複合機でZ折が可能!フィニッシャーと設定について解説!
オフィスの業務で、パンフレットやカタログなどの折り込みをしている企業もあることでしょう。
1台でさまざまなオフィス機器として使用できる複合機では、Z折のような複雑な折り方も可能。複合機で印刷した用紙を封筒に入れる場合、折り作業が必要となります。
本記事では、そもそもZ折とはどういった折り方なのか、また複合機でZ折ができる理由とその方法などについて解説しています。
ぜひ、最後までご覧ください。
目次
複合機でZ折が可能!その理由は?
複合機には、Z折ができる機種が存在します。
そもそも紙の折り方には、下表のようないくつのもの種類があります。
折り方 | 概要 |
二つ折 | 真ん中から直角に一回だけ折る |
内(巻き)三つ折 | 一枚を三面に分け、そのうち一面を内側に入れる |
外三つ折 | 一枚を三面に分け、それをZ字に折る |
観音折 | 一枚を四面に分けて両端の面を内側に折り、さらに中央でもう一度折る |
直角四つ折 | 一枚を縦横それぞれ二等分の四面に分け、二つ折りを二度繰り繰り返す |
外四つ折 | 紙面を山折りと谷折りで交互に折って四つに分ける折り方 |
巻き四つ折 | 四分割した紙面を端から順にと中に折り込んでいく折り方 |
蛇腹折 | 同じ方向にジグザグになるように折る折り方 |
DM折 | 二つに折ったあと、折り目が交差するように、巻三つ折する折り方 |
もっとも簡単な折り方が、単純に紙を半分に折った「二つ折」。しかし、二つ折で封筒に入らない場合には、三つ折や四つ折する必要があります
また、書類の内容や読み手に合わせて折り方が変わることもあります。
- 二つ折:案内文やカタログなど
- 内(巻き)三つ折:手紙や請求書など
- 外三つ折:請求書、納品書、給与明細など
- 観音折:折りパンフレットなど
また、折り方にマナーもあるそうです。
和封筒に入れる場合は三つ折が基本。さらに、洋封筒に入れる場合は四つ折りが基本だといわれています。
さまざまな折り方がありますが、そもそもZ折とはどんな折り方なのでしょうか。
詳しくみていきましょう。
Z折とは?
片袖折りとも呼ばれている折り方がZ折であり、複合機で設定可能。外三つ折と同じく、印刷面が見える形で、Zの字のように2回折ります。
一般的には、大きな図や表を冊子やバインダーに折って挟みこむケースで使用。Z折することで、挟み込む冊子などの2倍の大きさの用紙が折り込むことできます。
また、Z折して挟めば、広げて途切れることなく一覧でみることが可能です。
複合機でZ折ができる理由は?
複合機でZ折ができる理由は、複合機にフィニッシャーという機能が備わっているため。しかし、このフィニッシャーは、最初から複合機に備わっている機能ではありません。
フィニッシャーは、基本的に複合機のオプションとして機能を搭載する必要があります。
そのため、折り機能が備わっている複合機にフィニッシャーを導入しなければなりません。
また、前述したように、用紙にはさまざまな折り方があります。
フィニッシャーの種類によってできる折り方が異なるため、複合機でZ折をしたい場合には、折れる種類のなかにZ折がある種類を選びましょう。
複合機でZ折するフィニッシャーについて解説!
そもそもフィニッシャーとは何なのでしょうか。
ここでは、フィニッシャーの特徴や導入の際に複合機でやるべき設定について解説しています。
フィニッシャーとは?
コピーやプリントした用紙の印刷時に折った状態へと加工したり、部数単位でまとめてホッチキス留めやパンチ加工をしてくれる機能がフィニッシャーです。
コラム:複合機のフィニッシャーとは?【ステープル機能が使える!】
このフィニッシャーには、下記の2種類があります。
- インターフィニッシャー
- サドルフィニッシャー
インターフィニッシャーは、本体の内部に取り付けるタイプのため、導入しても大きな場所必要ありません。
一方サドルフィニッシャーは、本体に外付けで取り付けるため、取り付ける際には複合機の周囲に広いスペースを確保する必要があります。
しかし、広いスペースは必要ですが、備わっている機能が多い種類がサドルフィニッシャーです。
また、ホッチキス留めできる枚数もサドルフィニッシャーの方が多く、インターフィニッシャーは数枚程度しかできません。
ちなみに、サドルフィニッシャーは100枚綴じができる種類も存在します。
また、Z折などの折り作業機能もサドルフィニッシャーにしかありません。
複合機でやるべき設定は?
Z折の設定方法は、複合機によってやり方が異なります。
メニューの項目設定や機能設定にある「仕上げ」を選択し、そのなかにある「折り」で「Z折」で選ぶというのが主な設定方法。しかし、複合機の機種によって異なるため、取扱いには十分注意しましょう。
また、複合機と繋いでいるパソコンのOS環境によっても、設定のやり方が異なります。
さいごに|複合機でZ折ができる!
フィニッシャーは高価なオプションですが、導入すれば複合機が自動でZ折をしてくれるため、自分で折り作業をする必要がなくなります。
しかし、フィニッシャーによって折れる種類が異なり、そもそも折り作業の機能がない種類も存在します。
そのため、複合機の設定方法だけでなく、導入する際の互換性などは理解しておきましょう。
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