複合機でマグネットシートに印刷する方法とは?制作のアイデアを紹介!
複合機でマグネットシートに印刷する方法とは?制作のアイデアを紹介!
複合機は、さまざまな機能が搭載されており、多くの企業で利用されていると思います。
昨今では、ノベルティグッズの作成などでオリジナルデザインの物を検討しなくてはならない場面もあるかもしれません。
その際に、どのように考え実行したらいいか悩まないように、事前に下調べをしておきましょう。
この記事では、複合機でマグネットシートに印刷する方法について解説します。
目次
複合機でマグネットシートに印刷できる?
複合機でマグネットシートに印刷できます。
そもそも、オリジナルのマグネットシートを作成する機会が少ない可能性も考えられます。
マグネットシートは、素材によって印刷ができないかもしれません。
複合機から直接印刷する場合、インクジェットプリンターもしくはレーザープリンターがあり、それぞれのタイプに対応した素材を選びましょう。
まずは、上記の点について解説します。
マグネットシートとは
そもそも、マグネットシートとは一体どのようなものなのでしょうか。
マグネットシートは、磁力(マグネット部分)のあるシートです。
車の初心者マークなどで利用されているシーンがあり、一番身近かもしれません。
マグネットシートを貼り付けられる素材や場所の一例
- 鉄
- スチール
- 自動車
- ホワイトボード
- 黒板
- 冷蔵庫
ホームセンター、100円ショップなどで購入ができ、手軽に入手できます。
シートの厚みは、一般的に0.6mm〜0.8mm程度です。
ハサミやカッターなどで簡単に切れるため、自由にカスタマイズできます。
マグネットシートのメリットは次の点があります。
マグネットシートのメリット
- 磁石で貼り付けられる場所に貼り付けられる
- 用途に合わせて選べる
- シート状になっているためカットして自由に使える
現在、ホワイトボードや黒板シートなどもあり、磁石を貼れる場所が以外にも貼る場所を設けられる環境が整っているので、自由度が高くなっています。
また、シールなどとは違い、何度でも貼り直しが可能な点もメリットです。
マグネットシートを選ぶポイント
マグネットシートを複合機で印刷したい場合は、マグネットシートの表面が塩化ビニールになっているものを選ぶことがおすすめです。
そのほか、選ぶ時におすすめのポイントは下記となります。
- マグネットシートの厚み
- マグネットシートの吸着力
- マグネットシートに耐水性・耐光性がある
- 印刷専用のマグネットシート
また、「印刷専用のマグネットシート」を選ぶこともおすすめです。
印刷方式が選んだマグネットシートによって異なるため、購入前に必ず確認してください。
仮に、依頼してオリジナルマグネットシートを作成する場合は、上記のような特性のあるマグネットシートを選べる可能性もあります。
そのため、どのような用途でマグネットシートを利用するのか、しっかり検討することが大切です。
マグネットシート印刷方法
印刷方法 | メリット |
UVジェット印刷 |
|
シルクスクリーン印刷 |
|
オフセット印刷 |
|
オリジナルマグネットシートを業者に依頼して作成する場合は、次のような印刷方式があります。
それぞれ、どのような印刷方式なのか解説します。
UVインクジェット印刷
UVジェット印刷は、マグネットシート表面に直接インクを霧状に噴射してから、UVを照射してインクを固める印刷方法です。
インクを噴射する方法のため、グラデーションなど細かい表現もより精度高く仕上げられます。
UVインクジェット印刷のメリットは
- 印刷版を用意しなくていい
- 早めの納品が可能
- フルカラー、大判サイズに最適
という点。
小ロットでの注文が可能なため、バリエーションの異なるデザイン作成ができる点もおすすめです。
シルクスクリーン印刷
シルクスクリーン印刷は、印刷版に穴を空けてそこの穴からインクを通す方法です。
印刷版ひとつに付き一色の形となるため、何色かを使った印刷をする場合には費用と時間がかかってしまいます。
しかし、多種多様な素材に使用でき、曲面でも印刷が可能です。
シルクスクリーン印刷のメリットは
- 印刷版を一度作ってしまえば、何度でも印刷できる
- シンプルなデザインの時に最適
- 大量印刷で単価が安くなる
という点。
配布数が少なく、少ない色で作りたい時に最適の印刷方法です。
オフセット印刷
オフセット印刷は、化学反応を利用した方法です。
インクが乗る場所と、インクを弾く場所を作った印刷版を用意します。
マグネットシートに直接印刷はせず、紙などに転写をして、印刷する方法です。
オフセット印刷のメリットは
- 大量印刷に最適
- 大量印刷で単価が下がる
- 鮮明で綺麗な印刷ができる
という点です。
大量に印刷をしたい時や綺麗に仕上げたい時におすすめです。
複合機でマグネットシートを自作する方法
マグネットシートを複合機で作る場合は次の方法があります。
それぞれについて解説します。
インクジェットプリンター
インクジェットプリンターは、プリントヘッドからインクをマグネットシートに噴射する印刷方法です。
マグネットシートにデザインを噴射して再現できます。グラデーションなどの表現を綺麗に仕上げられるのでおすすめです。
複合機のインクジェットプリントの場合、液状のインクのため水に弱い性質があります。
そのため印刷してから、しばらく乾かさなくてはなりません。
また、屋外で使うことがある場合や水に濡れる恐れがある場合、念のため印刷してから表面に透明のフィルムを貼りましょう。
マグネットシートによっては、インクジェットプリンターで印刷できる素材のものもあります。
レーザープリンター
レーザープリンターは、静電気を帯びたドラムの上に樹脂の粉(トナー)を熱と圧力でマグネットシートの表面に定着させる方法です。
レーザーでドラムにデザインを起こし、電荷を弱めた時、トナーが付着するのでインクジェットプリンターと比較すると、水に強い特徴があります。
しかし、グラデーションの表現は苦手です。
その代わり、はっきりと表現したい時におすすめの印刷方法のため、文字などを印刷したい時にレーザープリンターを使用しましょう。
シールなどに印刷するパターン
マグネットシートに直接印刷する方法以外に、シールシートに印刷をしてマグネットシートに貼る方法があります。
シールシートの種類によっては、表面が紙でできているため、透明のラベルやフィルムを貼って保護しなくてはなりません。
紙に印刷することで作成できるため、マグネットシートに印刷できない複合機だった場合に作成できるひとつの方法です。
また、市販のマグネットシート作成キットを使用した作成方法もあります。
複合機でオリジナルマグネットシートを作成できる!
複合機には、レーザープリントができるもの、インクジェットプリントができるものとあります。
どちらの方法も使える複合機であれば、用途やデザインに応じたマグネットシートが作成できるのでおすすめです。
マグネットシートを自作する時に、ぜひご検討ください。
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