複合機は黒インクのみでも印刷できる?使い方を解説!
複合機で印刷する際に、黒インクのみでコピーしたいときもあることでしょう。
本記事では、複合機印刷で黒インクのみに設定する方法など解説しています。
ぜひ、最後までご覧ください。
目次
複合機印刷で黒インクのみの設定ができる?そのメリットについて解説!
複合機は大きくわけてカラータイプとモノクロタイプの2種類があります。
カラータイプの複合機は「M(マゼンタ)」「C(シアン)」「Y(イエロー)」の3種類、そして「K(ブラック)」の組み合わせで、あらゆる色の表現を可能にしています。
コラム:インクやトナーに「マゼンタ・シアン・イエロー」が使われる理由
それに対して、モノクロタイプは「K(ブラック)」。つまり、黒インクのみに対応した複合機だということです。
使っている複合機がモノクロタイプであれば、黒インクのみ対応していますが、そもそもカラータイプでも可能なのでしょうか。
印刷をモノクロにすればできそうな気がしますが、実はそれでは印刷できません。
ここでは、黒インクのみで印刷することにどのようなメリットがあるのかについて解説しています。
『黒インクのみで印刷可能』
通常、複合機は1色でもトナーが切れていると印刷ができません。
それは、印刷物が黒のみであった場合でも同じ。そのため、カラーインクが切れていても印刷できません。
その理由は、印刷物の色が黒のみでもカラーのトナーが減るため。複合機は印刷物が黒のみであっても、設定次第で黒以外の色も混ぜて印刷しています。
例えば、印刷色がグレースケールだった場合、実際にはカラー3色を使用して黒色を出しています。
また印刷品質を向上させるために、黒のみでなくカラーを混ぜていることから、カラー3色を使用して黒色を出していなくても消費されるところは特徴の1つ。印刷をモノクロにしても、黒インクのみで印刷不可能な理由はそのためです。
基本的にはカラータイプ複合機の場合は、黒インクのみで印刷することはできないということ。しかし、機種によっては可能です。
導入している複合機に「黒だけでモード」「黒だけで印刷」といった機能が搭載されていれば印刷できます。
『黒インクのみで印刷するメリット』
黒インクのみで印刷するメリットは、印刷コストが削減できることです。
カラートナーが消費されないことでトナーの節約ができるため、印刷コストの削減に繋がるということ。そもそも、前述したように複合機は1色でも切れていると印刷ができなくなります。
設定によって「黒だけでモード」「黒だけで印刷」の機能が活用できるため、積極的な節約ができるでしょう。
この場合、カラートナーが切れていても印刷可能なところはメリットといえます。
パソコンで簡単設定!複合機の「黒インクのみ」設定方法を解説!
「黒だけでモード」「黒だけで印刷」といった機能を使って印刷するにはどうすればよいのでしょうか。
ここでは、黒インクのみの複合機設定方法と、設定時に気を付けるべき内容について解説しています。
『トナー設定時の注意点』
黒インクのみの設定時には、下記のことに注意しなければなりません。
- 用紙設定は「コート紙」「フォト用紙」「光沢紙」以外を選ぶ
- 印刷設定は「きれい」「高画質」以外を選ぶ
- ページ設定は「フチなし全面」以外を選ぶ
高品質な印刷ができる用紙、もしくは印刷品質を高くしてしまうことでカラーを使う必要が出てくるため、黒インクのみで印刷はおすすめできません。
また、カラートナーのカートリッジを外してしまうと複合機が動かなくなるので注意が必要。さらに、黒インクのみだと印刷品質が下がってしまうことも理解しておきましょう。
『黒インクのみ設定の方法』
複合機における黒インクのみの設定は、原則パソコンで行います。
設定の手順はOSによって異なりますが、ここでは一般的な方法としてWIndows10での流れを紹介します。
- 「スタート」を選択する
- 設定からプリンターとスキャナーを選択する
- 設定したい複合機の管理画面からプロパティ設定を行う
- ユーティリティから「ブラックのみ」を選択する
最後は「OK」ボタンで決定すればすべて完了です。
さいごに|複合機の黒インクのみ設定でトナーを節約しよう!
今回は、複合機の黒インクのみで印刷する設定や具体的な方法について解説してきました。
使い方によってはトナーを節約できるため、コストパフォーマンスが上がる一方で、品質が低下する可能性があります。
ぜひ、用途に応じて設定を使い分けて、複合機のトナー設定を行いましょう。
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