伝票印刷が出来る「ドットプリンター」とは?普通のプリンターとの違いも紹介!
ドットプリンターとは何なのか?その特徴やメリット、そして他のプリンターや複合機との違いについて知りたい方もいることでしょう。
結論からいえば、ドットプリンターと他のプリンター、複合機では印刷方法に違いがあります。
本記事では、ドットプリンターの特徴やメリット、デメリットなどについて解説しています。
また、レーザーやインクジェットとの違いについても紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
ドットプリンターとは?その特徴や印刷の仕組みについて解説!
今回は、ドットプリンターの話題です。
正式には「ドットインパクトプリンター」と呼ばれます。あまり聞きなれない方も多いプリンターですね。
まずは、ドットプリンターの特徴から、詳しくみていきましょう。
『ドットプリンターの特徴』
ドットプリンターは、インクリボン(インクが付着しているリボン)にピンで圧力を加えて小さな点(ドット)を作り、テキストや図形を印刷するタイプのプリンターです。
このプリンターを導入する場合、印刷する用紙のサイズや形状、複写する枚数などを考慮して適したプリンターを選ばなければなりません。
『ドットプリンター印刷の仕組み』
ドットプリンターは仕組み上、比較的安価で信頼性が高く耐久性がありますが、印刷速度が遅く印刷物の品質も低くなりがちという欠点があります。
ドットプリンターを導入する際には印刷する用紙のサイズや形状、複写する枚数などを考慮して、適切なプリンターを選択する必要があると前述しました。
また、連続用紙か単票かも選択しなければなりません。
連続用紙は、1つの長い用紙を連続的に使うことができるため、複数の複写を効率的に行うことができるでしょう。
一方、単票は1枚1枚扱う必要がありますが、用途に応じて適切な用紙を選択することができます。
つまり、ドットプリンターを選択する場合には、印刷する内容や用途に応じて、適切な用紙の形状や複写枚数などを考慮し、プリンターの仕様を確認して、適したものを選択することが重要です。
ドットプリンターと他のプリンターとの違いは?レーザーやインクジェットとの特徴を比較解説!
ドットプリンターと他のプリンターとの違いは、印刷方法が根本的に違います。
レーザーやインクジェットは「吹き付ける」ことにより印刷をしておりますが、ドットプリンターは、印刷ヘッドに並べたピンをインクリボンに叩きつけて用紙に印刷します。
また、ドットプリンターは文字しか打てないのも特徴です。
ドットプリンターとレーザープリンター、インクジェットプリンターの特徴の違いを下表にまとめました。
プリンターの種類 | 特徴 |
ドットプリンター | インクリボンにピンで圧力を加えて小さなドットで印刷する |
レーザープリンター | 光の反射原理を利用して感光ドラムにレーザー光を照射してテキストや画像を形成する |
インクジェットプリンター | 粒子化したインクを細かいノズルから吐出して、紙などにテキストや図形、画像などを印刷する |
レーザープリンターは、光の反射原理を利用して感光ドラムにレーザー光を照射後、トナーと呼ばれる粉末状のインクが感光ドラムに付着して熱や圧力で印刷用紙に転写されます。
レーザープリンターは高速で印刷ができ、一般家庭用のインクジェットプリンターと比べて高品質な印刷ができることから、主に企業やオフィスなどで利用されています。
また、動作音が静かであることも特徴の1つです。
一方で、インクジェットプリンターのインクはカートリッジに入っており、ノズルから吐出される際に微小な電気信号によって認識されて各色のインクが正確に付着し、高品質な印刷を実現しています。
レーザープリンターとインクジェットプリンターの特徴については、こちらの記事で詳しく解説しています。
ドットプリンターのメリットとデメリットについて解説!
ドットプリンターには、複写印刷ができるメリットがある一方で、デメリットもあります。
ここでは、ドットプリンターのメリットとデメリットをまとめました。
『メリット』
ずはり、ドットプリンターのメリットは、複写になっている伝票や送り状を印刷できることです。
でも書いた通り、通常皆さんが使うプリンターは吹き付ける事により印刷する方法なので、下の複写書類には映らないのですね。
しかし、ドットプリンターは、いわば鉛筆を押して書いているような物で、きちんと下の紙にも複写はできております。
また、ドットプリンターを使用している会社は、世間から見て信用がある程度得られます。
近年ではインクジェットでも伝票印刷ができるように、切り取り線の入ったも多いので、そちらを使う若手起業家も多いです。
他にも、コストパフォーマンスのよさや信頼性の高さなどのメリットが挙げられます。
例えば、ドットプリンターのインクリボンは使い回しができ、頻繁に交換する必要がありません。このため、レーザープリンターやインクジェットプリンターと比較して維持費を抑えることができます。
また、手書きでの改ざんが困難なため、信頼性が高く顧客からの信用も高まります。
『デメリット』
逆に言えば、ドットプリンターを使うケースが限定的なので、一般家庭ではまず使うことがありません。
そのため、本体の価格も割と高く、どんだけ安くても3万以下の商品はほとんどないところはデメリットといえます。平均で言えば10万円~と用途が限られる割には高額です。
他にも、振動音の大きさもデメリットといえます。
ドットプリンターはピンを打ち付ける構造になっているため、作動音が大きくなりがちです。
静音設計のものもありますが、レーザープリンターやインクジェットプリンターと比較すると、駆動音が大きいです。
購入時には、メーカーサイトで製品仕様を確認し、駆動音の情報を参考にしましょう。
さいごに|用途と目的に合わせてドットプリンターを利用しよう!
今回は、ドットプリンターの特徴や印刷の仕組み、そしてレーザーやインクジェットとの違いについて解説してきました。
複写印刷を効率よくできるところは魅力的なので、オフィスで使用する場面も出てくるでしょう。
しかし、使用するケースが限定的なので、一般家庭ではほとんど使いません。
そのため、目的や用途に合わせて利用していくことが重要です。
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