複合機の給紙トレイを増設するメリットとデメリットを徹底比較!
複合機の給紙トレイを増設すると、どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。
本記事では、給紙トレイの増設についてメリットとデメリットを比較してみました。
ぜひ、最後までご覧ください。
目次
複合機の給紙トレイって何?増設するメリットを解説!
複合機で印刷を行う場合、印刷する枚数が複数枚でも給紙トレイを使えば、用紙を1枚ずつ手差ししなくても済みます。
給紙トレイは、複合機に用紙をセットするための部品です。
1度に多くの用紙をセットできるようになっており、1枚ずつ自動的に給紙するオートシートフィーダーが備えられているため、印刷の際に給紙トレイを選んでおくと印刷に使用する用紙を自動で複合機内に送ってくれます。
メーカーや機種によっては、搭載されているのが給紙カセットであることがありますが、呼び方が違うだけで同じものです。
この給紙トレイは、機種によって搭載数も違っており、3~4段の機種もあれば1~2段ある機種もあります。
しかし、実は1段しかついていない機種でも増設すればトレイの数を増やすこともできます。
ここでは、複合機に給紙トレイを増設することで、どんなメリットがあるのかを解説しています。
『給紙の回数を減らせる』
印刷する枚数が複数枚でも給紙トレイを使えば、1枚ずつ手差しする必要はありません。
ただし、給紙トレイにセットできる枚数には限界があります。
どれぐらいの枚数がセットできるかは機種によって異なりますが、標準トレイのセット枚数の多くても500枚程度です。
そのため、印刷数が500枚程になったらトレイに給紙しなければなりません。
しかし、増設してトレイの数を増やしておけば、複合機にセットしている用紙の数が増えることになるため給紙の回数を減らすことができます。
『用紙の種類を増やせる』
トレイには同じ種類の用紙しかセットできません。
A4とB5用紙をセットしていても、自動給紙で他の用紙に印刷を行いたい場合、トレイにセットしているどちらかの用紙を交換する必要があります。
そして交換したら、セットした用紙に設定変更をしておかなければなりません。
トレイを増設しておけば、種類の異なる用紙をいくつも複合機にセットしておけます。
毎回用紙を交換しなくてもよくなり、交換する度に設定変更をしなくてもすぐに印刷できるようになるため、利便性が向上して時間的なコストの削減も期待できるでしょう。
複合機の給紙トレイ増設にデメリットはある?
複合機のトレイを増設すれば、給紙の回数を減らすことができますし、複数の種類の用紙をすぐに印刷することができます。
しかし、よいことばかりではありません。
トレイ増設でのデメリットもあるため、留意しておきましょう。
『コストがかかる』
複合機のトレイ増設は外部オプション追加になるので、それなりにお金がかかります。
時間的なコストは削減できるかもしれませんが、金銭的なコストがかかってしまうのです。
『スペースが必要になる』
増設によって利便性は向上しますが、それに伴って本体サイズが直接的な影響を受けてしまいます。
その影響とは複合機の本体サイズの増大です。
トレイを増設した分、本体サイズが大きくなってしまうので、今までの場所では設置できなくなってしまう可能性もあります。
その場合、新たな設置スペースが必要となってしまいます。
複合機の給紙トレイ増設が必要ではないケースってどんなとき?
メリットだけでなくデメリットもあるため、増設するかは慎重に判断するべきです。
もし、現在の複合機の使用状況が下記のようなケースであれば、トレイ増設はおすすめしません。
- 1~2種類のサイズの用紙しか使用していない
- 印刷倍率を変えれば今トレイにセットしている用紙で対応できる
- 1度に複数枚の印刷をあまり行っていない
頻繁に印刷を行っているのが、A4用紙だけとかであれば今搭載している数で十分。トレイにセットしていない種類の用紙に印刷を行うのが時々ならば、わざわざ増設する必要はないでしょう。
また、印刷倍率を変えることで、現在セットしている用紙での対応が可能です。
その種類の用紙を必ず使用しなくてはいけないというのでなければ、現在セットしている用紙で対応するという方法もあります。
さらに、1度に複数枚の印刷をあまり行っていないというのであれば、そもそもトレイからではなく手差しで印刷を行うと効率的です。
さいごに|複合機の給紙トレイ増設はニーズに合わせて判断しよう!
今回は、複合機の給紙トレイの増設についてメリットとデメリットを比較しました。
給紙トレイの増設は印刷の効率を向上させてくれますが、コストやスペースの問題も発生します。
ビジネスニーズに合わせて、必要であるかどうかを検討してください。
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