複合機のパンチ機能とは?フィニッシャーの使い方も解説!
複合機のパンチ機能は、印刷時に穴をあけてくれる機能です。
本記事では、そんな複合機におけるパンチ機能について解説しています。
ぜひ、最後までご覧ください。
目次
複合機におけるパンチ機能の仕組みについて解説!
複数の事務機器の機能を搭載している複合機。プリンターとコピー機の機能に加え、ファクシミリやイメージスキャナーの機能も搭載されているため、1台あれば、マルチに事務機器が使えます。
そんな複合機には、さらに業務が効率化できる便利機能も備わっています。
その便利機能の1つがパンチ機能。仕組みを理解すれば、オフィスの業務でも便利に活用できるでしょう。
すべての複合機で使える機能ではありませんが、ここではパンチ機能が使えたら、どんな業務に役立つのかについて解説していきます。
『パンチ機能とは』
複合機の便利機能の1つであるパンチ機能とは、複合機が書類等の紙を穿孔するための文房具であるパンチャー(穴あけパンチ)の役割をしてくれる機能のこと。つまり、印刷物にパンチ穴を空ける機能です。
パンチ穴とは、ファイルやクリップボード、綴り紐などで書類を綴じる際に綴じる用紙に空ける丸い穴のこと。空ける穴の位置やサイズは規格があり、日本では、最も一般的な規格であるISO838(2穴)がよく使われています。
日本で使われるパンチャーはISO838規格で作られているため、製品が異なっても穴の位置などは共通です。
複合機のパンチ機能も基本的にはISO838規格の2穴ですが、機種のなかにはISO838規格と同じく日本で広く使われているISO888(4穴)やレターサイズを用いているアメリカ合衆国やカナダ、メキシコの一部地域で採用されている3穴に対応している場合もあります。
『資料のファイリングに便利』
印刷物に、パンチ穴を空ける機能である複合機のパンチ機能が使えたら、どんなことに役立つのでしょうか。
そもそもパンチ穴は、伝票や用紙を綴じるために空ける穴のこと。そのため、資料のファイリングなど、複合機で印刷した用紙を綴じてひとまとめにする際に便利な機能です。
この機能が使えない複合機の場合、印刷後にパンチャーを使ってパンチ穴を空けなければなりません。
しかし、使える複合機であれば穴が空いた状態で出てくるため、パンチャーを使って穴を空けるという作業が省略でき、その分業務の効率化が図れます。
複合機のフィニッシャーとは?パンチ機能の使い方も解説!
複合機のパンチ機能が使えたら、業務が効率化できます。
ただし、使える複合機は、フィニッシャーが装着できる機種に限られます。
パンチ機能は本体に備わっている機能ではなく、オプションユニットであるフィニッシャーに備わっている機能です。
まずは、フィニッシャーの特徴から詳しくみていきましょう。
『フィニッシャーの特徴』
フィニッシャーは、複合機の印刷物に、下記の加工を加えることを目的としたオプションユニットです。
- ホチキス留め
- パンチ穴あけ
- 中綴じ
- Z折り
- C折り
- インサーター
本体の内部に取り付けて使用するインナータイプと外付けのサドルタイプがあります。
基本的にはどちらもオプションのため、標準搭載はされていません。
そのため、パンチ機能が使いたい場合には導入の際にフィニッシャーを一緒に導入しなければ使えませんが、必要に応じて後で取り付けてもらうことも可能です。
ただし仕様上、装着できない機種もあるため注意が必要です。
また、製品によって搭載されている機能が違うため、パンチ機能が搭載されていないフィニッシャーしか装着できない場合は装着できても使えません。
『パンチ機能の使い方』
複合機で、具体的にパンチ機能を使う方法とその手順を紹介します。
ただし、やり方は機種によって異なることもあるため、取扱説明書を確認のうえしっかりと手順を守りながら取り扱いましょう。
今回は、SHARPのデジタルフルカラー複合機「BP-40C26」を例に手順を紹介していきます。
この機種では、下記の手順で原稿を出力する際の仕分け方法でパンチ穴あけが選択できます。
- 「詳細」キーをタップしてノーマルモードに切り替える
- 「ソート/グループ」キーをタップ
- 仕分け方法で「ステープル/パンチ」キーを選ぶ
- パンチの種類と空ける穴の位置を設定する
- 設定が終わったら「OK」キーをタップ
これらの手順でパンチ機能が使えます。
さいごに|複合機のパンチ機能を活用しよう!
今回は、複合機のパンチ機能について解説してきました。
印刷時に穴をあけてくれるため、オフィスで資料を綴じる負担を軽減できます。
この機会にぜひ、パンチ機能を活用してください。
無料の予約システム「タダリザーブ」
最新記事 by 堀田直義 (全て見る)
- 複合機の年間保守契約は本当に必要?契約しない場合のリスクと対策 - 2024年10月9日
- 複合機の転倒防止でやるべきこととは?安全性を高める方法を解説! - 2024年10月9日
- 複合機の解像度とは?肉眼で300dpi以上は見えないので大きくても意味がない? - 2024年10月8日
- 複合機のグリーンセンターとは?活用するメリットなど解説! - 2024年10月6日
- 在宅ワークで使える!おすすめの複合機を格安リースで導入する方法を解説! - 2024年10月6日