複合機6,900円以下

複合機ってどんな材質で出来ている?各メーカーの取り組みについても紹介!

複合機は、金属やプラスチックなどさまざまな材料が使われています。

 

本記事では、複合機の材質について解説しています。

 

ぜひ、最後までご覧ください。

 

複合機で使われている素材とは?材質についても解説!

複合機で使われている素材とは?材質についても解説!

 

複合機には、金属やプラスチックだけでなく、ガラスやゴムなどのさまざまな材料が使われています。

 

そして、その材料として使われている金属とプラスチックは、材質の異なるいくつかの種類があります。

 

ここでは、複合機はどんな材料で構成されているのか、そして、それらの材質はどんな特徴がある材質なのかを解説しています。

 

 

『複合機を構成する素材』

プリンターやイメージスキャナー、コピー機、ファックスといった複数の事務機器の機能を持っている複合機は、搭載されている機能だけでなく構成する素材と材料も複数使われています。

 

複合機を構成する素材・材料のなかでも、もっとも使われているのが金属とプラスチック。金属は主に、内部の機能部品に使われています。

 

一方で、プラスチックは多岐にわたって使われています。例えば、カバーなどの外装部品や内装カバーや給紙トレイなどの内装部品だけでなく、定着ユニットや光学ユニットといった内部機能部品にも使われているところは特徴的です。

 

重量比で、1台の複合機に約20~30%のプラスチックが使われています。

 

 

『材質の特徴』

複合機を構成する素材・材料のなかで、もっとも使われているのが金属とプラスチックということですが、一体どんな材質が使われているのでしょうか。

 

そもそも材質とは、その素材・材料が持っている性質のことです。

 

実際、複合機に使われている金属で多いのが鉄とアルミと銅。鉄は、他の金属元素を加えたり、熱処理を行うことによって、その強さや硬さや性質を自由に調節することができる材質の金属です。

 

加工がしやすいという材質が特徴のため、複合機のさまざまなところで使われています。

 

また、銅とアルミニウムも加工のしやすさが特徴の金属。導電率と熱伝導率が高い材質であることから、その特徴を利用した部分に使用されています。

 

さらにアルミニウムは、コスト面だけでなく、軽量性にも優れている材質の金属です。

 

一方、プラスチックも、複合機にはさまざまな材質が使われています。

 

プラスチックは多くの物質からできていて、その物質の配合の割合を変えることで性質が変化するのが特徴的。その特徴を活かして、カバーなどの外装部品には強度の強い材質が、定着ユニットのような高熱になる部分に使われています。

 

 

複合機の素材(材質)を守るには?各メーカーの取り組みを紹介!

複合機の素材(材質)を守るには?各メーカーの取り組みを紹介!

 

複合機に使用されている材料は、基本的には数に限りがあるものばかりです。

 

例えば、金属は地球が誕生から現在までの長い期間に作りだした物質ですので、無限に採れるということはありません。

 

そのため数に限りがあり、しかも再生や修理が難しい材料でも再資源化し、複合機の素材を守る取り組みを各メーカーは行っています。

 

特に再資源化しやすい金属やガラスとは違い、さまざまな配合で作られ多種多様な性質を持っているプラスチックは再資源化が難しいといわれてきました。

 

しかし、メーカーのなかには難しいとされてきたプラスチックの再資源化への取り組みを行っているところもあります。

 

ここでは、下記の複合機大手メーカーの取り組みを紹介します。

 

  • キャノン
  • リコー
  • シャープ

 

詳しくみていきましょう。

 

 

『キャノン』

キャノンは、最初から再資源化をしやすい性質のプラスチックを使用することで、複合機の素材を守る取り組みを行っています。

 

最初から再資源化をしやすい性質のプラスチックとして、バイオマスプラスチックが用いられているところが特徴的。

 

このバイオマスプラスチックには植物などの再生可能な有機資源が原料として使用されています。

 

そのため、再資源化しやすいというだけでなく、CO2増加の抑制や石油資源の消費量節減などの環境負荷の低減に有用とされています。

 

植物原料由来のプラスチックは強度などの性質に課題がありましたが、東レ株式会社との共同開発によって複合機の外装部品にも使用可能な材質の開発に成功しました。

 

 

『リコー』

リコーでは、2016年から市販回収材(プラスチック製包装容器や家電製品のプラスチックなど)を原材料にした、繰り返し使える性質のプラスチックを複合機の材料として使用しているところは特徴的です。

 

例えば、リコーの複合機「RICOH IM C6010」では、重量比で本体の総樹脂量の約50%に再生プラスチックと呼んでいるこのプラスチックが内装・外装部品で使用されています。

 

また、複合機本体の部品だけでなくトナーボトルにも使用するなど、資源の有効利用を最大限に実現できる取り組みを行っています。

 

 

『シャープ』

シャープでは、2001年度より再生プラスチックを新しい家電製品の部材として何度も繰り返し再生利用する「自己循環型マテリアルリサイクル技術」を関西リサイクルシステムズと共同で開発し、実用化しています。

 

また2017年度以降は、複合機などに使われている金属や種類の異なるプラスチックが混在する混合プラスチックからポリプロピレン(PP)を高純度分離・回収し、再生利用する新たな再生プラスチックの開発への取り組みを行うなど取り組んでいます。

 

 

さいごに|複合機の材質について知ろう!

さいごに|複合機の材質について知ろう!

 

今回は、複合機で使われている素材(材質)について解説してきました。

 

各メーカーの技術競争を背景に、より高精度の素材が誕生しています。

 

この機会にぜひ、複合機メーカーが取り組んでいる技術開発にも目を向けてみてはいかがでしょうか。

 

 

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業界歴10年以上の生粋の複合機営業マン。勤めていたOA機器会社のあまりの悪徳営業っぷりに嫌気がさし「株式会社じむや」を設立。 複合機業界の赤裸々なコラムを発信し続け、価格崩壊を招いた張本人。 競合他社から2週間に1回はクレームが入る程の激安正直価格で複合機を全国にリース販売しています。

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