複合機の前面給紙とは?背面給紙との違いについて解説!
複合機には、給紙するための方式が複数存在します。
本記事では、複合機の給紙方式ついて取り上げました。
ぜひ、最後までご覧ください。
目次
複合機における前面給紙とは?その特徴と背面給紙との違いを解説!
複合機はプリンターやコピー機、スキャナー、FAXなどの機能を一元的にまとめた複合的な特性を持ちます。
また複合機には、前面給紙と背面給紙の2つの方式が存在しますが、その違いについて分からない方もいることでしょう。
ここでは、前面給紙の特徴から背面給紙との違いについて解説しています。
『前面給紙の特徴』
複合機を前面(操作パネル側)からみると、用紙を入れるカセットがみれますが、そこから紙を送り込む方式を前面給紙と呼びます。
前面に用紙トレイがあるタイプの複合機をイメージすると分かりやすいでしょう。
用紙をトレイにセットして、トレイの位置を機械に合わせて複合機から印刷を開始します。
前面給紙の特徴としては、用紙のセットが簡単で用紙の交換もしやすいこと。また、用紙のセット位置が目に見えるため、用紙の枚数や種類を確認しやすいというメリットもあります。
一方で、場所をとるというデメリットがありますが、詳細については後述します。
『背面給紙との違い』
一方で、複合機の背面から紙を送り込む方式が背面給紙。用紙を後ろ側にセットして、印刷を開始します。
前面給紙とは構造上の違いから、用紙をセットする位置がまったく異なります。インクジェットプリンターをイメージすれば分かりやすいでしょう。
また、背面給紙では用紙トレイが不要で機械の場所をとりません。
しかし、用紙のセットが煩雑で用紙の枚数や種類を確認しにくいというデメリットがありますが、こちらについても詳細については後述します。
『前面給紙と背面給紙を用途別に使い分ける』
普段からオフィスで使用する用紙は前面給紙で十分対応できますが、厚紙や封筒を印刷したい場合など、オフィスの業務内容によっては、背面給紙を必要とするケースもあります。
例えば、厚紙や封筒は前面給紙では紙詰まりが起こることがあります。
また両面印刷を行う場合は背面給紙がおすすめですが、その理由としては、前面給紙では紙が折れ曲がってしまうことがあるため。ちなみに、複合機のドライバー設定で用紙の種類を設定することができるため、必要に応じて変更するのもよいでしょう。
用途に応じて適切な用紙種類を設定し、給紙方式を使い分けることで、印刷品質を向上させることができます。
さらに背面給紙は、用紙を1枚ずつセットする必要があるため、少量の印刷に適しています。大量の印刷を行う場合は、前面給紙を使用する方が効率的でしょう。
複合機における前面給紙のメリットとデメリットなどを紹介!
複合機で印刷トラブルを避けるためにも、用途に合わせた正しい取り扱いが必要です。
ここでは、メリット・デメリットについて紹介していますが、まずは下表にその概要をまとめました。
前面給紙 | 背面給紙 | |
メリット | ・用紙の交換が容易 ・大量印刷に向いている |
・コンパクトで場所をとりやすい ・厚紙や封筒にも対応している |
デメリット | ・設置するのに広い場所が必要 ・紙詰まりしやすい |
・用紙セットの手順が猥雑 ・大量印刷には向いていない |
『前面給紙のメリット』
前面給紙とは、用紙を機器の前面から給紙する方法ということについては前述したとおりです。
前面に用紙トレイがあり、そこに用紙をセットして印刷・コピー・スキャンなどを行います。
メリットとしては、下記のとおりです。
- 用紙のセットが簡単
- 多量の用紙を1度にセットできる
- 大量印刷に適している
また、この方式で印刷することで用紙が前面から出てくるため、印刷の仕上がりを確認しやすく紙詰まりも起こりにくいです。
一方で、用紙の厚さや種類によっては、前面給紙では紙詰まりが起こることがあります。
また、用紙が曲がったり、折れ曲がったりすることがあるため、両面印刷や厚紙などには適していません。
『背面給紙のメリット』
背面給紙は用紙を機器の背面から給紙する方法で、背面に用紙トレイがあり、そこに用紙をセットして印刷・コピー・スキャンなどを行います。
メリットとしては、下記のとおりです。
- 用紙が1枚ずつセットできるため、用紙の種類や厚さに制限がない
- 厚紙や封筒などにも対応している
- 用紙が直線的に進むため、両面印刷にも適している
一方で、用紙のセットが煩雑で、一度にセットできる用紙の量が限られているため、大量印刷には向いていません。
また、印刷物が前面ではなく背面から出てくるため、印刷の仕上がりを確認しにくいです。
さいごに|用途に応じて複合機の前面給紙を活用しよう!
今回は、複合機の前面給紙について解説してきました。
紙詰まりや印刷エラーなどのトラブルの原因をなくすためにも、機種のスペックと用途に応じた設定と使い方をすることが重要です。
オフィス業務の目的や用途に合致した複合機の給紙方式にて設定し、効率化を図りましょう。
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