複合機のグレースケール印刷とは?【モノクロ印刷との違い】
複合機のグレースケール印刷とは?
出典:同人誌印刷で知っておきたい基礎知識【カラー・モノクロ】
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グレースケールとは、黒と白の中間色(灰色)の事を指し256階調まであります。
階調とは色や明るさの濃さを段階ごと表したもので「黒の割合が90%、白の割合が10%の灰色」「黒の割合が80%、白の割合が20%の灰色」という様な灰色種類が256個あるイメージです。
複合機でグレースケールという言葉を使う場面としては、印刷とスキャンの時になりますが、グレースケールは色の濃淡が出来るので、黒と白しか使われなくても鮮明にデータの書き込みや読み取りが出来ます。
モノクロ印刷との違いは?
ここで疑問になるのが、モノクロ印刷とグレースケール印刷って何が違うの?という事です。
グレースケールは黒と白の間の「灰色」という色が存在するのに対し、モノクロ印刷は黒と白の2階調で印刷をしているのです。
例えば、「黒の割合が80%、白の割合が20%の灰色」を表現する場合には、「黒黒白黒黒黒白黒黒黒」という様に黒の間に白を挟んで灰色を表現します。
256階調のグレースケールと、2階調のモノクロでは印刷の滑らかさが違うのは一目瞭然です。
では何故、2つに分かれてのか?という疑問が出てくるのかと思います。
単純な考えとしてグレースケールがあるならそれでいいじゃんってなりますよね。
先ほど書いた通りモノクロはグラデーションが綺麗でないかわりに、情報が少なくてすむのでデータが軽くなります。
同じような印刷物を両者でスキャンした場合8倍程データ容量が変わってきます。
品質にこだわらないであればモノクロの方がより容量を多く保存できるのです。
ただ、これはあくまでもスキャンでの違いです。
印刷する場合はどちらもトナーの消費量は変わらないという結果がありますので、違いは微々たるものという事ですね。
単色カラーはグレースケールに出来ない
今までは黒と白の話でしたが、複合機には単色カラーと言って赤や青一色で印刷する機能があります。
先ほどの理論と一緒で単色カラーにもグレースケール機能が適用されますので、滑らかカラー一色の印刷物が可能です。
モノクロ印刷、フルカラー印刷、モノカラー印刷までは知っている方も多いのですが、単色カラー印刷というのも実はあるのですね。
あまり使う事もない機能だと思いますが、業務用複合機にはこの様な機能もあります。
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