複合機の名刺印刷の機能とは?やり方を解説!
複写機やプリンター、イメージスキャナ、ファクシミリなどの機能が1つにまとめられている事務機器である複合機。
備わっている機能は機種によってさまざまで、なかには会社員が仕事をするうえで必要な名刺を印刷できるものも存在します。
しかし、複合機の名刺印刷機能を活用できていない、もしくは方法が分からないという方もいるのではないでしょうか。
本記事では、活用した方がよい複合機の印刷機能について、方法やメリットなどについて解説しています。
ぜひ、最後までご覧ください。
目次
複合機で名刺印刷が可能!その方法とは?
すべての複合機の機種で名刺印刷ができるということではありませんが、せっかくその機能が備わっているのに気付いていないという方もいるようです。
また、名刺印刷の機能は知っていても、そのやり方が分からないという方もいることでしょう。
ここでは、複合機の名刺印刷とはどういった機能なのか、また印刷するにはどうすればよいのかを紹介しています。
それでは、詳しくみていきましょう。
『名刺印刷の機能』
複合機における名刺印刷機能とは、その名のとおり、紙に名刺作成ソフトやアプリを使って自身でレイアウトした仕様で印刷できる機能のこと。
一般的には、名刺用紙に「氏名」「住所」「職業」「身分」などの情報が記載されているものを名刺と呼びます。
自己紹介の一環や職業上の儀礼のために手渡すため、日頃から初対面の方と出会う機会がある職種の方は、常時ある程度の枚数の名刺を持ち歩いておく必要があります。
インクジェットプリンターを使っても名刺印刷はできますが、複合機を使えば短時間で多くの枚数の印刷ができるのでとても便利。
しかし、複合機の搭載機能として、すべてに名刺印刷機能があるということはあり得ません。
複合機の対応用紙が、名刺サイズや名刺用紙の厚さに対応していれば、印刷することが可能。ちなみに、一般的な名刺サイズは4号(55mm×91mm)です。
また、その他のサイズと厚さを下表にまとめました。
名刺のサイズ | 名刺の厚さ |
|
|
複合機で名刺印刷のやり方
複合機で名刺印刷をするやり方には、2つの方法があります。
『名刺サイズの用紙に対応している複合機で印刷する場合』
1つ目は、前述した名刺のサイズ用紙に対応している複合機で印刷する場合。下記の方法で、名刺印刷ができます。
- ソフトやアプリを使ってレイアウトを作成
- 必要枚数の用紙を用意
- トレイに用紙をセット
- 1枚ずつ印刷する
『名刺サイズの用紙が非対応の複合機で印刷する場合』
もし、名刺のサイズの用紙に非対応の場合でも、名刺として使用できる厚さの用紙に対応していれば印刷が可能。手順は、下記のとおりです。
- ソフトやアプリを使ってレイアウトを作成
- 1枚の用意に複数の名刺を印刷するよう設定
- 必要枚数の用紙を用意
- トレイに用紙をセットして印刷
- ナイフと定規でカット(名刺カッターを使うと簡単)
また、NECシリーズの複合機のように、1枚の用紙に複数のページを均等に割り付けてプリントする「N-Up印刷」を使うという方法もあります。
複合機で名刺印刷するメリットを紹介!
複合機で名刺印刷することのメリットは、下記の3つです。
- 手軽さ
- 経費削減
- 柔軟な対応
それぞれのメリットについて詳しくみていきましょう。
『手軽さ』
名刺印刷の業者へ依頼するには、手間がかかります。
まず、最初に見直しをした場合、依頼業者を選定しなければなりません。
また、依頼する業者が決まってもレイアウトの打ち合わせや確認など、名刺が印刷されて届くまで長い時間がかかります。
複合機を使って自作すれば、そうした手間がかからず、手軽に名刺が作れます。
『経費削減』
業者に依頼するよりも、複合機で印刷すれば名刺を安く作ることが可能。業者依頼だと、印刷費用に加え台紙代もかかります。
印刷費用は、モノクロかカラーか、また片面か両面印刷かによって変わってきます。
さらに、台紙代も印刷する紙の種類によって異なり、レイアウトから作成を依頼していた場合にはデザイン費も必要。複合機で名刺印刷をしても、トナー代や台紙代はかかりますが、業者依頼よりかは経費削減できます。
『柔軟な対応』
会社員の場合、部署の変更などで名刺内容に修正が必要な場合があります。
そうした場合に、即時対応できるのもメリットの1つ。また、会社支給の名刺では「取引先にインパクトが足りない」と日頃から感じている方は、自分だけのオリジナル名刺で取引先などにアピールできます。
名刺印刷のデメリット
複合機での名刺印刷には、下記のようなデメリットがあります。
- 用紙が詰まりやすい
- 印刷がすれる
『用紙が詰まりやすい』
名刺用の紙は厚いため、印刷中に紙詰まりを起こす可能性があります。
最初は良くても使用頻度が高いと給紙ローラーが摩耗し、どんどん劣化していきます。
保守契約をしていて無料だとしても、わざわざメンテナンスを呼ぶのはめんどくさいです。
『印刷がずれる』
一度正しい設定を覚えてしまえてばそうでもありませんが、最初は印刷がずれて、ロスが発生しやすいのもデメリットといえます。
名刺印刷自体、日々印刷するものではなく一度に大量に印刷するか、外注した名刺が足りなくなった時の応急処置という使い方が多いと思います。
その為、設定ミスによる印刷ずれは多いでしょう。
さいごに|複合機で名刺印刷しよう!
用紙に対応している複合機であれば、名刺印刷ができます。
レイアウト作成や用紙のカットなど手間がかかることもありますが、名刺作成の手助けをしてくれるソフトやアプリも存在します。
また、名刺カッターといった便利なアイテムもあるため、複合機で名刺印刷が備わっている場合はぜひお試しください。
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