リース物件の複合機の譲渡は可能?【再度審査があるが可能】
目次
リース物件の複合機の譲渡は可能?
結論から書きます。可能です。
しかし、リース物件を譲渡するという事は、毎月の請求も引き継ぎという事になります。
そうなった場合には新しく譲渡する会社のリース審査をしなければいけません。
もしリース審査もなく譲渡が出来てしまったら相手がブラックだった場合に、利益の回収リスクが発生しますからね。
これが現金購入で既に自己所有の場合は特に引き継ぎ審査がある訳ではないので、物件の動きを制限したくないのであれば現金購入で複合機を導入してもいいかもしれませんね。
リースの場合はどうしても「借り物」ですので、いろいろな制限があるのです。
また、変更依頼は代理店ではなく、リース会社に直接依頼しましょう。
カウンター料金の名義替えも必要
先ほど、譲渡する場合はリース審査があると書きましたが、複合機にはカウンター料金という費用も発生しますが、こちらの料金を払う事でメーカーとの保守契約が可能となっており、この名義変更も必要となります。
しかし、こちらはリースとは違い審査がありませんの直ぐに変更が可能です。
逆に元のリース借主がリースだけ変更して安心していると、カウンター料金の請求が来てしまうという事になりかねませんのでしっかりと変更しておきましょう。
相手方の署名捺印が必要で、代理店かメーカーに相談しましょう。
譲渡する時の注意点
先ほど書いた通り「リースの審査」「カウンター料金の名義変更」というのは絶対にしなくてはいけないものですが、もう一つ気を付けたい事があります。
それは移設にかかる費用です。
私のお客様はスタートアップの企業が多いので、導入したはいいものの必要なくなったという方が少数ではありますが、いらっしゃいます。
その時に「知り合いにタダであげる」または「格安で譲ってあげる」と言っている方も何名かいらっしゃいましたが、気を付けたいのが複合機の移設費用です。
複合機の重量は100キロを超えますので、移設費用だけでも数万円、別の企業なら設定も必要なのでさらに2・3万円という金額が発生します。
相手方に無料であげると言ってて、この様な費用が発生すると「タダとか言いつつ、移設費用で金抜いてるんじゃないか?」と疑われて関係が悪化してしまう可能性もありますので気を付けましょう。
また、複合機の移設はピンポイントで日程を決める事が難しく、常に忙しい方だと日程がいつまで経っても決められず、販売店側のクレームならまだしも、元の借主にも催促されかねませんので覚えておきましょう。
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