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複合機のリスク管理の重要性!耐火性をあげることはできるのか!?

自然災害が日本各地で猛威を振るう昨今、みなさんのオフィスではリスク管理はできているでしょうか。

 

本記事では、複合機のリスク管理と耐火性をあげるためにできることを解説していきます。

 

ぜひ、最後までご覧ください。

 

複合機の耐火性は?精密機械は高温に弱い!?

複合機の耐火性は?精密機械は高温に弱い!?

 

自然災害による被害が日本各地で頻発していますが、こうした自然災害以外にもオフィスにはさまざまなリスクが潜んでいます。

 

そのリスクのひとつが火災です。

 

東京消防庁の発表によると、オフィスでの火災の発生原因の大半は電気火災とのこと。オフィスで火災が発生すれば、パソコンや複合機に保存されている機密書類やデータが損失してしまう可能性もあります。

 

そのため、万が一のことが起きた場合に備えて機器の耐火性を知っておいた方がよいでしょう。

 

事務機器は動くのに電気を必要とするため、電気火災の原因となりやすいです。

 

特に複合機は、最大時に1,100~1,500Wの電力を必要とします。

 

また、よほどのことがないと動かさず電源プラグを長期間コンセントに差し込んだままにしておくことが多いため、機器内やプラグとコンセントの隙間に埃が溜まりやすく、漏電による発火に繋がる可能性もあります。

 

そのうえ、複合機は耐火性が高いとは言えません。

 

機器の素材としてプラステックが多く使われていることが、耐火性が高くないと言える理由のひとつです。

 

複合機に使われている素材のなかで、もっとも使われているのが金属とプラスチックで、金属は主に内部の機能部品に使われています。

 

一方、プラスチックは、カバーなどの外装部品や給紙トレイなどの内装部品、さらに内部ユニットにも使われており、重量比で1台の複合機に約20〜30%のプラスチックが使われています。

 

このプラスティックは、安価で加工性に優れている素材ではありますが、とても燃焼性が高いという特徴も持っています。

 

火災を起こしやすく、しかも燃焼性の高い素材が多く使われている複合機は、さらに熱自体にも弱いです。

 

理由は、複合機のような精密機械が熱に弱い理由は、内部の電子部品が高温に弱いため。複合機が原因でない火災がオフィスで起きてその火災で複合機が燃えなくても、火災によってオフィス内が高温になっていれば、複合機に保存していたデータが破損もしくは失われてしまう可能性があります。

 

 

複合機の使用において耐火性を高めるためにできること!

複合機の使用において耐火性を高めるためにできること!

 

火災の原因になりやすく、燃えやすく、しかも熱にも弱い複合機。リスク管理のためには、複合機の耐火性を上げるべきですが、耐火性が低い理由を改善するのは難しいので、複合機そのものの耐火性を上げることはできません。

 

しかし、複合機そのものの耐火性を上げることはできなくても、複合機の使用においての耐火性は高めることは可能です。

 

例えば、複合機が原因での火災の発生リスクを下げれば、複合機の使用においての耐火性を高めることになります。

 

その方法について、詳しくみていきましょう。

 

 

『適切な設置場所を選ぶ』

火災の発生リスクを下げるために、まず重要となるのが設置場所です。

 

コンロやストーブといった発火や、熱によって発火を引き起こしやすいものの近くには設置しないようにしましょう。

 

さらに、湿気の多い場所も避けた方がよいです。

 

機器内やプラグとコンセントの隙間に溜まった埃が発火するのは、その埃が空気中の湿気を吸収して湿ったことで漏電が起こるためです。

 

湿気の多い所は、複合機内や電源周りで漏電が起きやすくなるので避けましょう。

 

 

『定期的なメンテナンスを行う』

複合機は、精密な機器が数多く搭載されているので、ほんの少しの出来事で不具合が発生してすることがあります。

 

そして、その不具合が火災を引き起こす原因となることも少なくありません。

 

不具合の発生頻度を下げるためにはメンテナンスを定期的に行うようにした方がよいでしょう。

 

定期的なメンテナンスをしておけば、火災だけでなく故障も防げます。

 

 

『適切な使用を心がける』

使用においての耐火性を高めるには、適切に使用することも大事です。

 

例えば、電源から距離があるため、延長コードを使って繋げているケースもあるでしょう。

 

しかも、そのコードは適当に選ぶと大変危険。大容量の延長コードもあり、複合機は最大時には1,100〜1,500Wの電力を必要とするため、大容量タイプでもギリギリです。

 

コードの定格容量を超えていると、コードやコンセントが異常発熱し、火災につながる恐れがあります。

 

たこ足配線をしないというのは当然ですが、延長コードは使わずに直接コンセントに繋ぐようにしてください。

 

 

『暖気モードを利用する』

寒い時に発生しやすい結露。寒い時には複合機内にも結露が発生しやすくなります。

 

その結露も漏電による発火の原因です。

 

内部に結露が発生すると故障の原因ともなるため、複合機のなかには結露防止のための暖気モードというのが搭載されているものもあります。

 

暖機モードとは、機械の内部の一部を温めることで結露の発生を防止する機能。寒い時期や、夏にエアコンをガンガンにかけているオフィスで複合機を使う場合には、暖気モードの利用をおすすめします。

 

 

さいごに|複合機の安全な利用こそが火災トラブルを防ぐ!

さいごに|複合機の安全な利用こそが火災トラブルを防ぐ!

 

今回は、複合機の耐火性とリスク管理についてまとめてきました。

 

精密機械である複合機は、高温にさらされると正常に機能しなくなる可能性があります。

 

具体的な耐火性能を知りたい場合、各メーカーの仕様書や取扱説明書をご確認いただくか、直接メーカーに問い合わせてみてください。

 

 

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業界歴10年以上の生粋の複合機営業マン。勤めていたOA機器会社のあまりの悪徳営業っぷりに嫌気がさし「株式会社じむや」を設立。 複合機業界の赤裸々なコラムを発信し続け、価格崩壊を招いた張本人。 競合他社から2週間に1回はクレームが入る程の激安正直価格で複合機を全国にリース販売しています。

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