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複合機の電源コンセントを抜くのはNG?抜いてはいけない理由を解説!

複合機の電源コンセントを抜いた状態が続くと、ヘッド部分が不具合を起こしやすくなります。

 

本記事では複合機がなぜコンセントを抜いてはいけないのか、その理由について解説しています。

 

ぜひ、最後までご覧ください。

 

複合機のコンセントを抜くのがNGな理由を解説!

複合機のコンセントを抜くのがNGな理由を解説!

 

複合機は電気を動力として稼働する事務機器。使うためにもコンセントを常時挿しておかなければなりません。

 

しかし、1度挿したコンセントを抜くことは原則NGです。

 

テレビや室内灯など、一般的な電気機器を使わないときはコンセントは抜いた方がよいとされていますが、なぜ複合機の場合はNGなのでしょうか。

 

ここでは、複合機のコンセントを抜くのがNGな理由を解説します。

 

 

『ヘッドクリーニングが行われない』

インクタイプの複合機は、プリンターヘッドの不備によって本来の色が印刷できなかったり、変な線が印刷されてしまったりしてしまうことがあります。

 

プリンターヘッドの不備は、印刷の際にヘッドについたインクが固まったりホコリがついていたりすることが原因。そうしたプリンターヘッドの不備を引き起こす原因は、ヘッドクリーニングをすれば取り除けます。

 

一般的には使用時にプリンターヘッドの不備が起きないようにするために、前回の使用から一定時間が経つと自動的にヘッドクリーニングを行う機能が搭載されている場合もあります。

 

しかし、コンセントを抜いていたら、その機能が作動しません。

 

 

『カートリッジ交換によるコストパフォーマンスの低下』

コンセントを抜いていれば自動ヘッドクリーニング機能が作動せず、プリンターヘッドに不備が起きることがありますが、メンテナンスによって改善すれば再稼働できます。

 

そもそも、長期間クリーニングが行われなかったことでインクが固まってしまっていたり溜まったホコリが固まってしまったりすることで、クリーニングしても改善できないケースがあるため注意が必要。そのような場合の改善手段は、カートリッジの交換しかありません。

 

インクがまだ残っているカートリッジを交換するのは、コストパフォーマンスの低下をもたらします。

 

 

『データが消える』

複合機は、さまざまなデータを本体内のメモリーに保存しておくことが可能です。

 

しかし、コンセントを抜いたままの状態が一定時間続くと、メモリーに蓄積されているデータが消去されることがあります。

 

コンセントを抜いたままにしたことで消える可能性があるのは、印刷待機中の文書や送信待機中の文書といった待機中のデータです。

 

 

『FAXが受信できない』

複合機のコンセントを抜いているときに、取引先などからFAXが送られてきたら受信できません。

 

その内容が、緊急であれば業務に支障が出てしまいます。

 

 

節電対策で複合機のコンセントを抜くのはあり?なし?

節電対策で複合機のコンセントを抜くのはあり?なし?

 

複合機のコンセントを抜く目的は、節電であるケースがあります。

 

コンセントに接続された機器は、使っていなくても微少な電力が消費されています。

 

使っていない状態でも消費される電力(待機電力)は機種によって異なりますが、コンセントを抜かないでいるだけでも電力は使われています。

 

例えば、待機電力が1Wだったとすると1年間コンセントを抜かないままの状態であれば、1度も使わなくても8.76kWh/年の電力を使うことになります。

 

電気料金の高騰が続いており少しでも節電することが必要とされている昨今、消費電力の大きい複合機のコンセントを抜くことは、相当な節約に繋がることでしょう。

 

しかし、複合機の場合はコンセントを抜かない方が節電になることもあるため注意が必要。そもそも、複合機を使うことで発生する電力には大きく下記の3つがあります。

 

  • 最大電力
  • 動作平均電力
  • 待機電力

 

このなかで、もっとも電力消費が大きいのが最大電力。複合機の主電源を入れたときや、待機状態から復帰したときに発生する電力です。

 

コンセントを抜いて使う際に挿して主電源を入れていたら、そのたびに最大電力が発生することが懸念されます。

 

つまり、複合機の場合は、使っていないときもコンセントを抜かない方が節電対策になるということ。コンセントを抜く目的が節電対策であれば、基本的には抜くのはNGです。

 

 

複合機のトラブル!最終手段でコンセントを抜いてもよい?

複合機のトラブル!最終手段でコンセントを抜いてもよい?

 

複合機のコンセントは、基本的には抜かない方がよいです。

 

余計に電力を使うことになってしまうということ以外にも、主電源を入切するたびに複合機に負荷がかかることが理由として挙げられます。

 

コンセントを抜くのは、下記のようなトラブルが発生したときの最終手段のみにしましょう。

 

  • 電源ボタンを押しても電源が切れない
  • 稼働中のタスクがどうやっても止まらない
  • 主電源ボタンを入切しても再起動ができない
  • 不具合が改善しない

 

何度も負荷をかけ続けていると、故障や不具合が発生する可能性もあるため注意しましょう。

 

 

さいごに|複合機のコンセントを抜くのは原則NG!

さいごに|複合機のコンセントを抜くのは原則NG!

 

今回は、複合機の電源コンセントを抜いてはいけない理由などを解説してきました。

 

ヘッド部分の不具合を引き起こす可能性を考えると、コンセントは常時差しておくことをおすすめします。

 

複合機が故障するリスクを最小限に抑えた節電に取り組んでください。

 

 

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業界歴10年以上の生粋の複合機営業マン。勤めていたOA機器会社のあまりの悪徳営業っぷりに嫌気がさし「株式会社じむや」を設立。 複合機業界の赤裸々なコラムを発信し続け、価格崩壊を招いた張本人。 競合他社から2週間に1回はクレームが入る程の激安正直価格で複合機を全国にリース販売しています。

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