ゲートウェイアドレスとは?複合機と紐づける手順など解説!
ゲートウェイの仕組みによって、複合機がインターネット接続できます。
本記事では、複合機でゲートウェイアドレスを設定する方法について解説しています。
ぜひ、最後までご覧ください。
目次
ゲートウェイアドレスとは?複合機との関係性について解説!
ゲートウェイの仕組みによって複合機がインターネット接続できますが、ゲートウェイアドレスを事前に複合機で設定しておかなければなりません。
ゲートウェイとは、異なるネットワークへの通信を中継する機器やシステムのこと。利用するためには、複合機と紐づける必要があります。
そのため、仕組みについては深く理解しておかなければなりません。
ここでは、その具体的な仕組みと確認方法について解説しています。
『デフォルトゲートウェイの仕組み』
複合機の場合、インターネットとの中継機器としてルーターを使う場合があります。
まず、ゲートウェイ=ルーターという意味で捉えると分かりやすいです。
通常、ルーターはLANとWANとの間に設置し、通信は必ずルーターを通過して出入りします。
そのような仕組みから、玄関の役割を果たしておりゲートウェイと呼ばれています。
「デフォルト」は、日本語で「欠席」「不履行」「初期値」などの意味で、IT用語では利用者が何も操作や設定を行わなかった際に使用される設定値や最初からその機器やシステムに組み込まれている機能などを指します。
最初から機器やシステムに備わっている玄関としての役割を担う仕組みを「デフォルトゲートウェイ」と呼んでいるのです。
『ゲートウェイアドレスの確認方法』
複合機から外部に通信を送った場合、送られた情報はルーターを通過してインターネットに入ります。
そのルーターは、IPアドレスを通信相手の識別するのに使っています。
そのため、IPアドレスを確認することがゲートウェイアドレスの確認方法といえます。
具体的な方法については後述しますが、複合機によって異なる場合があるため、使用している機種の取扱説明書を参考にするかメーカーサイトで確認することもおすすめします。
複合機にゲートウェイアドレスを紐づける方法は?その手順も紹介!
複合機では、IPアドレスを確認すればゲートウェイアドレスの紐づけができます。
ここでは、ゲートウェイアドレスを複合機で設定する具体的な方法とその際の注意点について解説しています。
『設定時の注意点』
複合機でゲートウェイアドレスを設定する際の注意点としては、下記のポイントが挙げられます。
- 設定を行うときにはパスワードも再設定しておく
- 重複しないようにする
- 変更する場合現在の設定を記録しておく
そもそも、設定する際にはパスワードを入力しなければログインできません。
ルーターに初期設定されているパスワードは単純なため、そのまま使うのは危険。予測されやすく、悪意のある第3者に簡単にログインされてしまいます。
もしログインされてしまったら、悪意のある第3者の内部ネットワークに勝手にアクセスされてしまい、複合機に記録されている重要な情報が漏洩したり大事なデータが勝手に削除されたりする危険性があります。
また、手動で設定する場合、すでに他の機器に割り当てている番号と同じものを割り当ててしまうこともあるでしょう。
原則として、1つの機器に対して1つのアドレスのため、重複していると複合機と外部との通信状態が著しく重く(遅く)なったり、通信そのものができなくなったりするなどの通信障害が発生してしまいます。
そのため、設定時には現在の設定を必ず記録しておきましょう。
変更を行ったことで、接続が上手くいかないことがあります。その場合、前の設定に一旦戻さなければならないこともありますが、状況を把握していなければ復旧できないため注意が必要です。
『複合機におけるゲートウェイアドレスの設定手順』
次に、ゲートウェイアドレスを複合機で設定する手順を紹介します。
RICOHの複合機「RICOH MP C3004」を例に、具体的な手順をまとめました。
確認手順と同じく設定手順も、複合機の機種によって異なる場合があります。
そのため、使用している複合機が別の機種の場合は、取扱説明書を参考にするかメーカーサイトで確認してください。
- 複合機本体の操作パネルの「初期設定」アイコンを押す
- 「本体初期設定」を押す
- 「インターフェース設定」タブを押す
- 「IPv4ゲートウェイアドレス」を押しアドレスを入力する
- 入力した内容を確認し、間違いがなかったら「設定」を押す
- 「終了」を押す
これらの手順で進めれば、複合機と紐づけられるでしょう。
さいごに|複合機のゲートウェイアドレスを設定しよう!
今回は、複合機でゲートウェイアドレスを紐づける方法とその具体的な手順について解説してきました。
手動で設定する必要があることから、インターネットの簡単な知識を得ておかなければなりません。
ゲートウェイアドレスの確認方法を理解し、自社で設定できるようにしてみるのもよいでしょう。
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