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複合機の適切な台数と配置は?目安やレイアウトなど解説!


オフィスの規模に見合った複合機の台数や配置について知りたい方もいることでしょう。

 

本記事では、複合機が設置できる適切な台数とその目安などについて解説しています。

 

ぜひ、最後までご覧ください。

 

 

オフィスに設置する複合機の台数の目安について解説!

オフィスに設置する複合機の台数の目安について解説!

 

オフィスの規模に見合った複合機の台数の目安を判断する方法としては、オフィスのレイアウトと稼働率で考える
2パターンが挙げられます。

 

それぞれについて、詳しくみていきましょう。

 

 

『レイアウトで考える』

オフィスの規模に見合った複合機の台数の目安を判断する場合、レイアウトから考えるとオフィスに設置できる複合機の台数が分かります。

 

オフィスで一般的に使用されている自立タイプの複合機はサイズが大きいため、まとまったスペースがなければ設置できません。

 

以前よりも小型化されていますが、平均約60〜70cmの幅と奥行きがあるため、それ以上の広さのスペースが必要です。

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また、オフィスのレイアウトは、建築基準法など守らなければいけない基準をもとにして考えなければなりません。

 

例えば居室の面積が200m²(地下の場合100m²)を超えるオフィスでは、通路幅を120cm以上確保することが、建築基準法施行令第119条で規定されています。

 

つまり、居室の面積が200m²を超えるオフィスの場合は、デスクとの間に120cm以上の通路幅が確保できなければ複合機を設置できないということ。また、設置できるスペースだけでなく、従業員の動線のことも考えなければなりません。

 

従業員の動線を塞ぐところに複合機を設置すれば業務に支障が出るだけでなく、災害や火災時の避難が困難になってしまいます。

 

従業員の動線を塞ぐことなく十分な作業スペースを確保するのなら、複合機とデスクとの間に105〜120cm程度の幅が確保できるレイアウトにしましょう。

 

さらに複合機は、下記のような場所に設置することはおすすめしません。

 

  • 直射日光が当たる場所
  • 床が水平ではない場所
  • 湿気の多い場所

 

設置できる場所のなかでも従業員の動線を塞がない、そして十分な作業スペースが確保できるデスクとの距離で、複合機の設置場所をレイアウトすることを心掛けることが重要。

 

このような考え方をすることによって、設置できる複合機の台数の目安が判断できるでしょう。

 

 

『稼働率で考える』

多くの台数の複合機が設置できるスペースがオフィスにあったとしても、業務に見合っていない台数を設置するのはおすすめしません。

 

その理由は、複合機の導入にかかるコストは安くはなく、維持・管理にも費用がかかるため。

 

またオフィスにおける電気使用量のうち、複合機などのOA機器における電気使用量の一定程度の割合を占めていることから、無駄なコストを省くためだけでなく省エネやCO2削減の観点からも、できるだけ会社の規模に合った台数にするべきです。

 

会社の規模に合った台数を判断するのに、判断の基準となるのが複合機の稼働率です。

 

一般的に稼働率とは設備の生産能力に対してどのくらい生産できたかを示す指標のことで、計算方法は下記のとおりです。

 

[稼働率]=実際に生産した量÷本来生産可能な量×100

 

例えば、 1日100個作れる設備で40個の製品を作った場合の稼働率は40%。もし100個を超えて、1日に120個も製品をその設備で作っていれば稼働率は120%です。

 

ただし、これは工場設備での稼働率の計算方法です。環境省の「環境に配慮した OA 機器の調達に関するガイドライン(案)」では、プリンタやコピー機、複合機といったOA機器は上記の計算方法ではありません。

 

[OA機器の稼働率]=月間出力枚数/(1分間当たりの出力枚数×60 分×7時間×20日)

 

このような方法で計算しています。

 

このガイドラインによると、最適配置の目安となり得る複合機の適正な稼働率は3%〜7%。現在、設置している複合機の稼働率を計算して、稼働率が3%以下の場合は過剰状態のため設置台数を減らすことをおすすめします。

 

一方で、稼働率が7%以上の場合は、台数が不足している状態といえるため設置台数を増やしましょう。

 

 

 

活用シーンで複合機を設置!目安とする台数について解説!

活用シーンで複合機を設置!目安とする台数について解説!

 

複合機が有線LAN、無線LANの違いでも設置する複合機の台数の目安や配置場所が変わります。

 

ここでは、有線LANの場合と無線LANの場合、それぞれの設置する台数の目安や配置場所を解説します。

 

 

『有線LAN』

有線LAN接続とは、ルーターもしくはハブと複合機をLANケーブルで接続すること。複合機を有線LANすると、下記のようなメリットがみられます。

 

  • 通信速度が速い
  • 通信が安定する
  • トラブルが発生したとき原因が把握しやすい

 

しかし、複数の複合機をLANケーブルで接続する場合、ルーターやハブも複数の台数が必要となりLANケーブルも複数必要。

 

複合機と接続するルーターとハブが何台あるか、またルーターにLANコネクターの数がいくつあるのかによって、設置できる複合機の台数の目安が変わります。

 

そもそも有線LAN接続での複合機が設置できる場所は、LANケーブルが届く範囲です。繋いでいるLANケーブルが、従業員の動線を塞がないように注意しましょう。

 

 

『無線LAN』

設置しているルーターが無線LAN(Wi-Fi)対応機器であれば、複合機を無線(Wi-Fi)接続できます。

 

無線LAN接続であれば、LANケーブルの長さや配線のことを気にしなくてもよくなるため、ケーブルオフィスのどこでも複合機の設置が可能。

 

ただし、接続する場所が無線LANルーターなどの親機から遠かったり、障害物があっりすると接続できないことがあるため、そうした場所は避けて設置することをおすすめします。

 

そもそも無線LAN接続であれば、ルーターのLANコネクターの数も気にしなくてよいですが、無線LANルーターは機種によって同時接続できるデバイスの台数の上限が異なります。

 

そのため、設置しているルーターの接続台数制限以上の台数の複合機は設置できません。

 

また、有線LAN接続とは異なり、ルーターと接続する複合機の台数が増やせば通信速度と安定性が低下してしまうため注意しましょう。

 

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さいごに|複合機の適切な台数の目安を把握しよう!

さいごに|複合機の適切な台数の目安を把握しよう!

 

今回は、オフィスの適切な複合機の設置台数やその目安についての考え方などについて解説してきました。

 

オフィスの規模や用途によって異なるため、最適な配置にして円滑な業務が行えるよう環境を整えることが重要。ぜひ本記事を参考にして、複合機の適切な台数の目安について理解しましょう。

 

 

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業界歴10年以上の生粋の複合機営業マン。勤めていたOA機器会社のあまりの悪徳営業っぷりに嫌気がさし「株式会社じむや」を設立。 複合機業界の赤裸々なコラムを発信し続け、価格崩壊を招いた張本人。 競合他社から2週間に1回はクレームが入る程の激安正直価格で複合機を全国にリース販売しています。

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