複合機設置までの流れは?【一般的なリース契約の場合】
目次
ステップ1 見積依頼をする
複合機やコピー機を導入しようと考えた時に、まずは見積依頼をするのが一般的な流れとなります。
複合機業者も山のようにいるので、どの業者に依頼するか迷うところだと思います。
私が過去優良業者だなと思ったのは、総じて料金が明確化されている会社です。
「複合機・コピー機のリース料金の相場は?」という記事でも記載をしておりますが「○○円~」という表記の仕方は、その業者が扱っている機種の中で最安値で尚且つリース期間も7年で計算されています。
その為、まずその金額で出す事はありませんがとりあえず見積依頼がこればこっちのもんと思っているので、そういった表記の仕方をします。
そのやり方で良いなら弊社では「月額2800円~」という表記が出来ますからね。
利益を少しでも多くとる為に、基本的に相手の決裁者を見て値段を変えているので既存のユーザーへの言い訳の為にそういった表記をしているという理由もあります。
むやみやたらに見積を取るのではなく、WEBサイトを隈なく見てこの業者だったら信頼出来そう!という会社から見積をもらうようにしましょう。
基本的に「リース料金」「リース期間」「カウンター料金」「基本料金」「複合機のスペックや構成」だけを確認しておけば大丈夫です。
ステップ2 競合他社にも見積依頼をする
やはり信頼出来そうと思った業者だけに見積依頼するのではなく、その他にも2社ぐらいから見積書を取った方が良いです。
お問い合わせで「株式会社じむやさんが評判が良いと聞いたのでコピー機をお願いしたく電話しました」と仰って頂ける企業様も多いです。
弊社としても凄く喜ばしい事ですが、もしかしたら弊社よりも安くて信頼の出来る業者がいるかもしれませんので、いくら紹介や信頼性があったとしても相見積もりはした方が良いでしょう。
弊社としてもわざわざ失注に繋がる助言はしたくないですが、これも一つの信頼性です。
OA機器の業者は他に見積依頼をされたくないので、即決を迫ったり自分のところの提案がどれだけ素晴らしいかをアピールしてきますが、そこはメリットのある提案だったとしても即決で契約するのはやめましょう。
本当に良い提案であれば「この見積書を他の会社に見せて良いですよ?」と言えるはずです。
ステップ3 リース等の契約書を交わす
より良い業者を見つけたらいよいよ契約です。
契約書には「販売店の契約書」「リース会社との契約書」「メーカーとの保守契約書」の最低3通の契約書が存在します。
その他にも、リースを途中で切り替える場合の委任状があったり、注意事項説明書があったりする場合もあります。
私の経験上、書類が無駄に多い販売店との契約はあまりしない方が良いです。
というのも、書類が多いという事は過去にトラブルが多く発生している会社が多いのです。
私が8年前に努めていた同じOA機器の会社でも契約する際の書類が多く、お客様からクレームがあった事がありましたが、その会社は強引な営業で即決を契約を迫るやり方をしていましたが、書類でガチガチに固めて裁判になったとしても負けないのです。
要するに裁判沙汰になる事があるので、書類が無駄に多いのです。
複合機を新しく導入する場合は「販売店の契約書」「リース会社との契約書」「メーカーとの保守契約書」の3通。
複合機を切り替える場合は、「販売店の契約書」「リース会社との契約書」「メーカーとの保守契約書」「既存のリース会社の委任状」の4通。
があれば良いのです。
ステップ4 リースの審査がされる
リースの場合、クレジットやローンと一緒で信用審査が必要となります。
詳しくは「複合機のリースの審査基準【リース会社が見る可決のポイント】」を見て頂ければ分かりますが、会社と社長に滞納が無ければリースの審査もまず問題ありません。
ただ、リース会社によって評価される基準が違うので、一概に可決が出るとは言えません。
例えば、三井住友ファイナンス&リースでは個人よりも会社の情報に重きを置いていますので、個人がどれだけ著名で凄い方でも会社情報が悪ければNGになったりします。
逆にオリコビジネスリースの場合は、元々がクレジット会社という事もあり、会社よりも個人を重視しているので個人の信用情報が良ければ起業して1ヶ月でも可決が出ます。
ちなみに、OA機器会社が行うリースと銀行が行うリースは全く性質が違います。
OA機器会社が行うリースは「小口リース」と言って500万円以下のリースを簡易的に行うリースで必要書類もほとんどありませんし、審査も通常1・2日で可決否決の連絡が来ます。
銀行が行うリースは、所謂一般的なリースで「3期分の決算報告書がある法人」に限られて、審査も長いです。
銀行と融資の関係等で付き合いのある場合は、銀行系リースで貢献する事も戦略としてありですが、特に何も付き合いがない場合はOA機器会社のリースを使った方が良いです。
ステップ5 可決は設置、否決は他リース会社で再審査
先ほど書いた通り、リース審査は通常1・2日で連絡がきます。
速い時だと1時間で連絡が来る事もあります。
可決の場合はすんなり設置の日程を決めるだけでいいですが、否決の場合は再度別のリース会社で書類を書いて審査する必要があります。
滞納がなければどこかしらのリース会社で可決が出る可能性がありますが、過去5年以内に滞納がある場合は残念ですが、リースで導入する事は難しいでしょう。
その場合、基本的には「現金購入」しか道がないのが一般的ですね。
ステップ6 設置日を決めて設置
可決した場合は設置となりますが、どのメーカーもリース可決後の5営業日前後が最短の設置日となります。
運搬業者2名とメーカーの設定担当1名が多いパターンです。
階段作業があっても65㎝の幅があれば人力で運ぶ事ができます。
設置時間は9時~17時までの平日が一般的ですが、自社で設置まで行うところはそれ以降の対応が出来るところもあります。
PCが2・3台で新規の複合機の導入でしたら大体1時間ぐらいの時間が必要で、ある程度のPCがある場合は2時間は見ておいた方がよいでしょう。
複合機を運んだ状態では最終的な組立が終わっておらず、メーカーの設定担当が最後に少し組み立てをして複合機を起動させます。
この起動までで大体40分ぐらいは掛かりますね。
複合機の納品はPCからプリントやスキャンが出来る状態で納品となりますので、PCからプリントやスキャンが出来るまで設定をしてくれます。
見積書に何台まで設定するという事が書いてあると思います。
気を付けて頂きたいのが、どの販売店も設置日当日に置いてあるPCしか設定をせず、後日PCを追加したから設定してくれと言われたら有償での対応となります。
あくまでカウンター料金の中には保守費用も含まれているのが一般的ですが、PCの設定は「保守」に入っておらず、あくまでも複合機の故障やトラブルのみ無償となります。
大抵複合機の正面に貼ってあるコールセンターに電話すれば一から手順を教えてくれますので、そもそも呼ぶ必要はありません。
最後に使い方の説明をして終わります。
ステップ7 リース会社から検収確認(電話確認)がある
実はリースの場合、設置したら完了という訳ではありません。
設置後に、リースの会社からの契約内容の確認の電話があり、それが問題なければ完了となります。
なので、設置日が11月28日でも検収日が12月1日であれば12月からの契約という事になります。
リースは日割り計算にならないので、そういった調整も可能なのです。
ステップ8 全て完了
これですべての契約が完了です。
メーカーによっては設置後に保守契約書を郵送する場合もございます。
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