複合機の変倍とは?用途や操作方法についても解説!
複合機には変倍機能が搭載されており、自動的に用紙サイズを変えることができます。
本記事では、複合機における変倍の用途や操作方法について解説しています。
ぜひ、最後までご覧ください。
目次
複合機の変倍機能とは?用途について紹介!
複合機には、その名称通りプリンターやコピー、スキャン、FAXといった事務機器の機能が、1つの機器に搭載されています。
また、活用することで、さらに複合機が便利に使える便利機能も複数備わっています。
そんな複合機が便利に使える機能の1つに変倍機能が挙げられますが、そもそも変倍機能とは、一体どういった機能なのでしょうか。
ここでは、複合機の変倍機能がどんなことに使えるのかについて解説しています。
『変倍とは』
「変倍」は「へんばい」と読みます。
複合機には、取り込んだ画像・文字を拡大/縮小する機能が搭載されています。
画像/文字の拡大・縮小での取り込みや、取り込んだデータを拡大/縮小してコピーするのに、もとのデータとどう拡大・縮小するかの比率を選べます。
ちなみに、データとの拡大/縮小で、画像/文字の縦と横の長さの比率を変えないのが等倍。縦と横の長さの比率を変えるのが変倍です。
つまり、縦3センチ、横3センチの画像を縦6センチ、横6センチという縦横同じ2倍比で拡大するのが等倍。縦6センチ、横5センチといった、縦と横の倍率を変えるのが変倍ということです。
『複合機における変倍の用途』
複合機の拡大/縮小機能は、もとのデータよりも大きく/小さく取り込みたいときやコピーしたい場合に活用できる機能です。
用途としては、下記のとおりです。
- 画像/文字を変わった感じで表現
- もとのデータの縦/横のどちらかの長さが長すぎるか短すぎるのを修正
- 文字を1ページもしくは1行に収める
また、等倍だと決められた行数やページに収められませんが、どちらかの長さを修正したら収められるようなケースで変倍が活用できます。
複合機で変倍する際の注意点は?操作方法についても解説!
活用できることが多い複合機の変倍機能ですが、どうやったら使えるのでしょうか。
ここでは、変倍機能の操作方法について解説しています。
また、複合機で変倍する際に注意が必要となることがいくつかあるので、それについても紹介します。
『変倍の注意点』
画像/文字を拡大すると、元より画質が悪くなりやすいです。
どの程度大きくしたかによりますが、基本的にサイズを大きくすればするほど、画質が悪くなります。
理由は、拡大機能はもとのデータを引き延ばして大きくするため。そして変倍は等倍よりも画質がもとよりも悪くなる可能性が高いです。
しかも変倍は、もとのデータよりも縦だけ/横だけ長く/短くなるため、画質が悪くなりやすいだけでなく画像/文字のイメージが変わってしまうでしょう。
特に画像は見た目に違和感が出てしまう可能性がありますし、文字は文字組みが崩れてしまうため注意が必要です。
変倍は縮小しても画像の見た目の違和感や文字の文字組み崩れが起きてしまうため、前述した用途のためでなく単に拡大/縮小をしたいだけなら等倍で行うのをおすすめします。
また、印刷ズレや端切れなども起こりやすいため、そういった点にも注意しましょう。
『変倍の操作方法』
複合機における変倍の操作方法は、メーカーや機器によって異なります。
下記に、一般的な複合機における変倍の操作手順をまとめました。
- 原稿を複合機にセットする
- 操作パネルのコピーを押す
- 倍率設定で縦横比倍率の個別変更を選ぶ
- 1%単位で縦横の倍率を指定する
前述したように、本来、変倍とはもとのデータの縦と横の倍率を変えること。一方で、等倍は縦横の比率を変えないで拡大/縮小することです。
今回まとめたのは、変倍における操作方法です。等倍とは異なりますので、取り扱いには注意しましょう。
複合機などの事務機器では、もとのデータと縦横比率は同じのままでサイズだけ変更してコピーする場合も変倍コピーと呼んでいます(サイズ変更せずにコピーするのが等倍コピー)。
縦横比率は同じのままでサイズのみ変更する変倍を行いたい場合は、上記手順の3の倍率設定で自動倍率か固定倍率を選べばできます。
変更するサイズが決まっているなら「自動倍率」、一方でサイズを少しだけ変えたいなら「固定倍率」がおすすめ。
ちなみに、縦横の比率を変えたいなら「縦横比倍率の個別変更」を選んで変倍を行うとよいでしょう。
しかし、複合機のなかには「縦横比倍率の個別変更」が選べない機種もあります。
複合機における変倍についての取り扱い方法がいまいち分からない場合は、取扱説明書で確認するか専門業者に問い合わせて対処してください。
それでも解決しない場合はぜひ、株式会社じむやにご相談ください。
さいごに|複合機の変倍機能を使いこなそう!
今回は、複合機における変倍について、その用途や使い方、取り扱い時の注意点について解説してきました。
サイズに違いがある用紙を揃える際に便利な機能です。
この機会にぜひ、複合機の変倍機能を活用してみてはいかがでしょうか。
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