりするなどのトラブルが起きることもあります。
ここでは、ドライバーのインストールを終えた後に確認するべきポイントと、日常的に取り扱う際の注意点について解説しています。
詳しくみていきましょう。
『インストール後の確認方法』
複合機のインストール後は、下記の方法で確認していきます。
- テスト印刷を行って正常に出力されるか確認する
- パソコンの“既定のプリンター”が複合機になっているか確認する
- IPアドレスとポート設定が一致しているかどうか確認する
- 複合機の機能（スキャン・FAX）がパソコンで認識されているか確認する
まずはテストページの印刷を実施して、複合機が正しく反応しているか確かめてください。
印刷が途中で止まったり、文字化けが起こる場合は、ドライバーの再インストールが必要になることがあります。
ドライバーのインストール方法が合っていたとしても、既定プリンターが別の機種のままだと指示が正しく送られません。
『取り扱い時の注意点』
複合機のドライバーを取り扱うにあたり、下記の注意点は留意しておきましょう。
- OSアップデート後はドライバーの更新が必要になることがある
- 複合機の買い替え・配置換え時は再設定が必要
- 複合機の管理ソフトやユーティリティの削除に注意
Windows や macOS がアップデートされて印刷できなくなった際は、最新のドライバーをインストールし直すことで解決しやすいです。
また、IPアドレスが変わったり、ネットワーク構成が変わると、インストール済みのドライバーでは認識されません。
ドライバーと一緒にインストールされるユーティリティを誤って削除すると、スキャン機能などが使えなくなることがありますので注意が必要です。
ちなみに、印刷が遅い・エラーが多い場合は再インストールが効果的です。
詳細については、こちらの関連記事をご確認ください。
【関連記事】
さいごに｜複合機ドライバーのインストール方法を理解しよう！
複合機ドライバーは、附属媒体もしくは公式サイトからインストールする方法があります。
現在は、最新版を入手できることやOSアップデートに対応できることから、公式サイトでのダウンロードが主流です。
型番やOSに合ったドライバーを選んだり、インストール後はテスト印刷で動作を確認したりすることでトラブルなく導入できます。
そして、複合機を快適に使い続けるには、ドライバーの更新も必要です。
インストール手順や最新ドライバーの入手方法をしっかり理解し、安定した運用につなげていきましょう。
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