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OKIの複合機撤退の背景は?事業再編や統合・参入などの歴史から考察!

OKI(沖電気工業株式会社)の複合機撤退事情について知りたい方は必見です。

 

本記事では、OKIが複合機販売を終了したり工場を閉鎖したりした背景について考察しています。

 

ぜひ、最後までご覧ください。

 

OKI(沖電気工業株式会社)はどんな会社?複合機撤退についても考察!

OKI(沖電気工業株式会社)はどんな会社?複合機撤退についても考察!

 

OKI(沖電気工業株式会社)は、 1881年(明治14年)に創業した日本で歴史のある通信機器メーカーのひとつです。

 

日本の電気通信分野を切り拓いてきた老舗企業として知られ、現在では通信・情報システムから電子部品、EMS(電子機器の受託生産サービス)まで幅広い事業を展開しています。

 

実は、OKIが複合機から完全に撤退したという表現は正しくありません。

 

詳細については、次で詳しく触れていきます。

 

 

OKIの複合機撤退の背景を事業再編や統合・参入などの歴史から考察!

OKIの複合機撤退の背景を事業再編や統合・参入などの歴史から考察!

 

ここでは、OKIの複合機撤退に関する情報から、A3カラー複合機販売終了の背景や事業再編、統合、参入までまとめました。

 

詳しくみていきましょう。

 

 

『合弁会社ETRIA(エトリア)にOKIが参画』

リコーと東芝テックが2024年7月に設立した合弁会社エトリア株式会社(ETRIA)に、2025年10月1日付でOKIが新たに参画することが発表されました。

 

これにより、ETRIAはリコー・東芝テック・OKIの3社による共同事業体となります。

 

事業統合の目的として、ETRIAは日本のプリンティング業界を再編し、商品の企画・開発から部品調達・生産までを効率化することで、競争力の高いモノづくりを継続することを目指しています。

 

OKI自社単独でのA3複合機の開発・販売を終了し、2025年2月からはリコーと東芝テックによる事務機連合の合弁会社「ETORIA(エトリア)」に参画したことで完全撤退を誤解させるような情報が流れてしまったという事情があります。

 

つまり、完全撤退ではなく、協業という新たな形に事業を再編したというのが正しい見方です。

 

 

『A3カラーLED複合機を販売終了』

2024年10月、OKIはMC883/863/843シリーズの販売終了を発表しました。

 

対象は、「MC883dnw/dnwv」「MC863dnw/dnwv」「MC843dnw/dnwv」の6モデルで構成されるMC8シリーズ。つまり、OKIがA3カラーLED複合機を販売終了し、事実上の撤退を表明したことになります。

 

長年にわたりオフィス向けに提供されてきた主力シリーズですが、販売終了を決めた理由は、オフィス市場の変化や事業環境の厳しさを背景に販売終了という大きな決断を決めたと考えられます。

 

販売終了となるのは、A3対応カラーLED複合機の「MC883」「MC863」「MC843」シリーズに含まれる下記の機種になります。

 

  • MC883シリーズ:MC883dnw、MC883dnwv
  • MC863シリーズ:MC863dnw、MC863dnwv
  • MC843シリーズ:MC843dnw、MC843dnwv

 

これらはいずれもLEDプリントヘッド技術を搭載し、高速印刷と高画質を両立させたOKIならではの複合機です。

 

A3サイズの出力に対応するだけでなく、コピー・スキャン・FAXといった基本の機能があり、オフィス業務を幅広く支えてきました。

 

OKIは、事業戦略の転換点から複合機撤退の意義と今後も発表しています。

 

市場全体ではオフィスのペーパーレス化が進み、プリンター市場の成長については、下記の関連記事でも触れているように鈍化しています。

 

【関連記事】

複合機は時代遅れ?市場の動向から徹底考察!

 

また、競争の激化により収益性が見込みづらくなるなか、OKIは勝てる製品に注力する戦略へのシフトを図っているとみられます。

 

なかでも、LED技術を活かした新たな製品展開の方向性です。

 

OKIが身につけたLED印刷技術は高精細・高耐久の面で強みがあるため、今後はこの技術を活かした小型プリンター、特殊ラベルプリンターなど、より収益性の高い製品分野へ注力していく可能性があります。

 

OKIの複合機撤退が業界へ与える影響については、複合機市場のシェアは再編される可能性もあります。

 

国内市場ではリコー・富士フィルムビジネスイノベーション・キャノン・コニカミノルタが大手として存在感を示しており、そこにOKIが独自のLED複合機で一定のシェアを確保していたためです。

 

また、OKIの複合機撤退はユーザーにとっても選択肢が減少することを意味します。

 

OKI製品は、LEDプリント技術による高精細な出力やコンパクトで扱いやすい設計が特徴で、中小企業や官公庁など幅広い層に支持されてきました。

 

販売終了後も補修部品や消耗品は一定期間供給されますが、長期的に利用を続けることは難しくなるので、ユーザーはサポート期間を見極めながら、次に導入する製品を検討しなければなりません。

 

 

『中国におけるOKIの複合機とプリンターが生産撤退』

OKIは2021年10月、中国におけるプリンターと複合機の生産を終了しました。

 

広東省深圳の工場を閉鎖し、生産拠点をタイと日本へ集約する方針です。

 

併せて、取り扱う製品も小型プリンターなど差別化できる分野に絞り込み全体の約4分の1に縮小。背景には、ペーパーレス化やリモートワーク普及によるオフィス印刷需要の減少があり、収益構造を立て直すことが狙いです。

 

なお、OKIは中国でのATM生産も2020年12月にすでに終了しており、今回の決定によって中国における最終製品の生産から完全に撤退することになります。

 

【関連記事】

【2025年最新】複合機市場の中国撤退の真相を徹底考察!

 

 

さいごに|OKIの複合機撤退事情について知っておこう!

さいごに|OKIの複合機撤退事情について知っておこう!

 

OKIは単独でのA3複合機事業からは撤退しましたが、完全撤退ではなく、実体としてはリコー・東芝テックとの合弁会社 ETRIA(エトリア) に参画することで事業を再編したかたちです。

 

これにより、LEDプリントヘッドなどのOKI独自技術を活かしながらリコー・東芝テックと共同で開発・生産を効率化し、新規事業や新しい市場創出にも挑戦できる体制へ移行しました。

 

今後、ETRIAを通じて各社のブランドで競争力のある製品を展開し、オフィスのDX支援なども展開していくこととなります。

 

 

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業界歴10年以上の生粋の複合機営業マン。勤めていたOA機器会社のあまりの悪徳営業っぷりに嫌気がさし「株式会社じむや」を設立。 複合機業界の赤裸々なコラムを発信し続け、価格崩壊を招いた張本人。 競合他社から2週間に1回はクレームが入る程の激安正直価格で複合機を全国にリース販売しています。

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