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複合機業界を揺るがす再編の動きとは?将来訪れる危機と現在の動向を考察!

2024年に複合機大手メーカーの東芝とリコーが統合するニュースが公表されました。

 

本記事では、複合機業界にみられる再編の動きについて考察しています。

 

ぜひ、最後までご覧ください。

 

 

大手複合機メーカーの部門再編とは?業界に与える影響を考察!

大手複合機メーカーの部門再編とは?業界に与える影響を考察!

 

1つの機器に複数の事務機器の機能を併せ持っている複合機。もう時代遅れという意見がある一方、新たに導入を検討している企業もあります。

 

そんな複合機業界に今、再編の動きがみられていますが、それは本当なのでしょうか。

 

噂レベルで囁かれている昨今、大手複合機メーカーの動向や市場の再編について気になる方もいることでしょう。

 

ここでは、複合機業界の動向から、再編によって業界全体が受ける影響について考察しています。

 

 

『事務機器の生産部門を統合』

複合機業界に再編の動きがあるのは、真実です。

 

日本経済新聞が2023年5月19日に、リコーと東芝がある生産部門を統合すると発表したことを報じています。

 

記事によると、2社が統合を発表した部門とは、オフィス向け複合機やコピー機などの事務機器の生産部門。

 

両社は設計だけでなく、開発や生産といったすべての機能を集約した統合新会社を2024年に立ち上げるというのです。

 

リコーといえば、複合機メーカーのなかでも最大大手メーカーの1つ。台数シェアでは、キャノンと常に1位を争っている大手メーカーが、実際に再編へと動き出しています。

 

リコーが再編に動き出したことで、他の大手メーカーも再編に動き出す可能性もあるでしょう。

 

 

『直近5年で事務機の世界出荷台数は約2割減』

リコーが再編に動き出したことで、他の大手メーカーも再編に動き出す可能性が考えられる理由としては、複合機業界の市場がどんどん縮小しているため。

 

リコーが東芝と再編に乗り出したのも、市場が縮小を続けていることが大きく関係しているでしょう。

 

SNSの気になる情報を下記に掲載します。

 

 

また、複合機業界に再編がみられるとの噂が流れている理由も、この市場の縮小が根底にあります。

 

前述した日本経済新聞の2023年5月19日の記事によると、事務機の市場はこの5年で2割も減っているとのこと。

 

記事では、縮小の原因として世界的なペーパーレス化の影響と書いてありますが、原因はそれだけではないようです。

 

複合機業界の市場縮小の原因について、さらに詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

 

 

複合機業界の今後は?再編の動きから考察!

複合機業界の今後は?再編の動きから考察!

 

複合機業界に再編の動きがあるのは本当でした。

 

今後、現在再編に動き出していないメーカーも動き出す可能性があるでしょう。

 

ここでは、再編の動きから複合機業界の今後を考察してみました。

 

 

『今後10年で15~30%の市場規模が縮小』

そもそもリコーが再編に動き出した理由は、市場が縮小し続けていることが関係している可能性が高いという内容で前述してきました。

 

しかし、市場は実際にどれぐらい縮小しているのでしょうか。

 

富士キメラ総研の調べによると、複合機の2012年度の国内市場規模は約2,700億円。

 

2013年からしばらくは上昇傾向にありましたが、ここ数年は下降が続いたことで、直近10年でみると約40%市場が縮小していたとのことです。

 

そして、この縮小は止まることはなく、今から10年後にはさらに15~30%市場が縮小することが予想されています。

 

複合機業界全体として、今後の展望が危険視されているところは懸念されますが、その一方で再編の動きを活発化させ復調を期待する声も数多くみられます。

 

 

『競争の激化』

縮小による市場の再編で起きることの1つに、競争の激化が挙げられます。

 

複合機を新たに導入する企業や運用を続ける企業はこれから少しずつ減っていきますが、新規導入を考える企業や運用を継続する企業がまったくいなくなることはないでしょう。

 

少なくはなっていきますが、実際に導入する企業は今後も存在し続けます。

 

しかし、懸念されるポイントとしては、少ない顧客の奪い合いを複合機メーカーで展開することになり競争が激化しやすいでしょう。

 

また、その奪い合いはエスカレートしさらなる激化を生み出すことが予想されます。

 

生き残るため、そして少なくなっていく顧客を奪い取るために、自社の強みを伸ばせたり逆に弱みを補える技術や機能を持つメーカーと再編に乗り出すところが次々と出てくるでしょう。

 

 

さいごに|複合機の業界に再編の動きがみられる!

さいごに|複合機の業界に再編の動きがみられる!

 

今回は、複合機メーカーの東芝とリコーが生産部門を統合するなど、再編の動きがみられる情勢について考察してきました。

 

今後10年で市場規模が15~30%の範囲で縮小するといわれている複合機業界ですが、業界全体の再編が加速化する可能性も示唆されています。

 

最新のトレンドを知っておくことは重要です。

 

 

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業界歴10年以上の生粋の複合機営業マン。勤めていたOA機器会社のあまりの悪徳営業っぷりに嫌気がさし「株式会社じむや」を設立。 複合機業界の赤裸々なコラムを発信し続け、価格崩壊を招いた張本人。 競合他社から2週間に1回はクレームが入る程の激安正直価格で複合機を全国にリース販売しています。

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